人狼議事


20 Junky in the Paradise

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【人】 風来坊 ヴェラ

[テーブルの上から、マーゴに微笑みかける男に声をかける。]

お前が幸せなのはわかったけどさ、マーゴは?
いつもにしちゃあ随分大人しくしてんじゃん。

[女と組み合った事など記憶の彼方、女が動かないことだけを疑問に思い問いかける]

……帰ったぁ?
なんだよ、つれない奴ばっか。
[それとも時間がまずいのかと、時計を探して目を動かすが目当てのものはみつからず。]

医者が怖がるって言うのもなんか新しい。
なぁ?
[そう言って視線をもう一人の男に移す。
ぐり、と動かせば薬が効いてきて、視界が何倍にも揺れる。幸福な心地良いぬるま湯に浸かり、息を吐いた]

(29) 2010/07/14(Wed) 00時半頃

……私の首。

私の首は……

[マーゴに言われて触れた首に、傷はない。死を経て酩酊から覚めたように、最期の痕跡は消え失せている。それでも、触れるとずきりと痛むような気がした。つられてマーゴを、己を殺した人物を見たが、その瞳に恨みや憎しみの色はなかった。
 与えられた死によって、サイモンに再び会えたがために。共に永き時を享受できるようになったがために]

……ローラは、何処に行ったのかしら。

[ぽつりと、思い出したように呟いた。生前常に抱いていたそのぬいぐるみは、今は彼女の傍に存在しない。己の体と共に焼かれたもの。魂を持たないはずのそれは、「此方」の何処にもないのだろうが――もしかしたら、という、夢見る子供のような思いがあって]


 他に思いつかなかったんだけどな
 サイモンを叱れるヒト
 叱るにも権限が必要なんだ…

[好き勝手に振舞う阿婆擦れにはない感覚。
立場を弁えるらしき常識的なノーリーンの弁は、
生前より知る彼女と重なりぶれは少ない]

 女中じゃないノーリーン?

[硬い声に相変わらず女王と女中は重ならず、
ノーリーンの方を向いてまぢまぢと見詰める間。
女中の仮面を剥いだ彼女の想像はつかない]

 死んでしまえば女中もないか

[ホリーに声を掛けるノーリーンの言葉。
夢を求め主に従った女中。
漸く女中ではなくなった彼女に同じ言葉を掛けず]


ねえ、一緒にローラを捜しましょう?
ローラがまだいるなら、きっとサイモンに会いたがっているわ。
もし、いなくなっていたら……
それでも、お別れを言わないといけないもの。

[お出かけに誘うような明るい口振りでサイモンに言い、その腕を引いた。サイモンは少し迷いながらも小さく頷いた。それからふらりと立ち上がる。マーゴの呟きとノーリーンの言葉に笑みを向けてから、サイモンと手を繋ぎ、何処かに歩いて*いって*]


メモを貼った。


【人】 風来坊 ヴェラ

[テーブルクロスを捲りあげて首筋に当てる。随分遅い止血のつもり。
そうしている間にも薬は巡り、高揚感が体の隅々まで行き渡る]



おう、続けばいいなぁ。
[そう答える声は上の空。眼前に広がり始めた宇宙に心を奪われる。散らばるガラス片の輝きは星屑となって床を這いだす。]

ああ、でも人が少なくなってきたらお開きかもな。
サイモンが何か合図だして終わるんだろ。

(30) 2010/07/14(Wed) 01時頃

 傷が残らなくてよかった

[ホリーの首筋を見て瞳を細める。
安堵までは滲まずも声音は微かに嬉しげに響く]

 ローラ?
 そんなヒトも着てたの?

[ホリーの探す先が人形とは知らず、
辺りを見回せど其れらしき人影は見当たらない]


 ――そうですか。

[マーゴの言葉に、ちくりと胸に刺さる物があって。
 思わずかつての主の方を向き]

 私がきちんと止めて差し上げたなら――
 より良い未来が訪れていたのでしょうか?

[主の表情はやはりわからず、この結末にどのような思いを抱いているかは伝わって来ない]

 ――後悔、しても仕方がないのでしょうけれどね。
 ええ、漸く――自由になれたのですし。

[マーゴの言葉を受けて再確認するように呟く。
 ある意味では望みが叶ったとも言えるはずだが、その言葉に喜びは薄い]


双生児 ホリーがサイモンと連れ立って何処かへ向かう背を見送るともなく見詰め―――…


……痛い……。


[サイモンの手を引き、何処かへ歩いて行くホリー。
 一瞬だけこちらを振り向いた、その顔は笑顔。
 ローラの行方はわからぬものの、彼女の表情には希望が見て取れた]

 私には――何も残りませんでしたね。

[ぽつり呟くと、未だ現実と夢の狭間を彷徨う者らに視線を向ける。
 せめて、その行く先を見届けようというように**]


 イイか悪いかなんて自分次第じゃない
 女中を辞めたかったノーリーンは

 どんな未来が―――欲しかったの?

[サイモンへと視線を向けていたノーリーン。
自由を手にした筈の彼女は満たされては見えない]

 一度もお礼 いったコトなかったっけ

 お爺ちゃんのコトもだけど…
 サイモンはきっと
 アナタがいて呉れた分だけ孤独ではなかったから

 だから―――ありがと


メモを貼った。


何も残らぬと零す元女中へ初めて謝辞らしい謝辞を紡いだ。


[殴られた体のあちこちが痛かった

数え切れぬほどに、刺された顔が痛かった

訳の分からぬ怒りをぶつけられたのが痛かった]


   う  うぅ   ……

[──blackout]


 アタシが幸せ?
 成仏出来たら幸せかもね

[茨は身に絡みスティーブンの傍を離れる事も叶わず、
腹立ち紛れに聴こえぬであろうスティーブンへ呟く。

何も映さぬ肉体の瞳とは別に結ぶ像の流す眼差しは、
生前と変わらず苛立ちを隠さぬ棘が覗く]


  『…いいわよね、もう……』

   『身体が欲しければ──』


 『ずっと、ずっと一緒に、いましょう?』


[聞き覚えのある声、記憶にない声

幾人かの言葉が途切れ途切れに頭に流れ込んで──]


潰されていたはずの目を開いた。


【人】 風来坊 ヴェラ

[意地になったような物言いに聞こえて、体を起こしてそちらに向き直る。マーゴはスティーブンに寄りかかっているように見えた。その様子に小さく歓声をあげる。]

おー。なんか知らない間に大分丸くなったな。
で?告白の言葉はなんていったんだ?マーゴの返事は?

[幾分か物珍し気に問いかける。けれど、ピクリともしないマーゴに眉をよせて。]
マーゴ拗ねてんの?


あ、サイモンいねえんだ。あいつ、寝てんのかな。
[テーブル脇から足を下ろし、マーゴの方へ一歩進む。]

でもお前ら付き合ってんなら、いいじゃん。パーティー終わっても。
[終わって欲しくない、を二人きりの恋人の世界と関連して考えて。]

俺、明日解剖実習あるから帰るしさ。

(33) 2010/07/14(Wed) 01時頃

 留められる訳ないじゃない

[スティーブンの言葉にざわりと茨が蠢く。
眉を顰めど逸らせぬ視線に顔を背けた]


 スティーブンとはもう別れたわよ!

[背けた顔の方にはヴェラの姿。
絡めとられ動けぬままに声を荒げ抗議するも、
彼にも自分の声が届く筈もなく]

 冗談じゃない
 何でアタシがスティーブンと…

[幾ら言葉を重ねようと届かず、
幾ら否定しようと動けず、
苛立ちに尖らせた口唇へ親指を添えツメを齧る]


 …?

[生前に感じていた気配とは別の感覚だろうか。
ざわりと掌が疼いて手を握り、
誰かが動き出すらしき気配に辺りを見回す]

 ヤニク…?


……?

何が一体どうなっているのかナ……。


[ついさっき、ぼろぼろにされたような記憶があるのだが

痛みは消えている。]

[焼け焦げた白衣の男が、マーゴを抱きかかえているのが見えて─ヴェラにからかわれている様子だ─、
マーゴが衣服を身につけていないのに気付いて]

何かかけてあげたらいいのに……。

[そうつぶやいた時、名前を呼ばれた気がした。]

[見回すと、そこにも黒髪の娘がいて──]

……マーゴ?


 きゃ

[スティーブンの動きに合わせてぶれる像。
よろめくでもなく距離を違えず再びスティーブンの傍。
白衣を被せられた肉体を恨みがましく見遣る]

 もう…なんなのよ

 そう
 拗ねてなんかない
 怒ってるだけ

[不自由さに苛立ちは募り吐き捨てる様に呟く。
けれどスティーブンがサイモンの行く先を語るのには、
ホリーと共に連れ立って向かった先へ視線を流す]

 ホリーと一緒
 サイモンは独りじゃない


 『何かかけてあげたらいいのに…』

[ヤニクの言葉は誰に向いている訳でもなく、
ただの呟きめいた響きに聴こえる。

名を紡げば此方へと顔を向けたヤニクは、
矢張り同じく全裸に黒い茨の絡む姿を見たか]

 やっぱり ヤニクも死んじゃったんだ

[恐らくはスティーブンであろうと予想は出来ても、
既に事きれかけていたから状況は知らない]


さすらい人 ヤニクの視線を受け、何処か困った様な面持ち。


[スティーヴンの腕の中のマーゴ─白衣がかけられてほっとする─と、彼の傍らにいるマーゴ。

声をかけてくれたのはどちらだろう?彼らの方に歩み寄っていった。]


【人】 風来坊 ヴェラ

[優しい、との言葉にひくり、顔が引きつるのは何故か。
少し近づいただけで女の体は、燃えカスみたいな白衣の向こうとなった。訝しむ表情を浮かべて尚も歩み寄るが、サイモンとホリーが一緒と聞くと。]

ああ、ホリーをサイモンの所に送ったって言ってたもんな。
[誰か教えてくれたのか、思い出せないけれどそう答えた。]

うん、明日、人をヒラくんだ。
……その為に入ったんだ、サボれないって。
[予習しとこうかな、と零す口元は歪んだ笑みを形作る。
手頃な物はないかと視線を巡らし始める。]

(37) 2010/07/14(Wed) 01時半頃

[白衣を羽織る身体を見て何処か安堵めく様子に、
面持ちはとうとう困った微笑みを浮かべる]

 何でこんなトコ着ちゃったの
 ヤニクは壊れなくてもキレイだったのに

 全然 似合わない

[此処で出逢った幾人かのサイモンの悪友等を知るから、
毛色の違うヤニクの在る事を厭わずも惜しむ響き]


【人】 風来坊 ヴェラ

合図?
[首を傾げて耳を澄ませても、聞こえるのははぜる音と雑踏のざわめきのような混声。
しかしスティーブンの顔を見て]

そろそろ、なのかもな。帰り支度始めれば?
マーゴと帰るのかわかんないけど。

[そう言って、マーゴの顔を覗きこもうとして―
マーゴの姿が見つからない。スティーブンが抱えているのは、肉色の物体。]

(38) 2010/07/14(Wed) 02時頃

『やっぱり ヤニクも死んじゃったんだ』

[マーゴの言葉に一瞬体の動きが止まる]


──まあ、死んじゃうよね。あんな事されたラ─。

それ、どうしたの?

[苦笑いしつつ相手に問いかけたのは、戒めのような黒い荊の事。]


ルーク・*******さんっテ知っているかい?

本当は、あの人が招待状を貰っていたんダ。都合が悪くなったルーカスさんの代わりなんだよ、僕ハ。


[荊の戒めは痛かったり苦しかったりするのではないだろうか。
取れないものか触ってみようと手を伸ばした。]


 ン…

[苦笑いで自らの死を語るヤニクを見詰めて、
何をも囁かぬまでも雄弁に口唇は尖る。

問われれば我が身を見下ろし、
思案気に傾げてから小さく首を振る]

 判んないけど
 スティーブンから離れられないの


 ルーク? ルーカス…
 あの矢鱈と気障なヒトかな

[記憶が曖昧なのはさして相手に興味がなかった故。
代理にヤニクを選んだ人物の記憶は朧気]

 どんなパーティーかも知らなかったんだっけ

[サイモンの悪友にしてみればほんの悪戯心かも知れず、
溜息交じりに呟けど恨み言を零すでもなく。

伸ばされる手に気付いて瞬けど厭わず。
触れれば其れは刺青と変わらず熱も何もないだろう]

 ン…別にいたくはないの
 ただ 動けないだけ

[酩酊中の生前と同じく肌がざわつく様な感覚だけ。
ヤニクが触れれば茨はざわりと蠢いただろう]


[荊に触れた瞬間、指先に強烈な熱さを感じた。]


!!
大丈夫?熱くなかった?


【人】 風来坊 ヴェラ

[解剖のなんたるか、それはまだ答えられないけれど、何故好きなのかは答えられる。
指は床を這い、きらきら発色するガラスを掴んだ。それで指先をぷつり、させば怪我の大きさにも似合わぬ血の玉が浮かんでくる。]

……例えば。
ここ。
[とん、と指先で軽く着くのはスティーブンの胸元。]

鎖骨と左鎖骨下静脈。この下にいくと肋骨が心臓や肺を覆う。
[口で示す通りに指は動き、赤を引いていく。横に縦に、肉の下の骨を彩る。]


内臓がこの中に収まって、かつ機能美もそこにはついてくる。合理的なシステムがこの中に詰まってる。
…そう考えると興奮しない?
どんなに外見が違っても、みんな同じの腹に抱えてんだよ。

[骨格は更に綺麗。
そう呟きながらも、ちらりと盗み見るのはスティーブンの抱える肉。手のなかでガラス片を転がしつつ、聞いてみる]
それ、マーゴなの?ただの肉じゃね。
開いてみたい。

(41) 2010/07/14(Wed) 02時頃

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