227 【完全RP村】Etude of NIGHTMARE
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『……覚悟は、出来てるんだったよな。
"アルヤス"。
…………、おわらせてくれ、よ。』
[そう云う、白兎の仕草はひどく緩慢で
ひどく、辛そうで。
ラルフはその時初めて、
「この劇、趣味悪いな」と、小さく呟いた。
こんな胸糞悪い体験をするからには、
「彼ら」は生きて帰ればいいと思う。
こんな冷たい場所で、終わってしまわずに。**]
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――そう。 君は随分と奥さんが好きなんだね。
……む、やめないか。
[帽子屋に撫でられればくすぐったそうに、 小さな眉間に皺を寄せた。]
ふむ、いただこう。 明日太郎は料理家事は得手でな。 褒めてやってくれ。きっともっと精進するだろう。
(37) 2015/06/30(Tue) 01時半頃
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[そっと一粒だけ、ポップコーンを口に含むと、 さくさくと咀嚼し、こくんと飲みこんだ。 不思議の国の食べ物と違い、 ここの食べ物飲み物に特段の効果は無い。
……少しばかり懐かしい味がするとすれば きっとそれは 飲食する人間の思いがそうさせるのだろう。]
(38) 2015/06/30(Tue) 01時半頃
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[ 朱に交われば赤くなる、と言われて]
それではここがおかしいといっているようなものだ まあ、実際おかしいんだけどね……
[そんな相槌を打った折だった。 不思議の国のアリスが現れたのは。
帽子屋がアリスにポップコーンを勧める。 一粒だけしか食べていないのだから、 ポップコーンはきっと、余っているハズ。**]
(39) 2015/06/30(Tue) 01時半頃
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―― はあ!?
なんでだよ、獲物の差ならっ! 俺じゃねー、クソ山羊の野郎にでも言えっ!
じゃー素手で殴りあいでもやっか?
[ >>33笑みもなんも浮かばねー無表情は、 声とは裏腹に真顔で怒られてる気分で なーんとも理不尽めいた気分になる。
抗議めいた怒声にゃあ、 流石にそこまでしらねえ。
ハンデだのどーのが声にだされりゃあ、 片腕ねー時点でじゅーぶん『ハンデ』だって 悪態吐きやしたが。 ]
(40) 2015/06/30(Tue) 03時頃
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[煽る程に焔は大きくなって、 真っ向から風に煽られ、それを鏡に映し返す。 傍らで響くもう一つの戦闘の。
鉄球の衝音や、 声なんてのは聞く余裕もねえから、 ただ、‟今”は目の前の相手だけを見据えて。
―― 刃を振り薙ごうとすりゃあ、 見事風を踏みぬいた足は、
落ちてく。 ]
…… ッ、
(41) 2015/06/30(Tue) 03時頃
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[茨が所々食い込んだせーか、 漆黒の黒薔薇はその闇色に紅を差して、 昏がりの中に艶めきを宿し 妖しげに誇る。
多少痛覚なんて遠退いてるとは言え、 刺さり込んだ棘の感覚は鈍くたって痛いし、
… 暴れかける精神を『越えない』のは 怪我よりもずっと難しいことだった。 ]
… ―― く、 っそ、
[ずたずたになった絹の布は 腕に巻かれたまんま、 (あー、ショールさえ引っ掛かって面倒くせえ。)
絡まって身動きとれねーそれは、 鉛みたいに重い腕で無理矢理、 茨に纏わりつかれた部分を引き千切る。 なんとか、鏢はまだ見えねえまんま。 ]
(42) 2015/06/30(Tue) 03時頃
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[それから、根性だけで這うように 体は寝っ転がったまんまで、 剣が転がった方へ手を伸ばしてく。
無理矢理動かしてた襤褸の体は、 こっちだって、同じく疲弊しきってた。 ―― 一回寝ころんじまえば、 そう簡単に起き上がれる気だってしねえ。]
( それでも、 )
[ まだ‟希望”は捨てる気はない。 俺自身に、これ以上救いを求める気も無い。
だから、 更に擦るよう 口ん中に血の味がしても 構うか と 動きかけて ―― 、]
[ 求めた黒曜の煌めきが、遠退いてく。 ] [ 碧の炎が、揺れた。 ]
(43) 2015/06/30(Tue) 03時頃
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[>>35遠く 遠く、
光が求めたつるぎは この体力じゃあ流石に追えねーよーな所まで 放り投げ捨てられて ―― 、
更に、体が重くなるよーな、 そんな気さえした。
瞳の彩が また、 揺らり 揺らり、
紫に堕ちかけて、 地に腕が触れ 輪郭を思い出させるのは、 巻き付けっぱなしの縄鏢で。 ]
( …いや、まだ諦めんには はえーだろー、よ )
[ さざ波は、また 碧空で、止まる。 ]
(44) 2015/06/30(Tue) 03時頃
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[ かつり、 かつり、 ]
[近付くのは ‟死の足音”のようで。 縄の感覚を腕が確かめれば、 硬い音にだって呑まれる気は、無い。] [ 見上げた。 ]
…… ―― テメーの命を盗る、 そんくらいの覚悟なら、な…。
生憎、こんなとこでへこたれてくたばる、 んなしょーもねえ、『覚悟』は、ねーよ…!
[ こんな、どう考えても虫の息で。 方々の体なのに。 (いや、だからこそ。)
… なんでか強張ってなんか嫌がる兎に、 虚勢半分でも精一杯の笑顔を見せてやる。]
(45) 2015/06/30(Tue) 03時頃
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…… ―― テメーこそ、 『覚悟』。できてんのかよ。 … その手のナイフ、 さっさと突きさすだけ、だろ? 随分まあ 時間かかってるじゃーねーか。
[どうにも油断と隙にも程がある 一秒一秒が 永くさえ感じる時間を、
そっと荒らいだ息を整えながら、 虎が耽々と‟機”を見据える傍らで 鼻で、嗤い飛ばしてやる。 ]
[ 心ん中で、熨斗つけて返された ユーリとのやり取りを、反芻。
( ああ、誰かに託すなんて 『背負わせる』なんてのは、 … やっぱ ありえねーな ) ]
(46) 2015/06/30(Tue) 03時半頃
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( … 『頼られ返された』んなら、 よけーに大人しく死ねねーっての、 … こんちくしょう。 )
[ >>36やがてか よーやくか。 振り上げられたナイフの凶つの輝きに、
ぐっ 、 と、 一段と光を険しく掲げたまんま まっすぐ睨み据えて、 ]
…… ばーか … 、
[ 懇願めいたことばは、 死んでも死にきれねえような よわっちそうな『刃』。
今にも振りかかりそうな、 躊躇いがちなその切っ先を ――― 鼻で、笑ってやった。 ]
(47) 2015/06/30(Tue) 04時頃
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[それも、左腕の鏢で庇ったとこで、 受け切れるとも思えねえ。
――― なら。
(>>31独白は、聞こえない。 まだ『駒』は歩のまんま。
でも、そろそろ走りっぱなしなんだから、 … 八升目に届いたっていい頃合いだろ?)
… 歩が成るは、『少女自身』へ。 ]
…… 殺すってんなら、
‟約束” ―― 、
守って、名乗ってからに、しろ!
(48) 2015/06/30(Tue) 04時頃
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[勢いも無く迷う、殺気。
―― それを避けるのだって、 今の俺には、苦しい。
(それに 避けるより、その懇願。 自分勝手に 傲慢に、 ‟受け止めてやろう”と決めたもんだから。 )]
… じゃねーと、俺は、っ…! ‟終わらねーし、終わらせねえ”!
[ その切っ先が肉を食い破る前、 刹那 煌めきが薄く迸って ――― 、 ]
(49) 2015/06/30(Tue) 04時半頃
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『 أليس في بلاد العجائب مرآة 』 ( アリスの鏡 )
[ 吼える。
「俺<アリス>」の‟核” ―― 、 薄く界を隔てる、 術式のように浮かんだ『鏡』が、 その軌道を 上へ‟跳ね返した”。 ]
[ ぱりん、 ] [ 入るのは、‟罅”。 ]
…… ッ、ぐ、 っ、 は っ …… !
[ 残るのは右胸を貫かれたのより、 ずっと 息も出来なくなるよーな。 … 心臓を貫かれたみてえに、 灼けつく 痛み。 ]
(50) 2015/06/30(Tue) 04時半頃
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[喉の奥から染みる血錆の味は 、 口ん中で留まらずに溢れ出て、 顎先を伝ってく。
… その痛みすらも、 「光」を此処に縛る縄の感覚さえ 直ぐに遠退いてきそうで、
そんでも、お構いなしに、 (止まっちまえば物語が終わるより先に ‟消えちまいそう”だから、)
重い体を跳ねあがらせるために、 勢いを借りるのは ―― 、]
[ ‟役”が代わるように、
… ‟ないも同然”、襤褸の布≪ショール≫が 空色から 『白』へと 『成り代わる』。 ]
(51) 2015/06/30(Tue) 04時半頃
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[ さ、 と、 同時。 鏡に罅が入った事で、 染められた漆黒が抜け落ちて ―― 、
白金に戻ったことには、 気付ねーまんま、
バンダースナッチなんかより 疾く 疾く 駆ける『白の女王』の、 その勢いを以て 跳ねあがりゃあ、 ]
『 أحادي الاتجاه بالتناوب 』 ( 逆回れ ! )
[逆回りに生き続ける女王を‟真似て”、 『記憶』を‟逆回す”のは、「欠けた腕」 ―― なんて、そんなもんじゃなく、
腕に巻き付けた‟鏢”の縄。 ]
(52) 2015/06/30(Tue) 05時頃
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[ショールを、地に払い落す。
ぐるり、 ――― 一人手に回り 弛ませる縄の、 勝手に盗ませてもらったその 隠し持ってた 『蠍の針』 、 その 刃の部分を握りこみゃ、
そのまんま、 地にまた転がされる事が無きゃ 迷いなく兎の首筋へ添えよーとするが、 … さて、 逃げ足の速い兎はどーしたか。
威勢いい啖呵を切ったって、 ほぼ限界の、『最後』の抵抗。
また逃げられたり、 払いのけられりゃ、 もう手を掴む機は きっと、無い。 * ]
(53) 2015/06/30(Tue) 05時頃
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[揺らめく虹彩>>44になど、気付く事は無い。 であれば勿論、彼の"隠し持った武器"になど、気付く事も無く。 近付く足が警戒するのは、先に見た奇妙な"魔法"だけ。
此方を見上げる碧には、寸の間息を詰めながら。 吐き出す息は、酷く震えてか細いもの。
"アリス"の向ける笑みは、どう見たって虚勢混じりのそれだというのに……どうしてこうも、眩く見えてしまうのか。 ディーンが浮かべる事の叶わない笑みには、妬みを越えていっそ羨望すら覚えてしまう]
(54) 2015/06/30(Tue) 10時頃
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――……黙れ……!
[覚悟など、とうの昔に出来ているとも。 既にもう、自分は一つの命を散らせているのだから。
……そう、返す事が出来れば良かったのに。 鼻で嗤われ>>46たのであれば、冷静になど返せる筈も無い。
それに、振り上げた手には思いがけず躊躇いが滲んでしまっていて。 こんなザマで何を言った所で、ただの負け犬の遠吠えにしか聞こえないだろうと。
それでも、此処で手を止める事なんて出来やしない。 目の前の"アリス"を殺す覚悟が出来ていなくったって、殺さなければ殺されるのだから。 自分の意思とは関係無く、やるしかないのであれば、やるだけだ]
(55) 2015/06/30(Tue) 10時頃
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[吐かれる悪態>>47には、返す言葉も無い。 けれど振り下ろす刃は、"約束"の一言>>48にまた、鈍さを増していく。 続く彼の声>>49はもう、耳に入れてなどやらぬ様、ぎゅうと唇を噛み締めた。
言葉を交わす度、振るう刃は錆び付いていく。 力強い彼の言葉はまるで、此方の武器を何もかも取り払おうとしている様にも感じられて。 ――恐ろしくて恐ろしくて、堪らない]
…………ッな、
[聞こえてきた咆哮>>50と共に、"跳ね返される"感覚。 わけが分からなくって、幾度も瞬きをしたものの。 半ば反射で打ち鳴らそうとした足は、跳ね上げる身体>>52に邪魔をされる。
空が白に代わった事>>51など、意識の外の出来事で。 見詰めるのはただ、白金へと戻った、見知った彼の姿だけ]
(56) 2015/06/30(Tue) 10時頃
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["魔法"であれば、扉をもってして逃げおおせてみせただろう。 ギリギリの所、それくらいの冷静さはまだ残っていたから。
――だけれど。 彼の隠し持った、予想外のその"鏢"は、ディーンの判断を大きく鈍らせる。
それでも、向けられたのが首筋でなければ、それにだって反応出来たかもしれない。 或いは彼の髪が未だ、漆黒を保っていたのなら。
浮かび上がる幾つもの仮定は、今となっては無意味だ。 向けられた刃に、ディーンは震える身体をぴくりとも動かせなくなってしまったのだから]
(57) 2015/06/30(Tue) 10時頃
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[はくり と、空を食む。
刃を向けるその姿と、添えられたその場所に、遠く"彼"の姿を幻視して。 押し付けられた頭の痛みだとか、皮膚に入り込む刃先の熱さだとか。 ちらつく"記憶"は、絶望にも似ている]
――…………、……、
[吐き出した言葉は、もう形になりやしない。 振り上げたままの腕だって、今から動かした所で間に合うかどうか。 一度、二度。深く呼吸をするのは、許されるだろうか。 縺れる舌を何とか動かして、捧げるのは、ただ一言]
(58) 2015/06/30(Tue) 10時頃
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覚悟は できてるん、だろ。
[同じ形で、けれど違う意味を孕ませ。 答えが得られないのであれば、再び刃を振り下ろそうと]
(59) 2015/06/30(Tue) 10時頃
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だーってこれを見届けに来たんだろ。
俺も、あんたも。
[ ひょいと踏み出した一歩。”次の句”は、
僕のロングブーツと一緒に 扉が作った闇に溶ける。
どーせまた落ちるんじゃねーのとは 思っていたけど]
うっわ、可愛い耳して えげつねーのなぁ。
[茨の生け垣に すと、と降り立って
薔薇園で棘にヤられてる姫を見りゃあ、危機感というよりはこんな場所に落とした彼の趣味に感心した。
(手前にもにたよーなブツが付いてる事はあえて無視だ。)
いやまあいい。
僕はそんなことよりも、更に趣味の悪い奴が居るって事を
忘れるべきじゃなかったんだ。]
ぅげ、!!!! っは。
[真上から両肩に乗る”何か”
痛いよりも先ず衝撃に襲われて、微かに前につんのめる。
ひょい、と ”それ”は 僕の肩から軽快に跳ねて
すぐ隣に華麗に着地しやがった。]
…………………。
[怒りだとか呆れだとか色々通り越して、コメントに困る。
ぱんぱん、ぱんぱん、両肩をはたいて
肩口をちょいっと引っ張って足跡の有無を確認。
それから漸く出た言葉は ]
なー、にゃんこちゃん。お前、ともだち居ないだろ。
[そんな歳に見えねー、でけえ、と揶揄ばかりされる目を
横一文字にほっそーくして 長い尻尾をはたいてやった。]
それでも尻尾がぷらーんぷらんしてるなら、先っぽを右手でギュッ。**
[同じ場所から落下したなら、落ちるところも同じだろう。
――というわけで、李の肩を踏んで見事着地したラルフは
うげ、とか、は、とかいう兎を無視して
とんとん、とブーツの底を鳴らしている。]
同じところにつったってるアンタが悪い。
[そう言ったところ、ともだち居ないだろ、
というお小言が返って来たので肩を竦める。
数年前に裏切りましたが何か。]
[大きな瞳をうっすーく横一文字にして
こちらをねめつける様子にしれっと無視を決め込んでいたら
ぺしりと尻尾をはたかれた。
少しだけ痛いのが不思議。
続けざまに先っぽをぎゅっとされれば、]
! っ、も、う、それどこじゃないでショー
見届けるんじゃなかったんすか?
それとももっぺん耳攻められたいの?
[びくっと背筋を震わせながらも、
戦いの方を指差した。]
[鏡が罅割れる音が響く。
何が起こっているのか、
この血の香りが濃い薄暗い薔薇園では
はっきりとは見えなかったものの
アルヤスの髪がふわり、小さなランプの火のように
白金の色を取り戻すのを見た。]
――あ、 あれっ……
[ぎらり、煌めく鏢には見覚えがある。
俺の武器じゃん、と
歯噛みしたい気持ちを隠さずに
ぎゅうと、拳を握った。]
剣だせるなら俺の武器いらんだろ……! ずりィ…
[皿だの剣だのを虚空からとりだす姿を思い出しながら、
むう、とちょっとむくれた顔で言う。
そうしている間にも、白兎とアリスの会話は続く。
覚悟はできてるんだろ、という言葉に、
ラルフは静かに目を伏せた。**]
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誇る?はっ、そこらのと一緒にすんなよクソ
[質問に答える余裕がねーんだろ?ばーか。 整えるのに一呼吸あれば十分。 脚に何も傷を負っていないのが幸い。
『跳《ウォラーレ》』
相手の剣の音が鬱陶しい。 逃げるように跳躍を足に無理矢理させ、 追撃も躱そうか。
(術式休ませたいんだけど!)
武器に使ってる術式だってずっと使えるわけじゃない。 飛び上がって地上に戻る直前構えるハートのバズーカ]
(60) 2015/06/30(Tue) 16時半頃
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