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![]() | 【人】 営利政府 トレイル―1F― (126) 2014/11/22(Sat) 08時頃 |
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![]() | 【人】 営利政府 トレイル[ラルフが、ノックスを思い出している事までは、わからない。 (128) 2014/11/22(Sat) 08時頃 |
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![]() | 【人】 営利政府 トレイル[ドナルドなら、食べすぎる前に―― (130) 2014/11/22(Sat) 08時頃 |
![]() | 【人】 営利政府 トレイル[黒い服の下で、フィリップの拳を受けた利き腕が (131) 2014/11/22(Sat) 08時頃 |
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― に至る前―
――っぁ、……く、う……
[ノックス
与えられた口付けに翻弄されて、気づいたときにはノックスに咥えられていた。
やんわりとした刺激に身を震わせて、喘ぎを押し殺す。
色素の薄い髪が、低い位置にある。
そこから聞こえる、濡れた音に、ぞくりと、震えが走る]
……は、……ん、ノックスさ、ん……
[ふる、と頭を振る。
強い刺激に足が震えて崩れ落ちそうになり。
けれど、支える手が、足に触れて。
誰も触ったことのない箇所を解されて、期待と不安に怯え]
あっ……ん、ん……っ
[もうすぐ、というところで離されて、物欲しげな色が無意識に浮かぶ。
濡れた音に煽られながら、ほかの事は考えられず。
ソファから見えていることすら、意識できなかった]
ノックスさ……あっ……
[快楽に流されている。
衝動を感じた気持ちがなんだったのか、いまだ理解していないけれど。
いうなれば、淡い初恋のような、ものだった。
囁く声音ににじむ熱に、ぞくり、と背筋を震わせ]
ん……ぅん……
[答える前に、重なる口付けに眩暈がする。
求められることにくらくらと、思考回路がまともに働かず]
――――っ!!!
[初めて受け入れる、男の熱い塊に、声にならない悲鳴があがる。
痛みに逃れようとして、両の手
中をえぐられ、快楽と苦痛にあえぐ]
……ふ、あ……っぁ、…
[瞳を閉じて、与えられるものに翻弄されていた。
喉に触れる、硬い歯の感触に、期待と不安を感じて。
途切れた動き、囁かれる声。
ゆるり、とろけた琥珀が、薄青を捉えて]
は、ぁ……ん、
ノックス、さ、……んっ
ああっ、……ノックスさん……
[問われるまま、熱を与える人の名を繰り返す]
[口元に寄せられる耳朶。
とろけた瞳でみたそれが、とても美味しそうに見えてかじりつく。
快楽にとろけた思考では、それが成す意味を考えもせずに、
やわらかい肉と、血の味に、恍惚とした表情が浮かんだ]
ひ――っ! ああっ
[いつか想像したように、血に染まった彼の姿を見て、口元が笑む。
けれど、体勢を変えられた刺激に、また翻弄されて。
ノックスにされるがまま、深く与えられる熱と快楽にあえぎ]
ん、ふ……あ、あ……
[殺しきれない声が、零れ落ちる。
耐え切れないと、開放を訴えるかすれた声でノックスを呼び――]
も、いっちゃ―――?!
[ノックスに縋る指に力がこもる。
流れ落ちる甘い血と、指先からにじんだ血が混じるけれど。
それを意識する前、堪えきれない快楽を吐き出した瞬間。
――熱い痛みが、腹に生まれて]
――ああっっっ!!!
[激痛に、意識が半ば途切れかけ。
かすむ視界の中、血にまみれた人を見る。
彼が口にする、赤に、言葉に。
何かを言おうとしたけれど、声にならず。
彼の腕の中、ゆるりと琥珀が閉じられて――]
[そうして、息絶えた**]
― 死に至った後 ―
[ゆらゆらと、漂うような心地。
痛みがなくなっていることに気づいて。
ふ、と、意識が覚醒する]
――――?
[意識を失う前のことを思い、
痛みを感じないことに、首をかしげ――**]
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![]() | 【人】 営利政府 トレイル[外の空気が入り込んだせいで、一階の気温は更に低くなっていた。 (149) 2014/11/22(Sat) 12時半頃 |
![]() | 【人】 営利政府 トレイル[ディーンを喰らってきたニコラは (152) 2014/11/22(Sat) 13時半頃 |
― 居間 ―
……なんで、聞こえるのに。
とどかないんだろう。
[完全に目覚めたのは、声にならないフィリップの悲鳴を聞いたから。
フランシスが、ドナルドが、フィリップが嘆いているのが見える。
腹を割かれ、ノックスの手が臓器を弄った体を、
綺麗にしてくれているのを見ている。
フィリップへと、“思い”を向けても届かないのに。
フィリップの“思い”は届くふしぎに小さく呟く]
[死ぬ前、ノックスに抱かれたのは、彼に感じた衝動をすりかえられるだろうかと思ったから。
それでも、与えられる快楽だけでは衝動は抑えきれずに。
フィリップへと“思い”を届けることすら忘れて。
その耳を噛み千切ってしまったけれど。
二人分の血で彩られたノックスの姿に、食らってしまいたかったと、思う]
これは、俺が食われたってことなのかな。
[ノックスが手についた臓器を口にしたのは見た気がしたけれど。
いま、フィリップが食べようとしているようには食べられていない。
ゆるりと瞬き。
フィリップの傍にいるか、ノックスの様子を見に行くか。
しばし、迷う*]
![]() | 【人】 営利政府 トレイル[もうここを出ても (154) 2014/11/22(Sat) 15時半頃 |
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![]() | 【人】 営利政府 トレイル[ニコラがそばに居る。 (161) 2014/11/22(Sat) 20時頃 |
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― 居間 ―
[自分の、身体だったものが食べられている。
それを止めようとするフランシス
俺はかまわないから。
[止めなくていいよ、と聞こえなくても呟く。
フィリップが噛み傷のついている指を食べる。
骨が砕ける音。
腹からだいぶ血が流れたとはいえ、まだ身体に残っている血がにじむ様子]
……うん、自分が食べられるところ見ることになるとは……
でも。
美味しいと思ってくれるなら、いいかな。
[フィリップが、また獣よりになってしまったことに、少し悲しく思うものの。
それでも、食べたいと思うほどに想ってくれているのは嬉しかった]
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[大切にされていたのだと。
痛いほどにわかる。
三人の様子が、悲しくて嬉しくて愛しい]
……俺、ばかだ……
[大事にされていたのに。
衝動に――触れてみたい思いに負けて。
そうして、ノックスにも、痛みを与えてしまっている]
……ごめんね……
[居間からでていったノックスが今何をしているのか知らぬまま。
ぽつりと呟く]
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