人狼議事


251 【誰歓RP】鬼渡し

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―隠神社―
[おじさんに呼ばれると、女の人はこちらに気付いたらしい。
悲鳴をあげられ、びくりと身を竦めた。
おいでおいでされても、悲鳴を上げられてしまったから近付くことはできずに。]

 あ、姉ちゃも鬼渡しに参加してたのけ?

[オニに取り憑かれてた時の記憶はないから、そんなことを尋ねて。*]


【人】 学園特警 ケイイチ

[「カタツムリ」の五音を聞くと、鬼はひどく咳払いして、何かを紛らわす様子。
子供はこれだから!と、ばかりに首を振った。

それでも、晶と智花が前へと踏み出せば居ずまいを正して待つ。]

(35) 2016/07/23(Sat) 19時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[竹箒を手にした智花は、巫女装束でも着せたら、この背景によく似合いそうだ。
と、その箒を武器に変じて、智花が襲いかかってくる。
同時に、晶もポケットから布製の棍棒(?)を取り出して叩き付けてきた。
息のあったコンビネーション。
晶が左手首を掴んで引くから、適切な回避行動もとれず、

ガン、ゴツッ と鈍い音と衝撃が響く。
鬼は自由な右手で顔を覆った。]

  痛や、

[悲しげな声を洩らす。
このまま攻撃を続けると、鬼面を庇う慶一の手の骨が砕けると、わかりやすく伝えるために。*]

(36) 2016/07/23(Sat) 19時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[晶が躊躇う。苛立ちが声に出ている。
晶と慶一は、ここにくるまでほとんど接触もなかったはずだが、]

 短い時間でよくも懐けたものよ。
 
[人というものは、本当に脆くて、優しい──]

(39) 2016/07/23(Sat) 19時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[と、肩に智花の足が乗った。
大胆な、懸命な気合いの籠った攻撃だ。

晶もなおも諦めることなく、鬼の面を庇う手を退けさせようとした。
果敢に挑み掛かる手。

計らずも、指示したとおりに二人の身体が鬼に触れていた。
これで、鬼を渡せる。

なんと甘美な衝動。**]

(40) 2016/07/23(Sat) 19時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/07/23(Sat) 19時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

[ぐい、と肩が後ろに押され、のけぞるような体勢になる。
仰のいた額に、智花が振りかぶった竹箒の柄が、稲妻のごとく落ちてきた。

それを振り払うことが叶わなかったのは、両手を晶と結んでいたからだ。
武器を捨てて伸びてきた晶の手に掴まれると同時に、相手の手首も握りこんでいた。
拘束されたまま、吼える。

  メキ…

命中の後の湿ったいやな音は二人の耳にも届いたか。]

(42) 2016/07/23(Sat) 21時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 
 ゴアアぁぁぁああ!
 
[首筋を違えるのを厭わず大きく捻ったから、かろうじて眉間を砕かれるのは避けられた。
だが、左の角が折れている。
鬼を鬼たらしめる角が。

人に、それも女に、これほどの深傷を負わされるとは。]

(43) 2016/07/23(Sat) 21時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[絶叫しながら鬼は、このままでは済まさじとばかりに、晶の手首を握り込んだまま、柔道の巴投げの要領で晶を地面から引っこ抜くと同時に自分もまた後ろに転がって智花から間合いを取らんとした。
足元の土を蹴り上げて智花に対する目つぶしにする。

今、この瞬間にも、晶に鬼を渡すこともできた。

だが、
ここまでのことをしてくれた彼らには、それでは甘い。*]

(44) 2016/07/23(Sat) 21時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/07/23(Sat) 21時半頃



[実代子から自分が去った後の話を聞くと]

て、ことは櫻子が実代子に鬼渡したんか…。

[そして、刑部に鬼が渡ったという。

誰かはあの場所に残らないといけない。
かつての明日香がそうであったように。

晶か智花か。
そんな残酷な仕打ちが現実味を帯びてくる。身体中の血の気がさぁっと引いていくのは夜の冷たさのせいだけではない。]
 



くそっ……!!
あいつらでねくて俺みてぇのが残れば良かったんにッ……!

[何故自分は捕まってしまったのだろう。
後悔の念は後から後から押し寄せる。]

櫻子。戻っとらんのか?
…俺が渡したんらっけ、実代子より先に戻っとるはずらて。

………おいおい。

[鬼となるのは晶か智花か。
鬼を渡したはずの櫻子は戻らず。
自分の無力さに歯噛みする。]
 


【人】 学園特警 ケイイチ

[晶が膝をついて身体を起こしたところで傍らに追いついて、その身を捕えるべく腕を伸ばす。
鬼の息は長い。

その面は泥に塗れ、左の角は折れて、眦からは涙のようにも見える鮮朱の傷が頬へと走っていた。

凶相である。]

(46) 2016/07/23(Sat) 22時頃

[二人の話を聞くに、誰か帰ってきていないらしい。
ふと、空を仰いだ明日香はぽつり]

 ……月が、ない
 



[白装束の少女に小さく悲鳴を上げる姪に窘めて彼女について説明しようとするもさっきの今、その声に覇気はない。]

 実代子、そんな反応したら可哀想らっけ。
 この子は綾瀬明日香。

 んで…。
 明日香、こいつは実代子。
 俺の姪。
 
[実代子に伝えると今度は明日香に実代子を紹介しようと二人の間に入る。明日香の顔色を窺ってみるが怯えているようならその頭をぽんと一度撫でた。]
 


【人】 学園特警 ケイイチ

[晶の素手での抵抗を嘲笑いはしない。
それは全身全霊をかけた徹底抗戦の証ゆえ。]

 こちらも本気をもって返礼する。

[首筋を違えて傾いだ首、いくらか視界が制限されるが、
容赦なく関節技を極めて拘束するつりで摺り足に動いた。*]

(49) 2016/07/23(Sat) 22時半頃

[ぽんと頭を叩かれれば、見上げて、また女の人を見る。]

 ……姉ちゃも、鬼渡ししてたのけ?

[おじさんの姪という人へ、先程と同じ質問を。
先程は怖くてうつむき加減だったが、今度はまっすぐ見つめて。]

 残ってるのは後、何人け?


うん。さくちゃんから渡されたの。だから先に帰ってると思ったんだけど……。

[話しながら、叔父の顔から血の気が引いていくのが分かった。彼が今、何を考えているのかも。]

そんなこと、言わないでよ。そりゃ、他のみんなのことも心配だけど……。

私は嬉しかったよ、おじちゃんが生きててくれて。

[置いてきたみんなのことが心配なのは私も一緒だ。
けれど、生きて帰ってきて最初に叔父に会えて涙が出そうになるほど嬉しかったのも本当のこと。自分を卑下する言葉は聞きたくなかった。]


【人】 学園特警 ケイイチ

[死角の方向から、少年の拳が鬼の面を捉えた。

 パキ…

軽い音のわりに、欠けたものは大きくて。
折れた角から眦まで、もってゆかれる。

寒い、暗い、辛い。
こんな状態で鬼を渡したら、どうなるか自分でもわからない──]

(51) 2016/07/23(Sat) 23時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[先の戦いでは見ていることしかできなかった智花までが鬼に挑み、晶も最後まで向って来た。]

 アレは良い仲間を持ったな。 

[健闘を讃え、だが、決然と、捕えた晶の手首を背に捻り上げて自分の前に立たせ、智花に対する盾とする。
あるいは傾ぐ身体の支えですらあったかもしれない。

そうして、智花に問うた。]


 この少年に、鬼を渡すがよいか?

[選ばせてやるとでも言いたげな口調であった。*]

(52) 2016/07/23(Sat) 23時頃

……少なくとも、私はさくちゃんの顔から鬼面が剥がれて体が消えるのをこの目で見たよ。真正面から。

[話しながら不安は募る。ただでさえ鬼渡し自体がイレギュラーな存在なのに、そこでさらに法則から外れることがあるなんて。]

……綾瀬明日香?って、あの?

[叔父の紹介に、傍らの小さな少女を見やって。]

うん、そうだよ。さっきまで鬼渡しに参加してた。

あと残ってるのは、……私の従弟の晶くんと近所に住んでる智花ちゃんと、あとおさかなくん……じゃないや、刑部くんの三人。

……の、はずなんだけど。さくちゃんもいれたら四人、ってことになるのかな。

[真っ直ぐな眼差しに少したじろぎそうになったけど、どうにか目を合わせたまま彼女の問いに答えた。]


 一度渡したんなら、二度目はねェ
 んだすけ、その“さくちゃん”って子はァ鬼渡しに参加してねェと思う

[彼女にそう答えて]

 今夜は月がねェ
 きっと迷ってるだけっけさ

 朝んなって、ニワトリが鳴けば元に戻るっけさ

[確信を持ってるように言えるのは、かつて自分はオニのウツワだったから。
その時得た知識を彼らに流す。]



そりゃ、俺らて実代子が無事で嬉しいけど……!
でも……。

[自分より未来のある若者達の道が曇ってしまったというなら、どうして平気でいられよう。
実代子が言いたいこともわかるが故に、感謝と不甲斐なさと罪悪感な胸のうちで混ざって変な顔になった。]
.


それ、本当らか?
櫻子は迷ってるだけ?
朝になれば帰ってくるんだよな、絶対。

[身を屈めて明日香に目線を合わせるとその小さな両方を掴んで問い詰める。嘘を言ってるとは思わないが、その話が真実なのか確かめようと、その眼差しを見定めた。]

[それが確信をもった真面目な眼差しであるとわかると大きく嘆息し安堵の表情を浮かべた。]

そっか…、えがった……。


【人】 学園特警 ケイイチ

[智花の答えを聞いて、鬼は今や苦痛の源となっている損なわれた面に手をかける。]

 よろしい、では七尾晶に鬼を渡すことにしよう。

[定めであった。 その上で、報復であった。
わざわざ確認をとったのは、智花の答えを晶に聞かせたかったからだ。

渡すなというならば、自分が先に鬼になって帰りたかったのだろうと智花を責め、
渡していいというなら、晶に、おまえは見限られたのだと囁くべく。
どちらに転んでも意地悪な問い。

なのに、智花は微笑みを浮かべていた。

そればかりは──想定外だった。]

(55) 2016/07/23(Sat) 23時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 
 残された時間をどう使うか、楽しみにしている。

[そう告げると、今度こそ鬼の面を渡すべく、鬼は晶をコートの内側に包み込んだ。*]

(56) 2016/07/23(Sat) 23時半頃


皆が頑張ってるんに、俺が弱音はいたらだめらこてね。

すまん、実代子。ありがとう。

[そう言って実代子にも労いのつもりで頭で軽くなでる。]

俺は信じてる。
皆が無事に帰ってくるって。
櫻子も、朝になりゃびーびー泣いてけえってくるって。

[そう言うとにかっと、いつもの毒気のない笑顔で笑ってみせた。]
.



 でも、一人は帰ってこれねェ
 オニは身体が欲しいから、全員帰すとは思えねェ

[問い詰める視線に、少し俯いて続きを。
よもや、彼らが鬼の面を壊そうとしてるなどとは知らず。
それは誰も考えたことがないから、どうなるかは明日香でさえも知らない。]


【人】 学園特警 ケイイチ

[下から吹き上げるような強い風が巻き起こり、
暗血色のインバネスが空に翻ったと見えた瞬間、

慶一の姿は失せていた。*]

(58) 2016/07/23(Sat) 23時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/07/24(Sun) 00時頃


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