227 【完全RP村】Etude of NIGHTMARE
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[ぬるい地面の感触は、 まるでおおきなアリスが目から零した水溜りのよう。]
( …………。
起 な ったら、 心 してくれ か。 いや、やっ ぱ、駄 かな。使え 道具じゃ )
[幻視した愛しい翠に伸ばす掌すらなく]
( ……さいご、 逢い たか、…… )
[火傷した頬に静かに涙が伝う。 その涙も赤に融けて、
残るは血塗れた襤褸の縄鏢のみ*]
(102) 2015/06/25(Thu) 00時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2015/06/25(Thu) 00時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2015/06/25(Thu) 00時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2015/06/25(Thu) 00時半頃
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……すまない。何を言っているのかさっぱりだ。
[白≪マヨ・ソウウケ≫?重複する力≪ア・ジノ=ソウジョウコウカ≫?……薄々勘付いてはいたけれど、どうやら目の前の"卵"とはそもそも言語体系からして違うらしい。 何やら慌てた>>65>>66の彼に対してそう結論付ければ、そろそろ彼のその呪文めいた言葉への理解の努力を諦めるべきかと考える。 ――尤も。足に剣を受けて痛みに意識が奪われている今は、何方にせよ彼の言葉など理解する気にすらなれないが。
しかし、どうやら今の所、"卵"にこの剣を奪いかえすつもりは無いらしい――或いは、"出来ない"のか。何方にせよ、それは何とも有難いものだ、と。 未だ自分の手の中にある剣に僅かに安堵しつつも、向けられた言葉>>67には肩を竦めて嗤ってみせて。]
(103) 2015/06/25(Thu) 01時半頃
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あぁ、そうだな。 私は剣なんて使った事も無ければ、そろそろいい歳だ。その上、"この傷"ときたもんだ。
だが――、
[剣を握り見据えた先には、苦虫を噛み潰したような顔>>67。 嗚呼、嗚呼。その顔が演技で無いのであれば、もしかしたらこの傷の代償としては"良いもの"だったのかもしれない、なんて。 浮かんだ僅かな期待を、決して過信はしないけれど。それでも、そう――]
――無いよりは、ずっとマシだろう?
[痛みは足を、そして脳を灼く。額に浮かんだ脂汗を拭う間すらないままに、"卵"へと繋げたその糸を引けば――嗚呼!どうやらその腕を絡め取る事に成功したようだ。
指へと伝わるその手応えに、細めた目を大きく見開き。いっそそのまま引き千切ってやれればと、強くその腕を引くけれど、相手もそう簡単には腕を捧げてはくれないらしい。]
(104) 2015/06/25(Thu) 01時半頃
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[耳に届いたのは、苦悶の呻き。 ――其れだけなのならば良かったのだけれど、続いて聞こえてきたのはその手の本への"詩"の声>>68。 嗚呼まったく、何と厄介な本だ!今度は何が飛び出して来るのかと好奇半分、恐れ半分。 しかし、結局の所。彼の呼び出した"早すぎる"その生物の姿を捉えるには至らずに。 それでも顎は確かに存在したのだろう、左の二の腕の肉を、きっかり一口分、食い千切って行ったのだから。]
……ッ貴様、は! どれだけ俺の肉を持って行けば気が済むんだ!!この腐った卵が!!
[痛みに呻くと同時に口から出たのは、未だ"塀"から降りぬ"卵"への罵声。 嗚呼、しかし。焼ける痛みと共に耳に届いたのは、それはそれは何とも小気味の良い"卵の割れる音"!>>69 ひび割れパラパラと崩れ落ちるその腕>>70を見れば、"卵"からはそれは悲痛な悲鳴が上がり――耳障りなその声は、今ばかりは何とも……愉快。]
(105) 2015/06/25(Thu) 01時半頃
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は、……、ぁ。 お前こそ、所詮は"卵"か。中々"脆い"…ようじゃあないか?……えぇ?
[割れた腕を捥ぎ取りつつ、腰に置いた水煙管へと向けられる視線には鼻で笑い。 彼が此方の能力をどう解釈してるかなど知らないが、どうせいつかは暴露るもの。 しかし今はそれよりも、ずっと気になる事がある。絡めた糸が、卵のその腕を簡単に"割って"見せた事だ。
血で濡れ震える左手で、何とか水煙管の管を口へと運び。歯で固定するように咥えたのなら、腕はそのまま身体の隣へ――このザマじゃあ、そう使い物にはならないだろうと。
そうして、その場にがくりと膝をつき。 ガランと剣を地面に落とせば、近くにあった手のひらくらいの大きさの小石を拾い、力一杯"卵"へと向けて投げつける――"割れたくないのなら、きっと避けてはくれるんだろう?"]
(106) 2015/06/25(Thu) 01時半頃
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そうして投げた小石は、"卵"に当たったか、否か。当たらずとも構わない、"元より当てるつもりなどありはしない"。 "卵"が、その小石を受けない為に。避けるなり、もう一振りの剣で撃ち落とすなり、或いはその本を使うなり、或いは未だ存在している筈の捕縛生物≪バンダースナッチ≫に命じるなり。 何かしら、少しでも。気を取られてくれればそれで良かった――例えこの手から、石が投げられる事が無かろうとも。]
――……本当に。 私の"能力"とやらは、攻撃力に欠けるものだな……!
[毒吐きながら、そのすぐ後に。咥えた水煙管から思い切り煙を吸えば、僅かに肺に入った煙にむせ込みながら、嘔吐きそうになるのを堪えて一気に吐き出す。 先とは違う、もうもうと立ち込めるその煙は、正しく煙らしく"卵"と"挿絵の怪物≪ジャバウォック≫"の周りへとまとわりつくように。]
(107) 2015/06/25(Thu) 01時半頃
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……その煙草の煙が目に染みてでもくれれば、私としては幸いだ。
[そうして、目に染みずとも、煙幕として視界を奪う事が出来たのならば。 地面に落とした剣を、物語の中で"挿絵の怪物≪ジャバウォック≫"の首をはねたというその剣を取り、足の痛みに呻きをあげつつ、その鋭い鉤爪を持つ足へと突き立てようと――立ち上がる事が、出来ただろうか?]*
(108) 2015/06/25(Thu) 01時半頃
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[至近距離なら避けられないかと思いきや、やはり反射神経が恐ろしく良いらしく。 想像していた程の手ごたえは無かった>>89
( っ、 )
身を動かすと、ズキンと鈍い痛みが走って "馬鹿力め!" なんて、内心で悪態をつく。
一層険しくなった視線を受け止めて ドスのきいた声を耳にしながら、攻撃の手を緩めないよう続け様 ぐ、と足を踏み込んで先と間逆に一線、切りつけようと──]
(109) 2015/06/25(Thu) 02時頃
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[──したのだが。 巻き上がる爆風と共に、彼の体はその場から消え]
チッ、
[思わず舌打ち。なんて厄介なのだろう。
( いっそのこと、あの足を切り落してやりたい。 )
空中へと跳びあがった彼を、下から見上げ 可愛らしい色に似合わない大振りのバズーカを見て 再度舌打ちをかました。
( ったく、容赦ないな…! ) ]
(110) 2015/06/25(Thu) 02時頃
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能力…今までのじゃなかったのか!?
[周りをさっと見渡す。障害物として唯一役に立ちそうだった机は さっきので見事、粉々のバラバラに砕け散っていた。
( ルーク…! )
3カウントを唱える間に手探りで探し当て、ピンと弾いてビショップとチェンジ。 問題に答える気?もちろんそんなものは無い。 相手も僕が答えるのなんて期待してやいないだろう。
ふわりとビショップの位置にルークが浮けば、自分と相手を隔てるように半透明の『壁』が出現。
この壁がどの程度の威力かも分からない。 そして、相手の威力もまた、同様に。]
耐えてくれよ…。
[願いを言葉にしたのと、カウントの終了はほぼ同時。>>93]
(111) 2015/06/25(Thu) 02時半頃
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・・・・・・は?
[誰が予想できるだろうか、こんなの。
ピンク色の大砲にとっても似合う乙女チックなその弾は この状況に非常に似つかわしくない音と共に向かってきた。 ──それでも、威力は十分な様で。
パリン
衝撃音。 砕けた『壁』と、ルークの駒。
その直後、キラキラ輝くその光閃は 見事に心臓(ハート)を、勢い良く貫いた。]
(112) 2015/06/25(Thu) 02時半頃
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……乙には貴殿らの言葉は分かるが…
[とはいえ理解≪ハアク≫されるつもりはない。 そして把握≪ニンシキ≫されるつもりも認識≪リカイ≫を されるつもりもなかった。 そもそも説明の方が面倒だから、ヘクターは気にせぬ。]
(だが…まさかまた奪われるとは…)
[命じるにはそれが『誰にも保有されていない』 必要がある模様で、いわゆる所持者≪ソウジュウシ≫がいると 遠隔での操作が叶わぬようであった。 …僅かな力で操作しているのもあるのだろう。]
ああ、そう…だな。 使い方次第では水煙管≪ウォーターパイプ≫より 何倍も振り回せるのではないか?
(113) 2015/06/25(Thu) 02時半頃
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[右手から落ちた剣が、カラリ 音を立てた。
ドッ ドッ ドッ...
早まる鼓動を押さえつけるように。 衣服が皺くちゃになるのにも構わずに、 ぎゅうっと力を込めてその胸元を握り締める。
そうして、その耳に彼の人の声が届いたのであれば ふんわりと 蕩けたような笑みを浮かべ、]
シュゼットさまだぁ…♡
[本人が今まで出したことの無いような それはそれは甘えたような声で、愛おしきヒトの名を呼んだ。*]
(114) 2015/06/25(Thu) 02時半頃
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[ただし、>>104その抉れた脚で 振り回せられるものであれば……そう思考す。 だけれども>>105パキリと高々に腕が割れれば 同様におあいこ様≪セクラベ≫を露呈する。]
……っ、生憎肉≪ステーキ≫はあまり好きではないのだが。 たまに…ハ、ぁ……良いのかもな。
[脆さ≪ジャクテン≫を悟られれば嫌でも笑ってしまう。 普段こんなにも可笑しく≪クレージー≫ではないのに、 だけど、ああ、実に──“愉快だこと”]
(115) 2015/06/25(Thu) 02時半頃
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[ひゅるり──…!!
投げ込まれる石≪ミニマムグレー≫を見て 普段ならば気にもしない一投を思わず 英雄の剣≪ヴォーパル≫で護るよう指示をし、 相手の思惑通りそれを“避けて”しまった。]
…ケホッ、…く、
[立ち込める黒煙≪スモーク≫にすぐ対処出来ず、 まるっと奪われた視界≪ダークネス≫。 上下左右の感覚≪バランス≫が悪くなる中で ヘクターはマント≪ジュンパク=ソルト≫を手に掴むと 『周囲に激しく撒き散らした』]
…俊足生物≪バンダースナッチ≫が一匹だと──
(116) 2015/06/25(Thu) 03時頃
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誰が錯覚した?
[くるりと肉を得た俊足生物≪バンダースナッチ≫が翻る。 そして上空のもう一翼がそれは素早く下降する。
彼の一撃と此方の一撃、さて、何方が先か……?
そして黒煙≪スモーク≫に紛れて空へと溶ける 白≪ハカタノ=シオ≫が『鋭い針の様な形状』に変わって 闇の視界から*這い寄っていた*]
(117) 2015/06/25(Thu) 03時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/06/25(Thu) 03時頃
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[放ったらバズーカはキラキラと空に消えていき、 重力に従ってお茶会会場へ。
(盾も通過すんのかーほー)
チェス駒の種類によって変わる能力…だとすれば、 結構な種類がある。 +フランベルジュ …
胸元の血が止まるのはいつだろう。少し細くなった? 前みたいに皮膚を焼いてどうにかするのはもう勘弁…
塞がらない傷=焼く、を先の戦いで覚えてからは、それが怖い。 ぷる、と上空をそよぐ風…とは関係なく身を震わせた]
(118) 2015/06/25(Thu) 03時半頃
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[ 降下するまでのことは パンツがおっぴろげだったこと意外良く覚えていない。
再び地上に降りて対峙した、赤の女王のガキが あまりにも衝撃的すぎて。 目をひんむいた ]
気分はど────
『シュゼットさまだぁ…♡』
[ ひっ。 やった俺が言うのもあれだが き、キモチワルイ。 話しかけようとすれば、様付けで呼ばれるとは …
面白くて、顔がひくひくする。 口角よ、元に戻れ。
平静を装ってハートキャッチした彼を手招きする。 目の中にハートが浮かびそうな笑顔と、仕草。 これは遊ぶしかない…]
(119) 2015/06/25(Thu) 03時半頃
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お ・ い ・ で シュゼット様がお呼びだぞ、急げ♪
[遊ぶのは大前提に、 彼が落としたフランベルジュに一度だけ目をやって、 俺も努めて、ひくつかない笑顔を作るのだ]*
(120) 2015/06/25(Thu) 03時半頃
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俺のことらぶだよな? 俺を攻撃した自分のことどう思う? 俺にもう逆らわない?
[などと並べ立てては反応をみるだけの、 おもしろたーいむ。 誰かに会う度最初にバズーカだな]*
(121) 2015/06/25(Thu) 03時半頃
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[剣が男の手に渡った事。それがあの"卵"にとって本意なのか、或いは不本意なのか。 その胸中を知る術もない男には最後までそれは分からずとも、まるで助言のようにすら聞こえる言葉>>113には荒い息のまま同意を示す。
"それは結構。私にぶん回すだけの力が残っている事を祈るよ"、と。自嘲じみた言葉までが、彼に届いたかは分からないけれど。
此方も、そして彼方も。此方が肉なら、彼方は卵の白身か何かか。違いに皮膚を裂き、或いは殻を割られた痛みに呻くも、唯一共通しているのは――まるで愉悦を訴えるかのような、狂った笑みか。
膝をつき、先よりも少しだけ遠くなった"卵"の姿を見据えつつ。それでもこの手が小石を投げる事は、どうやら"許された"ようで。 空を切る音を遠くに聞きつつ、不自然な姿勢で吸った煙が肺へと入り込むのを防げずにいれば、生理的な涙と息苦しさを代償に、どうやら相手の視界は奪えた模様>>116。]
(122) 2015/06/25(Thu) 04時頃
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[それならば、嗚呼それならばと。 痛みに軋む足を無理矢理持ち上げて、剣を拾い身を乗り出し。 せめて鉤爪を持つその足をやれば、あの"卵"は"塀から落ちる"のでは無いだろうかと向けた希望の切っ先は――"卵"の発した絶望>>117により、いとも簡単に塗り替えられる事となる。]
……あまりペットを飼いすぎると、餌代で破産しても知らんぞ!
[この煙の難点は、"此方からも相手の姿が見えぬ"事。だから彼がその塩のマントを翻した事にも、男は気付く事が出来なかった。 きっかり3秒の後、晴れた煙幕の中で。まず見えたのは上空から此方を睨む"もう一匹の"俊足生物≪バンダースナッチ≫"!
視界の端でしか捉えられはしなかったが、先程見事に肉を持って行ってくれたもう一匹の瞳の光がちらりと煌き。 ――このまま進み、剣を突き立てるのならば。もしかしたらあの"卵"を落とす事は叶うかもしれないけれど、きっとこの二体からの攻撃を防ぐ事は出来ないだろう。
成果と、そして代償と。それらを天秤に掛けたのならば、決断だけは早いこの男はいともあっさりと――身を、引いた。]
(123) 2015/06/25(Thu) 04時頃
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……さっきからネチネチネチネチと……挟み撃ちが好きな奴だなお前は……ッ、
だが、これは幸いではあるのかな。 "獲物"を捕らえるのは――これでも一応、得意なんだ。
[先程は、剣。今度は"俊足生物≪バンダースナッチ≫"か、と。二体で攻撃を仕掛けるのは、非常に憎らしくはあるけれど、それでも実に理にかなっている。
先程は、それでこの足の傷を負った。回転の加えられた剣を止めるには、この糸では少しばかり役不足ではあったから。 だが、しかし。飛んでいる獲物を捕らえるのならば話は別だ――それは蜘蛛の、十八番。
咥えたままの水煙管の口から煙を吸い。 その間に右手を剣ごと大きく振り上げて地面との間にありったけの糸を伸ばし、腕と地面との間に単純で簡単な、しかし大きな巣を作りあげる。 突貫だったものだから多少歪になりはしたものの、それでも俊足生物≪バンダースナッチ≫を絡め取るくらいはきっと出来るであろうから。
巣が出来たのならば、もう其方は決して振り返る事はしない。何故なら意味が無いからだ――獲物が巣に掛かるのならば良し、掛からないのならばもう自分に防ぐ手立てなど無いのだから。]
(124) 2015/06/25(Thu) 04時頃
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……ッ、頼むから。 3体目は、来てくれるなよ……!
[そうして、地面から襲い来る一体を完全に視界から外し。張った巣に"手応え"がある事を祈りつつ、上空からのもう一体には、粘性を持たせた煙と共に、手にした剣を突き出して見せた。
そうすれば、さて。二匹の俊足生物≪バンダースナッチ≫の足を止める事は出来ただろうか。 ――何方にせよ。"卵"が遥か上空へと展開しているその塩の群れには、未だ気付く余裕などありはしなかったけれど。]*
(125) 2015/06/25(Thu) 04時頃
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[自嘲じみた言葉≪フテギワ≫に同意を見せる彼≪アリス≫。 だけど痛みに襲われる自身に精一杯な事もあってか >>122彼の皮肉までは聞こえていなかった。
ただひとつ言えるのは、 此方もそして彼方もそりゃあ見事に“狂ってる”事。 それが彼元来の気質≪オオモト≫かどうか判断する事は 残念ながら出来なかった(調べるつもりはない)が、 痛みに苦しめられている筈なのに『楽しい』と 抱く感情≪コウヨウカン≫は実に自分らしくないとヘクターは 心の何処かでこっそり感じていた。
…これもそれもこの世界≪オオクルイ≫の所為だろうか? 歪んだ舞踏会≪ダンスホール≫だと嘲笑い、 乙らは実に滑稽な人形≪マリオネット≫だと悲観する。 何方にせよあの悪魔≪ナイトメア≫に使われているのは 間違いない事実だった。]
(126) 2015/06/25(Thu) 08時半頃
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クククッ…お気遣いどうも。 餌代は配慮しておこう。
[奪われた視界≪マックラ≫には顔を顰めて、でもゆったりと落ち着いた様を見せる。きっとそれはヘクター自身が一応は『戦闘慣れ』をしているからからだろう。
──気を抜くと世界が白く≪マヨ=ダラケ≫なる様な、 これまた混沌≪カオス≫だらけの世界な事も少しだけ。]
ネチネチしてるだと?確かに黒≪ショウユ≫は頑固で落ちにくく、厭らしいが。
[二体の俊足生物≪バンダースナッチ≫が獲物≪アリス≫を 討ち取らんと悍ましい顎で襲い掛かる。 流石にコレでは安易に襲い掛かる事は無いだろうと 考えていたが、>>124『捕らえる』の言葉を聞けば 露骨にも意味が分からないという表情をヘクターはして見せた。挿絵化物≪ジャバウォック≫を討つのをあっさりと 止めて防御≪ディフェンス≫に回る彼の姿を捉え、 続けて水煙管≪ウォーターパイプ≫を構える彼。
何をするかと思えば>>125見事に『蜘蛛の巣』だらけ!]
(127) 2015/06/25(Thu) 09時頃
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っと、餌代気にする前に餌になったな。 安上がりになって助かった……と言うとでも?
[糸に阻まれて俊足生物≪バンダースナッチ≫がもがく。 死する運命≪デスゾーン≫しか無い其奴らの事は放置し、 寧ろ身動き出来ない相手≪デクノボウ≫へ ヘクターは、否、英雄≪ハカタノ=シオ≫は高く笑った。]
成ル程成ル程! 貴様ハ蜘蛛男≪スパイダーマン≫デアッタカ! コレマタ不可思議≪ナンダコレ≫ナ存在ダ事、 実ニ興味深イ話ダガ調ベル事叶ワンナ。
[研究職≪scientist≫が疼いた。だが、 それは『また後ででも』問題無いだろう。]
(128) 2015/06/25(Thu) 09時頃
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俺は俺なんだが元々の自分の意識と記憶もあってだな……? 三人文の脳内会議で訳がわからん。
[多分この立ち場になってみなければわからないだろう、この感じは。 さっきの“兎”は同じ状態だったと言っていたけれど。 見えないのは元の俺の方の影響じゃないかとげんなりとした顔で説明する]
相手が舌打ちしようと態度も行動も変える気はない。 それが俺だから。 所で俺とは誰だろうと、若干あやふやになりつつあるのだけれど。
そもそも何に苛つかれているのかさっぱりわからないのだ]
セイウチの腹の中に入った牡蛎の如く。 話が出来ない者に会っても意味が無い、お茶も淹れてくれなそうだし?
[喉渇いた、そこが問題。 いっそ血でも啜ってきたら多少は乾きが癒えただろうか、なんて物騒な思考]
(129) 2015/06/25(Thu) 09時頃
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そう、そういうわけ。 コレで状況は五分と五分?実際他がどうなってるかは知らんけど。
案外首謀者をとっ捕まえて絞めてタリするかもしれないが取りあえず。 ヘイヤとハッタが喧嘩する理由はさしあたってないのではないかと。 はは、あんたが俺をあっち側に送るのか?
[しまわれた招待状。出来ればこのままにしたい者だと軽い口調で。 楽しいのか楽しくないのか、仏頂面からは計りづらいがまあ機嫌がどうしようもなく悪いわけじゃないだろうと、会話が続いてることで判断。
割と自分の良いように解釈している、相手がどう思ってるかは考えないで]
(130) 2015/06/25(Thu) 09時頃
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城から俺が見えた?へぇ。
[どの辺?と周りを見渡す。座った姿勢では見えないかも知れないが。 あ、目が柔らかくなったと。屈んで視線が下がった彼の顔を見て思う。 人の表情が変わる経過を見ているのは楽しい]
派手なことをするつもりがないを派手でなく攻撃するつもりはあると。 言葉尻を捕まえて思ってしまうのはもう、俺自身の習性で。 あんたが戦意が今のとこ無いなら悪いな?
[ゴングを鳴らす気ならそれはそれで対応するけれど。 そうなれば血まみれの服だとか空腹だとかどうでも良くなるし。 お互い手負い、一人殺してきたあと。
この妙な一致のせいもあってか、此方から積極的に戦おうというつもりはない。 いずれ争うにしても……。
向こうの自分なら相手が弱っているのを良い事に、すかさず刃を向けるのだが、コレはこっちに来た影響だろうかと、思わず苦笑]
(131) 2015/06/25(Thu) 09時頃
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