人狼議事


212 Dark Six

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【人】 学園特警 ケイイチ

嗚呼、何かあったら連絡して。

[外へ出ると言う少女>>82へ頷く]

ミツボシ。

[その背中を見送りかけて、ふと名を呼び、何かを言いかけて]

…気を付けて。

[結局、シーシャの気持ちを彼女に伝えることはないまま]

(83) 2015/01/17(Sat) 17時頃

【人】 馬鹿 イワン

そうだよね…、本部は護りを厳重にしてるよね。

[理由は全く思い至らないが、何故か深く納得出来た。
ミツボシが商業ビルへ向かうと聞けば、]

気をつけてね。

[完全な獣化を為せば人より早く駆けるは出来る。けれども、それより巧みに、ミツボシは商業ビルへと辿りつくし、彼女は優れた異能だ。止める理由は何処にも無い。]

(84) 2015/01/17(Sat) 17時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

そうね、何かあればすぐにでも連絡するわ。

[自分が去る事でケイイチの右目はどうなるのだろう。
尤も、ミツボシはケイイチの目の事は知らないのだが。]

気を付けてね、吸血鬼の本命はこれから来るのでしょうから。

[断定的にそう告げると、教会を去っていく。
走り出して――彼らが見えなくなった辺りで唇の端に笑みを浮かべながら。]

(85) 2015/01/17(Sat) 17時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ミツボシが教会から姿を消した>>85直後]

………む?

[すっと右眼の痛みが弱まった気がした。

表情は変えぬまま、心中で混乱する。どういうことだ。目が反応しているとすれば、それは眼前の"大馬鹿者"に対してだと思っていた。理由は分からないが、この痛みが再燃したのはブリッジの襲撃が起こる直前。
つまり、この痛みが今回の事件に関与しているのだとすれば。滅すべきものに反応しているのだとすれば。傍観者《ウォッチャー》があの時見つめていた先は、思い返せばこの教会ではなかったのか―――?]

っ、う。

[冷や汗が背を伝った。明らかに顔色を悪くした男は、その場でよろめいて片膝をつく]

イワン。ねえ、君。
襲撃が始まってから、ミツボシはずっと教会に居た?

[焦点の定まりきらない虚ろな目をしつつ、問う]

(86) 2015/01/17(Sat) 17時半頃

【人】 馬鹿 イワン

………。

(うーん。)

[微かな違和感を感じたが理由が分からず首を捻る。
多分恐らくは、下級の吸血鬼の次は本命が来るという予想なのだろうけれども。
まるでその事を知っているような台詞に違和感を感じていたことなどすぐに消え、ケイイチに向き直る。]

…ケイイチくん、やっぱりシャツを持って来るよ。
それに軽食も。

君は僕にもここを守れる力がある(>>79)と思ってくれるのは嬉しいけど、僕は…、どうしても躊躇し……え!

[殺す事に躊躇する自分よりも、ケイイチが万全で居てくれた方が良い、そんな話をする前に、ケイイチが片膝を付く。やっぱり何処か怪我を…]

え、えぇ…と、子供を司祭様と避難部屋に誘導する時には居なかった、かなあ。あ、でも、僕が気付かないだけで教会に居たのかもしれないし…その間の襲撃は全く無かったし…

[単に被害が来なかっただけか、ミツボシが教会を守って居たかは判別が付かない。先程のミツボシ>>65>>66との会話を思い起こそうとする。確か…]

(87) 2015/01/17(Sat) 17時半頃

【人】 馬鹿 イワン

多分、ブリッジや街には行ったんじゃないかなあ。
ブリッジに戦力が集中してるから、子供達を守ろうとこっちに来てくれた筈だよ。

あ、でもミツボシちゃん諜報だし……行ったとは断定出来ないのかな。

[イワンの知らない別の方法>>0:7で情報を入手した可能性もあるかもしれない。]

ブリッジは囮で、ええと、裏をかかれたとか言ってたっけ。

[ミツボシが話していた、ブリッジや街に居るのは下級の吸血鬼や眷属ばかりという話も交えながら、故に、ミツボシが指揮クラスの吸血鬼が居ると話していた概要を語る。]

ケイイチくん、大丈夫?
顔色が酷く悪い。怪我をしたのかい。なら早く治療を……

[イワンも片膝をつき、ケイイチの肩に手を置こうとする。]

(88) 2015/01/17(Sat) 17時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

― 回想>>72

へえ、司祭様が護符を。
うん……良いんじゃないかしら。

[護符を渡したと聞いて見ておきたい気もするが。
その機会はまだ無かったらしい。

それだけでなく、武装も手に入れているならば。
念の為、後で対策を取っておいた方が良いのかもしれないのだ。

10年前のように、銀の弾丸で武装されては困る。
同じ武器を使っているのだとは気が付かないままに。]

(89) 2015/01/17(Sat) 18時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

誰かを守る力は大事だものね。

今度は何も失わないようにしないと。

[10年前のあれは痛み分けと言ったところか。

尤も、従者と妹を一緒にしていると聞かされれば。
彼は怒り出したのかもしれないが。]

― 回想・了 ―

(90) 2015/01/17(Sat) 18時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

―教会―

[イワンへの猜疑と憎悪の前に霞んでいたが、違和感は確かにあった。
諜報部としての情報を問うたのに、自身の思考のような口振りでかえされた返事>>76。しかも過去に事案があったのに、裏切りを全く警戒していない様子。随所の断定的な台詞。全て些細なことでは有るが、一度疑念へ傾き始めた思考は止まらない。

だが、彼女は教会の出身者だ。幼い頃からよく知っている。今日まで滞りなく任務を遂行してきたし、組織内での彼女の活躍は誰もが認めるところだ。

故にこの思考を否定する材料を求めて記憶を辿り、イワンの言葉>>87>>88に耳を傾ける。駄目だ、決定的な物がない。
右眼が疼く。食虫花が蠢く。殺せ。喰らえ。もう相手が何だって良いじゃないか。まだまだ全然殺したりない。殺せ、殺せ、殺してしまえ。
混乱した思考を振り払う。違う、この危機的な状況で、同士討ちなんて致命的だ。確実に敵だけを打ち倒さなくてはいけない。暴力は目的ではなく手段だ。それは当たり前のことだ。

傍から見れば、唯、気分が悪そうに膝をついて俯いているように見えるだろう。次第にイワンが心配してかけてくれる声も届かなくなり、意識は遠く、遠く…]

(91) 2015/01/17(Sat) 18時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

触んなよ、人殺し。

[伸ばされた腕に反射的に顔をあげた。
低い声と共に、肩に置かれる前に彼の腕を掴む。
普段の男からは考えられない殺気を隠さない様子で、右の赤い瞳は獲物を見つめるように愉しげに細まった]

(92) 2015/01/17(Sat) 18時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[次の瞬間我に返り、床を蹴って相手から一気に距離を取った。呼吸が乱れ、頬をまた一筋、冷や汗が伝う]

………嗚呼。ごめんね。

ちょっと疲れていたみたい。嫌なことを思い出していたよ。
気を悪くしないで貰えると、ありがたいな。

[我ながら無茶なことを言っていると思ったが、仕方ない。これ以上の誤魔化し方は思いつかなかった。
苦笑しつつ、ゆっくりと立ち上がる]

俺は少し、外の空気にあたっているよ。

(93) 2015/01/17(Sat) 18時半頃

【人】 馬鹿 イワン

― 回想・幕間 ―

[全てはタイミングの問題だったろう。あの時、ケイイチ>>70が現れなければ護符を取り出し、剰え望まれれば快く吸血姫に渡しさえしただろう。
そんな運命の悪戯を知る者は居ない。もし知る者が居たならば、恐らくはそれは全てを見通す観測者《ウォッチャー》くらいだったろう。

そしてまた。怒り出したかは分からない。
記憶の無いイワンは嘆くことすら出来ないのだから。*]

(94) 2015/01/17(Sat) 18時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[さて、次はどうしたものか。

チャールズかガーディにでも会えればよい。
或いはカリュクスに会っておくか。

まあ、隙あらばそのまま殺してしまうかもしれないし。
魔眼で虜にしてしまうのかもしれないが。

そう、自分が好きに動くためには。
誰かが吸血鬼と誤認されて死んでくれるのが都合がいいのだ。]

(95) 2015/01/17(Sat) 19時頃

【人】 馬鹿 イワン

― 教会 ―

[イワンが喋っていた言葉を遮るように放たれたのは、
ケイイチから>>92の殺意の籠る言葉と眼差しだった。]

………。

[驚いた顔をしたものの、イワンは、にこっと笑った。
赤い瞳が愉しげに細められているのには、内心あわわわとなっていたのだけれど。]

(96) 2015/01/17(Sat) 19時頃

【人】 馬鹿 イワン

[勿論、赤い瞳が見えていればの話。黒髪の合間から見えない限りは、ただイワンは笑顔を浮かべただけだろう。]

ううん、良いよ。
怪我をしてないなら、良かった。

[身に覚えのない殺意、言葉の刃、行いの列叙。
ケイイチへも何か自分がしてしまったのかもしれない。
謝罪を受ければ、それでおしまい。気を悪くすることは無い。]

(97) 2015/01/17(Sat) 19時頃

【人】 馬鹿 イワン

あのさ、ミツボシちゃんを追いかけてみる?

[去りかける背に声をかける。
何故、そんな言葉を掛けたのか自分でも分からない。]

僕にはよく分からないけど、ケイイチくん、ミツボシちゃんが気になってるんだろう?
君の足では追いつけないかもしれないけど、…僕に乗って行きなよ。

[ケイイチが断れば、そこで、この話は終わりになる。]

(98) 2015/01/17(Sat) 19時頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 19時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

[赤い瞳は、相手>>96>>97にはっきりと見えていただろう。思えばこれが原因で、自分に疑いをかけられても可笑しくなかったのだ。
けれど彼は笑顔を見せ、此方の暴言暴挙すら許容し、そして思いも寄らない提案>>98をしてきた]

―――――…。

[ぎょっとして振り返る。思案は数秒。
男は首に掛けているヘッドホンに付いている通信マイクのスイッチを入れた]

ガーディ、聞こえるか?俺だ。
出来れば教会の護衛に回ってほしい。
少し此処を空けなくてはいけない用が出来た。

[そのままイワンの方へ視線を向けると、こくりと頷いた]

(99) 2015/01/17(Sat) 19時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 19時半頃


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

― 市街地・商業施設1F ―

[ミツボシの意のままに動く眷属たち。
彼らはまだこちら側についていない人間たちを多数名連れてきていた。

そして行われるのは“選別”だった。
ミツボシに選ばれた人間は血を抜かれて眷属に。

そして、最後まで抵抗していた人間たちの末路は……魔眼による虜化だった。]

これを持っていきなさい?
そして特定の地点に行ったらそこで待っていればいいわ。

[組織の中から持ち出された爆発物。
要は千砂倉のあちこちで爆破テロを行う算段だった。]

(100) 2015/01/17(Sat) 20時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

今の所は、まだ私の方がリードしてるかしら。

どこに黒幕が居るのか、気が付かないようではねえ?

[くすくすと笑う。
そこにあったのは慢心なのだろうか。

並みの能力者であれば接近される前に察知できる。
察知できない相手は人の姿を取らない異能者ぐらいのものか。]

(101) 2015/01/17(Sat) 20時頃

【人】 馬鹿 イワン

分かった。
じゃ、僕は一言司祭様に伝えてくるね。

[イワンはケイイチに断ると、一度教会の奥へと向かい、司祭に商業ビルに向かう旨を伝える。出来るだけ早く戻ると言い、その間はガーディが来てくれるかもしれないことを伝える。]

む。

[はたと何かに気付いたかのように声が洩れた。]

………。うん、司祭様を通じて、ミッシェルちゃんにまた頼んだけど、ちゃんと変化するか不安だな……。

[通常の服だと完全に獣化した時点で弾ける。裂ける。更には、元に戻った時は全裸である。それを防ぐ為に、組織の服職人に頼んだりした訳だが。悩んでいても仕方無い。答えが出ない事は深く考えない質だ。]

獣化中は消えてくれる服を作れるとか、どういう技術なんだろうね。…服に入れた持ち物は僕の毛皮の中にでも入っているのかい。

[謎技術にイワンには珍しくぼやきつつ、ケイイチの下に戻りながら獣化した。]

(102) 2015/01/17(Sat) 20時頃

【人】 馬鹿 イワン

[ケイイチの下に戻って来たのは、イワンの鞄を首回りに提げるというよりはやや巻いてる形になっている、雪のような狼だった。微かに灰色の面影のある白い獣の四肢は太く爪は鋭く、首元周りの毛は他よりもふさふさしている。黒い鼻面から尾の根元までの大きさ、つまり体長は、2m強ほどの巨大な狼だった。]

 クゥ・・・
 《じゃ、行こうか》

[甲高い声で小さく啼く。完全に獣化した際には、囁きという力で相手に声を伝える為に、意思疎通には問題が無い。両耳を伏せて、ケイイチに緩く尻尾を振っている。]

(103) 2015/01/17(Sat) 20時頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 20時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

―回想・十数年前―

[満月の夜、人通りのない路地を、母の手に引かれて駆けている。家族で買い物を楽しんだ帰り道、こんな悲劇に見舞われるとどうして予想できただろう。組織の一員である両親は、常に襲撃の危険があったとはいえ。
父は既に狼の牙の前に倒れた。母は今、必死で駆けるも満身創痍で、敵に追いつかれるのは時間の問題だった。

ごめんなさい、ごめんなさいと、何度も呟いて。最後の力を振り絞り、母親は我が子へ能力をかける。それは所謂"透明化"。対象の視覚嗅覚での認知を一時的に不可能にするもの。
声を出してはいけないよ、と囁いて、母は敵へと立ち向かう。元来、戦闘向きの女性ではなかった。勝敗は分かりきっていたのだ。

そして、少年が瞳に刻み付けたのは、]

(―――――!)

[月明かりに舞う、金の瞳の大きな灰狼*]

(104) 2015/01/17(Sat) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

―教会―

[衣服に関するイワンの憂い>>102は知ることはなく。戻ってきた彼>>103に、僅かに息を呑む]

…ありがとう。

[眼前の狼は、記憶の中の狼にやはりよく似ている。揺らぐ感情を理性で押さえつけ、静かにその頭を撫でた]

ミツボシが今回の件に、関わっているかもしれない。
彼女に気づかれないように近づきたいんだ。

出来るかい?

[イワンも同様に裏切者である可能性を、完全に切り捨てたわけではない。万が一その時は、"なすべきこと"をするまでだ]

(105) 2015/01/17(Sat) 21時頃

少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 21時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 21時頃


【人】 馬鹿 イワン

[人の時と眸の色だけは変わらない。冬芽色の眼差しをケイイチに向け、頭を撫でられればくすぐったそうに眸を閉じた。]

 クゥゥ・・・
 《ミツボシちゃんが?え、えぇ…。》

[冬芽色の眸を開けて、ケイイチに本気で言ってるのという目を向ける。否定する訳ではなく、発想に驚いている様子だろう。]

 クー・・・ゥン?
 《吸血鬼ってこう牙がグワーって出て、眼も赤くて、
  肌も血を喪ってますみたいに蒼白いんじゃ、…ミツボシちゃんのまま、味方してるってこと?》

[上位の吸血鬼の特徴を知らないイワンは囁きに呟きを落とした。それでも、向かう事を今更止める素振りは無い。]

 ウー・・・、ォン
 《う、ううーん。今の僕は狼なだけで、…君の異能を使わず、僕が風下から向かえば、ミツボシちゃんも気付かないんじゃないかなあ。》

[ケイイチを振り仰ぎ、困ったように首を傾げる。そんな難しいこと分かりませんと言いたげだ。くいっと服の裾を軽く噛み、教会の外に出るよう促す。扉の開け閉めはケイイチに任せて、乗るのは教会の外での意だろう。]

(106) 2015/01/17(Sat) 21時半頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 21時半頃


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

― 商業施設・1F ―

[ミツボシ自身は牙を振るう事はしない。
配下の眷属が、同じように仲間を増やしていくのを見ているだけだった。

それでも、周囲の下級吸血鬼やその眷属との位置関係からも。
彼女がこの場の中心に居る事は簡単に分かるだろう。]

そうそう、騒ぎを起こすなら。
北西のこの地点にしなさい。
そこがDark Sixの拠点の一つだから。

[こちら側のアドバンテージ。
トップに立つミツボシがある程度までDark Sixの事を把握している事。
それを最大限に生かすべく、指示を出していく。]

(107) 2015/01/17(Sat) 21時半頃

機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 21時半頃


機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 21時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

―教会→市街地へ―

俺にも確信はないよ。
彼女のことは、昔からよく知っているし。
…だから確かめに行く。

[驚きの声を零す狼>>106へ、感情を殺した声で答える。
首を傾げる頭をもう一度撫で、裾を引かれるままに扉の外へ]

充分だよ。ま、気づかれたならその時だ。
平和的対話で解決できれば、良いね。

[ガーディが辿り着くまでは、カリュクスの子である狼たちが教会を守ってくれるだろう。その姿を確認してから、灰狼の背へ乗り身を預ける]

さ、急ごう。

(108) 2015/01/17(Sat) 22時頃

【人】 馬鹿 イワン

[やけに撫でられるなあと思ったが悪い気持ちにならないので、撫でられた時は気持ち良さそうに撫でられている。硬めだがもふっとした手触りだろう。]

 クゥ
 《分かったよ。》

[教会の外に出るとケイイチが乗り易いように背を屈めた。]

 ウォン
 《君達は教会の護衛の狼くん達?宜しくね。》

[教会の外の狼達に出逢えばそんな言葉をかけて。]

 クゥゥ・・・
 《僕の毛でも鞄のベルトでも握ってて。顔は伏せておいた方が良いよ。》

[背中にケイイチが乗ったのを確認すると、出発する。最初は歩きから軽く走り始め、次に風に乗り、そして自らが風になる。音もなく駆け続ければ、見る見るうちに辺りの景色は過ぎ去り、時速は通常の法定速度をゆうに越えた。
ブリッジは立ち入り制限が既にかけられた>>11が、七転学園が吸血鬼の手に落ち、更には被害は広がっている>>63。市街地にも何らかの制限が、そして吸血鬼の存在にいまだ気付かぬものも異様さを感じとっているのだろう、道路に人の姿は見えない。]

(109) 2015/01/17(Sat) 22時頃

【人】 馬鹿 イワン

[無人のアスファルトを走り、置きっ放しの車で走り抜き難い場所があれば、車を踏み台に跳躍し、次の車の天井やボンネットを凹ませて着地し、また走り続ける。
トップスピードに至れば、一般人なら目を開けていられないだろう。
風の向きを確認しながら、商業施設達が見えて来ると風下より近づくルートを選ぶ。やがて、ミツボシが向かうと言っていた商業ビルが見えてきた。
吸血鬼や眷属の姿はどうだっただろう?見えれば、警戒をしながら近づいただろう。]

(110) 2015/01/17(Sat) 22時頃

【人】 奇跡の子 カリュクス

ー市街地ー

[一つ一つ虱潰しであたっていくしかない、と
立ち寄ったのは千砂倉で何でもあると有名なショッピングモールだった。]

ここも、もう駄目か。

[普段は、人の話し声などで賑わっているそこも今となってはもう魔物たちの唸り声くらいしか聞こえてこない。パンデモニウムと化してしまっていた。

カミュエルは見境もなく襲いかかってくる元人間達をまるで、玩具のゴムボールのように、薙いで、弾き飛ばしながら進んで行く。払い退けられた者たちはかなりの勢いで空中を踊り、四散して、壁やら床やらを、耳障りな音を残して汚していった。

ここは、学園からは割と距離があるのだが予想していたよりも侵食は進んでいるらしい。このままでは、いけない。
早く、早く、首謀者を見つけて、食い止めなければ。

そしてカリュクスが監視の目を光らせるも
それらしき者は見つけられない。

それにしても、千砂倉内をたった一人もしくは数人か、そのために探して回るのは非常に骨が折れそうだ。]

(111) 2015/01/17(Sat) 22時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

― 商業施設付近 ―

[眷属や吸血鬼が周囲を徘徊する。

しかし、眷属の中でも意思を保てる者は別の任務に就き。
吸血鬼に至ってはミツボシ以外はまともに意思の疎通も出来ない有様だったから。

イワンが注意を払えば、誰にも気が付かれずに商業施設の内部へ潜入する事は可能だっただろう。
そして、吸血鬼や眷属に指示を下す彼女を見る事も。]

(112) 2015/01/17(Sat) 22時頃

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