人狼議事


168 LOVEorDEATH2〜死者は愛を知りたいようです

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 …うん、出かけよう。

[あたしはリビングを出ると、シャワーを浴びに行く。
身支度を済ませてから、パンを一枚、カフェオレで流し込み。
洗面所で髪をとかしてから、軽く化粧も済ませる。
部屋へ戻ると鞄を手にして。]

 …そうだ。

[あたしは、もうそろそろしまおうと思っていた手袋とマフラーを鞄に詰め込む。
今日は、学校は、休みだ。
けれど、学校の方へ行こう。
あの人は、学校のあたりにいるって言っていたのだから]

 …そうだ。風見鶏。

[先に扉をくぐって行った人のことを思い出すと、あたしの行き先は自然と決まった。]


[園児の頭を撫でたあと、兄は随分と驚いた様子だった。
触って平気なのか?と聞かれて、そういえば、と思い出す。]

そんな嫌じゃなかった。…てゆか、髪だからじゃない。

[そうかそうか、と、どことなく嬉しそうな兄を尻目に、手元のタブレット端末を操作する。
兄の気持ちは有難いのだが、今はそれどころじゃないのだ。]

(……本田さん。)

[風見鶏は今日もきちんと営業している。さっき電話口で影木は普通に出勤退勤したらしい事も分かった。遊園地で事故も起こっていないし、駅で人がキチガイに刺されたなんてニュースも見当たらない。
見つけられない人もいたけれど、覚えている限りでは「ちゃんと戻っている」…と思う。あとは。]

(夢じゃない)

(本田さん、本田さん)

[彼女の、巻き込まれた事件が起こるのは──今夜。]


メモを貼った。


【人】 受付 アイリス

そうね――私達は、話す時間が短すぎた。
お互いを知るなら、もっともっと、二人きりでいた方が良いのかもしれない。
……でも、どうやらタイムリミットみたいね。

[もともと自分達が最後の二人だったのだ、この空間に居られる時間は長くはない。
直感でそれを感じとってしまう。夢の時間は、もうすぐ終わりだ]

この空間は、まるで時が止まったみたいに平穏なのよ。
変化も、成長も、時間も、何もかも止まった空間。
望めば何でもたやすく願う――夢の空間。ひょっとしたら、現実寄りも望んでいた生活が出来るのかもしれない。
だけどそれは――ただの夢なの。儚い、何時崩れるとも分からない夢。
どんなに辛くても苦しくても、現実で――私達は戦って行かなくちゃいけないわ。

[ぽんぽんと泣き崩れる彼の肩>>36を叩く。ひょっとしたら彼は付き離されたように思うかもしれない。
でもそれは自分の冷静な心が映し出す紛れもない真実で]

今生の別れじゃない。だって、"私達には未来がある"んだから。
そうでしょう?

[くすりと笑って扉をそっと手で押す。まるで鍵がかかっているなんて嘘のように、扉は抵抗なくゆっくりと開き始める]

(37) 2014/03/29(Sat) 00時頃

お兄ちゃん。お願いがあります。

[病院のベッドの上に正座して、じっと兄を見る。
なんだよ、お兄ちゃんとか気持ち悪いな。言いながらちょっと嬉しそうな兄に(ブラコン面倒臭い)、タブレット端末の画面を示す。]

今すぐここに行きたいんです。10時前に。ていうか、行かなきゃならんのです。

[いつになく真剣に言えば、ちょっとだけ気圧された様子で。だって、お前、入院…とかなんとか言ってくるのを遮る。]

だから頼んでるんじゃん、今日じゃなきゃ駄目なんだ。

[切羽詰まって言うものの、理由を求められても説明に困る。今夜そこで好きな子が刺されるなんて、まさか言える訳もない。頭打っておかしくなったと思われたんでは元も子もない。が、しかし。]


受付 アイリスは、メモを貼った。

2014/03/29(Sat) 00時頃


[悩んでいると、そこに何があるんだ、と、思いのほか真剣な声が帰ってきて。ぐ、と言葉に詰まるが、覚悟を決めて、言った。]

…猫を、殺してるやつが、今度はほんださ…人も襲うから、って──とうさんが。

[父の事を出すのに(しかも嘘だ)罪悪感はあるが。
彼女が刺されるのは勿論──誰かが代わりになったんでは、駄目なのだ。]

(俺は、俺に出来るやり方で。)

[守らなきゃいけないのは、彼女の心の方だ。
自分の代わりに誰かが死んだなんて、そんな事を一ミリだって思わせちゃいけない。それに万が一、白い部屋での記憶が全く無かったら。考えただけで手が震える。]


『…わかったよ。どのみち今から一度署にもどんなきゃいけないから、ついでにしっかり見回りしてきてやる。』

[ただし!お前はちゃんとここで安静にしてる事!
び、と指を突き付けられる。不満気にでも、と言えば、本当に凶器持ってる奴が居るなら、お前なんか邪魔だよ馬鹿、と窘められる。
ごもっとも過ぎてぐうの音も出ない。]

…なんで引き受けてくれんの。馬鹿げてるだろ、こんな頼み。

[いやにすんなり納得した兄の様子が不思議で、怪訝な目を向けると。
その人は、昔の父によく似た感じにちょっと笑って、言ったのだった。]*

『俺も、親父の夢、見たんだよ。』


メモを貼った。


【人】 受付 アイリス

記憶と一緒に経験も、消えてしまうのかもしれないわね……

[ここで話してた事も、ここで出会った人たちの事も。
ここで起こった諍いや友情、そして恋も。ここから出たら消えてしまうのだろうか。
それを含めた、"ゲーム"なのだろうか。そんな思いが心を過る事もあった]

でも、私は信じるわ。
ここで得た物だって、私と言う存在を作る礎になるはずだって。

[ぎゅ、と握られた彼の手を握り返しながら。
それはまるで現実と――この空間への宣戦布告のようだった]

(39) 2014/03/29(Sat) 00時半頃

【人】 受付 アイリス

[扉に近付くに従って、自分の身体が光の粒になって行くのが見える。
そこから感覚は次々となくなって行って。それが尚更この世界での終焉を感じさせた]

――待ってるから。
ずっと私――待ってるから!

真墨く――

[初めて呼んだ彼の名前。
それを全て語る前に、彼女の身体は光の粒となって扉の向こうに消えた*]

(41) 2014/03/29(Sat) 01時頃

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