119 【腐女子の】にゃこだまり【妄想です】
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― おうちのそと ―
[外は広くて、色んな音が入ってくる。
いつもよーらちゃのおうちにいたから、聞いた事のない音もいっぱいだ。
両方が聞こえたら、もっと賑やかなんだろう。
そこが少し、さみしい。]
……うー、……
[右側の壁に沿って歩けば、よーらちゃのおうちから遠ざかることはないだろうけれど。
それでも外のいろいろは、おれの興味を惹くのには十分すぎて。]
……ひろいみちに、でない、……でない……
[でも、さっきから大きな道を走ってるあいつがいないから、ちょっとくらい出てもいいんじゃないかな。
そわ、そわ、と、尻尾は動く。
あの道を渡れたら、すごいって言ってもらえるだろうか。]
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[びびびっと押し付けられても尻尾を動かしたから捕まえられた魚のように動いた]
……だって、お前の。 足は。
[事故に合った時に心配しなかったとでも思っているのだろうか]
なんでもって、本当になんでもなのかよ。
(93) 2013/04/06(Sat) 00時頃
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………いーち、にーの、
[さん、で、全力ダッシュ。
広くて大きな道だけど、一気に走り抜けたらかんたんだった。
渡り切って、茂みの中。
がざっ!と頭から突っ込めば、頭と身体にぺしぺしと小枝があたる。]
!!
[ちょっと痛いけど、たのしい!
ぺしぺし、ぺしぺし、身体にぶつかる小枝の感じと、ぺきぺき、折れる細い枝と。
暫く茂みの中をうろうろと歩き回る。
ぺきぺき、がざがざ、色んな音が聞こえて、たのしい。
そうして、急に眩しくなって、ぴょこりと植え込みから顔を出して。]
………あれ
[ここ、どこだ。]
[いきなり肩を抱き寄せられて、びくぅぅぅ!!!ってしました。
緊張しきって、すっかりかちこちです。
全身の毛がぶわってなって、まるでまん丸の毛玉状態。]
う…えと、でも……ごはんくれるし、やさしいよ?
おともだちも、たくさんいる、し……
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2013/04/06(Sat) 00時頃
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知ってる。うーとかゴロとかと話す。
[>>52怖いものと言われて、うん、頷く。 自分も一応、知っている。遠い記憶、車に乗せられてあわや捨てられかけた思い出。
キャットタワーから飛び降りたライジをごろんと寝そべったまま見送り ひらひら外の桜とおんなじように舞い散るティッシュをぽやんと眺めていた]
あ……さくら、綺麗
[にゃあにゃあ]
(94) 2013/04/06(Sat) 00時頃
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飛んだり跳ねたりはできやせんけど、そりゃ
[ビチビチ尻尾を離して、しょんぼりになった顔を擦る。 下手を踏んで、信頼を裏切った。色んな重荷を押し付けていると思って、だから弟はゴロにいつも少し怒っているようなのだと。
闘えなくなったのは怪我の後遺症のせいだけじゃなく、この身を平気で危険に晒せる闘争心がもう、ないから]
あっしに出来ることなら、本当に
(95) 2013/04/06(Sat) 00時頃
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……なぁ、ぅ、
[一鳴き。
いつもより大きな声で、鳴いた。
普段から大きめの声だから、それは尚更よく響いただろう。
よーらちゃの家まで届いたかは、わからないけど。]
ここ、どこ、です、かー
でーすー、かー!
[広い道には行くなって、言われてたのに。
ちゃんと守ればこんな場所来なくて済んだかもしれないのに。
ふるふると、耳の先が揺れる。]
…えと、うん……。
[おっきな毛玉の中の本体は、きゅーっとちっちゃい。
なでなでされて、目を細めたり。]
たのし、む?
おそと、たのし??
[知らないことが多すぎて、頭がパンク寸前だったから、ちゃんと周りを見回す余裕なんてありませんでした。
おっかなびっくり見回せば、青い天井はずーっとずーーーーっと遠くにあるのです。
不思議そうに後ろ足で立って、空を見上げて、
見上げすぎて後ろにころんってなりました。]
[笑われて、ばつが悪そうにもそもそ顔を洗いました。]
…ぅ、うん。トルドヴィン。
ハルメキアの第三王子だったけれど、戦争で国を滅ぼされ人買いに売り飛ばされて、せーどれいだかにされたんだって。
[ヨーランダちゃんからの受け売りです。
もちろん、元ネタさんの方の話ですよ?]
いえのなかのねこ、たいかいしらない。
ちくよせんでまけたんですね、わかります。
[ぴょん、と植え込みから抜け出れば、どこかから他の猫の声がする。
けど、片方の耳では、それがどこからの声なのか、ちっともわかりやしなくて。
薄っぺらな植え込み挟んだ向こう側、そこに二匹の猫がいるのに気付けない。]
……ここ、どこ、
おうち、どーこー……
[みぃみぃと、大きな声で鳴いて歩いていく。
自分でもわからないような方向に、尻尾を丸めてふらり、ふらり。]
…ぅ?
[毛玉の中からちょっと覗いてる三角耳をぴこぴこ。
聞きなれた声が聞こえた気がしたんですが…]
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―キャットタワーから縁側へ―
[寝そべったまま、怠惰にお気に入りのネズミをころころと指先で転がして遊んでいたけど、じきにううんと起き上がる。 何かネズミに関してのことで忘れてる気がするけど、思い出せない。 頭は相変わらず、少し残念だった。
ふあふあの毛を風にさらしながら、縁側に向かってみる。 みかんの臭いはとっくに風に散らされていて、ほっと安堵のため息。
桜のベッドに降りるというよりぽすりと落ちて、鼻を打った。 落ちた先にいた目の前を走るトカゲをはっしと前足で捕える。 が、しっぽがプチンと切れて、ぱちくり瞬き。その隙に逃げられて、漏れる気の抜けた声。
縁側にいた黒猫たちに、なーごと一連の流れを報告するように鳴いてみたり]
(96) 2013/04/06(Sat) 01時頃
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[鳴き声を探しに行ったシメオンの後ろからそーっと様子をうかがって。]
…あれー?
サミュー???
[やっぱりお友達だと声をかけましたが、彼の耳に届くのでしょうか?]
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ヴェラー
[なぁご]
蜥蜴? そうだ…聞こえやすか?鳥が、近くに
[縁側に隠れて静かに待っていたら、油断して近くの枝にとまらないだろうか]
(97) 2013/04/06(Sat) 01時頃
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