75 サプリカント王国の双子
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ミッシェルは、雨にうたれる下をみおろし、音のないため息をつきた。**
2012/01/11(Wed) 01時頃
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そうでしたか。 此方こそ……もっと気楽な場を提供できれば良かったのですけれど。
いいえ、良いのですよ。 慣れぬことであれば、誰でも緊張するものです。 私も、皆様やお母様、……妹の前で恥をかくわけにはいかないと緊張していたのですから。
[まだ緊張しているのが見て取れて、なるべくその緊張を解せるようにと優しく笑ってみる]
それに、もう会談は終わりです。 あまり緊張せず、ご自由にお寛ぎくださいな。
――この天気でなければ、庭をご案内したのですけれど……。
[窓の外に視線をやる。 強い雨は窓をべったりと濡らし、外の景色さえぼやかしてしまっていて]
普段はあの窓からは綺麗な青空が見えるのですよ。 丁度貴方の上着の色のような青が。
(139) 2012/01/11(Wed) 01時頃
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― 果樹園 ―
あともう少し、もってくれよー…。
[それからベネットはと言うと、ロープを肩にかけて脚立に登っていた。 庭園に戻るなり庭師の長にしこたま怒られ、雑用を命じられたという訳だ。 リリィの事を知っていたならもっと早く言ってくれと思ったりもしたが、勿論口には出さず。 命じられるがままに果樹園の木の補強作業に至る。]
今日は本当にツイてるんだか、ツイてないんだか……、ん?
[木をロープで固定して、くっくと引いていると、ぽつりと冷たいものが頭上より落ちてきた。 それはまたひとつ、またひとつと降り注ぎ、瞬く間に地面を濡らしていく。]
(140) 2012/01/11(Wed) 01時半頃
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ああもう、本当もう少し待ってくれればいいのに!
[あと少しで終わるというところで降り出した雨。 手早くロープを縛り終えると脚立から降り、屋根のある場所を目指してその場から離れた。]
…あーあ…、べしゃべしゃ…。
[屋根の下へ入り、脚立とロープを立てかける。 ぽたぽたと水滴が滴る体は、前髪どころかシャツもエプロンもぺったりとくっつく程に濡れ鼠。 ベネットはぷるぷると頭を振って水気を飛ばし、エプロンとシャツの水気を絞る。 そして。]
―――っくしゅ!
[くしゃみをひとつ。 やっぱり今日はツイてないのかな、なんて思いながら雨の降り頻るどんよりとした空を見上げた。**]
(141) 2012/01/11(Wed) 01時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/01/11(Wed) 01時半頃
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[リリィは賢い。その賢さはよく知っている。 ――――久方ぶりの案内は、まるで昔のあの日のよう。
身体が弱く殆ど外出など出来ず、道も碌に知らなかった幼い頃。 迷った僕を最初に見つけてくれたのはリリィだった。 少し進んでは後ろを振り返る。気遣う仕草も、昔のままに。 導かれるままに歩みを進めた細い脚。 辿り着いた先は何処かの庭園。咲き誇るのは、艶やかな華]
…、けほ。
[辺りに人の気配が減ってくれば、堪え切れず咳を零す。 伏し目がちな視線。 口元に笑みを浮かべるのがやっとで、既に顔色ははっきりと青い。
それでも人目を考え、態度と仕草だけはゆったりと。 扉の鍵が開いたならば、兄の部屋へ静かに足を踏み入れる。 そして、リスザルへ案内の礼を言う余裕すらなく―――]
(142) 2012/01/11(Wed) 01時半頃
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―ハンスの部屋―
[扉を閉め切ると、どさりと其の場に崩れ落ちた]
げほっ、けほ、ッ、は、げほげほっ、けほ、けほけほ。
[床へ転がるような格好のまま、喘鳴強く浅い呼吸を繰り返す。 手を滑り落ちた黒い傘は、乾いた音をたてて床へ倒れる]
―――ッ、っは、あ…、ぁ…。
[ぎりと歯噛みし、懐から取り出した薬を水もないままに流し込む]
ぜー…、はー…。 げほげほげほっ!
[半身を起こすことすら叶わぬまま、 乱れた生成りの向こうに見上げたテーブルの上。 散らされた赤い花弁は、まるで血の滴の様で"美しい"]
(143) 2012/01/11(Wed) 01時半頃
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……それでも、その緊張を此方に悟らせないのは、やはり、貴女がこの国の王女だから、なのでしょうね。
僕は、ただの平民でしかありませんから。 ……本当なら、貴女の横に要られるというだけで、身に余る様な光栄、なのでしょう。
[向けられる微笑み>>139に、いくらか緊張は解けたか。
その笑顔は大人びた様に見えて、けれどどこか、幼さも感じられるような気がした。 王女たちは確か20歳、自分ともそう年齢は変わらない筈。 緊張ばかりしている自分と比べ、二人とも、どうしてこんなに落ち着いているのか、と。
つられて窓の方へと視線をやれば、雨に打たれる窓硝子。 硝子越しの景色は、濁った様な灰色で。
先程まで見えていた青空を思い返していれば、唐突に出される上着の色の事。]
……すみません。……派手、ですよね、これ……
[照れたような声は、消え入る様に。*]
(144) 2012/01/11(Wed) 01時半頃
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[さて。 雨が降ったところで従者に迎えに来させればいいので 大きな問題ではなかったが。 滞在許可が出ている状態で辞するのもおかしな話だし、願ってもないことだ。 そんなことを窓の外を見ながら考えていた]
…え?雨、ですか?
[ふいに問われて>>130瞬いた]
そうですね、風情があるのは嫌いじゃありませんが… ここまで酷い雨は。
[一度、窓の外へ視線を移し、また戻し肩をすくめ首を振る。 しかし、ふ、と笑みをうかべ] ああ、けれど…おかげで美しい方に触れられる時間が、少し増えた。 ならば、そういう雨も嫌いじゃありません。
[本音を素直に混ぜて、にこりとした]
(145) 2012/01/11(Wed) 01時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/01/11(Wed) 01時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/01/11(Wed) 01時半頃
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商売的には、積荷を木箱に入れていた時代はともかく、 いまではあまり影響するものではありませんが… それでもデリケートなものを扱うときは、嫌がる人は少なくありませんね。 こんな風に酷い雨だと、船の入港が遅れたりすることもありますし。
…好かれては、いないでしょうね。
[そして、外を見て声を伴わぬため息をついた妹王女の様子に]
ミッシェル様は…雨はお嫌いですか。
[なんとなく浮かぬ様子に、そう、*問い返した*]
(146) 2012/01/11(Wed) 02時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/01/11(Wed) 02時頃
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ふふ、伊達に20年王女をやっておりませんから。
[演じることには慣れている。王女を、女という性を。 尤も。生まれた時から女として育てられていれば、自分の中に残る男らしさなど、生物的なもの以外には殆ど無いようなものだが]
学生さんなら、私たちとそう歳も変わらないのでしょう? だったら尚更、気楽にしていただいていいのですよ。
[光栄だと彼は言う。 世辞ならそのまま受け取るが、身分の差を感じさせるような言葉にゆるりと首を振った]
いいえ、よくお似合いですよ。 貴方の艶やかな金の髪との対比が素敵です。
[派手だという自覚はあるらしい。 しかし敢えて派手なものを着てくるような性格にも見えなかったから、では誰かの勧めだろうかと推測する。 しかし、誰の勧めかは自分からは聞けなかった]
(147) 2012/01/11(Wed) 02時頃
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それに青が派手なら、私も十分に派手ですよ。 青のドレスに、緑の翡翠、金の髪に、赤い花の……ああ、
[ハンスが選んでくれた自分を飾るものひとつひとつを示しながら話していたら、うっかり手が花に触れ、髪飾りの形を崩してしまう。 鏡は無いかと咄嗟に周囲を見たが、見える範囲にはなく。 代わりに扉近くのハンスに気づいて]
お、お恥ずかしいところをお見せしてしまって申し訳ありません。 直してきますね。
ミスター・グレーアム、ミッシェル、ごめんなさい。少し席を外します。
[二人はまだ窓際に居ただろうか、そちらにも軽く声を掛け、少しばかり足早にその場を辞した。
その際、ひらりと一枚花弁が床に散ったがそれは自らのドレスの死角になってしまい気づかないままで]
(148) 2012/01/11(Wed) 02時頃
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―応接間扉付近―
――ハンス、ごめんなさい。折角の髪飾りを崩してしまって……。
[ハンスの姿を見つければ、すぐにそちらへと寄って声を掛ける。 もっとも、事情を説明するより先に崩れた花を見ていたならば用事は察されていたのかもしれないが**]
(149) 2012/01/11(Wed) 02時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/11(Wed) 02時頃
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―ハンスの部屋―
[本来ならば、姉王女からの願いを断るべきではなかった。 折角の会話の機会をふいにすることなど、したくはなかったのだが]
(…嗚呼、これがあるから敵わない。困ったものだ。)
[応接間より退出したのは兄との約束の為でもあったが、 それ以上に平静を取り繕うのが無理だと判断したからだった。 とにかく人目の付かない所へ行きたかった。
自分の身体が弱いことを、王家は既に知っているか。 仮に知っていたとしても、ここまで酷いとは分かるまい。 今にも死にそうな人間が王などと片腹痛い。 だからこそ、不調を悟られる訳にはいかない]
―――…。
[薬で少しでも発作が治まるのを待つ最中。 這う様に身体を起こし、ぐたりと壁に背を付けて目を閉じた**]
(150) 2012/01/11(Wed) 06時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/01/11(Wed) 06時半頃
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[>>145ラルフへの問いに帰ってきたのは賛辞。 一瞬、何を言われたかわからずきょとんとして、それから照れくさそうに破顔した。]
っふふ… そんなにほめられると、照れてしまいますよ。 でも、そういった事は、姉様へおっしゃってください。
私は、… いずれ宰相になる人間ですから。
[感情でなく計算で動く、華でなく、柱となるのだから。 女ではあっても、女にはならないという線引き。]
(151) 2012/01/11(Wed) 12時頃
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そうですね。 仕事の妨げになるのであれば、好かれるはずもありませんよね。
[>>146問い返しに、そっと目を伏せて。]
私は… 雨は、好きだったんです。
[体調を崩すなど心配されるだろうし、家にいた頃よりずっと高価だろう衣装を汚すのもためらわれ、雨の中遊びに出るのは、断念して久しい。 そもそもが、王女が雨の中遊ぶなどと思われてよいのかもわからず、幼い頃の話は心の奥底にしまい込んで、言葉を探す。]
雨が、というよりは… 雨上がりが、といいますか。 雨が止んでからの空は、綺麗に洗い流されていると思いませんか?
[ちっぽけな悩みを吹き飛ばすくらい、すっきりと。 今の晴れない心も、洗い流してくれればいいのに。]
(152) 2012/01/11(Wed) 12時頃
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ただ、雨は花も曇らせてしまいますから。 せっかく今日のために咲いた花が、濡れてしおれてしまうのは… 少し、残念ですね。
[庭師たちも、花にかぶせる布か何かは用意してはいるだろうが、急な土砂降りだ。 間に合ったろうか。]
(153) 2012/01/11(Wed) 12時頃
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… あ、はい、姉様。
[>>148話しているところに姉の声がかかれば、見送って。 この部屋を客人だけにするのもと、自分は部屋に留まろうと考えた。]
グレーアムさん、お引止めしてすみません。 ご家族などへ、連絡はされましたか?
[部屋を一時退室するようなら、見送ろうと。]
(154) 2012/01/11(Wed) 12時頃
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[いずれ宰相になる人間だから。 聞こえた妹王女の言葉>>151に視線を窓の外から声の主に移し]
だから、どうだというのです。 美しいものを美しいと言ってはいけないのでしょうか。
[はっきりと口にしてから、あ、と口を押さえて一度目を伏せた]
…いや、失礼致しました。 この国の慣わしを失念しておりました。
実は私も「弟」なのですよ。 家督は兄が継ぎ、私はその最良の片腕となるように、育てられました。 どうも、似てるなと思って、つい近しい気分になってしまった。
どうかご容赦ください。
[そう言って深く、頭を下げた]
(155) 2012/01/11(Wed) 15時半頃
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好き…だった?
[>>152 雨は好きだった。 不思議な言い方だと思ったが、深く聞く事はしなかった]
雨上がりの空…嗚呼、なるほど。 確かに…全て流しつくして清々しい気はしますね。
[そういえば。 ふと思い出した思い出。 自分に家督を継ぐ権利がないと知ったあの日も、雨だった。 家を飛び出して、悔しくて泣いた。 泣いて泣いて泣きつくして―最後に残ったの、は]
(それも、ある意味清々しい、か)
人も、空も……同じなのでしょうか。
[内心の苦笑は、知らぬうちに表情にも浮かんでいた]
(156) 2012/01/11(Wed) 15時半頃
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私は散る花も、運命の儚さを感じてまた一興…と思いますが、 そこは、女性の感覚とは違うのかもしれないですね。
[散る花が残念ならば、新しいのを持ってくればいい。 と、思う冷たい心は抑えて、濁すように言葉を返す]
ええ、また、後ほど。
[応接間を出る姉王女>>148に恭しく一礼を返し、 妹王女の言葉>>154に、一度考えて頷いた]
そうでした。 滞在が伸びることは、使用人に伝えておかなければ。 それでは、私も一度失礼いたします。
[胸に手を当てお辞儀をし、踵を返す。 通された時に入ってきた扉から廊下へ出て行く]
(157) 2012/01/11(Wed) 15時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/01/11(Wed) 15時半頃
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[>>155はっきりしたラルフの否定に、困ったような笑みを。 悪いことではない。 無駄だと、思ってしまうだけで。 謝罪までされれば、ふるりと頭を横に振った。]
いえ。法で定められているわけでは、ありませんし。 …お気になさらないでください。
[髪が揺れ、金と共に真珠の白が踊った。 曇天でさえなければ、光を反射しただろう髪飾りは、今は天井からの光で僅かに輝くだけだった。]
(158) 2012/01/11(Wed) 18時半頃
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生まれ方は、選べませんしね。 その立場でできる、精一杯を生きるだけです。
[兄弟としての思いや共感は、本当の妹ではない己にはわからない。 本当に双子の妹として生まれていたならば、それを嘆き、姉を羨むこともあったのかもしれない。 どうしてほんの僅かな順番の差でと、どうしようもないことを叫んだかもしれない。 どれももしもの話だ。 嘘の共感を口にすることもできず、追求せずにいた。
当時の王女にそっくりに生まれたのも、そういう運命だったのだろう。 言葉では、綺麗な、意志の強い王女を紡ぐ。]
(159) 2012/01/11(Wed) 18時半頃
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…… 人も、空も。 強引にでも流してしまいたいものが、あるのでしょう。
[>>156本当は自然現象に感情を重ねるほど、ロマンチストでもないつもりだが。 彼の表現が移ったというのか。]
花の一つ一つまで嘆いていては、きりがない…というのは、 わかっているつもりでしたが、ね。 儚いほど美しい、という風情もありますね。
[為政者となるには、切り替えも必要だ。 男との感性の差はあっても、叔母のように、振る舞い次第できちんと仕事はこなせるだろう。
割りきろうと意識するたび、思考は機械的になってゆく。 いずれはレベッカのようになる、なれるのだろうかと思いながらも、今は詩的な表現へとうつした。
ラルフを見送れば、場に残るのは緊張していた>>144ディーンだけになってしまうだろうか。 様子を伺うように視線を運ぶ。]
(160) 2012/01/11(Wed) 18時半頃
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―回想:応接室前―
ハンス、で良いですよ。
[>>134夢ではないか、なんて言うのに浮かべたのは、 此方も困ったような苦笑い。 わかりやすく上ずる声や、ころころと表情変わる様子に、 笑みは微笑ましそうなものになって。]
お役に立てているようで何よりです。 私も今度、ベネットの育てた花を拝見しに伺いますよ。
[>>135問いかけに、リスザルは「キッ!」と得意気に両手上げた。 辞す姿に黙礼し。立ち去る前、会釈送る先を見やる。]
……新しく入った、庭師。 ベネットと言うそうです。
[シメオンの傍ら、表面のみ撫でるような会話の合間。 そんな事も口にしただろうか。]
(161) 2012/01/11(Wed) 19時半頃
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―ハンスの部屋:リリィ―
……キ 。
[>>143部屋につくなり咳き込む姿。 文字通り驚いて飛び上がり、小さく鳴いて不安気に見上げた。
>>150壁に背を付け眼を閉じるのに、一度新台の上に乗って。 小さな体、口で毛布を引きずっていく。 流石に綺麗にかけるには、リスザルの身体小さすぎたけれど。
そうしてそのまま傍らで様子伺うようにしながら、 主の帰るのを待つのだった。]
(162) 2012/01/11(Wed) 19時半頃
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―応接間扉付近―
[>>149開いた扉より中を覗い見ていれば、 飾りの崩れるのも目にしていて。 手には、既に飾り治すため絹糸を持っていた。]
生花ですから、元々崩れ易くもあります。 すぐに直せますので、少々お待ち下さい。
[告げればその背中側に立ち、崩れた花を糸で結ぶ。 ほんとうなら針金等の方が良いのだけれど、 万一王女に怪我などあってはいけないとの配慮。
器用に糸を引き、形整えて。 柔らかな髪まとめた辺り、口を寄せて歯で糸を切る。
……途中、手元来るって髪を引いてしまう。 珍しい所作には、王女であれば気付けたか。 申し訳ありません、と、小声で謝って。]
(163) 2012/01/11(Wed) 20時頃
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さあ、出来ました。 ――……。
[そう告げれば、言い淀むような間が開く。]
シルヴァーナ様。 ……弟が、来ていまして。 少し、話をしてきたいのですが。
[宜しいでしょうか、と許可を取るように。 久しぶりに弟と合ったにしては、僅かばかり声は固い。**]
(164) 2012/01/11(Wed) 20時頃
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――回想:応接間前――
ベネット、ね。 噂は聞いている。何でも今日のこの日に使いに行ったまま昼の鐘の鳴る寸前まで戻らなかったとか。
[くく、と楽しげに喉を鳴らす。 晴れの席だ、こんな意地の悪い笑声を万一にも中に聞かせるわけにいかないと忍んで笑えば、その嫌味たらしさは更に増すだろうか。]
(165) 2012/01/11(Wed) 20時半頃
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――現在――
[使用人、という言葉(>>129)にゆったりと頷くが、ブローリンにはブローリンがつくようで。 賢さは認めるリスザルは客人をするすると案内していく。 後に国王にすらなり得る客人の案内が猿というのは些か失礼も過ぎやしないかと思うところだが、彼はそれを受け入れるようだった。 とすれば、己もまたしゃんと背筋伸ばしたまま、命を待つばかり、だったが。]
(166) 2012/01/11(Wed) 20時半頃
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シルヴァーナ様。
[先程目線送った先のミッシェルは、天鵞絨色と何やら話をしているようだ。聞き耳立てるような野暮はしないが、反対にシルヴァーナ王女の方が部屋を出ようとするのに気づけば、そちらへ深く礼をする。
赤い花飾りを崩してしまったことを気がかりに、手直しを求めてきたと知れば、なるほど相変わらず美しい王女然とした振る舞いだと思う。 事実を知らなければ、これだけ近くにいる自分でも、男性などとは疑いにくい。
相対するハンスの手捌きも器用なものだ。無論とうに知ってはいたが、それでも自分にない世話係らしさに、二人共に聞かれぬよう心中だけでふんと悪態をついた。]
(167) 2012/01/11(Wed) 20時半頃
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[そうして、天鵞絨色も応接間を後にするのをまた深い礼で見送った。 用聞きされるようなら受けるつもりであったが、天鵞絨は行ってしまったか。 シルヴァーナに許可取るハンスのその反対側で、また応接間へ向けて意識をぴんと張りなおした。]
(168) 2012/01/11(Wed) 20時半頃
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