238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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天の門の先に俺達が求めたものがある。
[実験体を使い―― 外部から血を入れる事を厭わず―― 天使を倒すために近代科学を求め―― 遺伝子操作を次世代の当主に施して――
それでも届かなかったのだから、だから――]
それを信じているから、だな。
(275) 2015/09/19(Sat) 22時頃
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それでも元に戻すのが。
真なる始まりの天使《トゥルーピュアエンジェル》の力だ。 そうだろう?
[そう言って笑う。 そして、最後の激突に備えて力を高めていくのだった。]
(279) 2015/09/19(Sat) 22時頃
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オスカーは、イアンの目を見ながら。
2015/09/19(Sat) 22時頃
オスカーは、イアンへと、新世界の再生は任せるとも伝え。
2015/09/19(Sat) 22時頃
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行くぜ?
[本来は刀にまとわせたり、飛び道具として使うのが正しい力。 それをあえてその身に纏う事に決めたのは、きっと先ほどまでの影響なのだろう。]
(281) 2015/09/19(Sat) 22時頃
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インフェルノオブメサイア!!
(282) 2015/09/19(Sat) 22時頃
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[救世の業火をその身に纏う。
拳に、足に――炎が宿っていくのだった。 それは目の前の2人にも伝わっていくだろう。
やがて、灰色の羽根と機械の翼にも炎の属性が宿っていく。]
(283) 2015/09/19(Sat) 22時頃
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光の天使――か。
[激突はおそらく一瞬だろう。
お互いに言葉を交わす段階は終わり。 後はぶつかるだけ。 ならば、全身全霊をかけてぶつかり合い。 残った方がこのセカイを――]
(294) 2015/09/19(Sat) 22時半頃
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こんな風で――俺の業火が祓えるかね。
[そう告げながらも、相手もやはりただものではない。 実際にこちらの炎の一部は削られてしまうのだった。]
(302) 2015/09/19(Sat) 22時半頃
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[海神風華・螺旋風
それを打ち消そうと、もう一つの切り札を彼に向けて放っていく。 本来は天使を倒すための力だったのだが。]
(308) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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神雷!放て!!
[その言葉に、『オスカー』が無数の超電磁砲《レールガン》を放つ。 ビルの電力を撃ち尽くしてしまうかのような力で、目の前の敵を打ち倒すべく放たれる雷撃。
それはまさに、神の雷か。]
(310) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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――――――堕ちろ、天使!!!!!
(313) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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[神威と業火が交錯する。
そして――]
(314) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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[――堕ちたのは、白羽の方だった。]
(318) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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[堕ちていく刹那。
時が止まる様な感覚に囚われていた。 思い出すのは――これまでの事。]
……。
[大須賀の妄念はついに実らなかったのか。 いや、あと少しだったのだ。 そうあと少し――。]
(324) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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――そうかも、な。
[堕ちていく最中。
彼の耳にもきっとこちらの言葉は届いたのだろう。]
(325) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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――後は、任せる。
なあ……よ。
[最後の力を振り絞って天に祈る。 自身の聖痕――2つの灰色は天に捧げられていくだろう。]
(326) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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[途切れていく意識。
ああ、その中で。 彼は最後に何を見たのだろうか、唇の端に笑みを浮かべると堕ちていく。]
(358) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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[灰色の羽根だけを残して――**]
(359) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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