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[赤い方と聞いて驚きは隠せない。]
普通……は、そうかも知れないけど……
ちょっと待
[両頬を手で抑えた。火照る……。]
大丈夫、だよ。
恋をしたら、止められない……。
僕 も、だよ。
![]() | 【人】 死ね死ね団 サミュエル ふーん。 (82) 2014/10/11(Sat) 23時頃 |
[カミちゃんが友を嫌っているから。
きっと知らないだろうから。
曽井の渡した花を知らないから――…。
口許を綻ばせて―――――嘘を、つく。]
僕も、赤い花だ。
だから―――…覚えてる。あの夏祭りに、何があったのか。
これから起こることも、覚えてる。
夢から醒めても――…
そうなんだ。赤い方、なんだ。
…誰か、恋とかしたのかな。
[頬を抑える様子を訝しげに見ながら、同意と疑問を]
そういう選択肢があるってことは、
少なくともそういう可能性があったり、だろうし?
これから…夢から覚めたら、本当にこれを覚えているんだろうか。
遊ぶ記憶だけを残したかったとか?よくわかんねぇわ。
……意外?
僕は、君の恋の相手を訊かないのだから、訊こうとしないでよ、ね。
僕以外の、……はは、誰か、ね。
[赤い花を見て、息を吐いた。]
……覚えてるさ。現に今も覚えてるでしょう?
夢から醒めて、また、夢を見ているから。
あー……
[赤い花を渡せたということは、花が咲いたこと。
ひいては。そう、自分から「誰かに恋しました」と白状したようなものだ]
や、悪い。この話しは終わり。
そっか……やっぱ、夢なんだ。
ニコが白い花残してるんなら、よかった。
夢の外でも…その、本のこと、覚えてくれているだろ?
今…もしここで返しても、現実はきっと返せてないだろうからさ
……あぁ、そうだね。
終わりにしよう。
それより……
[しなきゃいけない話があるだろう。
指を組む。]
友。君次第だ。
本を、僕に返して――――… そうして?
返して、から?
返したからなかったことにしてほしいとか…そういうわけじゃ、
ないよ。
忘れないために俺は白い花を持って帰ってきた訳でさ。
[赤い花にどれだけ未練を残していたか。
だけど、恋心を捨てる選択をせざるをえなかったのは自分の責任だ]
…一応大事なもんと引き換えにしてきたつもりでは、ある。
![]() | 【人】 死ね死ね団 サミュエル>>84 (95) 2014/10/12(Sun) 00時頃 |
![]() | 【人】 死ね死ね団 サミュエル[どこに行きたい?(>>85)と問われれば、少しの沈黙。 (96) 2014/10/12(Sun) 00時頃 |
![]() | 【人】 死ね死ね団 サミュエル そりゃ今ならさ――、 (97) 2014/10/12(Sun) 00時頃 |
![]() | 【人】 死ね死ね団 サミュエル[話しながら、今も尚、怖がっていることに気付く。 (99) 2014/10/12(Sun) 00時頃 |
![]() | 【人】 死ね死ね団 サミュエル ココは夢の中だけど、俺だけの夢じゃなくて。 (100) 2014/10/12(Sun) 00時頃 |
………終わりにしたいって……いや。
[口を挟まず、取り敢えず聴こうとする。
大事なものは恋心か。]
![]() | 【人】 死ね死ね団 サミュエル 誰が何を選んで帰るのか――俺にはわからないけど。 (102) 2014/10/12(Sun) 00時頃 |
許すとか許さないとかは俺が決めることじゃないからさ、
俺ができるのは忘れないことだけなんだよね。
よくいうじゃん。やった方は忘れるけど、やられた方は忘れない。
だから、俺はやったほうだけどここでのことや
お前とこうやって話したことは忘れない。
それこそ、お前が忘れてもね。
それしか、俺できないから。
……忘れて、いいんだ。
そんな、大事なものと天秤にかけるものじゃ、ない。
そんなことを言われても、僕は――… 僕は 悲しくなるだけ、だ。
[卓上に掌を置き、俯く。]
僕が分からないのは……友の、考えてることだ。
15年前、
君にとって、僕は―――…なんだったの、さ。
[引っ掛かっていた疑問。
一緒に居たかった?
もっと別の子が、周囲に居たじゃないか。]
俺の赤い花は別にお前にとって大事でもなんでもないよ。
あの本が俺にとってなんでもない本だったみたいに。
だからお前が悲しがるのはお門違い。
俺次第だから俺のしたいようにした。
それを「忘れていい」っていうなら、
どういう答え、期待してたんよ?
[もぐ。ジャンクフード一口。あんまり美味しくないのは慣れない周りの様子から]
なんだったって。
よくいうじゃんか。好きな子ほどいじめたいって。
子供にそんな複雑な理由求めんなよ。
[本当にあの頃はそれだけが理由。
勿論周りには沢山の友達や友達だったかもしれない子はいたけれど
別に「可愛い」と思うのは誰でも自分の自由だ]
何を言ってるの、友。
それこそ、罪滅ぼしのつもりかい?
赤い花の、あの本の大事さが重要じゃ、ない。
[曽井にとっては何よりも大切な本だったから、『何でもない本』と言われて腹が立つ。]
……引き換えにした、という、事に 悲しくなるんだ。
じゃ。お前は俺にどうしてほしかったのさ。
俺は俺が思い浮かぶことをしたつもり。
それ以上してほしいことがあるならいってくれないか。
自分で考えろ、はナシだぜ?
………期待なんて、初めからしてない。
[『忘れない』の、その先を。
期待しては、いけない。]
………忘れていいよ。僕は――赦す、から。
…………は?
[好きな子程? ――好き。
――――あぁ。
顔を両手で抑えて表情を隠す。]
……そぅ。女の子に、見えていたから、かな。
[どれ程の重みがある『好き』なのだろうと、思う。
子供心と、大人になった心と。]
………裸になって、逆立ちでこのフロアを18周。
だったら…聞くなよ。
期待してないなら、最初からなんも聞くなよ。
忘れていいとか言われてもさ、もうおいてきちまったもん。
無理。
[ひどくつっけんどんなものいいになってしまったけれど
渡してしまった赤い花と、きっと泣いただろう玲を思えば
自然、そうなってもしまって]
…悪い。ごめんな、俺やっぱり色々頭悪くてさ。
俺、お前がほしい答えって言えないと思うよ。
――とか、してくれたら、僕の心も晴れるかも知れないけど、ね。
[冗談。
慣れない事を言うものだから、頬がぴくりと動いてしまう。]
は?
[話のつながりがわからなくて、
ちょっと間抜けた顔をした。けれど]
…結局何しても晴れないんじゃん。
ていうか俺逆立ちできねぇし。
[少し苦笑いして、手を伸ばしてその頬をやわりとつねる]
可愛いのに可愛くないね、お前。
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