8 DOREI品評会
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……い、イキた ぃ で す
[それは酷く小さくたどたどしい声調。
気が違いそうになりながら、男二人分の精液を浴びて、達したいと欲する。
これが娼婦でなくて何だろう。
瞳は昏く欲望に堕ちていて。
酷い顔。その通りだと思ったから反論はせずスン、と鼻を鳴らす。]
イか せ……て…… ……ださっ
[眦から零れた透明な雫が、白濁液と混ざって耳の裏まで流れていった。]
>>*21
[喉を鳴らして、くすくすと笑う。
絶頂を迎えた獣の牙が、首筋から外されたのを感じて、天井を見上げた。種の保存の為、雌に逃げられぬように作られた獣のペニスが乱暴に引き抜かれた。
獣の体液の臭いは、人間のそれとは違う。
自分の血の臭いさえ充満していなければ、もっと味わうことができたのかもしれないが。]
……は、あ。
変な鼓動が、する、わ。
[心臓が、いつもよりも激しく跳ねるような心地がする。まるで全身が1本の血管になったような感覚。血の流れも、失血の様子も、全てが手に取るように分かるのだ。
しかし周囲に居る観客は、いずれも表情を変えぬまま。
表情を変えることすら禁じられているのかもしれない。]
[男は青年に視線を向けない。
懇願する少女の頬を伝う雫を無表情で眺めながら]
やれやれ。
[口癖になってしまったその言葉を溜息交じりに落とした]
とはいえこっちはイったばっかりなんでね。
Jade、其処の尻尾とってよ。
[青年を弄んでいた器具を指して命じ、男は少女の両足を掴んで持ち上げた]
[たったの1ptで買われた女を目の前で見た。
たったの1ptで人間を買う男を見た。
――― 人間じゃない
そう言い放った男の姿。
あの笑みが、 むかつく。
怪我を負わせた事に今更後悔もない。
むしろ、せいせいしたくらいだ。]
―――…ッ 痛〜
[竿の表に埋め込まれた3つの真珠は違和感と痛みを
与え続けて、熱を持ったままあまり動けず。
それでも、右腕の中の彼女を
――― 離す気には なれなかった。
それをきっと、 俺を買った主は ――― **]
[視線はこちらに向かうことはない。
こちらもまたそれを求めているわけではない。
呼ばれて、幾らか重い体を動かせば、
思い出したように首輪に繋がる鎖が金属音を立てる。
尻尾を。
言われたとおりのものを取る。
さっき前まで自分に埋められていたもの。
別に愛着なんか、感じているわけではないけれど]
……。
[ただ、首を縦に振って、男の手元にその玩具を差し出した]
[細い指にとらわれたイアンの腕。力がこもった手指に力をこめてを絡め返してから、手首をなぞり上げる。肘の所まで来たところで、イアンの手のひらは、ドレスに包まれたグロリアの腰に添えられた。
そのまま、オークションの終わりまで。側に立っている。
グロリアの入札は無い。]
──……
[隣席のグロリアの弟に瞬きをして、イアンは無言で彼女を追い掛ける。]
[青年が動いた事で男の耳に鎖の音が聞こえた]
嗚呼、俺の手塞がってるんだよ。
そのまま嵌めてやって。
[少女の両足を腰が浮くか浮かないかの所まで持ち上げている
男は振り返りもせずに告げる。
テーブルには放置したままのナイフがありはしたが
彼が差し出してきたのは、毛皮のついた玩具だった。
其れを確認すると、少女の足を左右に開く]
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