238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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どの道お前は、 大須賀が死ぬか降伏するか全部吐くまで拘束対象だ。
[裏切り者と断定する材料は確かに少ない。 だがそれと同時に、仲間だと信じる事が出来る材料も少ないのもまた事実で、 普段の治療の借りをいつか返したくもあったのだが、こうなってしまっては仕方ない事。
もしこの疑惑が誤解であろうとも三黒と仰代の関係が拗れるだけで、今後天の門を管理し護り続けていくことに何一つ問題は無く、 更に言えば日向の言葉を信じる自分にとって、その領域はいらぬ心配でもあるのだから。]
俺は、お前を裏切り者だと思ってる。 火傷を負いたくなかったら、抵抗なんて馬鹿な真似は止せ。
妙な行動してみろ、 手足の一本や二本、一瞬で炭に変えてやるからな。
[男が、動く。 黒い靴が一歩踏み出せばそれに応える様に炎が舞い、周囲の景色を陽炎が揺らす。
一歩、二歩と静かに近付く靴音は、今は紅に塗りつぶされて。]
(88) 2015/09/18(Fri) 17時半頃
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[戦えぬ仰代の家の彼女であるならば、そろそろ根を上げてもいい頃だ。 抵抗なんてされてもきっとそれは可愛い物で、どの道此方の力の方が上回る。
首をかしげる弱い女に喧嘩を売るのは僅か心が痛むものの、其れを理由に止めてやれる程、自分は彼女を許しては居らず。 こうも腹が立っているのは、彼女が裏切ったからではない。 天の扉等、自分にとってはどうでもよかった。
自分が怒っている理由。それは、後にも先にもただ一つ、 麗亞が、日向に手を出したからだ。**]
(89) 2015/09/18(Fri) 17時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 17時半頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 17時半頃
うん、そう。なの。
――彼が望まないこと。だったけれど。
それでも私は、彼を傷つけるであろう世界が、怖かった。
カイちゃんがいつか、死ぬのが怖くて。
[禁忌だとわかっていても。私は世界を変えたかった。
そう言い募る私に、気高く優しき麗人は、告げる。
扉を開けた世界が、全てを叶えてくれるとは限らない事。
理解はしていた。当主としての務めも。
開けた後のリスクも。
――でも、一番そのあおりを受けた貴女が。
貴女の声は子供に言い聞かせるように。
憎しみをぶつけられても仕方ないとも思っていた。
厳しき言葉をかける声。それは投手としてのもので。
ああ、強くて美しい人だ。
心根も、何もかも。
起こりうることもなかったであろう可能性を信じず、
己が願いのまま行動し、結果こうした争いを巻き起こしてしまった。
後悔する私を諌める声は、厳しくも温かい。]
[そして。勇気がある、と告げるその声に。
私は大粒の涙を零したのです。]
玉露、さん。
……わ、たしは。
―――――わたしは……――
わたしも、好き。玉露さんの事も、日向ちゃんだって、
カムイ君だって、斎さんやリッキィ、史夏さんのことだって。
みんなの、こと、好きだったよ。
優しくて、楽しくて、悪い子コンビが馬鹿をやるのを眺めて。
そんな日常も、大切だって、おもって、たのに。
[それでも、選びたい思いがあって。
その結果を起こした事。誰かを傷つけ、悲しませ。
大切な人をも傷つけたこと。
それが、哀しくて、辛くて申し訳ないと。
強いという、貴女を死なせてしまった事が、とても悲しくて。]
……玉露、さぁん……
[私は彼女に抱き付き、涙を流しました。
でも、耳に届いた彼女の秘めた恋の話。
それは、私がカイちゃんに抱いていたものと同じ様な、
キラキラ輝く美しいもので。
私は彼女の顔を見て。
素敵な恋ねと、泣きながら微笑んだのです*]
エフは、オーレリアを睨みつけて。
2015/09/18(Fri) 21時頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 22時頃
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[彼女の精神の強さは、確かに普段から買っている箇所ではある。しかしそれが相手に回るとなるとこうも手ごわい物だとは、本日初めて知る所で。
舌打ちを、一つ。 それが彼女に聞こえたとしても何ら不都合は無く、むしろ機嫌の悪さを伝える其れで男の我慢の限界が近い事を伝えられただろうか。 自分は気が短い。 ダラダラとこんな話をしに来た訳ではない。
早く日向に施した得体の知れぬ術を解けと言いたい所ではあるものの、コイツにもう一度任せるなんてリスクを冒す事は出来ず。 結果取る行動は拘束と。 もしくは始末とも考えていたのだが、白々しい態度を取る限りそうも行かず。
距離を、つめる。 舞う炎は目の前に。それでも微笑む女>>91が動じないと言うのであれば、此方も次の手に移らざるを得ないだろう。 脅しでは無い、強硬手段に。]
(119) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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[女の細腕を、力任せにつかんだ。
白い腕を折らんばかりに捻り上げた手は徐々に温度を上げ、直に火傷までの熱さに達する事だろう。 掴む黒い手には紅色の炎が揺れており、 それが女の服や皮膚を焼く事は無かったものの、脅しとばかりに時折その白い肌を舐めた。]
…物騒で悪かったな。 裏切り者じゃないってんなら、 このまま大人しくしててくれりゃいい。
[上≪天の扉≫のゴタゴタが終わるまで、何処か別の場所で静かにして居て貰おうか。 大人しくと言う物の掴む力は酷く強く、火傷の前に痣でも残りそうな男の握力は、恐らく彼女がどんな反応を示そうとも、恐らくそのまま。
直、温度は熱した金属のように上がっていく。 手に纏う炎もまた大きくなり、女の美しい髪を焦がそうとも、気にしてやる義理は一切ない。 拷問の火に薪をくべながら、男は静かに見下ろして。]
(122) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 22時頃
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そうだな、 多分大須賀の馬鹿を何とか――……?
[…なんだ? 不意に、掴む手の違和感に視線を手元へと滑らせれば、それはそれは、奇妙な物>>125が見れただろう。 掴んでいる筈なのに、掴んでいない。 幾ら力を込めても、自分の指と女の手の間の空間は広がるばかりで。]
お、まえ、 一体、何して…、
[普段レンズの奥でだるそうにしている目を驚愕に見開いて、見上げる女の大きな瞳は、
――笑っている。
得体の知れぬ感覚に冷や汗が滲むと同時、空いた片方の手が伸びたのは懐の黒銃で。 何の妨害も無ければ至近距離で発砲するそれではあるものの、さて、そもそも抜けたかどうか。]
(130) 2015/09/18(Fri) 22時半頃
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エフは、オーレリアに対し目を見開き見つめ。
2015/09/18(Fri) 22時半頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 22時半頃
……ん。
[ぱちり、と目を覚ます快流。
外傷だらけで、痛々しい姿だったが、龍王の力で、その傷もふさがりかけていた。]
『目が覚めたか』
[語りかける龍王。]
俺……俺は、何を……。
[彼の記憶の欠如。
それはどこまで影響を与えているのか。]
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ッ―――!!
[>>132走った痛みに、握りこんだ銃を弾かれる。 視界に捕らえたのは確かに彼女の獲物で、こんな器用な事が出来たのかと記憶を更新しても、食らってしまってからでは既に遅し。 ホルスターから半分程抜き出した銃をそのまま地面に取り落として、重い金属音が地に落ちたとしても、今は拾う余裕は、無い。]
…悪ィが、防御なんてチンタラした物、 ウチの家は興味無くてよ。
[怖いのは、どっちだか。
怪我は無い。指は折れて居ない。銃は握れる。 それでも弾かれた手は衝撃に痺れを覚え、黒銃は地面の上だ。 女の腕を握り損ねた手はそのままに、手に纏う炎の火力を幾らか上げても、さてダメージが通るかどうか。
見なれたワイヤー>>144が女を絡めると同時手を離し飛びのけば、 銃は相手の足元に取り落としたまま、拾う余裕は今は無く、
それより。]
(150) 2015/09/18(Fri) 23時頃
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これは抵抗と見ていいんだな。 なら、
(151) 2015/09/18(Fri) 23時頃
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『大丈夫か。 おぬし、名前は分かるか?』
[そう、問いかける龍王。
快流は、布団の端をぎゅっとつかみ、うつろな表情を浮かべる。]
……分からない。
何も、思い出せないんだ。
[戦いは、彼の名前をも奪ってしまった*]
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燃やされても、文句はねえよなぁぁッ!!!
[女から、距離を取る。 落とした銃は一丁で、しかし此方にはもう一丁。 無事な方の手で片割れの黒銃を構えると、]
七緒ォ!日向ァ!伏せてろ!!
[放ったのは普段と同じ、炎を纏った一発の黒い弾。 しかし威力は段違いで、殆ど火球に近い紅を纏ったソレのスピードは、核である銃弾と同じくして。 巻き起こる熱風だけでも凄まじく、 周囲の酸素を燃やしながら、一直線に女に迫る。]
(153) 2015/09/18(Fri) 23時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 23時半頃
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…チッ、平気か。 結構威力上げたんだが、なあ。
[さて、仲間二人の防御体制は間に合ったか。 熱の灯った銃口を笑う女>>162に向けたまま、眉間に一層の皺を刻みこむ。 …対人での威力を越えていたと言うのに、こうも簡単に阻まれるとは。
紅に照らし出された彼女はまるで、地獄の業火の中で笑む悪魔か鬼のようで。]
日向、アイツの言う事は聞かなくていい。 どうせしょうもない戯言だろ。
[かつて悪魔と謳われて居たのは俺≪三黒≫だと言うのに。 人を唆し誘惑し、引きずりこみ、堕落させる悪魔その物の様な女に、静かにしてろと放ったのは先より威力の低い弾。 引き攣る皮膚に表情を乱す事はなかったが、違和感の見える動作の端々は、きっと女の知れる範囲。]
(170) 2015/09/19(Sat) 00時頃
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心配するな。 お前は何にも、悪くねえ。
俺が保証する。
[それじゃ、駄目か? 銃口は未だ女を捕らえて。しかし瞳は、アレの面影を残す少女>>173を優しげに見つめていただろう。 戦闘中のよそ見などもっての外。それでも、今目の前で起こる事より優先すべきは、自分にとっては幼い少女で。]
だから泣くな。 俺が何とかしてやるって、言った。
(190) 2015/09/19(Sat) 00時半頃
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[この黒銃は土御門の作ったものだ。 つまり、そんな銃が大人しく弾を吐く役目をこなし続けている訳は無く、]
麗亞、 火は好きか?
[30cm程もある重く黒い拳銃は幾つかのギミックと共に形を変え、 重量はそのまま。 しかし、些か装飾や質量の増した拳銃へと変貌する。 普段片手では扱えぬ程のそれではあるが、今は幸運なことに、片方しか無いわけで。
装弾された弾も同じく大きく、より威力の増したそれを両手で構えると]
…――ブラック・パーガトリィ≪黒き煉獄≫
[火球を纏うのは先と同じ。 しかし今度の炎は紅ではなく、
男と同じ黒い炎。 反動の大きい一撃を放つと殆ど同時、籠城を決め込む女の元へ踏み込んだ。]
(191) 2015/09/19(Sat) 00時半頃
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その面倒な壁、綺麗に剥がしてやろうじゃねえか!
[例え炎が弾かれたとしても、次に打ち込む衝撃が至近距離からであるのなら? 飛び込む先は女の目の前。 黒と紅の炎を纏う男は、その空間を燃やし尽くそうとせんと。]
捕獲はナシだ。 お前は俺が、灰にしてやる。
[初撃の炎が晴れると同時、打ち込み燃やしたのはそれより威力が強い物。]
(193) 2015/09/19(Sat) 00時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 00時半頃
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てめぇに聞かせる懺悔はねえ!!
[生憎、そんな物は全て隠して生きてきた。 この先明らかにする事も、誰かに聞かせる予定も無し。償っても償いきれないのなら、いっそ話し離さぬ方がマシであろう。
一枚目の盾は砕けた。>>195 しかし次は? 弾かれた至近距離の爆発は男の身を焼く事は無く、燃え盛る空気の中で肺を焼かれる事もない。 散り乱れる炎渦の中の男は、女と同じ悪魔の笑みを浮かべて。]
ばぁか、 俺が近接戦出来ねえとでも思ったか。
[三度目の攻撃は、盾でも光の剣でも無い。 地面を狙った火球の爆発は男を上へと押し上げて、
身を捻り、 盾の、女の頭上へ黒いコートが舞う。
残念な不発に終わった光の剣を眼下に見据え、無防備な頭を狙い撃たんと、4発目を放った。]
(203) 2015/09/19(Sat) 01時頃
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[光の剣が放たれた刹那、ワイヤ>>204に引かれた剣の位置が僅かずれた隙を狙い、男は高く跳躍する。 コートの裾を掠めた剣は不発に終わり、その後は――>>203]
(206) 2015/09/19(Sat) 01時頃
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[4発目は再び盾に弾かれ、不発に終わったのは此方も同じ。 しかしそれでは終わらぬと追撃の引き金を引かんとした瞬間、 放たれたのは、無数の槍。>>207>>208
――こいつ…!! それでも打ち込んだ数発は、女の盾に衝撃と燃え盛る熱を与えただろうか。 打ち込んだ反動で僅か身を逸らし数本を避けたとしても、]
グ、ぁ …ッ!!
[数が多くては対処しきれぬ。 身を貫いた神の槍を纏ったまま、受身も取れず槍の出力のまま無力に地に落ちた。
獲物を握る為の腕は何とか庇ったものの、腹や足に食いこむ傷は深――…]
(212) 2015/09/19(Sat) 01時半頃
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どう、いうこった。
[確かに串刺しにされ地に転がった筈なのに、負っている傷に刺し傷は無い。 貫かれた槍は近くに散らばるものの、貫通した気配すらなく。 不意に、コートの胸ポケットに入れた赤い鳥の式>>33>>34>>3:185が、パチリ弾け消えた気がした。
ふら付きながらも体制を立て直し、瞬時に銃を握り構える。 成程これは、そう言う、役目か。 どう言う理屈や原理かは知らぬが、命拾いした事に心の中で礼を述べ、今一度攻撃をくわえんと。]
(213) 2015/09/19(Sat) 01時半頃
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日向?!
[しかし近距離で女と対峙する少女>>211を見れば、流石に冷静さを失ってしまう。 一体いつ飛び込んできたのか。 剣を受ける小さな体に駆けだそうにも、致命傷を避けられただけの身体では、地に付ける足も傷だらけで。 方膝を地面に落したまま、次の炎の銃弾は、少し、遠い。]
(215) 2015/09/19(Sat) 01時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 02時頃
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ンなの、反則だろ、
[>>216何が癒しと守護の一族だ。ふざけやがって。 明らかな殺傷力を持った攻撃の数々に、銃を下ろし両の手袋を投げ捨てる。 火傷に引き攣る手の平は痛々しく、しかし目の前の女≪敵≫には何度も見せた物。
無理な術の酷使は寿命を削る事になる。 其れを抑えるための道具が土御門の作った黒銃であるのだが、抑えるがため、それは出力を弱めてしまう。 なら、それを使わぬならば? 答えは明白。]
…それなら、 こっちも反則させて貰う。
[逃げろよ日向、七緒。悪いが、気にしてはやれん。 それでも女の傍に留まる幼い少女を思ってか、麗亞の傍までは炎を張り巡らす事はしなかった。
これは攻撃手段ではなく、男にとっては珍しい防御の為の手段である。]
(222) 2015/09/19(Sat) 02時半頃
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インバイオラビリティー・レッド ≪不可侵の紅≫
[ひたりと、自身の血のにじむ大地に手をつけた瞬間、 法陣の光が焼く空間を、沸き上がる巨大な炎の壁が遮り燃え盛っただろう。 それは女と自分のと間に立ちはだかり、爆ぜる光を圧倒するかのように爆ぜ、燃え、巻き込み、周囲を灼熱に誘う赤い空間。
燃やす炎が男の肌へ新たな火傷を刻んでも、決して止める事は無く、 その光線が止むまで、それは続く。
収まった後に立つ男は、両の手から僅か血を滴らせて、 かけた眼鏡は少々、熱で歪んでいる。]
(223) 2015/09/19(Sat) 02時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 02時半頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 03時頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 03時頃
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…痛ェ。
[手の平を見下ろす顔は歪んで、ああ、こうも酷い無茶をするのは十数年振りか。 久しく相見えた強い相手に血が沸きはするものの、その結果がこれでは困りものと言えよう。]
だったら攻撃なんてして来ンな。
[吸い込んだ熱にけほりと咳込んで、やはり黒銃を通さぬ炎は身体に負担が掛かり過ぎる。 籠る熱さにシャツの襟元を緩めれば、触れた布地に血が滲んだか。
心配か忠告か。余計な事を言う相手>>224を強く睨みつけながら、 合間に煙草を吸おうとポケットを叩いても、残念ながら煙草は、無い。
滴る赤をコートで拭って、…ああくそ、銃が血でヌルつきやがる。 走る痛みは大きい物だったが、生憎それには、慣れている。]
(226) 2015/09/19(Sat) 03時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 04時頃
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[けほり。咳を、もう一つ。 吸い込んだ熱が喉を焼いたか肺を焼いたか、血の味混じった咳に心の中で毒を吐き、 それでも舞う空気の流れを感じれば顔を上げる。
七緒か。 …一つ、手助けしてやる。 血が滲み滑る銃を構えると、打ち込んだのはほんの一発。 それは麗亞を狙った訳ではなく、女に迫り堕ちる避雷針>>230に向かって。
先程麗亞が放った槍めいた避雷針の周囲に炎を纏わせ、 恐らく麗亞にアレが着弾する瞬間、大きめの爆発が起こる筈である。**]
(232) 2015/09/19(Sat) 04時頃
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[降り飛ぶ破片>>235を撃ち落とし燃やしつくし、それが金属であれば簡単に溶かしてみせて。 二人に被害が及ばぬよう天を覆う程に炎を広げて見せたとしても、それはやはり、自分の力を越えた術の領域。 麗亞の攻撃を受けたのは数える程。しかし身を濡らす赤は、其れに比べて随分多い。
しかしまあ、おっかねえ女だ。 今までこんな力を隠し通して、しかも無理なくジャンジャン使うと来た。]
…魔女め。
[聞こえるか聞こえないかの声でボソリと呟き、呑気に微笑む隙に此方は弾を補充させていただくとする。]
テメェ、何でそんなに門を開けたいんだ。
そんなにあの世≪天国≫に行きたきゃ、 今すぐ俺が頭ぶち抜いてやるぞ。
[マガジンを交換した黒銃を再び構え、応えるかどうかも分からぬ戯言の問いの合間に、僅かな隙を探して。**]
(236) 2015/09/19(Sat) 06時半頃
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エフは、麗亞の足元に転がったままの対銃の片割れ>>150を、ちらりと見て。
2015/09/19(Sat) 07時頃
[アヤメちゃんと話した後だったのか。それとも最中であったか。
蝶野の聖痕と呼応してか、私の執着かでイツキのまわりで起きていることがわかると気づくのはちょうどアキハくんが土御門に訪れたとき:84]
え、…アキハくん?
なんで…貴方が
[彼も、イツキを問い詰めにきたのだろうかと不安に思えば、そうではなく、聖痕を奪いに来たと隠しもしない]
おかしいわ。だって、アキハくんは…
[人一倍、掟を守り、世界を観測する仕事に従事して毎日を過ごしていると思っていた子が。
けれど、そのせいかあまりに子供らしさの抜けてしまっていた子。
彼もまた、アヤメちゃんと同じく譲れない何かの為に門を開けようということなのか。
先代の犯した罪の意識からだったとしても。もう一人の弟のように気にしていた彼のその決意に気づくことのできなかった自分が恥ずかしい]
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