204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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ラルフは、フランシスやドナルドを、意識する余裕もない。
2014/11/21(Fri) 02時頃
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[掴まれてもいたくないのは、 ノックスがトレイルたちを想っているからだろう。
早く大人に―――― ニコラへ向けた音。 少し瞳を伏せる。
そんな日は永遠に来ない。 あの時から、欠陥品になった、トレイルには]
(589) 2014/11/21(Fri) 02時頃
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ドナルドは、再び聞こえる声にまだ済んでないのだと知った。が、熱の解放というより戯れか、と認識しはじめ。
2014/11/21(Fri) 02時頃
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首輪の付け方がみつかって、衝動を無事に抑えられたら――もぅ、大人だよ。
僕は結構早かったけれど。
……トレイルも、ね。 何も大人になるのは体だけじゃない。
[音を落とすのは、彼だけに聞かせようと。]
そうしたら、僕以外にあんなこと、言わなくなるだろう?
(590) 2014/11/21(Fri) 02時頃
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[はやく][さわりたい] [一度目の囁きも 震わす微かな息 かけら残った理性なんて 飛んでしまいそうだったけど]
ラルフの声…………すごい
[二度目になると 破壊力更に増して 傷を痛めないように かろうじて残るのはそれ 一度ラルフの身体を抱き寄せる ……こうすると見えないのが難点 けれど肌同士が触れ合うだけで 酔いそうで
それでも手は抱き寄せて近づいた 互いのを一緒に包み込む]
(591) 2014/11/21(Fri) 02時頃
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[互いのを握り込んだ手を ゆっくりと動かし始める 先ほど鳴いて握りこまれた時も また声が零れたけれど 今も甘く声落としながらも ラルフの声 聞き漏らさぬようにとも思う]
[握りこめば緩急をつけながら ラルフが一番鳴くところを探しながら 彼自身も快楽に埋没して唄う]
(592) 2014/11/21(Fri) 02時頃
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[トレイルだけに聞こえた最後の言葉>>590 ゆっくり目を開けて、歪んだ笑みを浮かべる。
衝動を抑えられる、大人でも 食べたいと思うなら
――――ノックス
トレイルの唇が、彼に向けて音を紡ぐ]
(593) 2014/11/21(Fri) 02時頃
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[揺れる緑>>588をチラと見遣る。]
毒なら怪我しないようにした方がいっか。
[なら更に気をつけようと思う。 教えられる事にはなるほどと頷いて]
そういうもんか。処理、された事ねぇからわかんねぇえけど
[フィリップとラルフが此方の目を気にせぬのは処理だからか。 没頭していて見えない可能性も考えられる範囲ではあるが]
処理、なら割り切れるけど 好きなひととだと割り切れねぇだろ。
[耳朶に触れる温度に微か肩が跳ねる。 フランシスの尋ねに眉を寄せて悩むような顔で]
してほしい、けど、我慢できなくなりそうだから。 飼い慣らせるまで、ダメ、だろ?
(594) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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ノックスは、トレイルに「なぁに?」
2014/11/21(Fri) 02時半頃
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は、ぁ……ふぃり、っぷ……
[素肌が触れ合う感覚に、ほう、と吐息をこぼす。 すり、と擦り寄り。
気遣ってくれる動きに、口元が笑みを浮かべ]
あ、あ……っ!
[触れ合う熱を、共につつまれて、その熱さに喘ぐ。 フィリップの背に回した右手が、縋るように爪を立てて]
(595) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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ふあ……あ、…んっ……っ!
[フリップに鳴かされるまま、甘く高い声が上がる。 快感に染まった肌が触れ合うのすら気持ちよくて。 腰が揺れて快楽を求める。
こすれあう昂ぶりと、フィリップの手の動きに、限界が近づいて]
――ん、あっ……も、う……
[でる、と、かすれた声。 フィリップの耳元で、零れた]
(596) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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[瞳を細めて、尋ねる。 この声が、もし音を為していたら きっと外の雪よりももっと、冷たい。
僕らを食べたいと思う? ――――細工師の彼は? ラルフは?
ノックスの首輪は、外せるだろうか。 ニコラは、ラルフを食べるのを、手伝ってくれる。 では、彼の首輪がもし外れたら
喰われた跡 ニコラの宝石箱の中には、ただの肉片]
(597) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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……そうしてくれ。
自分でするので、処理し切れるなら それがいいと思う、よ。……たぶん。
[自身を落ち着かせるように眼を閉じた。行為に没頭する彼らは、若い。]
そうだよ。……割り切れない よ
[(だから困ってる)――小さな吐息を落とす。]
そう、か。うん、……そう、その通り……
[飼いならして、きっと。 さっきのお返しとばかり、ドナルドの手をとると、傷跡に口付けた。]
(598) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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[猫のように擦り寄るラルフの 汗でしっとりとした黒髪に 顔を埋め その匂いを胸の奥まで吸い込む]
ん…………ぅくっ らる……ふっ
[背中に走る痛み それさえ甘い 痛みを甘く感じることに驚く 口元の弧 認めればまた口づけ落とす]
(599) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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[時折口付けて 声のお菓子を食べながら 汗ではりつく肌さえ心地よく ラルフの求めるままに 彼自身が求めるままにすりつけ合う]
ん 俺も も無理っ
[限界まで張り詰めた その硬さは手の中両方に 先走るもので水音が混じるほどのそれは 今まで暴発しない方が不思議なほど]
ーーーーラルフっ あぁ……
[だから 囁かれて間も無く 彼は自分の手の中吐き出した 同時にそれは ラルフのも白く塗りこめる行為]
(600) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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[ほんとうは、誰かに食べられたい 音が欲しい 幾多のステージで歌い終わった時の 皆が自分だけに向ける音
きっと、今まで惹かれた音は皆それに似ていた。 幾度も名を呼び単調なリズムの同音を吐いた彼の声も トレイルだけに向けられていたと思ったからこそ 欲したもの
ただ、あんな醜い塊になるのは、嫌だ いまはまだ、美意識が邪魔をする]
(601) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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[食べられず、生きるなら トレイルには、二人が必要で
誰かに取られる前に 食べてしまったらどうだろうと ノックスに対して考えてみても
そのあとを思うとそれも、出来ず。 行き着く先は、衝動よりもたちが悪い
邪魔者の排除、だ]
(602) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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[良い笑みだと思った。>>593 細めたシノワズリ。階段へと近付く暗所でもはっきりと見えて。
質問に、瞬く。 さっきのは伝わらなかったようだ。 残念に思うところもあるし、遊べる嬉しさもある。]
食べたい気持ちは、正直あるよ。
今の……一番は、トレイルだけど。
(603) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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ドナルドは、フィリップとラルフを若い、と思うあたり自身も歳かもしれない、と複雑に思う。
2014/11/21(Fri) 02時半頃
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[いちばん。 何度聞いたか、忘れてしまった。
ニコラと二人でひとつの扱いが長くて 一番、と言われてもピンとこない]
(604) 2014/11/21(Fri) 03時頃
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[触れる唇を追いかけるように、口付けを返し。
フィリップが与える快楽に酔う。 このまま、蕩けて消えてしまいそうなほどに。 気持ちよさに、ただ喉を震わせて]
(605) 2014/11/21(Fri) 03時頃
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ひ、あ、あぁ――――っ!
[求めて、求められて。 限界まで昂ぶったものに与えられる刺激に、耐え切れないようにのどをそらし。 甲高い声が零れ落ちて、フィリップの手の中に、白濁を吐き出す。
びくびくと震える体は、ささいな刺激で快楽を拾い。 くたりとフィリップにもたれかかりながら、荒い息を繰り返している]
(606) 2014/11/21(Fri) 03時頃
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[フランシス>>598に頷く。]
まあ、処理、出来るンじゃねぇかな。 これまでもそうしてきたし。
[たぶん、と締めくくられる言葉に微か首を傾げるが そのたぶんが何を思い紡がれたかは知れず]
割り切れる相手とならアリなんだろうけど ……や、身体重ねて絆されることもある、か。
[考える風に眉を寄せる。 吐息の音色が耳朶を擽りくすぐったげに首を竦めて]
ちゃーんとフランシスに教わった事覚えてるだろ? 飼い慣らせるの、いつになるかわかんねぇけど。
[薄く薄く血の滲む傷口にくちびる触れるを感じ 少しばかり照れたように目許が淡く染まる。]
(607) 2014/11/21(Fri) 03時頃
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[食べるなら、醜いたまごは残さないで 綺麗に食べて欲しいなと思いつつ。 階段を目の前にして、つと服の裾を引く。 望みを音なく囁いた。 ニコラにも、きっと見える。
気持ちが、あるなら 僕のかわりに ラルフを、食べて。
ニコラも手伝ってくれる。 きっと、ノックスは大人だから 彼だって何故か懐いていたし 抵抗はし難い筈だから
食べてしまえば、いなくなる。 そうすれば、取られない]
(608) 2014/11/21(Fri) 03時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 03時頃
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[ 何度も啄ばみ 上と下とで快楽を味わう やり方を知らないなりに 本能で快楽を求め ふと 時折 その頭を無性に撫でたくなる]
(609) 2014/11/21(Fri) 03時頃
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[くんっとそらされる喉に 尖る喉仏に 甘く食らいついても 歯を立て皮膚を破ることはなく]
…………っ !!
[手の中熱い 互いのものでまみれて 腕の中でもラルフが震えている 彼も吐き出した余韻に震えながら もたれかかるラルフの その身体を支えて]
……っは……気持ちよかった……
[脱いだシャツで手を拭えば 労わるようにラルフの頭を撫でて 体に差し障りがないように一緒に横になる]
(610) 2014/11/21(Fri) 03時頃
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フィリップは、トレイルの思惑知ることもなく
2014/11/21(Fri) 03時頃
フィリップは、ドナルドに若いと思われたのも気づく由もなく
2014/11/21(Fri) 03時頃
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[怪我の折、血を舐めては恍惚に浸った事もある。 抜けたばかりの乳歯。付着した血肉を啜り、1日かけて胃に収めた事もある。
けれど、はっきりと愛し子の肉片を得たのは初めてだったから。
一番、欲しくなる。 口に出したら。平等ではないなとふと思えた。]
(611) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
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[血とは別の体液の匂いが漂う。 換気、という言葉が頭を過るが外は吹雪か。 窓開けるも宜しくないかと思い思案気に。]
――……。
[熱の処理ならシーツを取り換えたり世話を妬けるが 仲睦まじく寝台の二人にそれをするも憚られた。]
(612) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
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[触れ合うことがただ気持ちよくて。 与えられるまま、すがり付いて翻弄されて。
フィリップの背、立てたつめは傷をつけないけれど。 その強さは、爪あとを軽く残す]
(613) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
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あ、あ……っ、んっ……
[喉を噛まれて喘ぐ。 痛みが甘く疼いて、声が上擦り。
互いの吐き出した欲に塗れたまま、 支えてくれる腕に甘えるように寄りかかる]
ん……、きもち、い……
[囁くように返し。 蕩けた琥珀が半ば伏せられている。 頭を撫でられる気持ちよさに、口元が笑みを浮かべて]
――、ふぃり、っぷ……
[なにか、言おうとしたけれど。 ドナルドの血で少しは回復したとはいえ。 傷おった後の、快楽を受け止めるには少し足りず。 横になったとたん、うとうとと琥珀が閉じられる]
(614) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
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[――そのまま、眠りに落ちた**]
(615) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 03時半頃
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[トレイルは気付かずに、階段の先を指差す。 食事をして 静かになったら、
そうしたら]
(616) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
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………え?
[服の裾を引く力よりも、囁きの方が強かった。 何を言ったのかと瞬き。
――僕の代わりに。取られない。
その言葉の意味するものに、体が熱くなった。 まるで、既にニコラも知っているかのような話に彼を見。
最後にトレイルに訊ねる。]
――…本当に、良いの?
(617) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
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トレイルは、ノックスの問いかけに、瞳を細めて頷いた。昏い悦びを帯びた微笑みを浮かべて。
2014/11/21(Fri) 03時半頃
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[残された痕跡 眼前のそれと違う 直ぐに消えてしまう雪のような その後に気づいた時 彼はいっそ 残るほどの後なら よかったのにと思うのは未来の話]
[横になったのはくらくらと 目眩うほどの快楽に突っ伏したため けれど それは衝動のと違う 苦しさはなく]
(618) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
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