147 書架の鳥籠
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[私は彼のもたらしたメッセージによって、落とし穴に放り投げられた心地になったのです。]
……いや……
いや、いや!いや!!
知らない!!「あの人」なんか知らない!!
そんな伝言、いらない!!
[私は叫びました。
伝言が私に連想させたものは、
それはそれは恐ろしいことだったからです。]
悪魔!!これ以上、私をいじめないで!!
いや!!嘘よ、嘘よそんな言葉!!
信じないわ!!シメオンを返して!!嘘!!
[私は、シメオンがとっくにいなくなってしまったことにも気づかず、喚き立てていました。]
私……私、強くなんかないわ……
それに……そんなことを今言われても、知らないわ……
[私は肩を落とし、それから思い切り叫びました。]
…………
オズ……オズにあいたい……
私、信じないわ……オズ……
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…そうか。
[ホリーの答えに短い頷き>>43]
私はあれがごろごろうだうだしてる時から 配役持ちだとは想っていたよ。
[ピッパを疑わぬことを口に出す。 そして告げられた守護という配役に。 少し遅れてホリーの瞳に過ったものを想う]
…う、む。もし、私を守ったならば。 ――ありがとう。と… 彼女も言うのではないかな。困ったことに。
[眉尻下げて浮かべた苦笑を添える]
(49) 2013/10/08(Tue) 21時半頃
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[ホリーの告白が聞こえる。
守護を名乗るホリーを見ながら思うのは
鐘が鳴る前の事。
守護に言及し惑わせただろうか。
ホリーを悩ませてしまっただろうか、と。
そうして抑止力としてホリーが紡いだ言葉を思う]
――ホリーは、やさしい。
私は、そんなあなたが好きよ。
[ホリーの抱えていたものは配役だけではないだろう。
ヒトゴロシと自らを称するホリーにはまだ何かありそうで
何をきいたとしてもその思いは変わらないとばかりに
そんな言葉を紡いで夜色へと手をのばす。
けれど届かぬまま、指先はおちてゆく]
シメオンを返して、か
[何もその言葉に返さなくても、聞こえて無かったわけではなく
耳に残った声はいつまでも響いていた]
そうだったら良かったのにね
[悪い魔女は双子の弟を人形に、兄の魂を奪って彼の姿をした悪魔を代わりに用意しました。
だから彼らは被害者なのです何も悪くないのです。
――そんなおとぎ話は無いのだ。]
[
ここにいるのは悪魔じゃなくて
目の前の現実を認められず、狂気に逃げていたただの哀れな亡霊だ。]
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[ホリーが告げた三人のうち一人。 オズワルドの傍らで受ける視線>>46]
或は恐妻家であったとも。
[レディーファーストへ重ねる戯れ言]
…、
[返す視線は静かに。内を探りにはいかない]
枯らした涙の中に幸せがあったのだろうか
[問いに似た声の語尾は上がらぬ。 助言の端々。君は、と前置きを思い返す]
(54) 2013/10/08(Tue) 22時頃
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無論。 大丈夫なものか…
[オズワルドへ、瞑目と共に呟きを返す。 悲しみや悼みは偽りで吹き飛ばせるものでない]
…、そう、だな。
正しく亡霊を選び取らねば、
[失せるのは友かホリーか己となり。 目元に滲む苦渋の色]
(56) 2013/10/08(Tue) 22時頃
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[始まる生者の議論。
サロンの片隅でグロリアはそれを見守る]
――ラルフは、亡霊じゃないの。
[届かぬ声を向けるのは戦友。
ホリーとピッパを信じるならば
グロリアには二択なれど、それを伝える術は無く]
[自分も弟も幸せなのだから人形になることは幸せだ、自分の為積み上げた嘘を崩さない為レティーシャにそれを押し付けて。
そうして笑っていたのだから。
全てを知れば誰も、被害者だとは思わないしピッパも自分を抱き締めはしなかっただろう。
しかしあの人は――狂気の声を聞きながら正常を保ち願いの為諦めはしない亡霊は
今もあの場所で人間を騙し人形にする為言葉を紡いでいるであろう"彼"は……]
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[サイモンの面構え>>57 一瞥くれて微か笑う息が零れただけ]
…それは
[受け取る言葉、胸に下りゆく間を開けて]
とても幸せで、 とてもかなしい。
[口をつく言葉はいつわりなく。 手探るのは己の裡へ、想いを巡らす]
(62) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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[正しく選び取らねばならない。 胸を張るオズワルドの言葉>>59 男はゆるりとサロンに向き直る。
あまり言葉交わさなかったボリスを見て。 水を向けられたラルフの言葉を待つ]
(64) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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[オズワルド、何かおかしな冗談を言ってくれないかしら?
そしてこれはただの悪夢だと。
ただの悪夢だけど、目を覚ましたら窓から朝が見えるよ、と。
レの音がくっついてたって構いやしないわ。
私の目を見て、名前を呼んで、]
オズ……。
[戦うことなんてできませんでした。
誰かを殺すこともできませんでした。
だから私は逃げようとしました。
忘れたかったのに。
忘れられなかったのに。
思い出したくなんかなかったのに。
誰か嘘だと言ってください。]
ルーカスは、ボリスがお嬢さんと呼べば、面に表れるの痛みの色。
2013/10/08(Tue) 22時半頃
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[ボリスの気持ちを聞き届け。 ラルフの口上の続きを未だ待ちながら。 見切りをつけたらしきオズワルドへ]
…ふむ。
[そうか。と、ひとりごちる響き]
時に、探偵の… あなたの、ミスキャストは――何だろうな。
(70) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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もちろん。 謎解きは披露してくれるのだろう?
探偵どの。
[帽子、今こそ彼へと差し出して。――問う]
(71) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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[ルーカスの推測に答えるホリー
グロリアはやわらかく目を細めて、頷いた]
――…ええ。
ルーカスを護ってくれて、ありがとう。
あなたが謝ることなんて、ないの。
[濡れる夜色に微か困ったように眉を下げる]
……嘘だべな?
[魂が紡ぐのは、たった一言]
[誰に向けてか]
[何に向けてか]
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ほう。
ならばこれは、まだ。 私の頭の上だ。
[帽子は預けず男は被り直す]
時に探偵どの。 何かひとつ大事なものを忘れてはいないかね。
[唾をくっと引き下げ問う]
(80) 2013/10/08(Tue) 23時頃
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それでも……
おらが馬鹿だと嘲笑れても……
[その願いが叶うならば]
……違うべな。
おらは、望んだ。
んでも、レティーシャや……グロリアは、そうでなかったんだ。
[嘆息は、新しいひかりに]
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狂人はどこにいったのだろうか
(81) 2013/10/08(Tue) 23時頃
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ここから先に行きたくはないかね。
[ラルフの言葉受け取り終えて、 男が尋ねるのはたった一言]
私は今でも描いて欲しいと想っている。
[頭を下げるラルフへ送るのは 下げ返す頭ではなく、願う形己の胸に添えた手]
(88) 2013/10/08(Tue) 23時頃
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ルーカスは、ピッパと同じことを口にするのに、くっと短く笑う。
2013/10/08(Tue) 23時半頃
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それが謎解きで、――よいのかね。
[遅れ開かれたカードは”狂人”] [ミスキャストの答えを重ねて問いながら みなの反応を耳端に捉えるべく注力する]
(90) 2013/10/08(Tue) 23時半頃
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[今ここに至る少し前の話>>66>>72] [ごめんなさい、と謝罪重ねたホリーへと 伸ばした手は頭をひと撫で。猫を撫でるに似る。
グロリアの願いを尋ねるホリーに、 彼女の想いを晒すことしばし思案するも 切なく願うような瞳にホリーにだけ耳打ち。
後で話があるという言葉。 頷いて同意を示した]
(94) 2013/10/08(Tue) 23時半頃
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