人狼議事


310 【R18】拗らせ病にチョコレヱト【片恋RP】

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【人】 地下軌道 エフ


  届け物ご苦労さん。
  さっさと帰って寝ろ。

[寝ろ。全部忘れてしまえ。
 帰れ。欲望が永遠の恋を台無しにしてしまう前に。
 何もかもを偽り、誤魔化し続けている己には、望む答えを与えることなんてできないのだから。
 言葉の裏に隠れた意味は、最後まで形を成すことない。
 だから、彼が鳥の名>>77を知らないことも、贈り主について思考を割いていたこと>>107も気づけないままだ。

 鉄面皮>>108が日常の帰還を告げる。それに安堵と痛みを感じながら、彼の背が隣室へ消えるのを見守るつもりだ。

 二度と来るな――とは、どうしても言えなかった。]*

(113) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 06時半頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

―  バレタイン当日:NARUMIにて ―

[2月14日。いわゆる聖バレンタインデー。それに肖ったキャンペーンはNARUMIではもう少し続く。
 彼女達がいつ来るかわからないし。いや来たからといって、限定メニューを頼むとも限らないけれど。]

( 娘さんもお年頃だし、バレンタイン当日は流石に来ない気がするんだよな。それに先代から聞いたナルミちゃんの年齢が正しければ、たぶん今年で…。)

[いつものように珈琲、そして季節柄チョコレートの香りのする店内で、業務をこなしつつ、物思いに沈みかけていたら、 ベルが鳴り、“待ち人”が現れた。いつものように恐らく待ち合わせよりも早い時間に。]

(114) utatane 2021/02/21(Sun) 07時頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

 いらっしゃいませ。

[テーブルへと案内するのはバイトの子。俺はカウンター越しから珈琲の準備をしながら眺めるだけ。 いつものように窓際のテーブル席に座る。娘さんが来たらすぐに気がつける、ように。]

(ああ、今日も綺麗だ。)

[しばらくして娘さんが来て、キョロキョロと店内を見回した後、嬉しそうに母親の元へと向かう。探す過程で目が合って、何故だか会釈されたので、こちらも軽く頭を下げた。
先代には懐いていたからなぁ。自分は下心があるから、迂闊に近寄れないけれど。

楽しそうにメニューを見る娘さんを、珈琲を飲みながら穏やかな笑顔で眺める“彼女”。
今月も無事、見たかった風景を見ることができました。ありがとう、神様。先代様。何気ない風を装って、心の中でしっかりと手を合わせて、拝む。]

(115) utatane 2021/02/21(Sun) 07時頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

[娘さんが頼んだのはカフェラテとガトーショコラ。おや?クリームソーダ頼まないんだ。彼女もピンクのクリームソーダの似合う可愛らしい子なのに。

…もしも、自分と同じように、あの母娘を気にする者がいれば、もうずっと前から頼まなくなっていたよ、と指摘していたかもしれない。

 もしされていたとしても彼女の向かいに座る人に夢中で、気にとめなかったかもしれないけれど。]

(116) utatane 2021/02/21(Sun) 07時頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

[自分が魔法使いなら、このまま時を止めてしまいたい。いや、他の誰かにこのまま閉じ込めてほしい、などと、この時が来る度にそう願う、けれど、果たされることはない。

それでも、自分は満たされているのだ。

母と娘の幸せなひととき、を、眺めているだけで。]

(117) utatane 2021/02/21(Sun) 07時頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

[けれども、魔法は発動することなく、彼女達は席を立つ。
会計を終えた彼女に、また(来月)お待ちしています、と声をかけて、いつものようにそっと見送ろうとすれば、一旦は扉に向かい背を向けた彼女が、くるりと振り向いて、突進といっても差し支えない勢いで、俺の目の前に立った。]

「あの、これ、受けとってください!
 今日が最後だから、その…、
 受けとってくれるだけでいいから!」

[真っ赤な顔で、小さな紙袋を俺に押しつけたのは、ナルミちゃん、だった。その勢いに気圧されてつい受けとってしまえば、すぐさま逃げ出すようにそのまま店から出て行ってしまった。]

(118) utatane 2021/02/21(Sun) 07時頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

えっ?えっ、ええ?

[残された“彼女”をみれば、彼女も驚いた顔で立ちすくんでいた。それでもやっぱり背筋の伸びた、綺麗な立ち姿だ。]

「すみません、娘が突然…。」

「慌てて頭を下げる“彼女”に、いえ、ありがとうございます。と裏返った声で返した。]

[私のことは気にせずに娘さんを追ってください。そう声をかけるのがベターだったかもしれない。

受け取れません、と突き返した方がいいのだろうか?

でも、自分が口にしたのは、聞き逃せなかった言葉への問いかけ。]

(119) utatane 2021/02/21(Sun) 07時頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

 あの、“最後”というのはどういう…?
もう来月からはいらっしゃらない、ということですか?

[紙袋を持つ手に力が入る。持ち手なので中身をつぶしはしなかったけれど。
まさかこんな風に“彼女”と向かい合う日がくるなんて、と、動揺を隠せないまま、どことなく申しわけなさそうな彼女を見つめていると。]

「マスタぁ…」

[バイトの子の戸惑う声が聞こえて我に返った。]

 あ、すまん。…お客さんをお送りするから、しばらく頼むわ。すぐ…帰ってくるから。

[お騒がせしました、と、他のお客さんに頭を下げ、それから、外でお話いいですか?と、“彼女”に話しかけた。]

(120) utatane 2021/02/21(Sun) 07時頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

―  商店街の片隅で ―

「突然すみません。」
「私も知らなくて、いえ、娘から二代目かっこいいって聞かされてはいましたが…。」

『おじいちゃんマスターと似てるよね。親戚って言ってたから、きっとおじいちゃんマスターは若い頃あんな感じだったんだよねー。』

[先代が彼女達が来る度気さくに話しかけていたから、ナルミちゃんも、先代を気に入っていたらしい。母方の祖父母とは会いづらくなってしまったのもあったのだろう、と。]

「先代のマスターさんに可愛がられていたから、先代のことが大好きで、…あなたのことを好きと言ってたのも、その延長だと思っていたのです。」

…じゃあ、これは先代に渡した方がいいかもしれませんね。

「いえ、それならちゃんとそう言うはずなので…、
 ご迷惑でなければ、受けとってください。もう来れないので、お返しも気にしないでくださって結構ですので…」

(121) utatane 2021/02/21(Sun) 07時頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

 あの、今日が最後って、もうお二人、会わないってことなんです?それとも、うちの店に何か問題があった、とか…?

「いいえ、違います。私も娘もナルミで会うのを楽しみにしてました。でも、娘が春から都会の大学に進学がすることになったので…。来月は上京の準備で忙しくなりそうだから、私の方から…。」

 あ…、それは、大学合格おめでとうございます。なるほど、そういうことだったのですね。

[すとんと腑に落ちる理由。素直に良かった、と思ってしまった。
 自分はもう会えなくなるかもしれないのに。]

…お二人が会えなくなるわけではなくて良かったです。

(122) utatane 2021/02/21(Sun) 07時頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

[それでも都会に行くなら、会うのが困難になるのでは?と、つい余計な差し出口をした俺に、彼女ははにかむように笑った。

直接会うのは今より少なくなるかもしれないけれど、パソコンで通話できるようになるから、顔を見る機会は今より増えるらしい。
父親が再婚してできた家族に気を遣って、最低限の連絡しか取れなかったけれど、これからは前よりまめに連絡がとれそうだ、と。]

「でも、大学生になったら新しい出会いがいっぱい会って、母親のことなんて二の次三の次になってしまいますよね」

[言葉とは裏腹に晴れやかな笑顔を浮かべる“彼女”が眩しくて目を伏せる。]

 そうかもしれません。環境が変わると慣れるまで大変ですし。自分の学生時代を思い出します。きっと新しい出会いもあるでしょうね。

(123) utatane 2021/02/21(Sun) 07時頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

…でも、いつかまたうちの店にもきてください。ナルミちゃんにもそう伝えておいてください。

[はい、と微笑む彼女を見て、

 ああ、多分もうこの人とは来ないな、と.


娘さんはいつかまた来てくれるかもしれない。
けれど、彼女はもう来ないだろう。
少なくとも一人では。]

(124) utatane 2021/02/21(Sun) 07時半頃

【人】 朝茶会 ソウスケ


あの、良かったら…名前を教えていただけますか?

[最後になるなら聞いてしまおう。今日の日を心に刻むために。]

(125) utatane 2021/02/21(Sun) 07時半頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

[お引き留めしてすみません、と頭を下げて、店に戻りがてら、一度だけ“彼女”の方を振り向いた。
今どこにいるの?ときっと娘さんに携帯で話しかけているであろう後ろ姿。]

 お幸せに、………、さん。

[ようやく知った名前も、こうして口にするのはもうないだろうな、と感傷気味に店に戻れば、マスター遅い!とバイトの子の悲鳴に出迎えられ、忙しなく一日を過ごした。] 

(126) utatane 2021/02/21(Sun) 07時半頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

[仕事の合間に、もらった紙袋から贈り物を取り出す。青い包み紙に金のリボンのそれをがさつに開ければ、スプーンの形のチョコレートが並んでいた。あ、これ、お店で出すのも良さそうだな…。

 俺が喜ぶものを…って、真剣に選んでくれたんだろうなぁ。
 あの人の娘、
 大叔父が可愛がっていた娘。
 月一で通ってくれていたお客様。
 自分にとっては、それ以上でもそれ以下でもない。俺が“彼女”を見つめていたように、彼女も俺のことを見つめてくれていたのだろうか。

 紙袋の奥底にはメッセージカード。シンプルだけどストレートな告白に、彼女の名前の入ったアカウントが添えられていた。

自分から連絡することはないだろう。けれど、あっさり破り捨てることはできなくて。]

(127) utatane 2021/02/21(Sun) 07時半頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

 ああ、でも、良い機会だから
 SNSでの宣伝に力入れてみようか。

[そう言った話は、前も出たけれど、下手に有名になって繁盛してしまったら、彼女達が来づらくなってしまうのではないか?なんて狸の皮算用をした。
 お客さんが宣伝してくれるのは歓迎していたけれど、お店のアカウントやらは作るだけ作って放置したまま、のらりくらりと。]

 何から手をつければいいだろう?

[賀東荘の若者に聞いてみようか。
 ひとまず頭に浮かんだのは、お店にもよく来てくれる早乙女さんの顔だったが、宿木の間の彼女や天の間の彼にも、聞いてみてもいいかもしれない。

 でも、それは明日にしよう。
 せめて今夜は、思い出に浸って眠りたい**]

(128) utatane 2021/02/21(Sun) 07時半頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

["ネットではいくらでも嘘がつける"
一般論として口にしたのだろうが、それでも胸にぐっさりと刺さった。>>67 
彼女もまた、幾らかの嘘を交えて遣り取りしているのかもしれないが。男のような疚しいことと後ろめたさしかないものとは違うだろう、なんて、勝手な想像でしかないのだけど。]

 ……うん?

[満更でもない様子に、自然を頬が緩む。羨望と嫉妬は、自然と応援に変わっていた。
せめて彼女の恋心は、正しく伝わるといいと。
いつもと違う目線から腰をあげ、何か言いよどむ彼女と向き合う形を取って、言葉を待つ。>>68]

(129) mumriken 2021/02/21(Sun) 12時半頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[すべてが、男にとって都合のいい思い込みと思い違いであったと知るのは、その直後。]

(130) mumriken 2021/02/21(Sun) 12時半頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

 
 えっ、 …………。

[零れる涙に、落ちる言葉に思考が止まる。
押しつけられた紙袋はかろうじて落とさずに済んだが、急転直下の展開に暫くその場から動けなかった。

────俺は、何をした? 彼女に何を言った?
中を検めずとも解る紙袋がずっしりと重く。

それでも、追い駆けることはできなかった。
うそつき、に込められた意味を、思いを知るのが怖い。直感でそう感じたことがきっと答えで。
答え合わせをしたところで、彼女の指摘を認めるだけだろう。

男はとんでもない嘘つきであると。
早乙女を傷つけたかもしれない、誤解があるなら解きたい、けれどそれ以上に、裡に隠す秘密を知られたくない。そんな、保身に走る情けない男であることを。]

(131) mumriken 2021/02/21(Sun) 12時半頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[──その後のことは、男自身も記憶が曖昧だ。
普段ならとうに寝ているだろう時刻。深夜未明に送ったメールは二通。

あの人へ。明日の待ち合わせ場所と時間。
早乙女へは詫びと、少し時間をくれ、と。]*

(132) mumriken 2021/02/21(Sun) 12時半頃

【人】 受付 アイリス

[柚木が呆けている間に走って、走って。
賀東壮の入口を潜って、
自室の扉を慌ただしく開けて閉め
ずるずるとその場にへたり込んだ。

動悸が激しい。
頭の中が熱くて、その癖妙に冷静で、
スカートクリーニングに出したばっかなのに
また汚れちゃったな、って考えてた。]

………あーあ。
やっちゃった。

[むりやり絞り出した声は掠れて震えて、
自分を元気づけようとしたのに、
ますます情けない気持ちになった。
流石の柚木も、ここまでやれば気付いただろう。
己の意図に。気持ちに。]

(133) guno 2021/02/21(Sun) 13時半頃

【人】 受付 アイリス

[去り際の柚木の顔は滲んで良く見えなかったけれど、
彼が追いかけてこないことが
何より雄弁に答えを物語っている気がした。

分かってたのに。
終わってしまった。
こんなにも呆気なく。

やっぱり変なこと言わなければ良かった?
チョコレートなんて買わなければ良かった?
ほんのちょっとの期待なんて、するんじゃなかったなあ。

後悔と羞恥と情けなさがぐるぐる渦を巻き
大粒の涙に混じって、
すっかり冷めたミルクティーの
缶の上へと落ちていく。]

(134) guno 2021/02/21(Sun) 13時半頃

【人】 受付 アイリス

は、あはは……… は、
……ふ、うぇ、 うええぇぇ………
ああぁ………ぅぅぅぅ…… ふえええ……

[碌に頭が回らなくても、
体は最低限のルーチンを覚えているもので。

しゃくりあげ、ぼたぼたと涙を垂れ流しながら
のろのろ立ち上がって服を着替えて、
メイクをざっと落として、
毛布を被って無理やり横になった。

ひたすら泣いているうちにいつの間にか
夜が明けて朝になっていればいい。
そうは思ってもなかなか寝付けず、
ようやくまどろんだのは、
スマホが小さく音を立てた頃だった。*]

(135) guno 2021/02/21(Sun) 13時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

─ 朧の間 ─


[ 傷ついた顔をしたように見えた気がした。>>111それは表情を変えるには至らない。
 思い上がりじみた錯覚に違いないとすぐに考えたからだ。

 口にしたのは冗談の続きで、自分は圷にとってただの隣人。
 もしかしたら他の者達よりは話す機会が多いかもしれない、その程度の存在。

 対するこちらから見る彼は、言葉選びがシニカルで、人とは違う視点から物事を見ていて、こちらの伸ばす手など容易にすり抜けてしまう。相応の年の差を感じさせられる大人の男。
 もし寂しさを感じてくれても、表層に現れるような傷を付けることなんて無い筈なのだから。

 大切な欠片をまた自分の物差しで歪めて測り、途絶えなかった一方的な喜びが心を落ち着つかせていく。
 望む距離をどれ程危うい薄氷の上で育んできたのか>>110
 相手を思って行ったつもりの踏み込みが、どれだけ足元と彼に負担を掛けていたのか。
 何も知らないまま、伝えられなかった言葉など分かる筈もないまま。
 彼が口を閉ざすことで訪れる沈黙を、届け物を差し出すことで容易に壊してしまう。 ]

(136) ガラシア 2021/02/21(Sun) 16時頃

【人】 大太刀源流 タツミ



[ なぞるような撫でるような、けれど触れることはない動き。>>112
 煙が流れてゆく様を彷彿とさせられた。

 ただその仕草を目で追った。日常に帰還した頭が意図を問うことを選ぶ程の時間は、そこには無かった。
 隣人が思っていたよりも綺麗な指をしていることに、今更気づく。 ]

いいえ。
必要があれば、何度でも呼んで下さい

[ 辿り着いた指先が迷子を掴めば、あっさりと引き抜けただろう。
 この異質を終わらせることに憂いはもう、無くなっていたから。

 普段相手から受け取っているような、答えにならない答え。
 互いの手が握手にも似た形を作る状況では、まるで重大なことを告げたようであったが
 ほんの少しの踏み込みで何かを知った気になり満足した男は、先程の様子を気にしていたわけではなく。
 当たり前にあると思っているこれからについて、ごく自然に口にしただけだった。 ]

(137) ガラシア 2021/02/21(Sun) 16時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

─ 朧の間前 ─

そちらも夜更しは程々に。
風邪は治りかけが危険ですよ……お休みなさい、また明日

[ どちらともなく向かった出口。
 なんともぶっきらぼうな言葉選びの見送りだろうか。>>113

 隣人がらしくあることが、何より落ち着き安心させられる。
 迎えられた時よりは口数多く残していくこととなる。

 冷え切ったのか、拳を形作り握りしめていた手。>>109
 一度視線をそこに落としてから、背を向けた。

 思いもよらなかった打ち明け話は
 甘くもなく、潮風で冷えて形もない、癖がある煙の香りをしていたが。
 他人への誰かの想いではない、良い贈り物だった。 ]

(138) ガラシア 2021/02/21(Sun) 16時頃

【人】 大太刀源流 タツミ




[ 真夜中の邂逅を誰かが目撃し、今尚座り込んで待っている>>90ことに気づくには
 目線は高く、視界は狭く、夜は深く、帰路は短すぎる。
 そして凪いだ表層の奥で、未だ完全には冷え切らない暖かなものがあった。

 大田竜海は彼女が潜む方向を見ることも無く、朧のすぐ隣、最奥の201号室へと消える。*  ]

(139) ガラシア 2021/02/21(Sun) 16時頃

【人】 受付 アイリス

- バレンタイン当日 -

うわ〜〜…………これはひどい……

[とは言っても大してよくは眠れず、
中途半端な時間に目を覚ました。
重たい瞼を擦って鏡を見れば
泣き腫らしたのだと一目で分かる酷い顔。

苦笑しつつ手癖でスマホの画面を見れば
柚木からメールが来ていてドキリと心臓が跳ねた。

柚木から貰う最初のメール。
本来なら嬉しいはずだったそれを見るのが怖い。
それでもおそるおそる開けば謝罪と、
時間が欲しい旨が書かれていた>>132]

…………ふう。

[深く深く、息を吸って吐く。]

(140) guno 2021/02/21(Sun) 16時半頃

【人】 受付 アイリス

[時間って何だろう。
何か考えるようなことがあるんだろうか。

柚木に他に誰か好きな人がいることは知ってたけど、
まだ恋人という関係までは進んでいない、筈。
(もしそうだったら絶対に突き留めていた自信がある)

だからまだ決定的に振られたわけじゃない。
もしかしたらワンチャンあるのかもしれない。
ううん、柚木は誠実な人だからただ単に
ちゃんと会って返事しないと、ってことなのかも。

元々想像力は人一倍豊かな愛理だ。
ぼんやりと味気ない文字を眺めていると、
どこまでも答えの出ない
思考の泥に沈んで行ってしまう]

(141) guno 2021/02/21(Sun) 16時半頃

【人】 受付 アイリス

っあーーーーーーーーーーー!!!!!

[良くない。これは良くない。
もういっそとことんどん底まで
沈んでみるのもありなのかもしれないけど、
柚木から連絡が来るまで
ずっとこんな気持ちで過ごすのは身が持たない。

ぱん、と頬を軽く叩いて、
まだ涙が出そうになったのをひっこめ。
「わかりました」とだけ柚木には返した。]

(142) guno 2021/02/21(Sun) 16時半頃

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