人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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 怖い顔。

[ざり、と。
ざらつく舌でディーンの額を舐めて、眉間に寄った皺をなぞる。
見つめてくる両目は、卵に閉じ込めたものよりもずっとずっと綺麗。
奥でくすぶる強請る色、それに目を細めて。

あんまりにも幸せだから、このまんま残った欠片も全部全部あっちに返そうかと思うし
きっとそうできたら、とびっきり幸せなまんま消えられるのに]

 ……捨てイヌみたい。

[可愛い、可哀そうな目をしてみる彼へ、ちょっと困って笑った]


[歯に残る、噛みついた感触。
口にするとそのまんま夢の世界に飛び込んでいきそうな、快感に近いおいしさ。
クリームを食べているような柔らかな肉の記憶を思い、唇を舐める。

それでも、彼が置いて行かれる子供みたいな顔をするから。
彼を残していけないと、そう思ってしまう。

彼の口をなぞって、笑いながら舌を人差し指と親指で摘まんだ]

 自分は置いてったくせに。ずるいなあ。

[彼の返事を邪魔しながら、彼を批判して。
指を離すと、よしよしと頭を撫でてあげた]


メモを貼った。


[誰もいらない
何もいらない

種を繋ぐ手段も
曇りつつあるシノワズリも


この声さえあれば。


それでいて、悲しみの響きにのせる
本物のように、郷愁混じった色は]


[誰彼問わず涙を誘う


万一
その歌を
聞くものが居ればの話]


 ……捨てイヌ、じゃない。僕は、

[捨てイヌなら、拾うのは誰でも良い。
幸せにしてくれるなら、誰にでも尾を振ってついていくことが出来る。
それとは違う、とディーンは緩く首を横に振った。
それから、そのまま続けそうになった言葉に羞恥を覚えて、先を飲み込んだ。

どうせ消えてしまうならばもう一度、肉を食い破られたい。
ちりちりと身を炙るような願いのまま、離れていくニコラの唇を見つめる。しかし、もう食べられてしまって、彼を一人にするわけにはいかない。
置いていかない、と、約束したのだ。]


 …………ごめん、なさい。

[舌を抓む指が離れてぽろりと口にしたのは、普段の堅苦しい口調よりも幾らか砕けたそれだった。
胸の棘を深く抉るような、寂しげな歌声が聞こえる。

舌の上に、まだニコラの皮膚の感触が残っている。
ディーンはごくりと唾を飲み込んで、頭を撫でる手を掴む。
離れたばかりの人差し指の先を咥え、指の腹を舌で舐めて、ほんの僅かに噛みつく。
目頭が熱い。
残るひとかけらさえ消えてしまって、それでも彼と共にいられるのだろうか。ずっと前に聞いたことのある歌声が、不安を煽り立てる。]


 ――…………。

[ニコラの人差し指を離して、ディーンはニコラの両肩を掴む。
ぐっと後ろに押し倒すようにして、自分より大きな身体の上に馬乗りになった。
貧弱な身体は、跳ねのけようと思えば容易に出来るだろう。

ディーンはニコラの顔をじっと見下ろす。
それから、自分がされたように、しかし傷つけないように加減をして、ニコラの喉に噛みつく。
柔く噛んで、離して、再びニコラの顔を見下ろした時。
ディーンの頬に、目から溢れた透明な雫が伝い落ちた。
戸惑いがちに、大きく息を吐く。

苦しい。]


メモを貼った。


[バーナバスが、ノックスの名前を出す。
 それに対するフランシスたちの反応にゆるりと瞬き]

 ……フランシスたちに危険がなければいいけど。

[ニコラやトレイルを失ったノックスがどう動くのかなんてわからず。

 喪失の痛みを抱えているであろうノックスを思う。
 けれど、嘆いている彼はみたくはないから、居間に向かうことはせず。

 彼もまた、どこかで幸せになれればいいのに、と思う]


メモを貼った。


メモを貼った。


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/25(Tue) 21時半頃


[醜いものは捨て去った
汚いものは、置いてきた

美しいものだけに囲まれて
光の中で、美麗な音を奏でる]


[音はいつしか、Requiemに変わっていた**]


メモを貼った。


メモを貼った。


[舌を出してこちらを見上げる彼は、どう見ても捨てイヌなのに捨てイヌじゃないらしい。
零れた唾液を指と舌の隙間に絡ませながら、ふうん?と首を傾ぐ。

赤い舌を、離して。

銀の糸の切れたとき、聴こえたのは子供みたいな謝罪の言葉だった。]

 ……怒ってるわけじゃないよ。

[嘘です。
でも本当です。

けど、言いたいのは。
僕が置いていったらそんな顔するくせに、自分は置いてったのは、ずるいなあ。
って、それだけ]


【人】 道案内 ノックス

―ローズタンドル/居間―

[扉が開いた。

 プリシラが来たら、水なりなんなり用件を叶えてやって、早くバーニィの所にお戻りと追い払うつもりだった。

 あの3人が来たら、何事もなかったかのように笑ってやろうと思っていた。悲しませるのが目的なら、報復のつもりなら、そんなものに意味はなかったと。無駄にトレイルの命を奪ったのだと突き付けようとした。

 けれど。]


 ………っ

[バーニィ。くしゃと顔が歪んで、込み上げるものがあったから。顔を両手で塞いで背を丸めた。]

(182) 2014/11/25(Tue) 22時頃

[手が取られて。
瞬きを、ひとつ、ふたつする間に感じたのは、口内の空気と舌の柔らかさ。
後、固いエナメル質に挟まれる感触]

 わ、わ……っ

[キョトンとしていれば後ろに押し倒されて上に乗られて。
押し退けるまでもなく、煙のように抜け出すこともできたのだけども。
彼の見下ろす目が、あんまり苦しそうだったからやめておいた]

 ん……

[首に当たる、犬歯。
歯形も残さない捕食は、一度、食らいついただけ。
ゆる、と離れる体の代わりに、ぽたりと雨垂れが落ちてきた]

 なんで泣くの?

[手を伸ばして、濡れた頬を親指で擦って。小首を傾ぎ、問いかける]


【人】 道案内 ノックス

[ややあって、顔をあげる。]

 ――トン

[返事の代わりに、テーブルを1度、叩いた。>>174

 炊事場に向かうバーニィの姿を視線で追う。
 ラルフと同じ場所に立つものだから、視線を落としてしまう。

 彼の居た証に、確かな好意があった証に。
 何か造りたいとは思ったが、きっと彼等は爪のひとつだって、髪の毛1本だって許してくれないのだろうと思うと溜息が出そうだ。]

 …… …………。

[数が、多いと始めは思った。4つ。
 あの時も、よそったスープは4つだった。] 
 

(185) 2014/11/25(Tue) 22時半頃

【人】 道案内 ノックス

[手伝うつもりで立ち上がり、彼から良く見える位置に立つ。]

『ありがと。バーニィ。』

[唇だけを動かし、言葉を伝える。
 喉を抑えて、あー、あー、と。

 声が出ないんだよと、仕草で伝える。]

(187) 2014/11/25(Tue) 22時半頃

【人】 道案内 ノックス

 …… …

[また、トンと音を返した。>>178

 あまりよく眠れないけれど。頷いておいた。]

(189) 2014/11/25(Tue) 22時半頃

 ……僕たちは、死んで、もうすぐこの姿も無くなって、
 ――……そうしたら、君を見失う気がして  怖くなった。

[庇護すべき者の手を一方的に離して、庇護されるべき子供を愛して、罪を犯させたにも関わらず、失うことを恐れてしまう。
手の中に何一つ残らずともおかしくはないはずなのに、それを思うだけで消えてしまいたくなる。
言葉にし難い、形のない不安を煽る歌声はテンポと曲調を変えて、今もなお続いている。]

 僕は、全部取り上げられても、 おかしくない
 そのぐらいのことを したんだ。
 ――……なのに、僕は今、幸せだ。

[望むものを与えられていることが、怖い。
許されていることが怖い。
瞬きの度にこぼれそうになるものを押し留めて、目の端を手の甲で擦る。] 


【人】 道案内 ノックス

[過度な悲しみに、声を失うこともある。
 きっとこれは、そういう類なのだ。

 バーニィの促しに昔を懐かしむ。>>190

『はぁい』

[間延びした声を出し、器を手にした。]

『……プリシラは? ひとり?

 なら、早く戻ってあげないといけない、ね……。
 ねぇ、ならさ。


 早く寝られるおまじない、久し振りにしてほしい、な。』

[だめかな、と。少々上目遣いで訊ねる。駄目元だ。]

(197) 2014/11/25(Tue) 23時頃

【人】 道案内 ノックス

 っ

[バーナバスの存在は、ノックスにとって明かりだった。
 今でもほんのりと灯る、明かり。

 弾かれた額を抑えた。油断していたものだから、余計に痛く思える。
 髪に僅かな感触。


 目を閉じ、ゆっくりと深呼吸して。
 目をあける。フロスティブルーにバーナバスを映し。

 微笑んだ。ようやく、笑えたような気がした。]

 ………?

[だからだろう。ぽろと、涙が浮かんで流れ落ちた。]

(200) 2014/11/25(Tue) 23時頃

【人】 道案内 ノックス

[慌てて袖で目元を拭う。

 バーナバスの言葉から、何か……
 以前とは違う様子を感じ、彼に手を伸ばした。


 つい、と服を引く。]

(201) 2014/11/25(Tue) 23時頃

[ノックスの、ことは。
一目見たときからキライでした。
嘘。とても好きでした。
トレイルのことは。
一目見たときからバカにしてました。これは本当です。
でも好きでした。

いっそキライになれたら、苦しいこともなかったのに。

だから、こんなに好きだと。
苦しくなるのは、なんとなく分かります。
幸せって、辛さが増えること。

失うのはなによりも怖い]


 ねえディーン。聴いて。信じてね。

[ほろほろ涙を流す彼の髪を、ゆるく握って、指に絡ませて。
ほろほろ崩れて煙に還りそうな指を、もう少し、と留める]

 この姿がなくなっても、僕はディーンのそばにいるよ。
 ほどけて、なくなってもさ、また産まれてきて……。
 それで、またディーンと会って。
 今度は食べたり食べられたりしなくても、ちゃんと愛しあえて。
 僕もちょっとはいい子になってさ。


 だからずっと、幸せでいられるよ。
 大丈夫。

[怖い夢を見て泣いていたときに、ノックスがしてくれたみたいに。
優しく微笑んで、優しく囁く。
これしか、慰める方法は知らないの。

握っていた髪を引いて、涙に舌を這わせて。
宥める耳には、天上の音楽は微かにしか聴こえない。

てんしさまが歌ってるのかなあ、って。
ぼんやり思うくらいの、透き通った音色なのに]


【人】 道案内 ノックス

[テーブルの上で、ノックスは文字を綴った。
 血ではなく、水で濡らした指先で。

 ゆっくりとした指の動き。
 思い出して、怒りに任せた動き。

 後で拭かないといけないな、と……ぼんやり思う。]

(206) 2014/11/25(Tue) 23時半頃

[言い聞かせるようなニコラの声が、胸の奥に沈んでいく。
どちらが大人で、どちらが子供なのか分からない有様だ。
それでも彼の前で、良識ある大人の仮面を被るなど、もう出来ないだろう。

美しい声のレクイエムは、全てを終わりへと運んでいく。
恋であれ、物語であれ、命であれ、始まるものは全て終わりを内包している。
そして、全ての終わりは新しい始まりを生み出す。

ディーンは、しゃくりあげるように一度、肩を震わせた。]


 ――……君の言うことは、全て信じる。
 君は僕の唯一の太陽で、 僕の、神様だから。

 ……でも、一つだけ、お願いがある。
 この時間が終わって、君も、僕も消えて……
 それでも、いつかまた、君をちゃんと見つけられるように、
 目印を……僕に、くれないか。

 どれだけ時間が経っても、君が僕のもので、僕が君のものだと
 ……分かるような、証が欲しい。

[ディーンはさっきニコラがしたように、指に自分のそれよりも淡い色をした金の髪を絡める。
ニコラの唇に自分の唇を近づけて触れるだけのキスをしてから、その柔らかい箇所にゆっくりと歯を立てた。犬歯が、ぷつりとニコラの唇の皮を貫く。滲む血を、舌先で舐め取った。]


【人】 道案内 ノックス

[じぃぃと茶褐色を見上げ。>>205

『プリシラと、何かあった?』

[問いは短い。答えるまで離さない構え。]

(209) 2014/11/26(Wed) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[予想外の言葉にぱちと瞬いた。>>212
 衝動? 誰に?

 自分ではないという絶対の自身があるから、あの時、居間に居た全員を思い返し。部屋の隅で蹲っていた彼が衝動を覚える相手だなんて。

 一人しか、居ない。]

 ……。

[視界の端に、赤毛が見えても、バーナバスを離さなかった。>>211

『……むしろ、傍に居ない方が彼の為じゃない?』

(216) 2014/11/26(Wed) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

『大事だからこそ。



 ―――遠くで。

 僕は、プリシラをニコラと同じようにしたくない。
 ラルフのように、止めたくない。]

(218) 2014/11/26(Wed) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[不思議と。
 こうしてバーナバスと接していると、‘良い保護者’で居られた。


 気付いてる? 悲劇は、すぐ傍にあるのに。]

『……僕はまた、この手を離してしまうの、かな。』

[ニコラの時のように。]

(220) 2014/11/26(Wed) 00時頃

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