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![]() | 【人】 飼育委員 フィリップ−3年B組− (82) 2010/03/05(Fri) 12時半頃 |
[それから。
ピアノが弾けなくなった。叔父さんの家に行くことも、少なくなった。
高校に入って忙しくなったからだといいわけをして。
あの人に会うことを、避けた]
「マーゴの誕生会をしたいんだ」
[叔父さんからの電話。行きたくない。言いたくはなかった。
初めから、あきらめていたのに。
手が届くことのない人だったのに。
何がそんなにショックなのかわからなくて。
ピアノを弾くことをやめてしまった。
弾くのが、とてもいやになったから。
元々、才能などなかったのだから]
永遠…
[ジェレミーの背中に擦り寄ったまま考える]
あたし…難しい事はわからない
[クスリと笑う]
今 あなたといたいだけ
あたしの事を感じてて欲しいだけ…
あたしにはそれで調度良い
永遠の愛情なんて必要ない
愛情なんて知らない
恋の方が…楽だから
/*
先生挟んでゴメン ><
[お兄ちゃん、とよばれたのはいつだっただろう。
面倒を頼まれた日。
まだ、あの子は小さかった。
あの子が悪い訳じゃない。
そう思っても、何故だかすなおになれずに。
荒んだ心がすぐ元に戻るはずもなく、適当に相手をしながら過ごした。
それでも、伸ばしてくれた手。
それは、とても温かかったのに]
「お兄ちゃんのお嫁さんになりたかった」
[来る前に、どこかで聞いた言葉。
ありがとう。そう返した気がする]
/*
ああ。いや、書きためてるわけではないから構いませんよ。
[緩やかに流れる時間。
大学を出て、教師となって。
いつの間にか、自分は心を知っていた。
荒んだものは、元に戻っていた。
あのひとのことも。 思い出に。
ただ、いまでも、綺麗だと、美しいと思う。
あの子も、同じように美しくなるのだろう。
それを、この目で見られないことが、少しだけ、寂しい]
「エミール兄さん」
[呼んでくれた名前。それも、同じ響きで。
自分があの子に、妹以上の愛情を抱かなかったのは、同じだったからなのだろう。
あの人はあの人で、あの子はあの子だから。
あの人から手を離したのは自分で、あの子の手を握ったのも自分だけれど]
[さようなら。
告げた言葉。どこで。
もう、今はない想い。
幸せに。
なってほしいのは、教えた生徒の数だけ。
彼に、言いたかった言葉は言えなかった。
それをやはり、少しだけ、悲しいと思う。
彼は誰のことだろう。
古い校舎の様子を見て、教師だった*魂は思った*]
![]() | 【人】 飼育委員 フィリップ−3年B組− (89) 2010/03/05(Fri) 13時頃 |
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
![]() | 【人】 飼育委員 フィリップ−3年B組− (93) 2010/03/05(Fri) 13時頃 |
メモを貼った。
私はあなたに・・・恋してるの
[にっこりと口角をあげて笑う ぎゅっと手に力をいれた]
[永遠。軽く口に出したものの、その茫洋さに遠い目になる]
そう。その長さなんて、気も遠くなるけど。
死ぬまで一緒、とか、ずっと一緒、とか、多分無理。
[ネクタイの交換を昔した女生徒を思い出した。
ああ、あの子からピッパのことを聞いたのが最初だっけ。帰ってきて、あの子が違うネクタイして笑っているのを見たとき、最初に感じたのは寂しさではなく、安堵]
[サイモンも、あのときずっと背負っているのが徐々に辛くなっていたとかは内緒]
[それでも、彼女が笑ってくれたから]
そっか。
ありがとう。勝手にだけど、ピッパはもっと情熱的に愛せる人が好みなんじゃないかと思ってた。
……それが必要ないって言うなら。
じゃあ、今は一緒にいようか。あんたの恋が、冷めるまで。
[それは刹那の話か、それとも、それとも]
[自分の体に回る彼女の腕の力が強くなった。
自分もその手をもう一度ぎゅっと握った]
[一度、身を話して。彼女の瞳と、自分の瞳。
しっかり向き合うようにしてにこりと笑い返した。
染み入るような闇の中、握手を求めるように右手を差し出す]
よろしく、お姫さん。
[今は、光が見えない。一面の闇。
ケイトがとらわれ、そこに引きずり込まれた真の闇。
この闇の中では一人でいようと二人でいようと、きっと光をこがれるだけ。どちらも変わらないなら、今は二人で]
![]() | 【人】 飼育委員 フィリップ−3年B組− (99) 2010/03/05(Fri) 13時半頃 |
![]() | 【人】 飼育委員 フィリップ−3年B組− (106) 2010/03/05(Fri) 13時半頃 |
![]() | 【人】 飼育委員 フィリップ−3年B組− (109) 2010/03/05(Fri) 14時頃 |
![]() | 【人】 飼育委員 フィリップ− ⇒会議室− (115) 2010/03/05(Fri) 14時頃 |
![]() | 【人】 飼育委員 フィリップ−会議室− (122) 2010/03/05(Fri) 14時半頃 |
![]() | 【人】 飼育委員 フィリップ−会議室− (129) 2010/03/05(Fri) 15時頃 |
![]() | 【人】 飼育委員 フィリップ−会議室− (137) 2010/03/05(Fri) 15時半頃 |
![]() | 【人】 飼育委員 フィリップ (138) 2010/03/05(Fri) 15時半頃 |
![]() | 【人】 飼育委員 フィリップ[侵蝕する闇は続いて。 (139) 2010/03/05(Fri) 15時半頃 |
![]() | 【人】 飼育委員 フィリップ−会議室− (148) 2010/03/05(Fri) 16時頃 |
![]() | 【人】 飼育委員 フィリップ (149) 2010/03/05(Fri) 16時頃 |
[するする、すとん。
闇の中、結った鳶色が揺れる。]
……くらい
[降り立って初めて思った、その暗さ。
少しでも油断すると飲み込まれそうになる思考を繋ぎとめて
辺りを見渡した。]
っ……ディーさん……
スティ先生……
[共に引きずり込まれた金色の髪と
山吹色の光を思い出す。
姿を求めて、ゆるゆると歩き始めた。]
メモを貼った。
メモを貼った。
[空っぽのヘクターを闇が動かす
屋上から学校を見下ろす冷たい漆黒の目
冷酷な笑み]
寒いところに、暗いところに、寂しいところにおいで。
ケイト・グリフィズ。
[闇がヘクターを包み込む]
メモを貼った。
そして?
[ヘクターは音もなく屋上から舞い下りた
その姿は変わりなかったが、表情は全く動かず
その目は終わった事の顛末を見定めるように
瞬きなく見つめる]
[ピッパはどんな反応しただろう]
[それからどのくらいたったろう]
………まぶしいな
[ゆらゆらと、闇の中から垣間見えるのは、過去の風景。
光と生命力に溢れる世界]
…ここから見ると、こんなにもまぶしいのか
[傍らにピッパがいれば、そちらにちらりと視線をやって寂しげに笑ってみせた。ケイトの姿をした少女が、破滅の方向へと向かっている姿が見える]
……………。
[何も言わない。ただ、無言で見つめた]
[徐々に、輪郭は闇に犯されていく。
自分のすぐ前の闇を両手で攪拌した]
[暗闇の中に、闇色のスケッチブックが浮かび上がる。
紙面も、そのものも、ただ闇色なそれ]
……………。
[ぺらりと表紙をめくる。
手を離すと、それは何もない虚空にまるで固定されたように浮いた。それだけ確認して、右手にふうっと吐息をかける]
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