88 吸血鬼の城 殲滅篇
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 21時頃
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[すぐ隣の部屋から、ムパムピスの声>>145が聞こえた]
その声……ムパムピスか!
[彼が今も味方なのか、敵なのかはわからない。 だが味方なら救わなければならない。 敵ならば斬らなければならない。
どちらにしても、客室に行かない選択肢はなかった]
(146) 2012/04/30(Mon) 21時半頃
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― 2階・客室 ―
[手にしていたランプの灯りすら、覆い隠してしまうほどの なお深い闇。 ムパムピスの言葉通り、ここにヘクターがいるのだろうか]
ムパムピス!ドナルド! 大丈夫か!
[大きな声を出す。 何も見えないのならば、声に反応して敵が動いてくれたほうが、 討ち取るのも容易いだろう、と判断してのことだった]
(148) 2012/04/30(Mon) 22時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 22時半頃
ドナルド
貴方には来て欲しくなかった
[会いたくなかったわけではない。
会えて嬉しくなかったわけ、ない。
あの時の男の子がこうして傷つくのを見たくはなかった]
仮令会えずとも
何処かで平和に、しあわせに
いきていてほしかった
[女は目を瞑る。
ヘクターとドナルドが対峙する様を
みているのがつらい、とでもいう風に]
――…私は
ヘクターさまにお逢いしたかっただけ、なのに
[鏡を通じて見る事は叶ったが
それは望んだカタチとはまた違って]
[女が目を閉じると同時
鏡もまた城の景色を映す事を止めた。
何の変哲も無い鏡であるかのように
クラリッサの相貌を静かに映すのみ]
[シン、と静まりかえる地下聖堂。
深紅の薔薇が彩る其処で
女は座り込んだまま鏡を抱きしめた]
――…何も出来ない
[自分の無力さは嫌というほど知っていたが
此処に来てより一層その思いは強くなる]
――――……
[城の地下で女の魂が
さみしい
と、くちびるのみで綴る]
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[ムパムピスが暗闇で何をしていたのか男はわかるはずもなく。 ただ、きらきらと星が振るなか、ドナルドを捧げるようにした、 ヘクターの姿>155が刹那、瞳に映るだけ]
ドナルドっ!
[戦いの様子すら知らない男には、今何が起きているかすら 把握できず。 為す術なくドナルドが闇に呑まれていくのを見るだけだった。
やがてシャンデリアの灯りが戻ってくれば、 真新しい血がいくつもの跡を残しているのが見える]
(164) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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血……。これは、誰の?
[呆然とへたり込んだムパムピスに近寄るが、 特に怪我をした様子はない]
ではドナルドの……?ムパムピス、ここで何があった。
[気になるのはドナルドだけではない。 隣室から聞こえる戦いの気配。 更に階下から聞こえてくる轟音>>150
いずれも気になるが、さきほどエリアスを部屋に残した時とは異なり、 もうすでに血が流れているのだ。 へたり込んだムパムピスを放置することも出来ない。 ムパムピスが落ち着くまで、彼を護るように傍らにたち、 事情を聞くことにする]
ああ、それから……。少し脚をみてくれないか。
[闇に絡まれて動きづらくなった脚を、見てもらうことにした]
(168) 2012/04/30(Mon) 23時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 23時半頃
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