8 DOREI品評会
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記者 イアンは、メモを貼った。
yummy 2010/04/18(Sun) 04時頃
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[服を脱ぐ様子を指摘されて頬を膨らませるグロリアの様子は、奴隷を買うような特殊な人種ではなく、普通の娘のようだと思った。動作が洗練されていても、それはプロフェッショナルの洗練とは異なる。 父親に躾けられた優雅さなのだろうか?と、イアンの中で過る。]
見ないでもわかるのは ナカでわかるからなのか な。
… …──ん、 く
[内壁が蠢き、吸い取られるような感覚に捕われる瞬間、女性が感じる感覚は、男のイアンには分からない。奥まで埋めて、あたった場所で、先端が快楽に震えた。 つなぎ目を撫でていた指は、溢れた愛液でトロトロになっていた。 こっそりとそれを舌で舐めてから、腰に腕を回す。背中に回された手に籠る力が心地良く。]
(225) yummy 2010/04/18(Sun) 18時半頃
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けだものよりも はしたなくなっちゃう あんたが見たいな。
[それが自由な姿なのかは分からないが。想像すると、繋がっている箇所を中心に、背骨を舐めるような快楽がイアンの身体を飲み込み、手足の先の血が巡るすべての箇所がジンジンと痺れるような心地がした。 肩越し覗き込んだグロリアの貌を見詰めて、濡れた濃茶色の瞳を細めて笑った。零れる息の熱を笑みにつり上げた口端で逃がすようにしながら。]
欲しがってくれたら、 何でもするよ。何でも。
あんたが、今までよくなった事が無い なんて……さ
[信じられないねと言う言葉を飲み込んでくちびるを重ねる行為は、摩擦箇所を増やすための救済措置のようで有り、逆に出口を塞ぎ袋小路を作る行為にも思え、脳を蕩かし言葉が途切れる。]
(226) yummy 2010/04/18(Sun) 18時半頃
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弟からも殺されかねないって事かな。 殺されると言うよりも、処理される。
[「今までの奴隷とは違う」とグロリアが言ったとしても、弟から見ればイアンはただの奴隷だ。或いは奴隷の範囲を超えてしまうと都合が悪い。それを許容している主人を含めて。 警告は今は、冷静な思考よりも、より深いグロリアとの密着や快楽をイアンに望ませる。グラスを傾斜させ、火にアルコールを注ぐように。白濁を零しながら歩く所を見たいと言う、イアンの挙げた好ましい痴態の例は、グロリアに却下されてしまった。もとい運転手が女主人であるグロリアの為にさせてくれないようだったが。]
中で出しちゃ駄目なら 哀れな奴隷から絞り取っても 駄目でしょ?
(227) yummy 2010/04/18(Sun) 18時半頃
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[首元に掛かる息と根元までみっちりと締め付けて来る内壁のその動き。うごめく腰を捕えて、グロリアの下腹を撫でながら、イアンも腰を一度だけズクと突き上げる。]
ね、グロリア。 俺は出来たら良いのにと思ってるよ。 出来ない方が良いんだろうけど。
[子どもがとは言わず。 暴れる熱をあやしなだめるような緩いグラウンドに戻しながら。グロリアの背を撫で、色付いて染まった柔らかな胸に顔を埋めた。]
(228) yummy 2010/04/18(Sun) 18時半頃
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強くしても──良いんだ。 嬉しいよ、グロリア。
[ねだる声にグロリアを見上げて、両の乳首をきゅっと捻る。 それからイアンは白い歯をみせて笑い、グロリアの腰に腕を回し直した。]
すごく。
[グロリアの貌を見上げたまま、一度ギリギリまで抜いて軸を定めなおして、突き上げる。そこから先の穿つリズムは激しく、激しく。]
(229) yummy 2010/04/18(Sun) 18時半頃
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[軋むシートと汗と体液の匂い。繋がったまま燃えるような身体。 肉体の境界線は混じり合い、閉じる目裏が螺旋のように揺れる。目を開くと、グロリアの瞳から透明な宝石のような涙が零れるところだった。]
… …ッ 同じ だよ。 グロリア。
[その小さな輝きに、イアンは胸を突かれたようなショックを受ける。 上半身を曲げ、額に額をかさね舌で涙を拭う。]
(230) yummy 2010/04/18(Sun) 18時半頃
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すきって何だろう ね。
……あ あ、 死んでしまう 前 に ふたり、何処まで行ける か な。
[突き上げる速度で揺れるグロリアの身体を追い上げながら、何かを観念するよう目を閉じた**。]
(231) yummy 2010/04/18(Sun) 18時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
yummy 2010/04/18(Sun) 18時半頃
記者 イアンは、良家の娘 グロリアに返事考える。もちもちもち。
yummy 2010/04/18(Sun) 23時頃
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[エンジン音や振動もほとんど車内に響かない高級車。車がカーブを曲がる時、激しい揺れが襲い、タイヤが軋む音が響いた。チラリとカーテンの隙間から外に視線を流すと、中世ヨーロッパの都市がそのまま残ったような遺跡の街が見え、大きな水平線と海を望む崖道だった。 非現実的な世界は、オークション会場の古城を出てもまだ続いている。祖国を出て海を渡った時のように、強引にアメリカからヨーロッパに取材旅行に出た時のように、また、イアンが海を渡る事はあるのだろうか。]
…── ん。 あんたのもの だ。
[チラリとのぞく現実の風景と、事故死と言う新たに過った死の恐怖は、目眩のような快楽に取り紛れてすぐに失せてしまう。 ただ「いままでのこと」と言うグロリアの言葉に、イアンの中走馬灯のように過去が過ると、背骨をのみこんで行く快楽に、身を切り裂くような痛みが混じり、その痛みがまた身体に炎を呼び込んだ。]
(254) yummy 2010/04/19(Mon) 00時頃
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初めてって 純粋なひとだ な、 あ …… グロリア。
[背に刺さる爪を手に取りくちづける。]
ッ 力抜いて?
手を離しても、離れられない。 俺は此処に居る。
[蝶が羽化するように、自由になっていくおんなの姿に、何度も繰り返し呪文のようにグロリアの名を囁く。 運転手は彼等が満足するまで遠回りを続けたのかどうか。 移動する密室は、二人が疲れ果て、最後にイアンがグロリアの裡で終わり、僅かなまどろみにおちてのち──別荘へ到着する事になる。]
(255) yummy 2010/04/19(Mon) 00時頃
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[それから、イアン・グッドマンと言う人物が居た痕跡は何処にも無い。何処かでアジア系の血を引く男性の死体があがったとしても、それがイアンである事が世に知れる事は無い。
アメリカの本社と、父方の親戚には、奴隷品評会の際に、取材中の行方不明して届いていた。後は年数が経過して、人々の記憶からイアンの記憶が消えるだけ、行方不明が死亡の認識に変わるだけ。 誰もイアンの未来の愛と幸福について想像する事は無いのだ**。]
(256) yummy 2010/04/19(Mon) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
yummy 2010/04/19(Mon) 00時頃
記者 イアンは、良家の娘 グロリアと(開き直って)新婚旅行に出掛ける事にした。
yummy 2010/04/19(Mon) 00時半頃
記者 イアンは、良家の娘 グロリアを抱きしめた。お姫様だっこ。
yummy 2010/04/19(Mon) 00時半頃
記者 イアンは、良家の娘 グロリアの耳元に囁く「愛してる、グロリア」**。
yummy 2010/04/19(Mon) 00時半頃
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