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【見】 落胤 明之進[少しばかり表情を歪めたまま、 (@17) 2010/08/08(Sun) 22時頃 |
[聞こえてきたのは白鳥と対を成した蝶の声。
此方に似合わぬ生者と同じ音。
そちらを一度見て。
揃った花へ薄っすらと笑みを向ける]
仏にはなれぬか。
私も、そのようなものにはなれぬ。
けれど。人を獣を憎むことは出来ぬ。
メモを貼った。
……やあ、夜光
[庭の見える廊下、
主の膝の上に座り擁かれたまま
片手でひらりと挨拶をかける。
困ったような笑みで]
気分は、如何?
――夜光。
貴方も此方に参ったのですね。
[新たに増えた声。
そちらを見れば花が一つ。
抱いた冬の花へ横に下がるように促して、けれど手は握ったまま。
着物を正す]
【見】 落胤 明之進 ――え? (@18) 2010/08/08(Sun) 22時頃 |
【見】 落胤 明之進[肯定の答えが返り、 (@20) 2010/08/08(Sun) 22時頃 |
[駒鳥の言葉に、瞼を持ち上げる。
向けるは、やはり、生前と変わらぬ微笑。
彼の裡は、親しくあったわけではないから識れぬ。
けれど、放った言の葉に、欠片でも琴線に触れるものがあったなら
獣と人、同じ道をたとえ歩めずとも、悲しいだけではないと。]
[と、揺れる翅に絡まりし細糸。
瞼伏せずとも、浮かぶ情景は、花の主の様。]
ロ、ビン、殿。
[己に死を齎したのは獣であり。
同じ獣と思えば震えもするのだけれど。
その困ったような顔は拒絶されたいつぞより、ずっと近しさを感じてしまい、混乱する]
法泉様…。
[そして縋った主の他、幾度か手を差し伸べてくれた人に呼ばれ。
その手が確りと花を握っているのを見る]
気分は…苦しい。
どうして。獣なのに。
そういや、刷衛様に刀の礼できへんかったなぁ。
[恨むには遠い言の葉を紡ぐ。
歪な双花――腕の中の片割れが、
先程、憎の念に悩んでいたとは識らず。
全て重ならぬからこそ、高嶺の花になれたのか。
乾の憎に対する言に、心裡で密かに蝶は同意を示す。
刷衛の口から華月の名が出れば、微かに浮かべる苦笑。
抱き寄せたままの鵠は、どんな反応をしていたか。
どのようであっても、抱きとめたまま離さずに。
次に狭間の世界の音を拾えば、苔色は夜光の姿を映す。]
メモを貼った。
[ロビンと乾と、言葉交わすようなら
生前と変わらぬ微笑をだけを挨拶に向けた。
苔色は、狭間の世界と生者の世界を、静かに見詰める。]
【見】 落胤 明之進[イアンからは視線を外したまま、 (@21) 2010/08/08(Sun) 22時頃 |
メモを貼った。
[蝶が笑むをきょとんと瞬きひとつ。
主に促されて身を離し、乱れた裾を直す]
うん。
そりゃそうだ。
あの方は、手加減なかったでしょう。
[手は繋がったまま、半歩下がって首を傾いだ。
二人の会話に割り入って良いものか、訪ねる風]
[夜光を見て、そしてあちらを見る]
貴方が、縋りたかった方の無事を、願っております。
[祈るとは、口にせず。
けれども。
もし獣がここを出るときには、獣でないものはすべて死してしまうのだろうかとも思い]
獣、なのに?
私にとって、ロビンは花。
それ以外にはなにもなく。
獣であったか人であったかなど、意味を持たぬ。
【見】 落胤 明之進[ぱちり、と瞬く。 (@23) 2010/08/08(Sun) 22時半頃 |
……、――そう か。
そうだな、…己がいきているうち、
聞けなかった――朧様の“理由” は
[伏せていた眼を、苔色に合す]
――…己の相棒になれるのも、
…胡蝶、だけだ。
[囁く。並び、咲くと願ったのに
半ばで散った愚かな生贄――だが。]
…ありが、 とう
[俯いて、本当に消え入りそうなくらいの声で謂う。
掠めるような口付けに、紫苑色を一度薄く開いた。]
[
一つ、瞬いた。
裡なる想い。かなしい。――哀しい。]
…嗚呼、
[物思うように眼をまた伏せた。
ロビンの、呟きもまた――耳に入り。
かなしい、… か。
…そう、だな。
[瞑目する。かなしげな、くるしげな――]
此処は、何処なのですか。
彼岸とはこういう場所なのですか。
[法泉を見て小さく問う。
法師ならば知っているだろうかと]
恨んでも憎んでもいいと言われた。
当たり前だ。僕は主様の傍に居たかった。
ようやく。みつけたのに。
[ロビンへと戻る怨みの視線。羽織の上からぐっと胸を掴む]
[
僧が、答える。静かな、
悟りを開いたような薄い笑みが見えた。
対する鵠はくるしげな表情を浮かべ]
憎めないなら…
なん、なのだ。
[片手、顔を覆って。
現世の言葉が聞こえる。朧月の言葉が己の想いと重なる。]
――… …かなしい のか、
[相手への問いかけのようで居て、
自分の内側への問いでもあったか。
――あらたなこえが在る。常世へ迷う魂が。
顔を其方へ向けて、覆っていた手を下へずらした。]
……夜光……
――…、…わからない
[首を横に振る。
――りん。鈴が鳴る。
己を殺した刷衛へ抱く思いも、
人狼でありながら情を強く見せる
本郷や、ロビンや――霞月夜。
微笑み浮かべる胡蝶とは対照的か。
全てが重ならない故に双花足りえる。
胡蝶の衣の裾を、く、と握った。]
【見】 落胤 明之進[朗らかな笑いのあとに、訪れる静寂。 (@24) 2010/08/08(Sun) 22時半頃 |
さて。
ここは、あちらと死した世界を結ぶ場所、なのかもしれません。
場所は同じであるのに。
あちらに此方の姿は見えず、声は聞こえず。
ああ、でも。
二人には聞こえているようですね。
[いずこかを見る。
そしてまた夜光の方を向いた]
憎めといわれたのなら、憎むと良いでしょう。
けれど、それで何が変わるわけでもなく。
憎むことは、己の醜さを表に出すこと。
それが悪いことだとは思いませんけれど、ね。
[夜光の視線を受けて、冬色を細める。
主が応えるなら口を挟む事はしない]
[邦夜の無事を願う言葉に、怨の念は幾らか薄れ]
獣であっても、変らぬと。
[獣に裂かれた人の言葉なれば、それは深く心に響く。
迷うように、ロビンへと法泉へと視線が彷徨う]
見えず、聞こえず。
…二人?
[法泉の視線を追いかける。
此岸にいる人々。誰を指しているのかは分からず]
[傍らの花、握る手を強くして]
解らないのなら、解らぬままでも良いのではありませんか。
それとも、解るので考えるのか。
――ここに後どれほどいられるのかわからぬ。
考えるには、時間はあまりに短く。
ここにこのまま留まれるのなら、どれほど良いか。
[あの、二つの花のように。けれども、あの花たちもいつまで]
私は、人を獣をと考えるよりも。
今傍にある花と――。
メモを貼った。
[主の許可出るまでは、二人の間に口を挟まない。
其の様は飼い慣らされた狗のようでもある。
握られた手に力が篭ると、瞬きを一つ。
見上げ、切なげに眉を寄せた。
瞳を伏せる]
[胡蝶は、正確には華月は、
誰かを怨みつらみする感情が希薄だった。
それは、初めが主に共の死を求められ、添えれなかったが故。
怨まれはすれど、怨むことはできない、と。]
わからんくても、えぇんやない?
[りん――鳴る鈴の音。袖引くに気がついて、ポツリと返す。]
感情いうんは、変わるもんでもあるしなぁ。
見て、聴いて、識って、
それでも変わらんかったら怨めばええんよ。
[鵠に返しながら、夜光にも重ねる言の葉。]
わては頭かしこないから、むずかし考えとったら頭壊れるわ。
どんな答えだしても、鵠は鵠や。
多分、わてが鵠好きや謂う気持ちはかわらへん思うしなぁ。
メモを貼った。
…恨んで憎んで、苦しんだ人を知ってます。
醜く、何も変らない。
[時には直接身にも受けた。
落花は苦しくてもそうせずに生きられなかった]
……悪いことではなくても。
[法泉の視線から逃れるように顔を背け。
双花の姿にも気がついた]
鵠殿。華月殿。
[華月がどう散ったのかはまだ知れてない。
けれど鵠は。そう。獣に寄らず散らされたのだ]
人も、人を、殺す…。
【見】 落胤 明之進[ぎゅっと太刀を抱いたまま、 (@26) 2010/08/08(Sun) 23時頃 |
[花の様子にくつりと笑い]
ロビン、言いたいことがあるのでしたら、言って構わないのですよ。
[人には人の、獣には獣の言い分があろうと、花を見る視線は柔らかく注ぐ]
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