64 色取月の神隠し
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[指の先、増えた影。 それが一平太だと知るや、安堵したような困惑したような複雑な表情が浮かぶ。]
“おかえり 一平ちゃん”
[狭間で友に届いた声も、此処では音を奏でない。 ゆっくりと唇を動かして一平太へと微笑みかけ、 傍らのたまこへと視線を向けた。促すように。]
(25) 2011/09/19(Mon) 23時頃
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[しん、と空気が鎮まったような気がした すっかり暗くなり、きっともう祭りの2日目は終わる頃 祭囃子の音も、人々の喧騒も、遠く過ぎた後で 空にはぽかりと上るお月様
けれど、冷たい月の光ではなく、お日様のような光が 傍にいる少女のその名とおりに、暖かくたまこを包んだように感じた]
…あ。
[目をそっと、開けばそこに]
[一平太が、いた]
(26) 2011/09/19(Mon) 23時頃
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[月夜に響く笛の音
──己を外に誘った、こちら側へ誘った音色
自分と同じ年頃の少女
──ずっと傍に。それを裏切り、消えた娘
閉ざされた部屋
──暗く、外に出ることも叶わぬ寂しい部屋]
[青白い火はより一層激しく燃える。]
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『にしても、ほんと、あきのしんは何て言ってるのかねえ。 友達ができたって、あんなに喜んでたのにさ』
[何がなんだかわからない様子の一平太を眺めつつ、鵺に囁く]
『慰めてくれる筈の兄貴分は、いいヒトができて夢中だろうし』
(27) 2011/09/19(Mon) 23時頃
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[問いに返ったことば。>>13]
“あやかし。”
[真面目な表情とその声色は、不思議と静かに見えた。 声なき声でいちど、にどと繰り返す。 ふと芙蓉の声に振り返り、彼女を見詰めて瞳を細めた。]
“軽業とも手妻とも違う業だけど、 ――私は、ただの人間なんだよ。 力を持っているのはこっち。 御婆ちゃんから御爺ちゃんに、 それから最後に私の手に渡ってきたこの櫛。”
[熱の篭った声に眉を下げて微かに笑む。 軽くあたまを下げたのは、賛辞への礼。]
(28) 2011/09/19(Mon) 23時頃
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[隠世の皆が必死に明之進の火を追いかけているのを遠めに見つつも、特段走る気はない様子の半妖眼鏡。]
―――…
[その内に思うことは在るが。]
味噌茄子が食べたいなぁ…
[焦る彼らを余所にそんなことを言っていた。]
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>>25 [傍にいるであろう日向を振り返り 静かな落ち着いた様子に、伸ばしかけた手をはたと止めて 薄茶の瞳が促すように微笑むのに、眉の下がったまるい笑顔を向けた 日向の手を取って一歩、一平太のほうへ歩みかけ]
日向ちゃん、が。 呼んでくれたの。 声が、聞こえた、でしょ。
[日向の声、は、隠世と現世を繋ぐ声 その狭間で届くように 現世での声を失ったは、その力のせいなのだろうか、と たまこは声を詰まらせながら、一平太へと呼びかける]
(29) 2011/09/19(Mon) 23時頃
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[強い想念が宿った古き品が九十九を生むと聞く。 しかし、この櫛はたまこの簪のように、あやかしをこの世に顕現させはしなかった]
“だけど、”
[切った言葉の続きを中々文字に出来ず、 幾度となくそうしたように、土の上で惑う枝先。]
“……ん そうだね。 こんな力を使役できるということは、 藤之助さんの言うとおり、なのかも知れない”
(30) 2011/09/19(Mon) 23時頃
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[>>25日向さんがいる。 そして促された視線の先に>>26たまこ姉さんがいる。]
戻って―来たんだね。 僕は。
[目の前で消えるのを見たであろう彼女がそこにいる。そして日向がそこにいる。
しかし表情は、心情はとても複雑で。]
そうだ、僕は戻ってきたんだ。 神隠しから戻ってきたんだ。
[同じ言葉をもう一度繰り返す。 それは、即ち同時に。]
明之進…くん。
(31) 2011/09/19(Mon) 23時頃
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>>13 [ぞくり、と背筋を冷たいものが走る たまこは、喜び勇んですっかり頭から消えていた 藤之助の問いかけを思い出す]
…いやだ。 藤之助さん、なに、言ってるの。
[半分笑ったまま、けれど少し震える声で、ふる、と首を振った]
(32) 2011/09/19(Mon) 23時半頃
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う、ん……。
私でも、何か出来る、なら……。
[志乃に頷き、明之進だという青き火へ向き直る]
明之進、さん……!
あき、あ、あの、私……!
[燃える火に向け伸ばした手。
その指が再び、ぶれて見えた]
ずっと……あなたを、探して……!
[思わず口から飛び出した言葉に、またも娘ははっとした顔をする。
己と重なり合う何か――それはあやかしの会話を夢に見た時のように、分かたれたと思えばまた溶け込んで]
さよ……?
[そうして娘は、その名を思い出すのだった]
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ねえ、いっぺいた。
[明之進の名を聞き取れば、少年へと呼びかける>>31]
ひなたが言ってたよ。 あんたが戻りたい、行きたくないって思ってるんなら、連れ戻せるって。
あんたが、こうして戻ってきたってことは、 無理に連れて行かれてたのかい? あきのしんと行くのは、嫌だったのかい?
(33) 2011/09/19(Mon) 23時半頃
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>>29あれは日向さんだったんだ。 聞いたことの無い、すごく綺麗な声だった。
手を、もたれてそのまま…戻ってきた。 気付いたら此処に。
[言葉はゆっくりと語られている。]
(34) 2011/09/19(Mon) 23時半頃
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>>16
[パン、と手を叩く音と笑い声に、びくりとして芙蓉のほうを向く 怪訝な顔で、その様子をじっと見つめた]
芙蓉さん…?
[近づきかけた一平太へ背を向け立ち、 手を引こうとした日向をそっと引き寄せようと たまこの腕が宙を掻く]
(35) 2011/09/19(Mon) 23時半頃
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何って……? 己は事実を述べただけだよ。
[>>32ふるり首を振り、怯えを隠せない様子のたまこに にたりと笑い]
望むと望まないと日向ちゃんは、もう人の子じゃいられない。 それはおたまちゃんにも、分かっているんじゃないのかなぁ。
……いや、芙蓉の言う通り おたまちゃんや、一平太くんだって、もう――
[>>22芙蓉の視線を受けて、人の子たちの裡を毒を滴らせる]
(36) 2011/09/19(Mon) 23時半頃
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[それは、力を手にした三人に向けた芙蓉の言葉への返答にもなろうか。>>22>>30]
“それでも……特殊なのかな。 ………こういう力も、あやかしも、自分がそれに近いといわれても、 そりゃ 驚いたし、不思議だとは思うけど、 やっぱり身近すぎて 恐いとか変だとか思えないの。”
“人間とあやかしの境界って、なんだろうね”
[たまこの反応は自身とは違う。>>32 其処にあるのは明確な怯えで、恐らくはそれが自然なのだろうとも、思う。静かに文字を土で覆った。]
(37) 2011/09/19(Mon) 23時半頃
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[伸ばされる手を拒絶するように火が激しく揺らめいた]
ヨルナ
オマエノ 顔ハ 嫌イダ
[求めていた姿によく似たその人も
負の炎に支配された今では憎悪を感じる。]
たまこは、一平太を振り返り、もう一度芙蓉を見た。
2011/09/19(Mon) 23時半頃
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[たまこに手を引かれ、一平太の方へと一歩、踏み出す。>>29 気掛かりであった問いは芙蓉の口から問われ、微かに緊張した面持ちで彼の表情を窺う>>33]
[道を往く彼の声音に、はっきりとした拒絶の色は無く。 判断しあぐねて意見を求めに走ったくらいなのだから、 現世に戻ること、それが彼を連れ去ったあやかしは元より、一平太の本意でないことも有り得ると分かっていた。
それでも、たまこの強い意志に動かされ、後押しするように隠世への道を覗いたのは自分だ。]
(38) 2011/09/19(Mon) 23時半頃
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[火の勢いが激しくなる。
聞こえてくるのは、拒絶の声。
娘は一瞬、息を呑むが]
ううん。
それでも……きらいって言われても、私は追い掛ける、よ。
[燃え盛る火に向かい、更に手を伸ばした。
その火に触れたなら肌を焼くだろうか?
痛みを感じれば顔を顰めるだろうが、手を引くことはない]
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[あやかし、と呼ばれた娘は、薬売りの賛辞を受けて、小さく笑んだ>>28 何やら文字を綴ってから、櫛を捧げ持つようにして、こちらへ頭を下げる仕草。
それは落ち着いたものだったけれど、やはり戸惑いを見せ>>30
怯えるたまこを見つめてからは、また、静かに手を動かした>>37 そんな日向を評して、囁きを送る]
『あんたの言う通りだね、藤。 ――強くて、面白い子だ』
(39) 2011/09/20(Tue) 00時頃
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あなたは…? 何で明之進君を知ってるの…?
[>>33女性の問いは尤もと言える。しかし、自分は彼女を知らない。傍に居るようである男も。]
僕は―アヤカシに会うことを望んでいなかったわけじゃない。寧ろ、望んでいたんだと思う。
[しかし、独白は行って。きっとアヤカシを知っている女性もまた、アヤカシなのだろう、そう思った。]
(40) 2011/09/20(Tue) 00時頃
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何で、って。
[一平太の問いに、怪訝な表情になったが>>40]
知り合いの辰次ってのが、たまたまこの村に来ててさ。 あきのしんとは、そいつの伝手で知り合ったのさ。
――なんて、ねえ。 今言ったのは嘘じゃ無いけど、あきのしんから、聞いてないのかい?
あたしは、あきのしんがあんたを気に入ってたのを、知ってるよ。 仲良しの友達ができたって、一緒に里へ帰れるって、喜んでたのを、ね。
[そう言って、穏やかな笑みを向けた]
(41) 2011/09/20(Tue) 00時頃
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奪い返す、なんて。そんな恐い言い方… …一平太ちゃんは、明ちゃんのものでも、わたしのものでも、ないし。
なんで連れてかなくちゃいけないの?
わたしだって、明ちゃん…友達ができたって思ってたよ? 悪いあやかしだなんて、今も思ってないよ。 だけど、勝手なお願いって、わかってても、 わたし一平太ちゃんがいなくなるの、いやだったんだもの。
(42) 2011/09/20(Tue) 00時頃
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もう誰も、いなくならないで、ほしいもん…
[だんだん、声が震えるのを止めることはできなかった 日向とは反対に取り乱す様子はあやかしたちにどう映るのか]
[それと知らぬたまこは、じり、と後ずさった 芙蓉や藤之助が、あやかしを畏怖する人間であれば 日向を、それだけでなく、自分も、一平太も 追い詰められ、危害を加えようとするのかもしれないと]
(43) 2011/09/20(Tue) 00時頃
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[何分必死だったのはあった。
手がぶれたかどうかを目にしたかは定かではない。けれど期せずして沙耶の身体の二重の影を見つけることは叶ったか?
はっとしたような表情を浮かべ、次いでその名を零すのならば、彼女に降りかかる黒き情念と化した火の粉を一度払い軽く目配せをし、彼女の少し後に佇んだ]
輪廻の轍か?
[現で叶わぬ時の逢瀬が、隠世で紡がれる
委細は異なれど、今彼女は何かを掴み、そしてたぐり寄せようとしている
自らが主と定めた娘が、今刻の欠片を拾い成すべきを成さんとしているのだ]
……
[ならば、成さんとする事の顛末を見届ける責は我に有り
ヒトの手を焼かんとする黒き情念に、それでも手を翳したぐり寄せようとする様を、女は横目で見つめ、背を預ける。
無粋の介入を心良しとせず、且つあの妖しの炎が主を包むのならばもろともに焼かれるべく]**
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でも、そうかい。 じゃあ、明之進と行くのは、嫌だったわけじゃないんだね。
[一平太の答えを聞いて、頷く。>>40 それは日向やたまこを責める響きではなく]
……安心したよ。
(44) 2011/09/20(Tue) 00時頃
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[日向をちら、と見れば、落ち着いた様子で地面に綴る返答があった]
日向ちゃん、恐くないの… この人たち、わたしたちを捕まえようとしてるん だ よ。
[と、言いかけて、えっ、と顔を上げる 一平太の問いに応える、芙蓉の言葉に、まるい瞳をもっと大きく見開いた]
里…? 知ってる…?
[言葉の意味を、飲み込むまで、少し時間がかかった]
(45) 2011/09/20(Tue) 00時頃
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そう怖がらないどくれよ、たまこ。
[不安げな様子に、苦い笑みを向け]
あたしはね、あんたやひなたのことが好きなのさ。 ――本当だよ。
[簪に潜む九十九へも、それは聞こえているだろう]
「よそ者」のあたしらにも、親切にしてくれた。 団子をくれてさ、雉を焼いてくれてさ。 ああ、店に来てくれて、喋ったのは、楽しかったねえ。
[語る眼差しは、柔らかく]
(46) 2011/09/20(Tue) 00時頃
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ヤメロ
ヤメテ コナイデ
[火は一瞬激しく燃えて、手を引かせようとその肌を焼いた。]
モウ 嫌 ダ
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明之進君と友達になれて、それでアヤカシだって聞いて本当に嬉しかった。アヤカシと行けるというのは、嬉しかった。
でも、やっぱり、行く時は。 たまこ姉ちゃん―心配だった。 残されていく人が、心配になったんだ。
[連れて行くと言った瞬間。短い時間の中で喜びと不安が重なって。ある種の覚悟を決めるまでずっと戻りたいと行きたい、入り混じった思いが、流れ出ていた。]
(47) 2011/09/20(Tue) 00時頃
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