人狼議事


191 忘却の箱

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視点:


―朝方―

[物哀しい一夜が明けて、
また今日も、新たな希望が降り注ぐ。

新しく中庭に増えた花々に、
朝の目覚めと共に、挨拶を。]


[ふわり、ふわり。
花から花へ、想い出の甘い蜜を求めて、蝶は舞う。

――今朝生れたばかりの、新たなプシュケ。
   花を求めて、庭から、窓へ、…君の元へ。]*


【人】 お針子 ジリヤ

[男はこちらの左手首を見てから
 問いかけてくるので、いつも通り>>81

 …いえ、なんともないでしょ?

[と、返してから]

 さっき、先生にも見てもらっているし
 …同じこといわれたような気もするけど

 大丈夫…痛くないわ

[今は、をつけそびれたのは
 すでに忘れているからなのか
 それとも、わざとなのか傍目には分からないだろう]

(97) 2014/09/10(Wed) 23時頃

【人】 露店巡り シーシャ

『 ズリ、エル、って………何です? 』



(──── ああ、やっぱり、オマエも、 )

(98) 2014/09/10(Wed) 23時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[風に嬲られた男のシャツが靡く。まごうこと無く、自分の字が書かれたシャツが。
パタパタと音を立てて、それは屋上に群れる鳩の羽音に混じって。耳の、奥に、届く。]

…──なぁ、

[じゃり。内履きの底が、屋上の割れたコンクリートを踏む。一歩。じゃり。もう一歩。

そこは、白い箱の天辺で。
ずっと。青年が、ずっと来たかった場所。結局、今の今まで来れなかった場所。]

(99) 2014/09/10(Wed) 23時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[じゃり。
踏み出した足が、陰を抜けて。
夏の名残りの日差しが、肌を、視界を、灼いた。]

オマエも、どっか、いっちまうのな。

[声はもう震えない。風に煽られた髪の隙間から、紅鳶の瞳が覗いて。何度もなんども、シャッターを切る。忘れないように。忘れない為に。でも。]

────バァカ、……言ったろ、オレは、忘れねえんだよ。
オマケにしつこいし、諦めも、…すげぇ、悪い。

[視界がぐにゃぐにゃと歪む。
声は、確かに震えていなかった。けれど風に混じって水滴が舞う。舞う。コンクリートに染みを作って、また。花が咲く。]

(100) 2014/09/10(Wed) 23時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

―中庭―

[息を切らして、中庭の土を踏む。
幾重にも重なるレースのウエディングドレスは、男の手に有り余っていたが、それでも決して地面には付けないように。]

…………や、ぁ…お届け物……だよ

[中央の花に話し掛けると、息も絶え絶え、背の低い木にドレスを広げた。
腕を軽く交差させる。紫の花を一輪だけ手折ると、袖の隙間に差し込んだ。

距離を取って改めてそれを見れば、紫を縁取る白がよく映えていて。
表情が、綻ぶ。]

…じゃ、次はサミュエ……

[足がもつれて、その場に倒れ込む。
白いシャツの腹からは、朱色の花びらの香りと共に赤い血が滲んでいた。]

(101) 2014/09/10(Wed) 23時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

(あ、もう?)

[鼻につく土の香りと、間近にある花の香りに、咳払いをひとつ。

顔を上げる。
ベンチの近くには、男の……]

………、

[片腕で身体を起こす。
そのまま、這うようにしてベンチまで移動する。
もう、手に食い込む石を痛いとも感じない。
ベンチに座る気力はなく、ベンチに背中を預けてドレスと対面するように足を投げ出した。

震える手で箱を開ける。
いつもよりも手間取りながら、右手と足にアコーディオンのベルトを引っ掛ける。]

…………、次は、君の為にって…約束…

[力無く笑みを浮かべながら、思い出すのは昨日の約束。]

(102) 2014/09/10(Wed) 23時頃

【人】 お針子 ジリヤ

 そうだわ、紫のブーケをご存じ?
 スイトピーの花がたくさん咲いているところ

 先生が動かせないって、いってたものだから…

[動かせないというからには
 根づいてしまったのだろうことは推測がついた
 先ほど、スティーブンから聞いた気もしたが
 ふと、目の前の男に尋ねてみる]

 …ありがとうございます

[男はなんと答えただろうか
 それがどのようなものであれ礼をいう]

 …御機嫌よう

[そして、その場を後にした*]

(103) 2014/09/10(Wed) 23時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

―回想―

[初対面の時、その視線を、まだ覚えている。]

……やぁ、初めまして。

[二言、三言の間に相手の名前がシーシャであること。
そして男の名前がヤニクであることは告げただろうか。
そして、太く、黒い字で目印を付けられれば]

……ふ、とんだ目印をありがとう。
よろしくしてくれるかい?シーシャ。

[困ったように微笑めば、言葉が返ってきただろうか。それとも……*]

(104) 2014/09/10(Wed) 23時頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2014/09/10(Wed) 23時頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2014/09/10(Wed) 23時頃


【人】 始末屋 ズリエル

 …よかった。
 僕は、大丈夫です。全然、痛いとか…無いんです。

[相手の堪える笑いにも気付かず、こちらはほっとしたように微笑み。
なんともないでしょ、痛くない、と落ち着いた声を聞けば]

 …先生に、見てもらったなら、要らぬお世話、でしたね。
 見てるとちょっぴり痛そうで…ひゃっと、しました。
 けれど……奇麗な、花で。凄く…

 似合って、ますね。

[首を傾げると、開ききった砂色も揺れた。
その花が吸い上げた記憶も知らず。]

(105) 2014/09/10(Wed) 23時頃

【人】 露店巡り シーシャ

…ッ忘れてやんねぇからな、ぜったい、

[踏み出す。内履きが足から外れて、何処かへ飛ぶ。
蒸されたコンクリートの熱。足の裏が、その熱を蹴る。踏み出す。踏み出す。踏み出す。割れた硝子の破片が、皮膚を破る。それでも。構わない。

伸ばした手の甲にまで白い花が群れる。
掴んだ。もう目の前にいる男の胸倉を。その、名前が記された、シャツを。心臓の、真上を。]

オマエが、オレを忘れたって。オマエがオマエを忘れたって。
忘れてやんねえからな、絶対、ッ!

[ズリエル。
叫ぶみたいに呼んだ声。
どれほど泣いたら、どれほど叫んだら、この痛みはから抜け出せるんだろう。眼前の男の後方には、滲んだ蒼。また、シャッターが下りた。]*

(106) 2014/09/10(Wed) 23時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

[紫のブーケ。目の前の女性が問う。
一つ、瞬きをするとこくりと頷いて]

 ……スイ、ト、ピー………?
 えと、そのう…それはわからない、ですけど。僕。
 紫色…奇麗な、紫色の方なら、中庭に……
 真ん中の辺り、だったかな。

 –––––––––––居らっしゃい、ますよ。きっと、今も。

[中庭の方を手で示して告げて。
礼を言われれば緩く首を振り、いえいえ、と呟く。]

 …ごきげん、よう、です。

[彼女の挨拶を一つ真似て。
それから、階段へと足を運んだ。]*

(107) 2014/09/10(Wed) 23時半頃

対面販売 クリスマスは、メモを貼った。

2014/09/10(Wed) 23時半頃


露店巡り シーシャは、メモを貼った。

2014/09/10(Wed) 23時半頃


【人】 対面販売 クリスマス

―廊下>>78

[汚れちゃう、と言われても、そんなことは気にならなかった。
ただ、いつもと様子の異なる青年に対し、何故だか放っておくことのできない気がして。]

 何を、謝るの?
 何にも悪い事なんて、無いんだよぉ…

[ごめん、と繰り返す彼の心中など、分からない。
けれど、何だか彼がとても今弱っていて、とても苦しんでいるのだけは伝わってきたから。
立ち上がり、青年の頭をぽんぽんと、まるで子供に対するように撫で、それから、拒絶誰無ければその頭をそっと抱きしめたことだろう。
大丈夫、と伝えるように。

暫くして、彼が落ち着いたのであれば、後ろ髪惹かれつつも彼を後に残し、その場を後にする。*]

(108) 2014/09/10(Wed) 23時半頃

対面販売 クリスマスは、メモを貼った。

2014/09/10(Wed) 23時半頃


【人】 見習い医師 スティーブン

[ぼんやりと食堂に佇む。

やることはたくさんある。
何度もあったことじゃないか。

そうやってもう一人の男がささやくが、それは慰めにならなかった。
洗い物をしていた賄い婦に心配そうに声を掛けられ、少し取り繕うように笑い、食堂を離れようとしたその時。

中庭に、揺れる、白いドレス。
そして。]


ヤニク―――?

[ベンチに倒れこむように身を預ける青年。
その体からこぼれる花弁は、今までよりも鮮やかで。]**

(109) 2014/09/10(Wed) 23時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

[男が、近づいて来る。入り口の扉を超えて。
ミシンケースを踏み越えて。此方側に、一歩、二歩。
泣いているのは何故だろう。赤い瞳がゆらゆら揺れている]

 何処にも、行きません…よ、『僕』は?
 多分、ずっと……此処に居るのかな。
 だから、大丈夫です、シーシャさん。僕は、まだ消えないんです。


  だって、僕ら、花に……なるんですよね?


[言った瞬間だったか、胸倉を掴まれて。
屋上に男の、シーシャの叫び声が響き渡った。
ズリエル、と繰り返す。繰り返す。手の甲には白が咲き乱れて、声は、枯れている。]

(110) 2014/09/10(Wed) 23時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

 …ズリエル、って言うのは…僕の、名前、ですか?

[少し朦朧とした口ぶりで、繰り返し唱え。
緩く、目を伏せて。]

 ……ズリエルは、きっと。
 人間の形で、生きていられなくなったんです。

[屋上に残されたメスシリンダーは、存在していた容器達の中で一番容量が大きい。
中身はまるで堆肥と埃でも詰め込んだかの様に濁った色で。
底の辺りはグズグズと形を無くしているが、確かにそれは、花弁だった。
1052g。そう書かれた付箋も、風に攫われて飛んで行く。]

 誰も傷つけないように、
 何処もまよわないように、
 自分が誰か分からなくならない様に…

 もう、自分が、誰か、わからなくならないように…

[ぼそぼそと呟く声には、怯えの欠片も無い。]*

(111) 2014/09/10(Wed) 23時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[今日は天気が良い。昨日と同じ。
そういえば、昨日食堂で初めて出会った彼とはあれっきり会わなかったなぁ。

–––––––…彼が持っているものは何物か。
僕は、もう何もいらないかな。
まぁ弾かせてよ。あとちょっとだから。


紡ぐのは、物悲しい音色と熱情を含んだ穏やかなミュゼット。
この歌に、歌詞はない。
『誰の為か?』
もうそれは、今の僕では一人しか思いつかなくて。]

…………君なら、きっと

["忘れないね"
呟こうとした口に、風船のような色をした花が触れる。
演奏の手は止まらなかった。
もう、「最初から」なんて、無い。
ここで止めたらもう…]

(112) 2014/09/11(Thu) 00時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[アコーディオンの音を、一つ外す。
二つ外す。
三つ、四つ。
右手から伸びる花たちは楽器に絡みつくように茎を伸ばす。

しかし男の耳には、音楽が流れている。
耳の辺りに咲く、薄い桃色の花。
もう、誰かに名前>>109を呼ばれても振り向く事は出来ない。]

–––––––頼みがあるんだ。

お昼ご飯になったら起こしてくれない?

(113) 2014/09/11(Thu) 00時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[誰にともなく呼び掛けた声は、いつも通りの明るい声音。]

弾いてると、時間を忘れちゃうんだ。

[男の手は、もう人の手の形を成していない。]

ありがとう……………おやすみ。



[最後に目を細める。
心臓の辺りが静かに、動きを止めた。

男は、糸が切れた人形のように首を傾けている。
口元だけが、微かに動いて––––––…


 時を 止める。*]

(114) 2014/09/11(Thu) 00時頃

【人】 始末屋 ズリエル


 ……ぼく、さ。

    もう、くるしいのは、いやなんだ。

[くしゃり、と一瞬顔を歪める。
–––––誰かに連れて行かれる犬の様に、不安げに。

少し、蹌踉めいた瞬間だっただろうか。
下半身と、上半身がばつりと分断された。
…辛うじて繋ぐ様にに、蔓を残して。
落ちた下半身は床にほとんど振動を起こさない。
酷く、乾いたものが落ちるようで。]

(115) 2014/09/11(Thu) 00時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2014/09/11(Thu) 00時頃


【人】 始末屋 ズリエル

[断面は、花、花、花、花。
一斉にそこから、砂色の花が芽吹いて行く。
シャツはまるで花束を包む白い紙の様で。
まるで元々この男の中身は、全て花だったかの様に。
ズボンは蔓に巻き込まれる。スリッパが蕾に投げ出され、宙を舞う。]

 ………………消えないで、いられる……

[呟いた瞬間、その頭部も花となり、ほどける。
床に這う様に伸びた、一輪。
中心には、黄色いキャンディーが1つ、乗っている。]*

(116) 2014/09/11(Thu) 00時頃

対面販売 クリスマスは、メモを貼った。

2014/09/11(Thu) 00時頃


【人】 さすらい人 ヤニク

御機嫌よう、お嬢さん。

[まだ動いていた人形が、書庫の隙間で花のように、鎮座して本を読む少女に語り掛けたことがある。
]


……君は、どんな物語が好き?*

(117) 2014/09/11(Thu) 00時頃

始末屋 ズリエルは、メモを貼った。

2014/09/11(Thu) 00時頃


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