人狼議事


18 'Cause I miss you. 〜未来からの贈り物〜

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 それ。
 人狼の存在理由は、きっと悩むことだと思うぜ。
 自分はどちらに属したいのか。
 獣としての本能を抑え、人間としての理性を護るか。
 それともその逆か。

[自身の問いに答えない男に、少年なりの存在理由を伝える。]

 ―――なっ、

[振り上げられた腕、その先に延びる爪に。
 殺される、少年はそう感じた。
 細い腕を盾にして頭を庇う。]

 ……っ、

 どうせなら、背中にしてくれないか?

[腕から血を流したまま、男に無防備な背を向けてみた。]


【人】 墓守 ヨーランダ

[ずっと、固まったように端に立っていた。
頭の中だけは色々なものがない交ぜになっていたが、
それでも、何も口を挟む事はなかっただろうか]

…………。

[足を進め、用意された投票用紙と羽ペンをとる。
ヤニクが求めるようなら、彼にも手渡すつもりで。
そして周りをぐるりと見渡し、最後にフランシスカを見て、
彼女の遠慮がちな願い>>171には小さく頷いた。
ただどこかにふたりきりならば、また違うかもしれない]

(173) 2010/07/07(Wed) 00時半頃

[ ちょっとした脅かしの心算だった。
 腰を抜かすの少年をからかってやろう、その程度の悪戯。
 誤算といえば、少年の反射神経が想像を上回っていたことか。]

 バッ――!

[ 慌てて爪を引っ込めるも間に合わず、腕を掠めるように裂いた。]

 危ねえなテメエ! 危うくその腕斬り落とすトコだったじゃねえかッ!!

[ 逆上し、慌てて腕を戻した。派手に血は流れるが、爪に残る手応えは浅い――傷は残らず癒えるだろう。]

 まあ、男にしたら掠り傷だろ……自慢できるぜえ? 人狼の爪を受けて生きてるんだしなァ!

[ 頭を書いて笑い飛ばし、振りかぶる。
 ――今度は、人の手で、思いっきり。]

 ほらよッ!!

[ 手のひらは、少年の背を正確に捕らえた。]


【人】 墓守 ヨーランダ

[名前のまだ書かれない羊皮紙を握ったまま、
フランシスカとタバサがキッチンへと消えるのを目で追う。
その瞳には不安と切なさが浮かんでいるだろうか。
急に身体の力が抜けていく気がして、椅子に座り込んだ]

……ヤニク。

[周りに聞こえないくらい小さな声で]

タバサが危なかったら、わたしじゃなくて、
……迷わずに、彼女を守って。

へクターがいるけど、……何があるか分からない、から。

[こんな時にと、思われるかもしれない。
でも彼女はきっとテッドの母親で、へクターは父親だ。
彼の『大切な人』は死んではならない。ぜったいに。
誰の意思を無視するものであっても、これは...の願い]

(177) 2010/07/07(Wed) 01時頃

墓守 ヨーランダは、たとえ理由を聞かれても、答えはしないだろう。

2010/07/07(Wed) 01時頃


[もしも、自身の両親を奪った人狼がドナルドなら許せない。
 けれど、今、目の前にある過去において、ドナルドは両親を殺しはしなかった。
 だから、少年は憎みきることはできなかった。否、寧ろ、憎んではいけないと、少年は思っている。]

 (母さんの笑った顔、怒った顔、どっちも好きだけど……)

[あの日、少年が処刑を買って出たわけは、見れなかったから。
 ドナルドが疑われ、あれ以上苦しんでる母の姿を見たくなかったのだから。]

 ありがとう、ドナルドさん。

[背を押されれば、嬉しそうに笑う。
 今度は、ちゃんと階段を上がれるだろうか。
 目の前には、一匹の″案内人″。]


 全てが終わったら、林檎食べてみてよ。
 ほらぁ、いっぱいなってるでしょ?
 果実の禁断、解いておいたからさ。

[こっちの世界からでも触れるようにしておいたよ。
 そう付け加えて、少年は笑う。
 男は、何か問うただろうか。
 どんな問いがあっても、少年が答えるのはこれだけ。]

 ふふふ、

 僕から皆への―――贈り物(プレゼント)。

[溜まった魔力、その少しだけを使った贈り物は、
 願いを叶える、幸福の果実。]


 欲張ったら、堕ちちゃうからね。
 アダムとイヴみたいに。


 じゃぁ、


[少年の姿は闇へと消える。
 ドナルドの目には、儚く消えるように映ったか。]








 ―――さようなら。


―未来へ続く階段―

 何だよ。
 罰じゃなくて魔力だったのか。

 ……って、あぶねぇ。
 使い果たさなくて良かったぜ。

[″案内人″から堕ちた理由を聞けば、小さく舌打ちする。
 けれど、少年の目元は確かに緩んでいた。]

 なら……今回は大丈夫そうだな。

[闇に浮かぶ、時の螺旋。
 チクタク、チクタク。
 時を刻む音と共に、少年の足音が響くのだった。*]


【人】 墓守 ヨーランダ

[ヤニクの反応は、どうだっただろうか。
その後はしばらく俯いたまま動かなかった。
キッチンから紅茶の香りがしたなら、手を握り締めそうになり、
ガストンのくれた薬草と言葉を思い出し、また力を抜いて]

―― 人狼は、なぜ、人を襲うんだろう。

[掠れた小さな疑問は、部屋の空気に混じり消えるだろう。
まるで紅茶に溶けてゆく、砂糖のように]

(184) 2010/07/07(Wed) 01時頃

[ まるで、霞の様に消えて行く少年に目を丸くした。]

 ――ふん。

[ 少年は向かった先は天国か、もしくは此処とは違う何処かか。]

 俺は、林檎なんざ喰わねえよ。

[ だが、まあ一つくらいはいいだろうか。
 ――背を向けて、来た道を戻る。]


墓守 ヨーランダは、名前を記した紙を、袋の中に――落とす。

2010/07/07(Wed) 01時頃


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2010/07/07(Wed) 01時頃


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2010/07/07(Wed) 01時半頃


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