309 【誰歓】【飛び入り歓迎】学園の七不思議3
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ハハハッ!凄いねオスカー。
飲み込みが早すぎて驚いたよ。
[ こちらに届く球を手で弾いたのが合図のように
四方八方から飛んでくる。鋭いその球の連打に
避ける方も全力だ。
ステップを踏むように足元からくる雪玉を避け
バック転で綺麗に回避する。アクティブに避けていくが、
それでも12球のうち8球は
当たっているので急成長に驚いた。]
[ 最後の一球
高く上がるその球はブレて一瞬のうちに見えなくなる
その雪玉を目で追いかけるうちに
ボフンッ。と背中から仰向けに倒れる。
その顔の横に雪玉が落ちた。]
まいった。これが消える魔球か…
オスカー、おめでとう。
[ 夕日に照らされるグラウンドで
目を丸く輝かせてオスカーの方を見上げた。**]
君のおかげだ、フェルゼ。
私一人だったら、
ここに至ることはなかった。
[ 戦いの激しさを示すように、肩で息を吐く。
呼吸が落ち着いてきたのなら、
まるで映画のワンシーンの様な台詞を吐きながら
雪に沈むフェルゼへと近寄って。
どさり。自身もその横に倒れ込む。
…… なんとなく、そのまま隣に並んで。
彼の見ている景色が見たくなって。 ]
綺麗だね。
[ 頬を茜色に照らされながら、僅かに首を傾けると
隣にいる彼に笑いかけて。 ]
早く。
みんなと一緒に、見たいな。
[ 刻々と色を濃くしていく夕焼けに向かって
寂しそうに洩らした。 ]**
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[胡乱な目で睨まれたが 冗談っぽいことは口元から察せられたので サーセン、と軽く謝って微笑む。>>49]
あーー……なるほど。 それでなんかお互い思ってたのと違った、 みたいな感じになるんすかね。
[長続きしない一端が少し分かったような気もする。 それもまた彼女らしいと言えば彼女らしいけれど。]
んじゃあんま凹んだりとかはしない系っすか? 失恋から立ち直る方法とか、聞いてみたかったけど。
[経緯やアイリスの性格からしても そこまで引きずるようには見えないが それでも恋愛ごとに関しては先輩だろうから、 そんなことを尋ねたりしつつ。 取りあえず一旦話を切り上げて移動することにして。]
(52) 2021/01/02(Sat) 21時半頃
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[ ーーーフェルゼも来るだろう?
見上げた夕日が眩しい。
ボフンと倒れたその時に眩しさに目を取られ
頭にふと甦ってきたその言葉と青い空。
卒業の寂しさが薄れたようで
嬉しくて、少し…せつなくて、
「楽しみにしてる。」
なんて恥ずかしそうに言ったよね。
卒業はお別れじゃない。
それは離れた縁を放さなければ
繋がっているからだ。
今の楽しさがこれからも続くと思えば
この先の未来も楽しいものになるだろうと
冬の空に望み願った。]
[ 隣に倒れたオスカーと一緒に笑い合う
静かに流れる雲、
綺麗なグラデーションのオレンジ色の空、
頑張っているだろう皆へ頑張れと空に向かって応援する。]
うん。皆に早く会いたいね。
……でもね。
君とこの夕焼けを二人占めできた今の時間も
僕にとっては大事だよ。
二人だけの夕焼けなんて豪華だね。
[この夕焼けの輝きを心に記憶するように
はあ、と吐いた息は白く空へと吸収された。**]
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[特徴を教えて貰ったアイリスの一色を抱え、 戻ってくるのを待つ。]
どーも。スキーこれで合ってました? じゃー……帽子の方で。
[示された二つからはポンポンニット帽の方を選択。 どっちも如何にも女子物で可愛らしいが ピンクよりはまだ違和感ないかと思い。]
そーっす初心者初心者。 アイリス先輩は全制覇する気なんでしたっけ? タフっすねえ………
[フローラとの話を思い出してそんなことを聞きつつ アイリスと共に初心者スキーコースへの道を往く。 道中、相手が誰かを尋ねられれば、内緒にしてくださいねと念押しして答えただろう。 話を聞いて貰った礼代わりに彼女の分の荷物は持つつもり。*]
(56) 2021/01/02(Sat) 22時頃
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ジャーディンは、初心者コースの結果は5+7分31秒
2021/01/02(Sat) 22時頃
なんだか、フェルゼの方が王子様みたいだ。
[ 負けてられないな。
くすっと吐いた息は、透明な空気を伝わって
彼まで届いたかな。 ]
うん。私も忘れないよ。
君と見上げた空も、
交わした雪と言葉の事も。
[ 次第に色を変えていく空を瞳に焼き付けて。
激闘の後に訪れた静かな時間の流れ。
惜しんでいる自分に気付きつつ、身体を起こす。 ]
ん、身体を動かしたおかげで。
なんだかちょっとスッキリした、かも。
[ 帰還直前、ジャーディンとの事は、
小さな靄となって心の奥に残っている。
どうやら自分は“男女”の恋愛には疎い様だから
彼の内心を推し量ることも、
気の利いた台詞も吐けそうにない。
どうしても、傷つける結果になるのなら。
せめて、無事戻って来た彼の前では笑っていよう。
そんな風に心に決めて。 ]
[ それでも、どうにも晴れぬ思いを、
受け止めてくれたフェゼルへと。
彼がまだ寝転がったままならば、
すっと片手を差し出して。 ]
ありがとう、フェゼル。
私と友達でいてくれて。
今、この場にいてくれて。
[ 心からの感謝を伝えた後。
夕陽を背に大きく伸びをすると。
帰ってくる誰かのために、せめてお茶でも淹れようと
校舎に向けて、雪を踏みしめた。 ]**
王子様……?
ふふっ、オスカーと一緒の王子様になれて
光栄だよ。
[ 黒と白でモノクロコンビだね?
柄じゃないのは自分でもわかっているけれど
オスカーには自分がそう見えていたのなら
光栄なことだと素直に喜んだ。]
どういたしまして。
僕もオスカーが友達で嬉しいよ。
[ 差し出された手に自分の手を重ね
しっかと握る。
握った手から伝わる熱が心地良く感じた。
校舎に向かうオスカーに続き校舎へと目指す
皆ももうすぐ帰ってくるのかなと期待して。**]
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確かに、なにげにふつーに合宿するより 行程ハードっすよね。 グスタフ先輩なんかは嬉々としてそうすけど。
[そんな話をしながら暫し、 ざくざく歩いて山を登っていく。]
ああーーーー…………
["軽そうに見える"アイリスが "長続きしない"本当の理由。>>63
何となく言わんとしていることの 察しがついてしまったから 神妙な顔で頷いてしまった。]
(74) 2021/01/02(Sat) 23時半頃
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それは……………なんつーか……… 気持ちは分からんでもないけど、 男の方もどーかと思いますけどね。 別れて正解っすよ多分。
[アイリスも好き未満だったのだろうが、 「そういうこと」が出来ないからと言って すぐに別れてしまうのなら 向こうも本気ではなかったのでは。
彼女にとっては過去のことだろうから あまり掘り返すようなことは言わないけれど。]
(76) 2021/01/02(Sat) 23時半頃
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[ごめんねと肩を落としたアイリス。 その台詞に一瞬だけ息を詰め、ゆるゆると首を横に振る。]
いえ。 ………そんなこと。ない、す。全然。 ありがとうございます。
[輝いて見える、だなんて。
叶わなかった気持ちを、 行き場のない情けなさを そんな風に明るく言って貰えるとは思わなかったから。
じんわりと心の中が温かくなって、 何だか少し浮かばれたような気がした。
流石に泣くのは格好悪いから、 雪が入った風を装って目元を擦り とびきりの笑顔を見せる彼女に向けて笑いかける]
(80) 2021/01/03(Sun) 00時頃
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……そうっすね。 せっかくスキーに来たんですし。 すっきりするには体動かすのが一番っすよね。
[こんな風に賑やかしてくれる先輩が居て、 ああ、自分は恵まれているなあ、としみじみ思った。 気持ちを切り替えるように頬を軽く手で叩いて、 目深にゴーグルを降ろす]
あれが並走する子狼すかね。 どーせなら勝ちたいっすよねえ。
[と、柄にもなく張り切っては見たが所詮は初心者。 アイリスが初心者コースで滑っている間は 時折転んでアドバイスを貰いながら。 わいわいと体力が続く限り滑り倒しただろう。]
(81) 2021/01/03(Sun) 00時頃
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[なお、アイリスが他のコースに挑みに行く前に]
何かかっこわるいとこ見せたんで。
先輩ももしどっかで 悩むようなことあったら 聞くんで教えてください。
[有用なアドバイスなどは出来ないかもしれないが、 愚痴聞きくらいには使ってくれ。 そんな風に告げて**]
(83) 2021/01/03(Sun) 00時頃
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