26 Fairy Tales Ep.4
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わたしは、一緒にさがしたい、そう思うよ。
[赤いリボンに触れようと手を伸ばしました。
いつも読んでいた絵本。 ハーッピーエンドで終わる童話。 そんなことばかりじゃないってわたしは知った。
でも、それでも。 諦めなたらそこで、終わりだということも。 わたしは知ったから。]
(291) 2010/08/07(Sat) 02時頃
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友達だもん。 一緒にいて死んじゃったら、それまでだよ。 じゃあ、そこまで一緒に考える。
[赤いリボンは触れることなく。 ゾーイちゃんが引き寄せてしまいました。 それを黙ってみて、黙って話を聞いて。 唇を噛みながらただ、黙って―――。]
ゾーイちゃん、あのね…。
[ネルちゃんからの伝言も伝えなきゃいけない。 また涙が出そうになるけど、もう泣かないんだ。 つけていたピンクのリボンそれを外して今度は逆に差し出す。]
(295) 2010/08/07(Sat) 02時頃
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カルくんが、ごめんね、って。
[カルくんはゾーイちゃんを庇って何も言わなかった。 そのゾーイちゃんに殺されたのもまた事実。
でも、ゴメンって言ってたって。 ネルちゃんが嘘つくはずないもの。]
伝えてほしいって。
[ゾーイちゃんの目をじっと見たまま、伝えました。]
(296) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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………。 なんだろうね…わたしもよく分からないや。
[友達って本当になんだろう。 わたしにとってはとても大事な存在だということは分かる。
でも、それはゾーイちゃんが望む答えじゃない気がするんだ。]
ゾーイちゃんを…想っている人…? …そっかぁ。
[なんだか、それを聞いて少し嬉しくなりました。 わたし以外にもゾーイちゃんのことを、って。]
あの、ね…。 わたし諦めないことがおろか、って言うのなら。 おろかでいいと思う。 カルくんもきっと同じ気持ちだと思うよ。
[手に持ってたリボンをもう1度ぎゅっと握りました。]
(304) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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[リボンを結んでほしいというゾーイちゃん。 一度、首を傾げたけどすぐに頷きました。]
うんっ!!いいよっ! ちょっと待ってね!
[そのままゾーイちゃんへと近づいて。 頭にリボンを結んであげるのでした。]
……うん、会いに行ってみるといいと思うよ! きっと、ゾーイちゃんのためになるはすだから…。
ごめんね…わたし…、
[ゾーイちゃんが望む答え。用意できなかった。]
(306) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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人狼…?集まって…? …そっかぁ…うん、大丈夫だよ、きっと。
[もし、わたしがいなくなってしまったら。]
わたしが死んだら。 ゾーイちゃん悲しんでくれるのかな。
[その後、一瞬の沈黙。]
はい、できたーっ!!
[ピンクのリボンはまた持ち主の髪に飾られて嬉しそうに見えます。 立ち上がって少し離れたところでもう1度ゾーイちゃんのほうを見ました。]
(309) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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……分かった。 わたしこの村でやることやるよ。
だからゾーイちゃん。 今度はゾーイちゃんがわたしに会いに来てね。 その人に会ってみて、ゾーイちゃんがどうするのか。
[他の人狼が集まってきている。 それは、こうしてわたしたちが戻ってきていることが。 関係しているのでしょうか。]
わたしが生きてて…。 ゾーイちゃんにまた会えたなら。 その時はゾーイちゃん、わたし食べちゃってもいいよ。 痛いのやだから、ホントはヤダけどねっ!
[それは、再びの約束。もうすっかり夜になっていました。]
(310) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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だから、また会おう?約束。 じゃあ、またね!
[そう言って、ゾーイちゃんに手を振って別れを告げました。 今晩、お姉ちゃんが宿があるって言ってくれたけど。
1度、わたしが生まれた家に行ってみたくって。 いろんな人に話を聞いて場所が分かったから。 そこに行ってみることにしました。
その途中でどこかで見た記憶がある姿が見えて。]
(311) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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あーれー?サイモンさんー??
[エルピス村で襲われて。 精霊の力で戻ってきた人。]
…この村の人だったのー?? でも、元気そう?で良かったー! 何してるんですかー??
[戻ってきた答えはちんぷんかんぷんでした。]
……かぜー?? それで……それは見つかったんですか…?
[なんだか村で会ったときと様子が違うように感じるけど。 また戻ってきた答えもちんぷんかんぷんでした。]
(313) 2010/08/07(Sat) 03時半頃
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生まれるなら…そっかぁ…。 早く生まれるといいねぇ!!
[嵐みたいな感じなのかな?風が生まれるって。 どんな感じか分からないけど、それはそれで楽しみだと思います。]
これからおうち行くんだー。 サイモンさん、またねー。
[また手を振ってサイモンさんに別れを告げました。 そのまま自分の家だったところへと向かいます。]
(314) 2010/08/07(Sat) 03時半頃
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あ、サイモンさん!火、火、持ってない! 真っ暗だと思うの、おうちー!
[ちょこっとだけ火を借りました。 ありがとう、サイモンさん! そのままおうちに向かって玄関の前に立ちました。
お姉ちゃんの言う通り。 オンボロで人なんて住めなさそうな感じで。]
…こわい〜…。
[中に入るの怖かったけど、勇気出して中に入りました。]
(315) 2010/08/07(Sat) 03時半頃
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―オルグイユ家― [蝋燭の火でなんとか部屋の中が分かるけど。 真っ暗で近いところ以外は何も見えませんでした。 それでも、もっと中が見たくって。 歩いていきます。]
ひゃ!!今、なんか通った?! わわ…、こわい〜っ、やっぱやめとくべきだったかなぁ…。
[そうは言いながらも2階へと上がっていきました。]
…………知ってる…ここ。
[不思議な力で見た、あの時の場所。 わたしは覚えてないけど、知ってる、ここ。]
(316) 2010/08/07(Sat) 04時頃
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[身体が凍るかのようなそんな感覚。 今はただ、黙って己がいた家の中で佇んでいました。]
(317) 2010/08/07(Sat) 04時頃
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―オルグイユ家1階― [少女の後ろを付いてくるかのように。 1羽の蝶がその羽根をはばたかせる。 その身体は薄く光を纏い。
そして階段の手摺でその羽根を休める。
光は闇に呑まれてしまいそうなぐらい。 小さな、小さな、光―。**]
(318) 2010/08/07(Sat) 04時頃
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