112 燐火硝子に人狼の影.
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[月明かりに照らされる男のシルエット。 ピンと立つ両耳にすっと伸びた鼻先、 風にそよぐ金糸の毛並みが光を弾く。 人狼と呼ばれる姿を経て、変じる先は四足の大きな獣。 山奥に住まうだろう狼と似た形ではあるが 一対一では人間は一溜りもないであろう、巨躯で違うと知れる]
背に乗るが良い。 人の足では追手を振り切るは難しいだろう?
[金色の獣は微かに頸を傾げサリスを促す。 先ほど作った布製の輪を咥え、頸に掛けてるは手綱代わり。 彼が背に跨れば其れを握らせ]
振り落とされぬよう確り捕まっておけ。
(86) helmut 2013/02/10(Sun) 03時頃
|
|
[獣の姿で人の言葉を操る化け物は 人間であるサリスを背に負い窓枠を飛び越える。 しなやかな金の尾が余裕と言わんばかりにゆらり揺れた]
それにしても正面突破とは――… 歳のわりに豪胆な娘だ。
[揶揄るかの如き声漏らし、喉を鳴らす]
この町の景色も――… 暫くは拝めぬかもしれぬ。
[感傷的にも取れる言葉に感情の色は薄い]
(87) helmut 2013/02/10(Sun) 03時頃
|
|
[人狼が逃げた、と。 その知らせは朝になれば町中に知れ渡るだろう。 集会所に集められた者の名も 処刑された者の名も人狼の牙に掛かった者の名も。
行方知れずとして処理された者は三名。 人狼容疑ははれぬまま容疑者としてその町には名が残る]
(88) helmut 2013/02/10(Sun) 03時頃
|
|
[小さな山の上にぽつりと建つ集会所。 色とりどりの硝子細工が朝陽を受けきらめく頃には 金色の獣と人の子の姿は森を抜け 町とは反対の山の麓へと落ち延びる]
――…怪我は無いか?
[障害を跳躍し、道ならぬ道を駆け抜けた獣の息は微かにあがる。 それでも背に向けた案じる声は常のような余裕を滲ませ ゆらり、ゆらりと金の尾を何処か愉しげに、揺らし尋ねる**]
(89) helmut 2013/02/10(Sun) 03時頃
|
|
[人狼が集会所の包囲を突破した数刻後。 集会所には検分する自衛団員たちと野次馬の姿がある。 その中には集められた者の関係者の姿も見られた。 テッドの名を呼ぶのは彼が遊びに行く約束をしていた者だろうか。 仔細を知る為に、集められた者の無実を訴える為に。 柔らかな金糸を編み込んだ身なりの良い日傘の女性もそのひとり。 ルーカスと言う貿易商と同じ色の眸持つ女は 自警団から事件の一端を聞けば目眩に足元をふらつかせる。 地面に落ちるは純白の日傘。
兄が人狼だなんて。 そんなはずはない。
慌てて支える使用人が彼女をグロリアさまと呼んだ。 グロリアは自警団の言葉を拒絶するように頸を横に振る。 其れは何かの間違いだと強く強く訴えた]
(90) helmut 2013/02/10(Sun) 17時頃
|
|
[其処に集まる面々に事の真相は知れない。 闇に包まれた真相を知るは生き残った三名と 其処で事の全てを見続けた罪なき魂のみ――**]
(91) helmut 2013/02/10(Sun) 17時頃
|
シーシャは、それではふたたび、りせき!**
sakanoka 2013/02/10(Sun) 21時頃
|
[世に広く知られるお伽話を持ち出して語るリヒト。 感情の滲んで見えないその顔が、ふとそのいろに変わる。 それは今まで知る限り、おそらく、初めて見るいろだった。]
オレ、馬鹿だから、喰われちまうかも。
[小さく声を震わせたまま。 この時はただ、そう返しただけだった。]
(92) sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃
|
|
[やがてミドルが事を起こし、此方にもそれが伝わった頃。 肩に外套を掛けられ一度瞬くも、直ぐに袖を通していく。 やがて預けられたのは、彼が常に持っていた黒檀の杖と、掌程の大きさのぼろぼろの本。]
ん、………ちゃんと、預ったさ。
[逃亡の折の荷というには、余分と言う人も居るのかもしれない。 それでも此処で持っていくということ。そして、己にそれが手渡された意味。 ――外套の前ごと掻き抱くように、右腕で確りと抱えた。]
その、ちと。 不安っつか、……… 心細かった、っつか。
[向けられた笑みに、掻き消えそうな程の声で吐きながら。]
(93) sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃
|
|
[硝子窓は開け放たれ、その夜風に金糸が揺れるのが見えた。 そう、目の前にあらわれるのは、お伽話が語る人狼のかたち。 そして――大きな躰の、月明かりにも似た毛並みの狼。]
あァ、 ―――…綺麗、だな。
[あの時の記憶は、死を迫られた恐怖に満ちていた筈なのに。 今見るそのすがたは、何処か、懐かしく見えるものだった。 ともすれば見惚れてしまうその獣に、促され、はっとして]
って……えェと、それでそのシーツの訳、ってことか。 じゃあ、背中、有難く借りるわ。
[圧倒する程の力で組み敷いてきた獣の躰。 今度はその背に跨るというのも、少し不思議な心地がしたもので――。 手の内の髪飾りと銀のクロスは振り落とされぬように、黒衣の内ポケットの中に。 それから促された通りに背に乗り、「手綱」を左腕に絡ませ、握り締めた。]
(94) sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃
|
|
[人の子を乗せた獣が、跳躍する。 上着の上から羽織る外套が、闇夜の冷たさを遮ってくれる。 頬や髪を掠める夜風は何処か心地良く。 暗さの中でも輝きを持って見える金色が、まるで踊る月そのもののように感じられた。]
(95) sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃
|
|
[やがて夜明けが訪れたその森の中で。 狼の背に身を預けたかつての少年は、少しだけ眠たげに口を開いた。]
あの海も。綺麗な硝子も。屋台のお客さんたちも。 もう見れねェって思うとあれだけどよ。
ま、遠く離れりゃどこでも、商売はやってける、さ。 ――…ミドルとも、何時か、何処かで。
[巡り合い、約を果たせれば好いな、と。 豪胆な手段に出た彼女のこと。きっと、強く生き抜いてくれていると信じて。]
(96) sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃
|
|
[怪我のことを問われたサリスは、背に乗ったままぱちりと瞬く。]
特には、あァ、いや。 …………ちと、首、痛む、わ。
あんたにキスされた所為、で。
[大分間を開けて、付け加える。 口を窄めながら低くごちて、それから、小さく楽しげに笑って見せた。]
(97) sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃
|
|
[朝日に照る金糸の、リヒトの首筋を緩く撫ぜる。 余裕も愉しげな様子も感じてはいたけれど、此処まで駆けぬいた獣の息遣いは、間近に感じていたから。 どこか夢でも見るように、ふと、言葉を紡ぐ。]
あとさ。あン時、あァ言ったけどよ。 やっぱ……喰われるンは勘弁。
だってさ。猟師が撃ち殺しにやって来ても。 赤い頭巾のガキは、腹ン中からじゃ、狼を護れねェだろ。
[あの時の彼の言に合わせて語るお伽話の続き。]
(98) sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃
|
|
ニンゲンが人狼を護るなんざ言ったら、笑われるかも知れねェけど。
[かのうつくしい獣のことを「人狼サマ」とは呼ばなかった。 もう、畏怖や怯えから彼の傍に居る訳ではなかったから。]
オレの、サリスの命尽きるその日まで。 あんたのこと、傍で護らせて…――なァ、リヒト。
[そのためならば、何処でだって生き抜いてみせる。 どんな海の向こうでも。どんな地の最果てでも。 見えずとも見守っててくれる人と。今目に見える、この獣と。共に。**]
(99) sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃
|
シーシャは、メアリーとリヒトををぎゅううううう
sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る