59 海の見える坂道2
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あ、タコ親父……。合うかもしれない。 禿頭の人も結構お客さんで来るよ。
[ぱちぱちと目を瞬いて、ピッパの言葉に反応する。 タコ親父という表現は中々味があるなぁと内心呟いて 割と高い頻度で美容院に来る、同じ様なお客さんを思い出した]
そう言えば、ピッパの髪も綺麗だね。
[撫でてみたい欲求にうずうずと駆られるのを我慢。 ビールを飲む彼女に、そんな話を振ったりしていただろう]
(109) 2011/08/05(Fri) 18時頃
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ちょっと回ってきた……。 度数そこそこ高いし、二杯ぐらいで丁度いい感じ。
[目のふちは随分紅く染まっている。 どこかの店なら、チェックのタイミングだ。 額に手を当てて暫し沈黙すると、兄の姿を視線で探した]
そういえば無花果沢山買ってきたんだった。 兄さんにそのうち無花果のパイを作って貰えるかなって。 艶出し用のジャムを掛けたやつ。
[ナパージュできらきら果物が光るのを眺めるのが好きらしい。 期待を込めた瞳で兄を見つめた後、ふいに思いついたように]
そうだ、明日もし時間が空いてたら 一緒にのんびり蚤の市でも回らない? 結構良い気分転換にもなると思うんだ。
[そんな感じで一度兄を誘ってみた後、 段々と眠気が襲ってきたので、揺れながら部屋に帰っただろう]
(110) 2011/08/05(Fri) 18時頃
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[席を立つ少し前の話。 ベティやピッパの返事を聞いてか]
なんだ、皆行くんだ。 よかったら誰か一緒に行かない? もしかしたらアイリスにあえるかもしんないよ
俺ファンなんだよねー
[誰にともなく声かけてみたりね*]
(111) 2011/08/05(Fri) 18時半頃
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ー 翌朝:自室 ー
[さてさて、すっかりお腹を満足させて彼女が眠りについたのは何時頃の事だったか。 いつも早起きな彼女、ジリリリと目覚ましの音がなればよろよろと起き出して、ふわぁあ、と大きなあくび。]
今日も暑くなりそう。
[窓を開けてまず坂の下に広がる青い海を眺める、それが彼女の習慣。 何処からか流れてくるラジオに耳を傾けながら、朝のパンケーキを焼き出した。 けれども... ]
わぁっ!
[べちょん。 口に入れようとした瞬間、誰かさんの叫び声に驚いて床に落としてしまいましたとさ。]
(112) 2011/08/05(Fri) 18時半頃
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ギギ…ギイィィィ――――――…
ごめんなさい、ごめんなさい。
[謝りながら部屋のドアに鍵をかけて。 テッドの怒号に続いてアパートに響き渡るドアの音。 目ざましにはとことん事欠かないアパートである。
トントン、と階段を下りて、アパートの外へ。 まだ朝ではあるけれど、もう気温は結構高い。 坂をゆっくりと降りていくと、海から吹いてくる潮風がとても気持ち良くて。]
ん―――…、いい天気だなぁ。
[大きく伸びを。]
(113) 2011/08/05(Fri) 20時頃
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メアリーさん、おはようございます。
[花屋の前で花に水をあげていたメアリーに朝の挨拶。 その角を曲がって裏の小道へと。 石畳の狭い小道。 通りの様な大きな建物が続くわけではなく、小さな家々がぎっしりと並んで立っていて。
海は見えないけれど、通りの家々のガーデニングを眺めたり。 コツコツと歩く足音が響くのが好きだったり。]
(114) 2011/08/05(Fri) 20時頃
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あ…、写真、現像に出せばよかったなぁ。
[昨日、ビン底眼鏡をかけて大喜びだったフィルの事を不意に思いだして。 まぁ、明日にでも現像にだしましょう。 急いで渡さなくちゃならないものでもないのだし。
そんな事を考えながら、見えてくるのは小さな看板。]
ティモシーさん、おはようございます。
[カランカラン、と乾いたベルの音。 ドアからひょいと顔を出して、店の主人の老人に挨拶した。]
(115) 2011/08/05(Fri) 20時頃
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『おはよう、ベティ。』
[やさしそうな笑みを浮かべながら店の奥から出てきたティモシーさん。 奥さんはちょっと病気をしていて町の小さな病院に入院中。 息子さん夫婦は少し遠くで暮らしていて。 一人でお店をしていたところ、先日腰を痛めてしまって。]
『済まないね、朝早くから。』
[申し訳なさそうに言う老人に、いいえ、と笑って返して。]
気にしないで下さい。 腰の調子はどうですか?
[言いながら、日用品の補充を始めた。]
(116) 2011/08/05(Fri) 20時半頃
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『お陰さまで。 今日は天気もいいし、調子はいいみたいだ。 ロミオ先生が、お話しがあると言うのでね…、ちょっと病院に行っている間、お店を頼んだよ。』
[にこやかに笑いながら話す老人に相槌を打ちながら、のんびりと仕事をする。]
ロミオ先生ですか。 あの先生、ティモシーさんとどちらが年上なのでしょう。
[ふと思った疑問。 隣にいつも立っている看護師さんエマさんと並べば往年の迫力十分といった感じ。]
(117) 2011/08/05(Fri) 20時半頃
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[薄暗い店内には、古道具が所狭しと並べられていて。 ガラクタ同然のものもかなりあるのだけれど。
アパートで暮らし始める時に、お金が無くてこのお店で生活用品を捨て値で売ってもらってからのお付き合い。 このお店もティモシーさんが困っているからという半ばボランティアの様なものでお金もあまり貰っていない。
それでも、この古い物達の中には古い古いおもちゃとかもあったりして。 きっと捨てられなかったから売られてきたものたち。 きっと誰かの宝ものだったりしたんだろうなと思えば、童話作家志望の自分としてはうきうきしてくるものなのです。
だからこのお店でお仕事する事は何だか力を貰えるみたいで。 店主さんは申し訳ないと思っているようだけれど、彼女本人としてはとても気に入っているお仕事なのでした。]
(118) 2011/08/05(Fri) 20時半頃
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― 昨夜:酒場にて ―
[誰か一緒に行かない?というフィリップの言葉 >>111 には、みんなの様子を眺めながら口を開いて。]
私は午前中仕事がありますけど、皆さん何時くらいに行くのかな? お昼は向こうで何か食べようかなって、思ってますけど。
[たまの、ちょっとした贅沢。]
ヴェラさんのお店、出てるかな? あそこのシシカバブ、大好きなんです私。
[思い出すだけでまたよだれが出そうです。**]
(119) 2011/08/05(Fri) 20時半頃
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― 夜・酒場 ―
[幸いにもビーフシチューはまだ残っていた。 片手にスプーン、もう片方の手にバゲット、というかっこうでしばし目の前の食事に没頭する。 ガストンさんのバゲットを食べないなんて大家さんは人生の一部を損しているとは思うけれど、その分他の人の取り分は増えるから……まあ、一概に悪いとは言えないのだった]
蚤の市は夕方くらいに行くかも。その時間だとけっこう人少ないですから。
[フィリップさんやベティさんの言葉を聞いてか、僕自身も、誰にともなく。 どうも人ごみは苦手なのだ。 それに、ここ数日寝てないから、昼くらいまでぐっすり眠るつもりでもあり]
(120) 2011/08/05(Fri) 22時頃
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ごちそうさまでしたぁ……ふああ〜〜
[僕はお行儀悪くも大あくびをしてしまった。夜はこれからだというのにもう眠い]
今日はこれで失礼しますねー……
[それだけを言うとおぼつかない足取りで自分の部屋に戻った。 そうしてベッドにぱったりと倒れこむとそのまま眠ってしまったのだった。 後々振り返るに、よく転ばずに部屋に戻ってこれたよなぁ……**]
(121) 2011/08/05(Fri) 22時頃
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― 翌朝:403号室 ―
……んー、朝か……。
[朝日が差し込むと顔に当たるようにベッドを配置してしまったせいか毎度朝日に起こされている ベッドから身を起こして寝ぼけ眼で辺りを見回せばあの後飲み直したビールの缶が部屋に散乱していた]
あー……後片付けしなくっちゃな。
[ラジオをつけてアイリスのラジオを聞きながら後片付けをしていると不意に飛び込むテッドの声]
朝なのにまた心霊現象だーとか騒いでんのかアイツは。 ったく壮絶な寝ぼけ方だな。
[とりあえずこの声を聞けば皆起きるだろうなと思いながら、部屋を片付けてシャワーを浴びようかと浴室へ向かった]
(122) 2011/08/05(Fri) 22時頃
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テッドは、そして朝、安眠妨害の如くにノックスの部屋の扉をダンダンガンガンドンドン叩いて助けを求めたりした
2011/08/05(Fri) 22時頃
博徒 プリシラは、メモを貼った。
2011/08/05(Fri) 22時頃
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― 昨夜・酒場 ―
[ディーンとのいざこざが終わった後、 テッドの呼び声に気付いて、そちらを向く>>99 皺が4本から5本になったという細かい指摘に噴き出して]
アンタはそういうトコばっか気付くんだから。 しっかしそりゃ気付かなかったね。 …よし、早速本人に報告してきな。 そうすりゃめでたく退去者第一号はアンタになるよ。
[からかってやりたくなるのは、自分だけではあるまい。 くっくと笑うが、それから数時間後、彼の叫びによって飛び起きることになろうとは、まだ予想もしていなかった。]
(123) 2011/08/05(Fri) 22時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2011/08/05(Fri) 22時半頃
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ああ、明日は蚤の市だったね。
[話題があがれば、ふと思い出して。 3か月ほど前に越してきた彼女だったが、 毎週土曜日恒例の蚤の市はまだ物珍しくて。]
雑貨でも見て回ろうか…。 何か参考になりそうなものがあるかどうか。
[頬杖をついて、ゆるりと明日の予定を考える。 皆も行くようなので、ぶらぶら歩いて居れば出くわす人もいるだろうか、と思いながら。
そしてそれからいくらか経った頃、酔いが回り、夜も更けて。 人々が散らばって行くのを確認すれば、自分も部屋に戻っていっただろう。 さすがにピッパほどは量は呑めていないが、ほろ酔いの良い気分だった。]
(124) 2011/08/05(Fri) 22時半頃
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― 翌朝・404号室→ ―
[テッドの叫びと、扉の軋む音に起こされれば ぱちぱちと眠た目を瞬かせて。 昨夜、部屋に戻った後も、パソコンと向かってデザインを考えていたせいで、つい夜更かしをしてしまった。]
…あふ… 眠い。
[大きな欠伸をひとつして、ゆっくりと着替え始めていく。 ブラウスに、薄手ではあるが長袖の上着。カットパンツ。 山吹色のストールを巻きつけて。 夏でも肌を見せないような服装をするのは、いつからだったか。 袖をくい、と引っ張るのは最早癖になっていて。]
いってきます。
[誰も居ない部屋に言葉を投げて、ばたん。扉を閉めた。]
(125) 2011/08/05(Fri) 22時半頃
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ダン! ガンガン! ダンダンダンダンバンバンガンダンッ!!!
ノックスゥウウ! ホリィイイ!! ズリエェエエルッ!!! 誰でも良いから出てきてくれぇええ!!
[隣部屋のノックスの扉。反応が無ければホリー、ズリエル、と二階の扉全てを叩き回る。
あれに遭遇すると、兎に角誰かの顔を見ないと怖くて仕方がないのだ。 アパート中に騒音を響かせながら、今日も絶好調の朝。 その内飛び起きた誰かがやってくるまで、賑やかな音楽を奏でていた。賑やか過ぎる]
(126) 2011/08/05(Fri) 22時半頃
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―夜・酒場―
そういえば、明日は土曜だったわね。 蚤の市か…。
[土曜の仕事は半日だ。午後からどうしようか。食器を見るのも良いかもしれない。 平皿を一枚、黒猫に提供してしまったことだし]
…それじゃ、私は今日はこの辺で引き上げようかしら。
[バケットとシチューで存分におなかを満たすと、早々に引き上げることにする。酒場で皆と盛り上がるのは好きなのだが、今日に限っては気が気でなかった]
おやすみなさい。
[まだ残っている面々に挨拶し、ゆっくりと酒場を後にした]
(127) 2011/08/05(Fri) 22時半頃
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[ゆっくりと階段を上り、自室の前で立ち止まる。ドアを開ける前に深呼吸。 うかつにドアを開けるわけにはいかない。隙間から飛び出されて逃げ出されては大問題である。 自分の体で隙間をふさぐようにして、そっとドアを開けると体を滑り込ませた]
……あら。
[すばやくドアを閉め、明かりをつけて目を瞬く。黒猫は眠っていた。ベッドのど真ん中で、ぐっすりと。 幸せそうな寝顔。起こすのは申し訳ないが]
…私、どうやって寝ればいいのかしら…。
(128) 2011/08/05(Fri) 22時半頃
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森番 ガストンは、メモを貼った。
2011/08/05(Fri) 22時半頃
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…何事さ。
[4階から降りて行けば、2階の騒々しさに耳を塞いで。 うるせえええええええと叫びたい気持ちを抑え、 騒音の張本人を見つけると、寝起きの目できっと睨みつけた。]
落ち着きな、僕。 なんてったって朝からそんなに騒いでるんだい。
[どれだけ駆けずり回っていたかは知れないが、 テッドへ、至って冷静に声をかけて。]
(129) 2011/08/05(Fri) 22時半頃
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[シャワーを浴びて寝汗を流した後髪を乾かしながら鏡に映った自分の髪をじっと見る]
綺麗……綺麗、かぁ? よく分からんなー。 まあ、オティーリエって目の付けどころが変だな。
美容師……だっけか。 だから髪とか見てんのかねー。
[昨夜酒場でオティーリエに言われた事を思い出して小さく唸りながら髪を乾かし終えて、扉の開く音等をBGMに着替えと朝食を済ませる]
さて、んじゃま行くか、蚤の市。
[服を探すついでに何か面白いものでもあればいいなと思いつつ、鍵を手の中で弄びながら部屋を出る]
(130) 2011/08/05(Fri) 23時頃
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っ、プリシラ……
[果たしてどれだけ駆けずり回っていただろう。プリシラの声で漸くハタ、と正気に返った。 眼つきからして窺える不機嫌さと、彼女の性別を考えて、流石にホリーの時の様に飛びつきはしなかった]
わ、わりぃ。 今朝もまたひでえお化けが出たんだよ。 ほら、そこ……今朝は機械人形のお化け……
[僕、とどうも子供扱いの呼称に釈然としなかったが、ぐっ、と堪えて。 おっかなびっくり案内した青年の部屋は、勿論、当然の如く幽霊のゆの字も既に居ない]
(131) 2011/08/05(Fri) 23時頃
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―翌朝―
んん…。
[黒猫を潰さないように気を使って、無理のある姿勢で寝たので体がギシギシする。 まだ少し寝られるだろうか。目を閉じたまま、目覚ましに手を伸ばそうとして。 絶叫>>106に飛び起きた]
(132) 2011/08/05(Fri) 23時頃
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「!?」
[同じく文字通り飛び起きた黒猫が、驚いてベッドから落ちる。 シャーシャーと何かを威嚇する様子に、慌ててベッドから降りた]
大丈夫よ、落ち着いて。 アレは単なる朝の風物詩よ。いつもより少し派手だけど。
[通じるはずもないのだが、なだめるように黒猫にそう言って、冷蔵庫からチーズとソーセージを出してきた。 落ち着いてもらうには食べ物で吊るに限る。 落ち着いてもらわねばおちおちドアも開けられない]
(133) 2011/08/05(Fri) 23時頃
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― 酒場/昨晩 ―
ん、ありがとな
[オスカーからグラスを受け取り、まずは一口。少しビールの苦味が残った舌に感じた爽やかさに、そっと目を瞑って]
初めての味、だなあ。甘さと苦さ、柑橘のシロップに苦さはんー…
[もごもごと、新作パンの構想を練ってみたり。店主に認められれば店頭に並べることだってできる。数ヶ月に一度の割合でお試し期間と称して許されるが、もう4ヶ月ほど閃きが出てこなかった]
いけるかなあ、うん、いけるな…!
[バゲットを褒めてくれる声も糧となって、明日試作してみようか、と考えた所でフィリップの言葉が耳に入った]
蚤の市…ってことはパン屋も大忙しだな。皆も気が向いたら寄ってくれな?
[市の開かれる日は外で気軽に食べられるサンドイッチ類がよく売れるのだ。人出も多いので、今日は明日に備えて早めに寝なければ]
(134) 2011/08/05(Fri) 23時頃
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ああ、謝らなくても良いさ。 今朝は素敵な目覚めをどうもありがとう。
[へらりと皮肉をぶつけるが、慣れてきているのも事実。 お化けに怯えるテッドを笑い飛ばしたいと思いながらも、 本人はどうにも真剣な様子でいて。 どれどれ、と案内された部屋を覗き見るが、そこには何の変哲もなく。]
…お化けもアンタの声に驚いて逃げたんだろ。
[ぽふり、と彼の肩に手を置いて言う。]
(135) 2011/08/05(Fri) 23時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/08/05(Fri) 23時半頃
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本当に居たんだってば。 あいつら何で俺以外にまったく顔見せねーの…?
[毎度の事だが、お化けと遭遇した際に、真先に助けを求める二階の住人。 特に部屋のテレビが壊れているノックスなんかは、青年の部屋にちょくちょくやってくる。 しかし誰かが居る時に限って、何時も平穏無事なのだ]
なぁんで何だよ……
[その日分の力を使い果たした様に、へな、と部屋の中でへたり込んだ]
(136) 2011/08/05(Fri) 23時半頃
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プリシラ、今日蚤の市来るだろ? アイス特盛にするからさ、この事……
[黙っててくれないか、と恥ずかしそうに手を合わせる。 ただ、既に常識と言える程に知れ渡っているのだが]
あ、店解るか? 蚤の市には俺が出店、出してるから。 リンダが蚤の市とか賑やかなの苦手でさ。 パピヨンはリンダと一緒に店の方だし、俺一人で居るからな?
[青年が来てから、毎週の蚤の市の出店が楽になったと、前にリンダが溢していた。 もう一人店員をやって居るパピヨン。確か旦那が亡く、女手一つで働いている。 そんなアイスクリーム屋に入った男手だからこそ、それなりに色々と青年も大忙しなのだ]
(137) 2011/08/05(Fri) 23時半頃
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― 401号室/現在 ―
[そして夜が明けた土曜日。毎日ほとんど同じ時間に聞こえる叫び声と扉の軋む音をBGMに朝食をとる。昨日よりまた少し固くなったバゲットをトースターで軽く焼き、野菜とオレンジジュースで簡単ごはん。 どうやらテッドの部屋に出る幽霊は時間に厳しい上に、毎朝ちゃんと起こしてくれるらしい]
わりと便利だと思うんだがなあ
[テッドが聞いたら怒りそうな身勝手極まりない感想を呟きながら、皿を片付けて身支度を整える。隣の部屋から何かの、いや猫のうなり声が聞こえたような気がしたが、これくらいの声量ならば、1階までは届かないだろう。 そういえば昨日ディーンが屋上に上っていったが、はたして――?]
いってきます
[ディーンを見かけたらそれとなく聞いてみよう、とこめかみをトントン、と叩いてメモをして。 出しっぱなしだった毛皮のコートに言い置いて部屋を出た。ちなみに二日酔いなどとは縁遠いので、今朝も軽快な足取りである]
(138) 2011/08/05(Fri) 23時半頃
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