167 あの、春の日
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[目を開いて頭を掻きながら>>+9ゴロウの言葉に頷いた。]
不思議なことに同じ頃の夢ですね。
いえ、泣きたいといったのはものの例えみたいなもんですから。
[そう言ってグラスに入っていたウイスキーを一気に飲み干した。
鍋の肉を皿に入れてもらえれば、どうも。と頭を下げた。]
[>>+13ぼーっとしたままだった自分に声をかけたキャサリンの方を見て、ゆるく笑う。]
あぁ、いいぜ。
告白する時も、結婚する時も、いや、綺麗になりたい時はいつだってやってやるって約束したからな。
[半ば一方的な約束。それでも彼女の言葉に頷いて笑う。
目を伏せた彼女の顔にまずはベースメイク…はすでに終わっているのでパウダーファンデを薄く…。
コンシーラーを指にとって目の下に薄く塗り重ねて行く。]
そっか…。夢だったのにな…。
[嘘のメイクだけじゃダメみたいだと>>+13告げる彼女に、残念そうに言葉を加えた。
だが、今からでも…そう続く彼女の言葉に、彼女の顎に触れて顔を上げる。]
目を開けな、いつだって俺が、お前のことを綺麗にしてやるよ。
最も、メイクが無くたってお前は充分綺麗だけどな。
[クスッと笑うものの、その姿は自信に満ち溢れていた。]
[キャサリンの眉をカットしながら、眉ペンやアイラインを入れて姿を変えていく途中、マユミが戻ってくれば、そちらに視線を向けて]
あぁ、おはよう。
あんな少しの量の酒くらいで寝るなんて不思議なこともあるもんだ。
もう大丈夫そうだよ。
[笑いながら答えて、ふと思い出したように、]
マユミちゃん、可愛く、いや、すっかり綺麗になったね。
元が良かっただけに、さらに綺麗になったよ。
[キャサリンにメイクをしながら笑ってそう告げた。]
そうですね、本当に。
……不思議です。
[メイクを施されるキャサリンと、ジェレミーに視線を移す。
彼らのやりとりも、寮では良く見る光景だった。
先ほどまで夢で見ていたはずなのに、もうひどく懐かしい。]
ふふ、ありがとうございます。
――人形にはまだ、なれていませんけれどね?
[思い出すのはそんな一場面。
黒眼は懐かしく、それでいて少し寂しげに細められた。]
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…………。
[しばし黙ってハルカは状況の把握に努めた。 エルゴットが泣いていたらしい。そしてそれは、卒業して皆と別れるのが寂しいとか、そういう理由ではないようだ。 フィリップから、ルーカスからかけられる、真摯な励ましの言葉。 静かにハルカはそれを聞いていた]
……ふむ。
[沈思黙考の末、ハルカは一歩踏み出す。 慰めとか、励ましとか、そういうことは、己には似合わない。 ハルカは全然違う方向から、エルゴットに近づこうとした]
……僕が思うに。 エルゴットには、ずるさが足りない。 そして自分の価値をだいぶ少なく見積もっているように思う。
(64) 2014/03/09(Sun) 23時頃
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[それは慰めでも励ましでもない]
エルゴットは、海外の大学に進学するのだろう。 つまり、それだけ期待されているということだ。 それはつまり……交渉材料を持っているということだ。 自分自身という。
[淡々とハルカは語り、漆黒の瞳はひたりとエルゴットを見つめる]
何の見返りも求めず、両親の期待にだけ応え続ける必要がどこにある。 君は、見返りを求める権利があるのだよ。 ……犬だって、本当は手放したくないのだろう?
(65) 2014/03/09(Sun) 23時頃
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エルゴットは成績が優秀だ。絵画の才能もある。 それだけのものを、自分のために使わなくてどうするというのだ。 どうして自分以外の誰かのためにしか、使わないのだ。 ……もったいない。
[そう言うと、コップに>>4:63の1を注ぎ、一気に飲み干す]
僕なら……そうだな、まずはハンストか。 そうやって、要求を通すところだ。 君は決して、持たざるものではないのだよ。
(66) 2014/03/09(Sun) 23時頃
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なんか馬鹿みたいだな、私。
本当はここに来るの、躊躇ったのよね。
結構自分にいっぱいいっぱいで。
―――でも、来てよかった。
[ 視線はお冷の氷。
独り言のような本音を誰かに向けるわけでもなく
ただただ吐き出す。 ]
私、いろいろ間違えてたなぁ
不幸せなんかじゃ、なかった。
[ みんなのおかげでね。と加えて笑みが溢れた。** ]
[少し長めに夢を見ていたようだ。
ぱちくりと瞬いて目を覚ます。
きょろりと周囲を見渡して、
一瞬、これが現実なのかわからなくなった。
昔の夢なんてみた日には、涙が止まらなくなるのも珍しくはない。
けれど、みんながいる。
これは幸せな夢なんかじゃなくて、本当に。
嬉しくてにへら、と、崩れた顔で笑った。]
ー 回想 ―
[青い空に手を伸ばしてた、あのころは
記録が伸びていくことが嬉しかった、
おいしいごはんが食べられることが嬉しかった、
仲の良い友だちがいて、楽しい先輩がいて、
ただそれだけでよかった。
マドカにはそれ以上はいらなかった。]
[記録を残すことにこだわっていなかったから、
選手として生きることはできなかった。
頭悪いなりに勉強して、みんなといっしょに大学に行って、
陸上サークルには入ったけど棒高跳びの設備はなかった。
それでも陸上がしたくて、
そのためにサークルの付き合いも頑張った。
お酒を覚えた、メイクも始めた、
連れて行かれた合コンで出会った男の子に
告白されて付き合ったけど、キスもしないうちに別れた。]
[そのうち就職して、
どんくさいながらもコピーとお茶汲みを覚えて、
毎日パソコン叩いて、笑顔でランチして、
それから、それから……]
[恋とはどんなものかしら。
あの春の日、青い空に問いかけた、
その答えはいまだに、見つからないまま。
見た目は大人になった。
でも心はまだオトナになれなくて、
心だけ、あの日に置きざりにしたまま。]
― 現在 ―
[そこまで思いを馳せたところで、ふと我に返る。
聞こえてきた声に、ぴょこんと肩揺らして頷いた]
私も……私も、です!
みなさんのおかげで、幸せです!
[声を出してから、振り返る。
大人っぽすぎて近寄り難くて苦手だったはずの
ジリヤの姿にびっくりして、目を丸くした。]
そうか。
……今じゃなくても、泣きたい時に泣ければ良い。
ただ、一人で泣くな。
[ジェレミーに頷くように告げる。
あの頃は、傍に誰かがいてくれた。
陸上部を辞めると決めた時、話を聞いてくれたのは確かフィリップだった。
話を聞いてくれる友人と、陸上の代わりになる物があったから、怪我をしたことも、そこまで腐らずに済んだのだ。
あの頃のように支えてくれる友人は貴重だったのだと、今なら分かる。]
[エルゴットの頭をぽんぽんと撫でながら、ジェレミーにメイクをねだるキャサリンを見た。
あの時。
夢の中、耳元で聞こえた気がした声は気のせいだったのだろうか。
それは確かめることはしない。]
[聞こえたくしゃみに、個室の入り口を見る。]
おかえり。
[戻ってきたマユミへ声を掛けたが、その視線は自分の顔よりも下に向けられている。
眼鏡を確かめようとしている目的は知らないまま、嫌われたかと思い、視線を外して息を吐いた。]
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涙には、自浄作用がある。 泣いてすっきりするなら、いくらでも泣けばいいと思うが、生憎そんな爽やかな涙ではなさそうだ。
[懸命に励ます男性陣に、励ます方は完全に任せ、ハルカはあくまでも冷静だった。 いっそ酒で潰してしまうべきか、と考えて首を横に振る]
きっと。 人生は、君が思うほど悪いものではないし、 人間は、君が思うほど怖いものではない。
[震えるエルゴットの肩に、触れることはしない]
強くなれとは言わない。 もっとしぶとくなれ、エルゴット。
(75) 2014/03/10(Mon) 00時頃
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