88 吸血鬼の城 殲滅篇
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―――…。
[目を開けるとそこには女性の顔があった。
何やら様子を窺っているようだが、よく分からない。
どこか懐かしい気がする。
女性が立ち上がるとそれに釣られるように視線を動かし、他にも人がいた事に気づいた。
――知らない人。
知らない場所。
知らない人。
それでも不安もなく、ぼんやりと辺りを見回している**]
朽ち果てる……。
[女の言葉を、声を落として呟く。
やがて崩れ落ちるであろう自らの肉体を思えば、生への執着が芽生えもするが。
持って生まれた敬虔な心との間でせめぎ合う。]
僕は…………。
[救いを求めるかのように、かつての仲間の姿を求め視線を彷徨わせる。
だが、そこにあるのは救いではなく――…。
より一層自らを苛む事になるのだった。]
[やがて、アヴァロン伯がエリアスの元に赴くのを見れば。
じっとその表情を窺う。
エリアスの選択を受け入れながらも。
自らは決断を下す事が出来ず、ぼんやりとした表情を幾分羨望の眼差しで見つめていた。**]
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…… ……。
[見ろと言われても>>66、やはり視線を向けることはできなかった。 自分を坊っさんと呼んだ陽気な男はもういない。 そう心の中で言い聞かせても、生前と変わらない姿で、血を貪るドナルドの姿を見ると、耐え切れない感情が溢れてしまいそうになるから。]
[息を吐き、脇腹と足にわざと意識を向けた。 揺れる感情を麻痺させるように強い痛みで覆い隠す。]
(74) 2012/05/03(Thu) 18時頃
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お前たちにとっては…それが子になるのか…? その、呪われた犠牲者が。
[あえて「ドナルド」ではなく「犠牲者」と彼を呼ぶ。 目を逸らしても、微かな…命を啜る水音が耳から離れない。>>64 両手を拘束されている為、耳を塞ぐこともできない。]
それは子じゃない。ドナルド様じゃない! ただの…お前の傀儡。 人の形をした魔物で――
[その時だった。信じられない宣告が目の前の男から成されたのは。 あまりにも、あっさりと…夕餉の食事を告げる様な何気ない口調で。]
(75) 2012/05/03(Thu) 18時頃
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「いずれ、貴様もこうなる。」
[神の代行者として殉教…殺される可能性は充分に覚悟をしていた。 魂を抜かれた後の人間が、吸血鬼の魂を入れる器として利用されることも教えられていたし、ドナルドの姿を今もこうして目の当たりにしている。]
[しかし神に仕え聖別する力を持つ自分を眷属として引き入れる事はないと信じきっていた為、意味する内容を理解するまで、少しの時間が必要だった。]
(76) 2012/05/03(Thu) 18時頃
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[混乱し、絶望に沈みそうになった時、自分の名前を呼ぶ力強い声>>68が聞こえた。]
ジェフリー様… やっぱり…来て…しまったんだ…
[自分を見捨てて逃げてほしかった。 彼単独でヘクターとドナルド…強大な吸血鬼とかつての仲間であった存在を倒すのは至難の業に思える。 それでも、助けが来たことで呪われた運命を切り開くことができるかもしれないと、一縷の希望が生まれてくる。]
(79) 2012/05/03(Thu) 18時半頃
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ジェフリー様!それはドナルド様じゃない……!! この男が生み出した、新しい眷属です…!!
[首を曲げ、腹に力を込めて、できる限りの大声で警告をする。 同時に、何とか影の拘束から抜け出ようと退魔の聖句を小声で唱え始めた。]
(80) 2012/05/03(Thu) 18時半頃
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[聖句を半ば唱え、諦めずに握りしめたままだった杖がほんのり温かみを帯びてきたと思った瞬間、首元に鋭い剣が突きつけられる>>86
詠唱は中断され、凍りついたように剣をつきつける男の姿を見た。]
(88) 2012/05/03(Thu) 18時半頃
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命が失われた者は戻ってこない… だから貴方は…
[ドナルドの姿をした偽物…こう、断言しようとしたが、あまりに静かに、心を乱されそうになるほど前と変わらない口調で語りかけられた為に、途中で口を噤む。>>90 人を惑わす魔物の戯言、と聞き流そうとするがその言葉は妙に意識の中に残っていった。]
(96) 2012/05/03(Thu) 19時半頃
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[戦いに意識が向いている間に、相手の隙を探そうとするが、剣の位置はまるで変わらず、少しでも詠唱を唱えるとそのまま切り落とされそうな錯覚に陥る。 声を出すのも躊躇われたが、話しかけられた内容>>94にはさすがに黙っていられなかった。]
……愚問です。
人間一人の命と、今後もっと多くの者に害悪を与える吸血鬼… 重さなんて、比較するまでもありません。
それに…どちらにしても、私を生きたまま返すつもりはないのでしょう? ジェフリー様は歴戦の戦士。 甘さが命取りになること位、存じていないわけがありません。
(97) 2012/05/03(Thu) 19時半頃
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――…試す必要はありません。 どうせ、碌でもない内容だと目に見えて…わかりますから。
[吸血鬼の笑顔。猛獣が獲物を喰らわず弱らせて遊んでいるような様子に悔しげな表情が浮かぶ。]
……… [視線は自分を向いていないが、剣は今にも喉に突き立てられそうな位置のまま。 影を祓う為、一時的にでも首を守る防御術が使えないかと、杖の固い部分で石床を掻き文字を書こうとする。]
(101) 2012/05/03(Thu) 20時頃
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[――随分と時間が過ぎてから。
覆った手のひらの下で唇がくっと歪む。]
……そうですよ。
とうに分かっていたことだった。
[ふふ、と自嘲の笑いが口をついて出た。]
[幻聴かと思い始めたその時
今度は確かな呼び声が女の鼓膜を震わす。
女の名を呼ぶのは騎士の声
一つ一つの言の葉がクラリッサの心を揺さぶる]
――…同じ世界で生きて呉れる ?
本当に、…… ?
[途惑いながらも今は遠くある騎士の声に応え
込み上がる何かを堪えるように柳眉を寄せる]
[帰還を促す声が胸に響く。
騎士の流した血が城を伝い地下に眠る灰へと集まってゆく。
聖堂の棺に収まる灰が元の形を取り戻し始める]
ヒュー、私の騎士……
[秘めやかに騎士の名を呼ぶ。
彼の思い籠もる呼びかけとその血をもって
蘇るための要素は満たされる。
語りつくせぬ想いを抱いたまま女は一度目を伏せた]
[術は効力を発揮したらしい。
深紅の双眸がエリアスと交われば緩やかに笑む]
エリアス、覚えていて
これがあなたの大切な名前
これからは私があなたの親になろうと思うのだけど
――…あなたは其れを許して呉れる ?
[頼りなさを自覚していたから
控えめにエリアスの心を確かめる言葉を向けた]
人として死ぬも
魔として新たな生を歩むも――…
それは貴方がたの心次第
[ラルフとレオナルドの二人に
凛とした声を響かせ女は時が満ちるのを待つ]
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[音を立てないよう、慎重に、手首から先の動きだけで杖の位置を動かしていく。 石床の表面を軽く削り、言葉の代わりに触媒となる文字を。 しかし、それが最後まで綴られることはなかった。]
―――!?
[目の前で吸血鬼が嗤った。人間の様に。 可笑しくて堪らない喜劇を見ている時の様に大声を上げて。]
(118) 2012/05/03(Thu) 21時頃
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――――ぐ……うァああぁぁぁぁぁぁぁッ――…ッ
[鋭い剣の切っ先が振り下ろされ、無防備に仰向けになった身体に突き立てられた。 痛みと衝撃に悲鳴が上がる。]
[呼吸をするだけで鈍く響いてくる鋭い痛み。意識を失うこともできない。 男の背中が遠ざかり、生理的な涙が滲みぼやける視界に、ジェフリーに向かい歩いていく吸血鬼の姿が見えた。]
(119) 2012/05/03(Thu) 21時頃
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ムパムピスは、ドナルドに話の続きを促した。
2012/05/03(Thu) 21時半頃
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――っ…ッ…!??
[余りに濃密な闇と瘴気が入り混じる部屋。 剣より与えられる苦痛の為に、騎士の存在に気づいたのはその手が口内に差し込まれ言葉が封じられた後だった。]
(126) 2012/05/03(Thu) 21時半頃
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ふーーッ! …―ゥ…っ [言われるまでもなく、眉を寄せて力を込め、異物に噛みつき排除しようとする。 生者のものとは異なるひやりとした掌は、全力で歯を立てているにも関わらず、痛覚を失っているかのように動くことはない。]
………――ッ ……
[掌にしっかりと噛みついたまま騎士を睨み付け、その呟き>>123に小さく首を左右に振った。 言葉は発せられなくても、否定を顕しているのは誰の目にも明らかな表情だった。]
(128) 2012/05/03(Thu) 21時半頃
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――!?
[腹部に差し込まれた痛みが消えたのは突然だった。
空気が軽い。
手足を封じていた圧迫感もない。]
[生命線とばかりに離さず持ち続けていた杖を振り上げ、目の前の騎士に突き立てようと腕を大きく振り上げた。]
(130) 2012/05/03(Thu) 21時半頃
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この世に神などいない。
あるのは世界を動かす冷徹な機構だけだ。
また、そうでなくてはならない!
[唇から洩れ出した低い笑いは、徐々に感情の制御を失った狂的な哄笑へと変わる。]
ムパムピスは、ジェフに話の続きを促した。
2012/05/03(Thu) 22時頃
貴方の仲間……
修道士さまに聞かせたい台詞ね
彼なら如何こたえるのかしら
[学者然とした彼の言葉に
ゆうるりと口を開く]
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[手に持つ杖は、メイスにしては軽く、杖にしてはやや重厚。 殴打によるダメージではなく、対屍・死霊系の敵に対して聖属性の魔法を叩きこむことを目的とした物だった。]
[身体能力に劣る自分が単身で、遥かに高い身体能力を持つ吸血鬼に対抗できるのは、属性特化の聖術のみ。 ヘクターの気まぐれによる解放ではあったが、痛む身体を堪えて腕に力を込めた。]
(138) 2012/05/03(Thu) 22時頃
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エリアス…私の名前。
[呟けばそれはしっくりと馴染み。]
貴女が私の親…?
[問われてアヴァロン伯をじっと見つめ。
やがて頷いた。
彼女を見ていると安心する。
彼女に委ねれば間違いなんてない、何故かそう確信して。
嬉しそうに笑みを浮かべた。]
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―――ッ… [聖なる力を全開で撃ち込もうとした時、杖の端がドナルドのワイヤーに絡め取られる。>>137]
黒い鋼線…呪いに侵されたアイテム…
――聖なる裁きを阻む物よ 正しき形を思いだし、 清らかなる姿に還れ!
[浄化の聖術を唱える。ワイヤーごと、持ち主に聖なる力を流し込もうと聖別された杖に詠唱の力を加えた。]
(141) 2012/05/03(Thu) 22時半頃
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――ぐ…っ…… [声に力を込めたことで剣に突かれた腹部の傷と抉られた足が痛む。思わずよろめきバランスを崩す。]
(142) 2012/05/03(Thu) 22時半頃
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[エリアスの笑みと返事に安堵の吐息が零れる。
ほっとしたような嬉しそうな
そんな笑みを頷くエリアスに向けた]
好かった
私の名はクラリッサというの
よろしくね、エリアス
[現世へと呼び戻そうとする騎士が紡いだ名を
守りたいと思う存在に告げて
女はこれから歩むべき未来を模索する]
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