人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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[救いは、そう簡単には訪れないらしい。
ただの肉の塊となり果てた自らの死体を見下ろして、ディーンは小さく息を吐く。

彼に食べられたことも、その所為で命が潰えたことも自分の選択の結果だ。構いはしない。しかし、何故死して尚自分がこの場にいるのかがディーンには理解できない。自分の選択の結末を見届けろ、ということなのだろうか。]

 ――……。

[何にせよ、自分の身体に用は無い。
これはニコラにあげたものだ。
ディーンは部屋を出て廊下に向かう。
拭かれた痕跡がありながらも、まだうっすらと血の跡が残っている階段を降りていく。足音はしない。]


【人】 道案内 ノックス

[落ち着こうとした。落ち着けたと思った。なのに――…
 ニコラが笑わない。今日は、いつ見た?>>192

 戻ってきた、のに。もう以前とは違う。
 時間をかければ忘れるだろうか。どうすれば、忘れてくれるだろうか。

 心が悲鳴を――あげて、息苦しさに耐えた。

 トレイルは微笑み向けてくれたのに。>>195

(199) 2014/11/19(Wed) 23時頃

【人】 道案内 ノックス

 ……おかえり、ラルフ。

 じゃあ僕は、鍋を……

[二人から手を離して、立ち上がった。
 ふらつきたたらを踏む。]

 ……ラルフ? 髪。
 吹雪の中、ニコラの為にありがとう、ね。

[髪に残った白い雪を、指で払った。
 そうして蓋を拾い上げて鍋の元へ。]


 ………

[しかめっ面。]

(204) 2014/11/19(Wed) 23時頃

[死体の前にいる人は、藁に包まれた物をじっと見ていた。
―――食べられたのだ、とわかった。


でも、この人は誰だっけ。
悲しそうな目をした、若草色の髪をしたこの人は、誰だっけ]

 ………名前、なぁに

[眠るような、赤に濡れた金髪の、自分。
知っているのに、わからない。

問いかけても当然、答えは返ってこない]


― 2階・居間 ―

[血の足跡が消されていても、彼の居場所はすぐに分かった。
恐らく、彼がずっと持っていると約束してくれた自分の瞳があるからだろうとディーンは推測する。
物音も無くすり抜けるように居間に入る。
ペチカの温かみは感じられない。]

 ――……ニコラ。

[ずっと一緒だと約束をした。
吸い寄せられるかのようにニコラの傍に立ち、柔らかな日の色の髪に唇を落とす。

そういえば、全てをあげるとも約束した。
今のこの――幽霊ともいうべき自分は、どのようにして彼にあげれば良いのだろう。]


[自分の全てを捨て、愛しい者に全てを与えたディーンには、
他に傍にいるべき相手はいない。
大切なもの――大切だったものは、昔馴染みに託してきた。
本当はあったかもしれない傍にいる資格すらも、捨ててきた。

ベネットならば彼を正しく守ってくれるだろうと信じていた。
彼の命ももう失われているのだとは、まだ、知らない。]


【人】 道案内 ノックス

ん……? あぁ、トレイル。

これ、底の方が焦げてる、よねぇ。

[苦く笑いながら、それでも器に元ポトフを入れていく。>>205
 1、2、3、4杯…… 終わった。

 器と匙をセットにして、まずは目の前のトレイルに差し出した。]

(208) 2014/11/19(Wed) 23時半頃

[置いてきたもの、ひとつ。
それが名前。

顔をあげて、振り返った。
一歩踏み出すごとに、少しずつ何かが毀れていく。

少しずつ身体が、軽くなっていく。
意識せずとも―――

意識とは、なんだろう]

 なん、だっけ

[生きているうちに諦めたものから、ひとつずつ、毀れていく]


 フィ、   リップ

[違う、と思った。

いや、違わない。
それは確かに彼の名前で―――  でも]


[二階に続く階段を見上げた。
その途中、あのあたりで、涙を零した"記憶"があった。

もう靴音はしない。
段が軋む音もしない。

暖かさに包まれていた、昨日。
腰を下ろしていた段に手で触れて、
そしてそのまま、さらに上へ]


【人】 道案内 ノックス

[居間に近付いたバーナバスにも、焦げの混じった臭いが届いただろうか。

 水を加えてかさ増ししたけれど、4杯が限界。
 トレイルにも確かめたが、やはり焦がしてしまった。]

 ……ニコラ。ニコラの分もよそったから、早く着替えるんだよ。

[毛布を纏ったままの彼に声をかける。
 視線はすぐに逸らされて。手の内に卵を収めて。

 昔の自分と不意に重なり、それもまた胸を締め付けるのだ。]

(224) 2014/11/20(Thu) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[同じ場所にいるのに、ラルフの分だけよそわないのは実に大人げない。それに、約束もある。
 ……元々あったものに肉を入れただけだが。

 焦がした鍋をペチカから降ろし、床に置いた瞬間。
 悲鳴がした。

 何事かと立ち上がる。ぐきと腰が痛みを訴えたが。
 目の前の光景に、まず目を疑った。]

 トレイル!? ラルフっ!

(230) 2014/11/20(Thu) 00時頃

[ニコラが大事に抱えているもの。
それが自分の眼球だと、すぐに気付いた。
彼は言った通りに、大事にしてくれている。
いずれは腐り落ちていくけれど、せめてそれまでは、彼の手の中にあって欲しいと願うばかりだ。

居間に起こる出来事の全てを視界に収めながら、ディーンが意識するのは彼の周りのことに限られる。
ニコラの横に並ぶように立ちながら、ディーンはそっと指先で明るい金の髪に触れていた。]

 …………?

[何かの動く気配がする。
人の足音とはまた異なる――ずっと前から慣れ親しんだ気配だ。]


フィリップに追い抜かれてぼんやりと見送る形に


[二階に着くころには、もう前をかけていった彼の名前は忘れてしまった。
もう呼ぶことはないだろうから、問題ないだろう。

大きく開いた扉。
ラルフ、という"名前"が聞こえた。
顔が浮かんで――すぐに消えた。

此処には入りたくなかったような、気がする。
俯けば、入り口入ってすぐの場所、
誰かの足にけられたのか、隅のほうに
何かの、包みが見えた]


 ――……シメオン?

[まさか、そんなはずはない。
思い浮かんだ名前を口にしてから、ディーンは瞼を伏せる。

しかし、他に慣れた気配だなんて思うものがあるだろうか。
自らの欲望を認めるまで――自分の「太陽」を見つけるまで、
ディーンの一番近くにいたのは、彼だ。

勘違いであって欲しい。
死して尚身勝手なことを願い、ディーンは重い溜息をついた。**]


メモを貼った。


【人】 道案内 ノックス

[床に転がる器。ノックスの側からはトレイルの背しか見えないが、どんな事態が起きたのかは分かる。

 咄嗟に服を脱いで水桶に浸す。
 それを持って、トレイルとラルフに駆け寄った。]

 二人とも、無事――… ラルフ!

 トレイルは離れて! 君まで火傷してしまうっ

[無事には見えず、トレイルの肩を掴み、離そうと試みる。濡らした服でラルフの頭を覆うために。]

(244) 2014/11/20(Thu) 00時半頃

[知らない"名前"が聞こえて、顔をあげた。
誰、だったろうか。「友達」の頭を撫でている、人。

目が合った気がしたけれど、そんなはずはない。
そんなはずは、ない。

ゆっくりと首を振ると、その場にしゃがみこんだ。
転がっている包みに手を伸ばす。
触れ―――られなかった]


 ……駄目、だなぁ

[何も出来やしない。
溜息,ついてー―空気は震えなかったけれどー―そのままこの暖かいだろう場所を出ようと背を向けて、

一度、振り返った。
目は合っただろうか。

そんなはずは、ないけれど]


[上を目指す。
欠片を拾いに、新たな記憶を零しながら、上へ。

いつの間にやら靴も忘れて裸足だったけれど
床の冷たさから感じる痛みも忘れてしまった。

それでも右足は引きずって、階段を上る**]


メモを貼った。


【人】 道案内 ノックス

[居間に姿を見せたのはフィリップだった。>>240
 彼には言いたいことが沢山あったが、今はその時ではない。

 抵抗するトレイルの名を強く呼ぶ。
 彼の手にも熱い液体がかかっているから。

 肩口に噛み付いてるから。]

 トレイル! いい子だから、離れるんだ!

[悲鳴に混じる懇願。引き剥がされたその身を受け止めて抱き締める。]

(257) 2014/11/20(Thu) 00時半頃

【人】 道案内 ノックス

[目の前で散る赤の雫。ラルフの血が香り立つ。
 悲鳴を辛うじて飲み込んだ。]

 ラルフ、ごめん。うちのトレイルが……いや、それよりもフィリップ、その濡れた服で拭ってやってくれ。

 早く!それと雪はニコラのとこに、あるからっ。

[良いね?と確かめる声をかけ、ノックスはトレイルの軽い身を抱え上げ、炊事場の水瓶の方へ運ぶ。

 トレイルは笑っていた。だからノックスの混乱が増す。]

(268) 2014/11/20(Thu) 00時半頃

【人】 道案内 ノックス

[噛み付いたのが衝動故か。

 つまりそれは、トレイルまで別の男に奪われてしまうことを意味して。
 けれど、笑うから――…衝動とは別のものかと、考えが追い付かない。

 この場で動かないニコラを見て、今日初めて笑っているニコラを見て。

 何となく、噛み付いた理由に、器を傾けた理由に思い至り。すぅと静かな風が吹くように感じた。

 水桶の水を赤くなった手の甲にかけて、
 口元を拭ってやって、ぎうと抱き締めた。]

 ……トレイル。トレイル

[いけない。此処から移動させる方が、先だ。>>271

(276) 2014/11/20(Thu) 01時頃

【人】 道案内 ノックス

[声が増える。炊事場からトレイルを抱えて姿を見せた。

 ラルフは愛おしい子だ。それは血の匂いからも分かる。
 けれど、どうしたって比重は2人に傾く。
 あの日、ニコラを鞭から庇った時から。トレイルを拾った時から。傍にいた。

 だから、腕に抱えるのは……]

 ラルフ、痛いよね? ごめん、後で薬を持っていく。

[この場は3人に任せれば良いと顔を見て頷いて、ニコラを伴い1階へと急ぐ。トレイルの指差す通りに。]

(285) 2014/11/20(Thu) 01時頃

【人】 道案内 ノックス

―アッシュローズ/1階―

[階段を下り、貯蔵庫とは別の――温泉のある扉の方へと向かった。
 何せニコラは着替えていない。ノックスも随分薄着になった。

 トレイルを藁の上に置いて、髪を撫でる。
 落ち着いたかどうか、顔を覗きこんで。]

 ……ここなら、静かだ。

[うるさい音は遠くにある。>>290

(293) 2014/11/20(Thu) 01時半頃

ノックスは、トレイルの髪は、スープと血の匂いが混ざっていた。

2014/11/20(Thu) 01時半頃


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 01時半頃


【人】 道案内 ノックス

[二人に断って貯蔵庫に向かう。
 防寒用にはなるだろうと布を持ってすぐに出るが、
 湯場の扉が開いていくのが見えた。>>303

 2階に居なかったのは誰だ?
 は、と息を飲み。見えた赤髪の少年に安堵した。

 あの子は無害だと、思うからだ。]

 プリシラ。……おや、1人かい?

[名を呼びながら傍に寄る。]

(306) 2014/11/20(Thu) 02時頃

【人】 道案内 ノックス

[目を逸らされた。その理由が分からないから苦笑する。>>312

 そう、バーニィは居ないのか。なら、もう少しここでゆっくりした方が良いかもね。2階も3階も血の匂いがするから……。

[生成りの布の1枚は毛布を剥いだニコルの体に巻き付け、1枚は自分に羽織り、1枚はナイフを使って引き裂いて、包帯を作る。]

 ほら……二人とも、火傷した方の手を出して。
 トレイルは昨日のも、取り換えた方が良いかな……。

(316) 2014/11/20(Thu) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

[何があったのか、気にするのは当然だろう。
 血の匂いの原因は愛し子達。だから答えは簡潔に。]

 うちのトレイルがラルフに怪我を負わせてしまってね。
 それで、どたばたさせてる。

 火傷は――…鍋のせいだね。
 元はと言えば、あぁ……全部、僕のせい、か。

[困り顔。フィリップの視線の険、正しすぎて可笑しくなる。]

(330) 2014/11/20(Thu) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

[ただ包帯を巻いただけなのに。布を1枚で傷口を守る。そんな存在にずっとなりたかった。今もなれているのだろうか。

 手当てが終わると当たり前のように、2人を後ろから抱きしめた。膝に乗ってと頼んだら、きいてくれるだろうか。]

 ねぇ、トレイル? もしかして――…僕のせい、かな。 ラルフの分も用意したから、怒ってしまった?

[起因はそれしか思い当たらない。それなら珍しい怒り方をする。愛しい温もりを静かに受け入れていた。**]

(337) 2014/11/20(Thu) 03時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 03時頃


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 18時半頃


【人】 道案内 ノックス

―アッシュローズ/1階中央湯殿寄り―

[プリシラの差し出す指輪に片眉をあげた。風呂で拾ったものといえば1つしかない。ノックスが棄てたものだ。>>343
『可哀想』という言葉に、家具職人としてのノックスが口元を緩ませる。

 彼のささやかな声は聴こえなかったが。作られた指輪自体に罪はない。けれど想いが残る。そう、いつまでも。]

 ……プリシラ。

[立ち去ろうとする背に、名を呼びかけた。]

(405) 2014/11/20(Thu) 19時頃

【人】 道案内 ノックス

 ……プリシラ。プリ、シラ。

[音を確かめるように繰り返す。
 目の前の少年に似合わない、女の名を。]

 ねぇ、プリシラ。例えばだよ。

 君に『プリシラ』という姉が居るとしよう。美人で聡明で、とびきり歌の上手な両親自慢の姉。
 けれど事故で死んでしまった。

 両親は嘆き悲しみ、良く似た君を『プリシラ』と呼ぶようになる。愛しい娘に指輪を贈る。

 それでも君は、姉として微笑んで、指輪を嵌め続けるかい?

 君を君として見ていない両親の為に?
 それとも、死んでしまった姉の為に?

[姉の、妻の――…代わり、なのに?*]

(406) 2014/11/20(Thu) 19時頃

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