95 File.2:Do you Love me?
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この記録――…
分析するのも楽しみです。
[記録をデータとして処理し分析する。
成果という志木にこくりと頷く仕草はクローンと似る]
ふふ、素敵な異性が傍に居れば
緊張するものですから、ね。
[徹底した制限はデータとしてしか知らず
志木の言葉にゆるく頷き、微か安堵の色を見せた]
[上役からの覚え目出度い鉄面皮、米斗・Pierre・理人。
一目置いている相手であるが
当の本人は彼に迷惑を掛けたという意識はなかった。
なればこそ、先のような台詞が出てくるわけであるが]
邪険に、されなければ、良いンですけど。
――…ん、そう、ですね。
米斗くんは心を読ませて呉れないので
すこぉし、難しいです。
[どう思うか。
志木に分からぬなら女にも分からずとも当然か。
零された彼の笑みに、困ったような表情を浮かべる]
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――なァに? あなた、女の子に全部させて、 自分では何も出来ないのね?
[ポーチュの手元にメスを見て、言葉を聞いて。 フンと鼻を鳴らし顎を突き出して、フィリップへと視線を投げる]
(96) 2012/07/03(Tue) 22時半頃
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…っ。
[握ったメスを、ちゃんと握ろうとして、痛みに顔を歪めた。 手から滑り落ちたメスが、再び床へと転がってゆく。]
その声、キライ。
[オスカーをガラス玉で捕らえて、吐き捨てる。
血で濡れた鞄に片手を入れて、キッチンから持ってきたアイスピックを握った。 こちらの方が柄が太いからまだ握ることができそうだ、と。]
(97) 2012/07/03(Tue) 22時半頃
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[───ざくり。と、刃が肉を裂く感触>>72 その手応えに僅かに目を細め、そのままの勢いで刃を振り抜く。 刃の先、飛び散る赤が本の背表紙に模様を描いた。]
……っしゃ、
[大きく右腕を動かせば、違和感がある。 肩口に刺さったピエールの首輪の欠片が、 じわりと存在を主張して新たな血を流させた。 けれど致命傷ではない。冷静な頭の片隅でそう思う。]
(98) 2012/07/03(Tue) 22時半頃
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あん…?
[ワンダの手から、瓶が床に落ちる。>>79 ふっと上げた視線が交わる一瞬>>81、外へと促すその仕草。 言葉にならない会話を交わす感覚。 同時に、つんと異臭を嗅いだ気がした。 動物的な直感に、背筋がざわりとざわめく。]
、オスカ…ッ
(99) 2012/07/03(Tue) 22時半頃
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ちぃっ!!
[オスカーの言葉には反論できなかった。 それでもここで自分が出て行くべきではないと思った。 オスカーとポーチュの間に何があったかは深く知らない。 それでも何かが聞こえる(>>95)というのならば、 ポーチュ自身がけりをつけるべきだと思った]
わかった、俺は手を出さない!! そして、しっかりと見守るよ。
[二人が視界に入る位置へと距離が置いた。 ポーチュへは少しだけ嘘をついた。 しっかり見守るといいつつ、 ポーチュだけではなく、パティへも意識がいっていたから。 だからこそ、距離を開けて全てが見える位置へ移動したのだった]
(100) 2012/07/03(Tue) 22時半頃
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[低く、もう一人の隣人の名を呼んだ。 ちらと見遣れば、床に転げてもつれる姿。 救いに走る選択は、────既になく、
ただ一度、彼女へと視線をのみ向けて出口へ走る。 脳裏に、先にアイリスが死んだときと同じ感覚がある。
…────危険信号だ。]
(101) 2012/07/03(Tue) 22時半頃
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あら…つれない、のね。 オスカーは、あなたの事… キライじゃなかった…――よう、よ…?
[ガラス玉を笑みで見返し、ぜぃぜぃと肩で息をする。 彼女の手から落ちたメスへ一度視線を向けて 息を、整える。 ――そして、彼女の懐へと、地面を蹴った]
(102) 2012/07/03(Tue) 23時頃
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[パティはもう、虫の息だろう。その油断があった。 ワンダがこちらを見るのに、同じく視線を交わして出口へと目を向ける。 よろりとよろけて見えた彼女>>83が、 再び攻撃をしてくるのは予想の外の話であった。]
チィッ……!
[鈍い音が響く。 ワンダが殴られ、よろめく姿>>87に舌を打つ。 本当ならば出口へと迷わず走るべきだろう、 そう振舞うべきであったし、そう振舞うはずだった。けれど、]
(103) 2012/07/03(Tue) 23時頃
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く… ったばりやがれ、らああぁぁッ!!
[足を止め、低い回し蹴りをパティに向けて放つ。 ワンダは今も走っている。 ならばこれでパティを床に倒せれば終わりだろう。 そう、咄嗟の動きだった。]
(104) 2012/07/03(Tue) 23時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/07/03(Tue) 23時頃
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だって、きらいなものは、きらい。
[感情のない声で返してアイスピックを両手で握る。 体の重さをかければ刺せるだろうと思ったとき、 オスカーの方から飛び込んできて、ガラス玉をくるりとさせた。]
いそがなくて、も、いいのに。
[かくんと首をかしげ、飛び込むオスカーに向けてアイスピックを突き出した。]
(105) 2012/07/03(Tue) 23時頃
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[にぃぃぃとわらう口許は緋く 目は糸のように細く。
素早く伸ばした手はメスでなく、ポーチュの足首に着けた銀の輪の先。 転がりこみながら掴むと、逆の輪を引っ張って 自身の手首に装着しようと力籠めたのと
彼女が突き出したアイスピックが肉に埋まり筋を斬り裂いて、 自身の体の中から太い血管の切れる、 ブチリという、無情な音が聞こえたのは 丁度同時だったから
銀の輪が上手く着けられたかが 確認出来なかった]
(106) 2012/07/03(Tue) 23時頃
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…せめて、 ――…、が …勝てないと、 気が、 済ま、 …な…――っ
[憎まれ口の最後は ごぶり口から溢れる血の音に消される。 そして、不意に、動きを止めた]
(107) 2012/07/03(Tue) 23時頃
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[フライパンには確かな手ごたえがあった。 が、そのまま走り去っていくワンダの姿(>>88)が見える。 ならばと思い、周りを見回すと、ちょうどこちらに向かうラルフの姿(>>104)が]
……一緒に逃げりゃあいいものを。 かえって、好都合、なんだよ!
[先程振り抜いた力も利用し、大きく腕を回して、 こちらも渾身の力を込めてフライパンを頭部に振り抜いていった。 向こうの回し蹴りとこちらのフライパン、当たったのはちょうど同時位か。]
(108) 2012/07/03(Tue) 23時頃
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[目を見開いたまま 一度 身を捻ると。 そのまま倒れる身が、ゴンと一度地面に跳ねた]
[ひくひくと痙攣する体]
[もう自身の力では動かない]
(109) 2012/07/03(Tue) 23時頃
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このデータが次への糧となるなら――…
分析も苦ではありません。
[何か思う志木にゆると目を細め
甘さを残しながらも落ち着いた声を紡ぐ]
おじいちゃんだなんて、そんな。
志木さんはまだまだ現役なんですから。
[流す空気を感じ、軽く言葉添えるのみに留める]
[志木のフォローに目を瞠り
それから、仄かな笑みを刷く]
それなら、良いンですけど。
[嫌われているのではという懸念を抱きながら
其れは口にせず、顔にも出さずに再びモニタへと目を向けた]
決着が、つきそう、かしら。
[痙攣するオスカーの肢体が見える。
感情らしきものは表に出さぬまま涅色が其れを見詰めた]
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が……ッ…、
[カウンター>>108 蹴りに手応えはあった。と思うと同時に、世界が揺れる。
よろりと床によろめきかけて、 思わず吸い込んでしまった空気に顔を歪めた。 吐き気がするような薬品臭────]
(110) 2012/07/03(Tue) 23時頃
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[ぐら。と、ふらつく足を鼓舞して踏み出す。 ここは危険だ。 目の前に銀色の光がある。フォークだ。 それを拾って、とにかく適当にパティの方へと投げつけた。 けれど足取りは危うく、相手のダメージを見る余裕すらない。]
(111) 2012/07/03(Tue) 23時頃
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[駆け出したまま扉に体当たりをするように開けば は 、と止めていた息を吐いて外の空気を肺に取り込む。
視線はすぐ隣、ラルフを求めるがそこに姿はなく 背で>>104声がすれば思わず振り返り >>108フライパンがラルフに向かうが見えた。
一瞬のうちに14くらいの暴言が脳裏を過るが それと同時に息を再度吸えば、そこで止めて
――― 再び室内に駆け込めば、 パティのフライパンのない背、肺の辺りを目掛け 手錠を握った拳を真っ直ぐ突く。]
(112) 2012/07/03(Tue) 23時頃
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握ったアイスピックがオスカーの体にめり込むと同時、 足元を掬われて床に派手に倒れこんだ。
べちゃりと金の髪を自らの血に染め、ひとつ、ふたつ喘ぐように息をして。 打ち付けられた衝撃で、意識がふわりと遠のいてゆく。]
…ちゃ、んと、で……きた、か、な…。
[ガラス玉に、僅かに感情が戻る。 むせる様に咳き込めば、吸い込んでしまった硫酸が体の中を傷つけて、 けほ、と血を吐いた。]
(113) 2012/07/03(Tue) 23時頃
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[アイスピックを突き出したポーチュ>>105 そして、倒れるオスカーの姿>>109
そして、交わろうとしている二人の姿(>>104 >>108)]
パティ!! まにあえー!!
[何が出来るわけでもないけど、 とにかく何かをしようと近づいた]
(114) 2012/07/03(Tue) 23時頃
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―――――――…キュウウウウウウウン
[静かに佇んでいたモナリザの瞳が、赤と緑に点滅する。]
(115) 2012/07/03(Tue) 23時半頃
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[回し蹴りは見事に軸足をとらえ、足元がふらつく。 何とかこらえようかという時に、背中から衝撃(>>112)が。 衝撃で大きく息を吐き出し、そのまま床に仰向けに転がり倒れこむ。 立っていた時に胸が位置していた辺りを銀のフォークが飛んで行った(>>111)。
苦し紛れのフライパンの二撃は、どちらも手ごたえがあった。 しかし、こちらも最後の力を振り絞ったせいか。 天井を仰ぎ見る形になっても、既に視界には白い天井すら霞んで見えた。]
……ハッ、さんざ躱し逃げて生き残るって言ったのに。 こんな……ザマかい……
息……苦しく、なって、きたな。 フィリ……ップ、私の分まで、 退屈な日常から……卒業して、生きてくれよな。
[出血と塩化水素で呼吸が苦しくなり、 どうしても脳裏によみがえるのはトニーの顔で]
あいつに、すまないこと、したよなァ、……
(116) 2012/07/03(Tue) 23時半頃
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[きょろり眸が、ラルフとワンダを見て]
[ぱちり 一度瞬いて]
……Birds of Paradise、 出たら……――
[言葉は小さく小さく ぷつり 途切れ]
[見開かれたままの眸は闇影に在れば緋色に光り 倒れた本棚の向こう チョコレート色を映したままに濁ってゆく]
(117) 2012/07/03(Tue) 23時半頃
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[被験者NO,Osc_30285 ID:オスカー
生命活動、停止――――**]
(118) 2012/07/03(Tue) 23時半頃
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[流の呟きが聞こえればことと首を傾げて]
流くん、如何かしたのぉ?
[尋ねを向けて流へと歩み寄る。
手元の飲み物を認めれば、ゆるく弧を描く涅色]
おいしそうね。
一口、ちょうだい ?
[ねだる声はカフェオレ同様甘かった]
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パティーーーーーーーーーーー!!!!!!
(119) 2012/07/03(Tue) 23時半頃
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[被験者NO,Pa-t;E_21643 ID:パティ
生命活動、停止――――**]
(120) 2012/07/03(Tue) 23時半頃
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