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……理衣くんはね、
あなたに殺してほしいって思ってたんだよ。
あなたが特別な友達だから。
だから、
わたしまで願ってはいけないと思ってた。
[向けられた謝罪の意味を知る、
そんな想いをさせてしまうから、
願ってはいけないと思っていたこと]
……わたしこそ、ごめんね。
ちゃんと自分で死ねればよかった。
――……知っでる。
[マユミの言葉に、顔もあげずに]
だがら、なお、謝るんだ。
そんな想いしがさせられながっだ。
おでは、リーにも幸せになっでほしがっだだ。
いや、リーにもいいたがっだんだ。
おかえりっで……。
[そして、思ってまた顔を歪ませた]
マユミは、
おでが殺すっでいっだし……。
[そういったけれど、やはり辛かったことは間違いなくて]
その時、世界がみえてくる。彼らの戦っている姿
【人】 消防隊長 トルドヴィン[目指す戦士の傍には柊もリカルドもいる。 (68) 2014/02/21(Fri) 23時半頃 |
[その周であった獣の姿、
その存在はわかるのだろうか。
周であったのなら、気がついてしまうだろうか。
マユミを貫いて、そして、己を貫いたその刃が彼のものであることを]
わたしは自分で死ぬべきだった?
お父様にころされるべきだった?
……それとも、あなたを殺すべきだった?
[今彼が感じる痛みは、
本来、自分が負うべき痛みだった]
あなたはわたしを殺すことで、
あなたを殺す苦しみから、わたしを救ってくれた。
だから、
わたしは最期に幸せだった……、
あなたのおかげで、幸せだったの。
[マユミの言葉をきいて、
その重なる単語、やはり哀しくなって……]
――……違うだや。
お前は生きるべきだっだだや。
人間としで……。
[そんなこと無理だった。わかってて、
でも、哀しいから。殺すべきか死ぬべきか、その二つしかない女の子なんて]
おでは、お前を幸せにしたがっだだ。
もっと違う幸せを……。
[丸くなって背中、そのおかれた手を掴めば、振り向いて]
もっがいお前に会いたいだな。
――……こんどはころさね、がら……。
[やっぱりその身体を抱きしめてしまうのだ]
【人】 消防隊長 トルドヴィン[引き寄せた柊の身体>>70 (76) 2014/02/22(Sat) 00時半頃 |
……そうね、
あなたは幸せな未来を描いてくれた。
運命を捻じ曲げた父を、
始祖をいつかこの手で討つ、と。
ただ、それだけしか残っていなかった私に、
未来を聞かせてくれた。
[望みなどなければ絶たれることはない。
幸せを願うことは無かった、
幸福も家族もあの頃ももう返ってこない遠くの場所にある、
だから、その遠くの場所で幸せでいてくれればよかった。
自分はその幸福に微塵も関係なくても、よかった。
だから絶望はなかった、しかし希望もなかった。
生きていようとも、死んでいようとも変わりない]
だから私は、
人間として生きられなかったけど、
……人間として死ねたような気がするの。
[彼の描いてくれた叶うことのない望み。
鬼となってから初めて想像した気がする。
人の心を思い出せた気がする]
うん、そうだね。
もう一回会えたら、今度は――
[抱きしめる腕に、
記憶の中の温度と匂いと甘苦しさに、
泣き笑いのような顔になる]
あなたのお嫁さんにしてね……
【人】 消防隊長 トルドヴィンぐ……っ… (79) 2014/02/22(Sat) 00時半頃 |
[きっとありえない約束。
死んだら、きっと、終わりなのだろう。
いや、自分はもう、この場から離れられない気さえするのに
でも、彼女と違う、どうしても願い続けてきていた
家族を取り戻すことを。
取り戻すためには、自ら、家族を捨ててもいいと思ったほど。
あの時のあの食卓。
あれは、幻なんかじゃなかったから]
――……約束だがんな。
[マユミに向けるのは、それでも、一ヶ月年下の顔。
でも、確かにそれは、今でなく、
あの頃の顔を一瞬見せることになる]
――……そうだ。
周は、どうなっだが、しっでるだが?
[ふと、尋ねるのは、
あの時、零留に連れていかれ、そして、眷属になっただろう周のこと。
マユミはわかるだろうか]
[あの頃のようで、
もうあの頃とは違うから。
子供ならば、それは指きりだったけど]
……約束、
[それはもう少し別の方法に、した。そして]
……周も、抗い続けているわ。
[
父を屠らんと駆ける獣の姿は、
見えはしなかったけれど]
【人】 消防隊長 トルドヴィン[真弓とサミュエルを繋ぎ止めたと同じ様に、 (85) 2014/02/22(Sat) 01時頃 |
メモを貼った。
【人】 消防隊長 トルドヴィン[5年前は感じる事さえ無かった『柊』の棘>>82は (90) 2014/02/22(Sat) 01時半頃 |
【人】 消防隊長 トルドヴィンリ、カルド…… (93) 2014/02/22(Sat) 02時頃 |
【人】 消防隊長 トルドヴィン[左腕を落された時すら、 (96) 2014/02/22(Sat) 02時頃 |
【人】 消防隊長 トルドヴィン零瑠が言っていたか…。 (101) 2014/02/22(Sat) 02時頃 |
【人】 消防隊長 トルドヴィン愉しいだろう? お前も? (109) 2014/02/22(Sat) 02時半頃 |
【人】 消防隊長 トルドヴィン[じわじわとリカルダの首を締め上げてはいるが>>111 (114) 2014/02/22(Sat) 03時頃 |
メモを貼った。
[――…ふわり。
―――浮遊する感覚。
――…ゆらり。
―――揺蕩う、意識。]
[死の間際。 望んだのは、全てからの解放。
…だから、この魂は黄泉路を逝くとばかり思っていたけれど。]
――まぁ、
そういうわけには、いかないよなぁ…
[抱かれたのは、昏き地の底でなく、朝焼けの空。
嗚呼、眼下で今、起こっていることの結末は、
自分が向き合わねばならぬこの終焉は、
これまでの行動、その罪に対する罰となり己を縛り責め苛むのか、
それとも希望を遺し、この魂の標、次への福音と生り得るのか。]
【人】 消防隊長 トルドヴィン止めなければ判らぬだろうな。 (118) 2014/02/22(Sat) 03時半頃 |
[今まで散々逃げ続けた男に対する神の選択は、きっと正しい。]
…最後まで見届ける、責任が、あるよな。
[正面から向き合ってやれなかった弟、妹へ。
長く肩を並べ、共に闘ったジャニスへ。
もういなくなってしまった兄、姉へ。
憧れ、背を追い続けたあの人へ。
…そして、刃の届くことのなかった仇敵へも。
――それぞれに対する想いがある。
自分の行いと、それの齎す結果を、今一度見つめて。]
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