171 聖†ジャキディス学園 Final Stage
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[その時、俺を縛る聖鎖の軋みに、微かな痛みを感じた]
…っ…シアの緋花から艶やかに物悲しく響く涙の旋律。 彼岸花《リコリス》の緋-あか-は、シアの緋鳴-ひめい-。
…俺も感じるよ…誰かの…泣いている声が…
[校庭に咲誇る彼岸花《リコリス》の海は見えなくても。 俺は、そこから確かに聞こえる緋鳴-うたごえ-に感じ入っていた>>23]
(43) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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…ま、まって…ロビン・バスキンス!
[屋上を貫いた大穴へ近づき、地上へ降りるその背>>36。 俺はよろ、と呪剣を杖にしながら、彼を呼び止めた]
君は神になるつもりなの…? 新生派?いや、そうじゃないの?
…お、俺もついてく…!
[足手纏いは覚悟だが、俺はその背にそう声掛けた>>37]
(44) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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/* 体育館の屋根の上で何をやっているんだお前は
(頭抱え)
そうか、見晴らしが良いからな……
そうだよな………
聖†ジャキディス学園校章 そうか
wwwwwwwwwwwwwwww
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― 天井貫かれた大図書室 ―
…んっ……うわっ!!
[体力的に不安だ。だが俺は意を決して飛び降りた。 唯屋上から地上に飛び降りる程度、簡単だからだ。
そして俺が、バカでかい天窓の開かれた大図書室に降りた時。 ついてくる事を厭わずにいた彼、ロビンは、開け放たれた窓から外を見ていた>>47]
(52) 2014/04/08(Tue) 23時頃
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…力を求める、より強くなる。 まだ視た事の無い、新しい世界を求める。
…そんな向上心は、否定できないよ。 けど…
[俺は両手で呪剣を強く抱きしめた。彼から託された意志を]
それは、人間である事をやめてまで求める価値のあるモノ? 人の枠組みから逸脱して。 世界秩序の定理法則-カルマ-から離れた孤独の境地、 そんな場所に辿りついても、求めるモノなの?
[神も悪魔も、成れてもいい物じゃないと俺は思うのに。 この"冥"の力ですら、本当は過ぎたる産物なのに。俺は掌を見る]
(53) 2014/04/08(Tue) 23時頃
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/*
バスキンスと蒼舟のやりとりは
どちらもちゃんと日本語である筈なんだが
微妙にずれてて異世界が生成されてる感があるな
/*
君がおかしいのは重々承知していたつもりなんだが参った
罪満ち死堕つ林檎園―リリスズ・スイート・ティーパーティ―
罰なき女―フォビドゥン・イヴ―
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww名前すごい増えてるな
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[そう、俺の掌。聖鎖の唯ひとつ残る左腕を>>51]
…罪満ち死堕つ林檎園―リリスズ・スイート・ティーパーティ―の主。
そうか、それはつまり、彼女は。 …失楽園-アゲインスト-の巫女…
[右脚の聖鎖を引きちぎった、俺を再び助けたあの人とてそうだ。 彼女も、深淵の獣たるあの人も、全うな人間じゃない。 だけど、尤も身近な、冥の契約者であるあの人は。 何人も、何人も、俺は人間としての暮らしを謳歌したがる、そんな彼女を見てきた]
(56) 2014/04/08(Tue) 23時半頃
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…自身を統べる事…か…。 やってみるよ、俺…。
[屋上で別れたあの人に、俺は掌を握り締める事で答えとした>>50]
…あの図形…は… 確か学園に訪れた時にみた様な…確か…校章…?
[だけど、仕掛け人が誰かは、よく伝わった]
…随分早いね…
(57) 2014/04/08(Tue) 23時半頃
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[…無茶苦茶だ… 始めに俺はそう感じた、ロビンのその主張に>>58。 然しその意志を通すだけの光が、彼の眼光から感じた。
遠くない未来、ロビンは本当に《神》を目指すのだろうか。
その言葉を聴く限り、《機関》の為でも《世界》の為でもない。 何処までも、己の為に求める道程《ロード》の求道者《クエスター》。
…話を打ち切る言葉に、俺は何を返す事もしなかった>>59]
(71) 2014/04/08(Tue) 23時半頃
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うん、本当に早いね、早すぎる位に。 敵と宣言したレイルの、明らかな誘い。
…………俺は……
…………やめておく。
[結構長い逡巡の時間を体感して。俺はゆる、と首を横にした]
(72) 2014/04/08(Tue) 23時半頃
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きっとレイルは消耗から完全に回復はしてない。 だけど、この刀の試し振り、程度の気持ちじゃ。
俺は絶対に勝てない。あいつとは本気の全力で戦わなきゃいけないから。
[あの罠に飛び込む人も少なくないだろうし。 今の俺じゃ足手纏いになる。その言葉は喉に封じた]
もしレイルと次にまみえる時は。 絶対に勝ちに行くけれども。
……それに……ヒーナさんが何処にもいない……
(74) 2014/04/09(Wed) 00時頃
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/*
バスキンスと言い、泰山峰と言い
軽々しく名前呼び捨てなど
せめて先輩を付けろ先輩を。
[真顔]
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[唯、マユミちゃんはレイルの誘いに乗る。 確証も無いけど、俺はそれは絶対に予感に思えていた、それが気がかり]
…気配を探るの? う、うん。出来ない事はない。
それにこの剣があれば……。 俺も、《剣気》を扱えるかもしれない。
[遊戯《ゲーム》、ロビンの異能は俺もまだいまいち理解しきれていないが。 だけど要請されて断らない理由もない、だから俺は構える。
託された、未だ呪い渦巻く剣の鯉口を切り、はばきを覗かせて]
(91) 2014/04/09(Wed) 00時半頃
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血吸い血飛沫き 血塗られて
闇黒き闇夜の 闇霧渦巻き
神呪り呪され 呪詛の深淵
緋き月忌夜の 天棘よ唸れ
(93) 2014/04/09(Wed) 00時半頃
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蒼舟緋剣流 空技 闇密羽透気剣-クラミツハ-!!
キ ィイン ッ…
[冴え渡る抜剣術、俺は剣刀の初心者では決して無い。 闇の奥で木霊する様な音色に続き、刀身無き呪剣が。 血ノ色に揺らめく、禍々しい陽炎でその輪郭を覗かせていた。
抜剣で放たれた、高密度の《剣気》が、大図書館を駆け抜けて飛翔する。 《剣気》をぶつけた先。 生徒会室のヒーナさんを、距離も空間も無視して、鋭い戦意が突然襲う>>67]
(94) 2014/04/09(Wed) 00時半頃
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/*
オスカー《邪気》が呼吸をし始めたな。
奴に何かを与えるという事はこういう事だと分かっていつつも
しばを禁じ得ない ゆるせ
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
生徒会室にいて斬撃が飛んでくるなど夢にも思わんだろう。
七枷は気を確かに。
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……そこだっ! 生徒会室!
[完全に捕捉-みつ-けた。《剣気》は其処へ飛んだ。 だがその時。 中庭を中心にした爆音と衝撃波が、大図書室の窓ガラスを吹き飛ばさんと>>85]
……これは!? 俺の身体がざわめく、これは"深淵"の気配。
……剣が唸りをあげてる!
(97) 2014/04/09(Wed) 00時半頃
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うわ!? この、呪いの密度が急に…!
[違う、俺にも聴こえた。呪詛そのものの嘆きが>>88。 今まで安定した波形を保っていた、血ノ色の陽炎が突然燃え盛る]
…そもそもどうして。 スバル先輩が所持し続けてたこの剣に呪詛が! 元々呪われてるだけじゃない。 この剣…俺と同じで、"深淵"の呪いを受けている!?
(105) 2014/04/09(Wed) 01時頃
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このっ……聴かん坊ブレイド……!!
[俺は予備の包帯を取り出した。先程、ヒュウガ先輩から多めにもらったのだ。 その包帯で俺は…呪詛に震える剣をキツく縛り上げた!!]
静まれ……鎮まれ……!!
唸るな!吼えるな!暴れるな! 俺の意志無く、暴走するな、呪いに統べられるな!! 例え、元々はスバル先輩から託されたモノだとしても。
今は俺が、お前の正統な主なんだ!
俺はお前が統べる! だから…鎮まれええっ!!
[刀身に巻きつけた包帯の端を、ぐっ!!と強く引く。 保険委員《プリースト》先輩の包帯は、それでも切れない程頑丈だった。 俺も大概無茶苦茶だろうけど…これが今の俺のやりかただ…!]
(107) 2014/04/09(Wed) 01時頃
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wwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwごめん
/*
聞かん坊ブレイド
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwww
剣が大変疼いてるな
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
/*
どういう事だ説明をしろ
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
受けてしまったぞ
生半可な者ではないと信じたい
/*
相変わらずお前達二人のやりとりには
目を見張るものがあるな。光流、神宮院。
血など関係ないから早く婚姻届を出して来い。
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[俺の意志-ぼうろん-が勝利したのか、はたまた包帯の力なのか。 呪剣は…唸りを収め、次第に鎮まりをみせた… よかった、俺がふう、と安堵の息をつこうとしたその時>>109]
…………えっ、いつのまに……
…………え……?口元、あかい……
[俺はその時、真正面から見据えてしまった。 唇からダラりダラりと零れる、緋色、赤、血の臭いも若干>>9 俺がまず初対面である空気の薄さはいっそ幽鬼的で。 真剣な眼差しは、この状況では寧ろ恐ろしかった。
……鬼-キョクトーデーモン-だ]
(114) 2014/04/09(Wed) 01時頃
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ひっっ……!!??
[俺は勿論、尻餅ついて思い切り後ずさったけど。 凄い軽いノリの、ローラースケート履いた鬼《キョクトーデーモン》なんているわけない]
……なっ……あ、あなたが…… 進路委員《ガイド》……さん……。
存在だけは、いちおう聞かされてたけど。 「力になれること」とはいったい。
[少し不満な表情も伺える。やはりさっきの無茶苦茶な鎮め方はまずかったのかな。 いや、俺もまだまだ、この呪剣と心を通わせる領域には到れないけど!]
(115) 2014/04/09(Wed) 01時頃
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