人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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[ふと立ち止まったのは聞き覚えのある声がした。
の声。彼は何時だって、誰かの声に耳を傾けていた。

弱々しい声と、悲哀まじりの声は、幻でないと断言できる。彼の幻覚は、ただひたすらに喜びに満ちているものだったから。]

…この声、まさか。

[怠い体を叱咤して、足早に近づく。開かれたままの扉の向こうで、見知った二人を見た。]

ナナオ…!
 それに…ケイト?

君まで、いたのか。

[動揺が僅かに声に混じったのは、せめてケイトの時間を伸ばそうと思っていたのもあった。叶わぬことかもしれない、と思っていた。
歯噛みするような思いで、二人を見つめる。手錠と、足首の鎖の音が嫌に響いた。]


メモを貼った。


……ああ、メルヤ貴方もいたのね

[動揺を閉じ込めた声に其方を振り向き絶句する
なに、その拘束されたものはと、声にならぬ声

私と違い、何故2人にはこの様な厳重なものが]

痛くないの?それ
……擦れたり、とかしそうだわ

[じゃらりと響く鎖の擦れる音
それに僅か眉を顰め尋ねよう

隔離病棟というより牢獄だわこれでは
そんな負の側面を見れば...は歯噛みした]


【人】 営利政府 トレイル

―現在:自室―

[はっきりと意識が戻ったは、もう日がかなり昇った後だった。――笑えない。重い体を起こせば、頭がずきずきと痛む。


今までろくに医者の世話になったことなんてない(なんて、ここ(びょーいん)で言ったら皮肉にしかならないのだけれど)いたって健康体だった。たぶん。

少なくとも風邪だとか、そんなものの類には滅多にかかったことがない。他の患者と違って、痛みを伴わないのが俺の病――――だった、はずなのに。]


…………ったく、ついてない……っ。


[それでも指は、白い紙とペンを求める。]

(51) 2015/06/11(Thu) 22時半頃

【人】 営利政府 トレイル


[昨日、一昨日。
書き連ねるのは、また、患者たちのこと。

廊下で仲睦まじい二人にあったことを思い出す。これは、まだ落としていない。小さく息を付けばそれを印そうと動いた指が――止まる。]


[ケイト(彼女)の色が、思い出せない。俺は彼女の 何を、恐れていたのか。俺が逸らした視線の意味が分からない。その時メルヤは]


[…………メルヤ? ]


[昨日の言葉も、いつかの吐露も、全部全部覚えているのに。
浮かぶ姿は――――7年前の彼、だけ。ピエロに纏わりつき、俺が嫌い、そして頭を撫でてやった、あの小さな姿だけ。

気を抜いたら、あれが7年前と分からなくなれば、それこそ昨日ここにいた彼が幼かったのではないかなんて錯覚すら起こしそうでくらりとした。]

(52) 2015/06/11(Thu) 22時半頃

【人】 営利政府 トレイル


[息をのむ。 そして気づく。]


[左手でかきあげた髪の下。固く冷たい――よく知ったものが指に触れた。嗚呼、そうだよ。よく考えればそうじゃないか、誰もここが“消えない”だなんて、言ってはくれなかった。]


[ひとの心は――――心の臓でなく、こちらに。
そのことを、忘れていたよ。]


[髪を下して整えれば、昨日から何も腹に入れていないことを思い出す。この頭痛の原因の一割でもそこに……あるはずもない。食欲なんて、ちっともわかなかった。それより

しなきゃならないことが、あった。]


[頭痛をかき消すように、奥歯を強く噛めば。2、3本。淡紫を手折る。薄く甘い香りが漂って……痛みが和らいだ気がした。何故だかは、分からないけれど。]


[それらをもって向かうのは――――図書室へ*]

(53) 2015/06/11(Thu) 22時半頃

たぶん…、限界、かな。

[何があったか――って?
ナナオは、知らない。
せんせーは、ナナオに何も言ってないから。
寝ている間に、ここにいて――。
寝ている間に、これがついていた。
だから、それ以上は話せなかった。]

これがあたしの毒を吸いとってくれているみたいだけど…、たぶん、…。

[そう言って、黒い小手のような機具を示した。
誰かが入る気配に、言葉は途切れた。]


[――まるでその毒を、採取するために用意をされていたような――黒い小手。

…外しちゃ、駄目な気がする。
だから、ケイトリンさんが外そうとすればナナオは止めるだろう。

外したら、みんな死んじゃうよ。
あたしにさえ効く毒なら――きっと、今は誰にでも効くんじゃないかな。
そう言おうとしていたから――。]


トレイルは、キルロイあたりには悟られないようにしないと。なんて柄にもなく思いつつ、廊下を歩く

2015/06/11(Thu) 22時半頃


あ。ごめん、これ外せるんだ。

関節外して…ほら、マジックショーとかで、縄抜けとかそんなの見たことない?
っと…、ケイトは余りいなかったし、ナナオはピエロの彼知らないからよく知らないか。

一応ね、これ以上拘束されたら溜まったもんじゃないから。付けてるだけなんだ。

[平然と彼は言ってのけたものだった。]


…メルヤ。

[つい先日まで、あっちにいたのに。
みんな、こっちにきたの?…なんて、思って――困ったように微笑んだ。

力なく微笑むだけで――言葉は、名前を呼んだだけだった。]


……。

[ややあって。彼も部屋に入り込む。
角度を気にして僅かに重々しい扉を閉めた。締め切るのを躊躇ったのは、ここの設備が気になったからだ。]

ナナオ。おとといの朝振り、かな?
と、言っても僕が食堂で見掛けただけだけど、ほら、近くに座ってたから、ね。

[限界。その言葉に瞑目する。
静かな声で近づきつつ、ナナオの痛ましい姿を見つめる。]

…ナナオ
重要なのは黒い小手だけ、かな?

[じいっと観察するような、問い掛けるような視線を送る*]


……そう

[限界、という言葉を聞けば...は歯噛みする
あんなに、元気だったのに
あんなに――明るく笑って、いたのに

私も隔離病棟で治療を受けたほうが良いとは言われたけれど
彼女程は悪化はしていない
――外見、上は]

それは毒を吸い取るものなのね
でも、何だか物々しいわ

[その毒は何処に捨てられるのだろう
外そうとすれば止められて。その事に小さく眉寄せよう
硬石化した身体なら大丈夫な気もしたけれど
メルヤも現れた事で...は外そうとする手は止めた]


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 22時半頃


……。

[そしてやってきた彼の発言
思わずジトっとした視線を送ったのも致し方ないか

ピエロやマジックはあまりみた事がない
...の家庭は清貧であったので

外せるなら外しなさいよなんて思うも、
確かにこれ以上拘束されたら自由には動けまい
...は無言を貫く事ことにしたのだった]


分からない…。

[ 
ナナオには他にも、点滴らしい管や――用の管や瓶もベッドについていたりする。
開放区にいたころのように、歩き回るのは難しいだろう。
力なく首を振った。]


[視線が痛いのは気のせいだと思い込んだ。]

ケイト、ちょっとあっち見ててくれる?
[指差したのは扉の向こう側。暗に、少し見張ってて欲しいと頼む。

なるだけ、女性の視界の入らないところに言って、手首の関節を捻る。ごきっ、ばきっ…余り聞きたい音でもないし、メルヤも余りやりたい技でもない。

手錠を外せば再び手首の関節を戻す。はずした手錠は指で一回転させた後にポケットに忍ばせた。]


ナナオ。

[視界に留まらない位置を守ったまま、おもむろに上着を脱ぐ。包帯を解き出す。
鱗が増えているのをぼんやりと眺めながら。

覇気のないに声を掛ける。]

会いたいひととか、いるんじゃない…かい?

タルトは、君の約束を健気に待っていたし。

ヒナコだって……いなくなって悲しんでいた。
[僅かに間が空いたのは、彼が逡巡だった。]


あと、トレイルが凄い動揺して僕がびっくりしたよ

[普段からやたらトレイルに構われるので、実は気づいていた。
トレイルとメルヤがいる時に、ふとナナオがこちらを見ていること。

視線はメルヤとは合わない。その意味がわかったのは、やたら構われてたせいだろう。

……鎌掛けも入っていたのはご愛敬である。]


・・・うん。

[――ああ。そうだ。
ぼんやりとメルヤの鱗を眺めながら。
あたしはきっと、だから、まだ生きていられるんだと思う。
でも。――もう、このままでは会えないような気さえする。

また眠りに堕ちたら、帰ってこれないかもしれない――。
目覚めるたびに、生きている感触が遠のいているのだ。
――もう、長くはない気がする。次は無い――。
その不安は、とても現実的だ。

――それでも、会いたい、と想った。
だから、あたしは頷いた。]

・・・会いたい。

[――でも。会えない、と思って。
哀しそうに、眼を伏せた。]


――ええ、わかったわ……?

[何をするつもりかわからないが、素直に頷き
すると何か関節の外れる音
割と きいていて こわい

振り向けば手錠が外されているのを見て成程と思う
でもやっぱり...はちょっと怖いなと思ったのだった

そして、ナナオとメルヤの会話を聞いて
――ナナオにも、どうしても会いたい人がいたのかと思い至った
それが、トレイルとは気づかないまでも
タルトやヒナコだろうなと...は思い]

――会いたいけれどあえないというのは
気持ちはわかるわ

[あう時はきっと、隔離病棟の中だから
私は平和な思い出を、抱いて生きていける、はず]


[なのにどうしてこんなに 哀しいのだろう

     ころん

転がるのは、小さなアイオライト]


[トレイルが――、と聴いて。
ナナオは、ほろりと涙を流した。
嬉しかったのか、哀しかったのか――何故だろう。]


【人】 営利政府 トレイル

―廊下―

[急いでたつもりでも、足はついてきてはくれない。駆けられた声に、いつもみたいな笑みを浮かべられているか一瞬身構えたが――――現れた人物にその必要がないのはわかって、苦笑染みた笑みを零した]


やぁ、オスカー。
……ああ、確かにあったよ。俺の記憶が“零れ落ちて”いなければ。


[肩をすくめて、言外に君と同じようなもんだと告げる。唯一、自分のことを隠し通さずに言えるのは、たぶん、彼だけ。でも、無意識に花は体の後ろへ。

散歩かい?なんて他愛のない言葉を振った。]

(56) 2015/06/11(Thu) 23時半頃

……うん。
僕も、ね。ケイトには気づかれてたし、ナナオも、気づいてたかも、しれないけど。
最後にちょっと未練があって、さ。
[包帯の解く音だけが、室内に響いているようだった。
 元気で、明るかったナナオ。本当に病気の進行だけだろうか。]

…僕も、体がだるいんだけど…ね
どうも、筋弛緩剤みたいなの…投与されてるみたいなんだけど…

ナナオも、そういうのあるかもしれない…けど、さすがに器械も点滴もわからない、か。

[包帯を解ききった彼が手にしていたのは仕込んでいた。
ピンセットと紙やすり。上着だけを羽織って、包帯を椅子の上に置きナナオの方へと向く。]


[顔を背けていための涙には気づかない。僅かな沈黙の意味も、今までの中での当て推量でしかない。

ただ近づいて。どうしても。一言だけ告げたくて仕方がないことがあった。]

ナナオ…余り僕こんなこと言いたくないんだけど
――趣味悪くないかい…?

[ケイトに聞こえないように、小声でぼそりと呟く。昨日の会話の応酬の名残があった。


苛立ちはほとんど自分に向けられているのだが、どうしても言いたくて留まれなかった*]


[ナナオは、その言葉を聴いて。
きょとんとした――意外な言葉だったのだろう。
不思議そうに、どうして?というように首を傾げた。]

・・・?

[一つだけ、思い至ることがあって――。
そっか。
あたしのことを、忘れたのか――と。

――少しだけ、眼に生気が戻った。]


・・・そんなこと、ないよ。

[震える声で、ナナオは言い返した。
約束。――それは、何の為にしたものか。
あたしの方こそ、忘れかけていたじゃないか。
涙が、また落ちる。・・・そうだ。

忘れられたく、なかったんじゃないか。

その想いが、消えかけた蝋燭の火を少しだけ大きくさせた。]

メルヤ。
・・・その辺に落ちてる、ペンをとって貰っていいかな。


そう……
未練、は寂しい、わね

[しゅるり、しゅるりと響く音
筋弛緩剤の存在や手錠、脚の鎖
――嗚呼その存在を感じるだけで嫌になる、と思った

まるで牢獄、まるで煉獄
囚われてしまった終末病棟の様ねなんて

...は振り向けば――メルヤの持つモノに眉をひそめる
なんだ それは
というか貴方何で其れをもってるわけなの?
まさか、この様な事態を察していた?

言葉にならず...は唯無表情に彼を見る
――思う事は唯1つ]


[貴方って後何を隠し持っているのかしら

完全にナナオとメルヤのターン!お話になっているのは感じたから
...は思うだけで、口には乗せないでおいたのだった]


[ナナオは、メルヤが何をしようとしているのか――。
ぼんやりと見つつも、見当がつかなかった。

背中の鱗は、きれいだな――と思ったけれど。

――しかし、それが何の為か。
ピンセットや紙やすり。筋弛緩剤や手錠――。
その意味を分からないまま、見つめている。]


(あ。ダメだ。完全にトレイルに夢見てるよね)

[の不思議そうな顔で察する。恋は盲目とはよく言ったもの。
彼から見れば、ナナオにはトレイルは勿体ない、が。野暮な口を挟むまい。

の言葉には心の中でだけ、ひっそりと返した。
(いやいやいや。あいつ、何だかんだで自分本位だし、拾った子犬みたいに構われるこっちの気にもなれっていうか。……いや、ナナオは悪くないから、やめておこう。)

[つらつらと並べ立てられた悪態は、ここにはいないトレイルという名の男に投げつけた。
ペンを、と頼まれれば僅かに床の上を探す。少し変わった形のペンを見つけ、ナナオの黒い小手にしっかりと渡した。]


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