人狼議事


207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-

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 ヘクター。

[なついてる相手の姿へ手を伸ばして。
立ち上がろうとして、べしょりと崩れ落ちる]

 ……うぁ?

[少し飲みすぎただろうか。
うまく力が入らなくて、不思議を表して瞬きする。
その間にも、どす黒い血が厨房の床を汚して。
酔眼で、それをとろんと眺めていた]

 ヒヒッ、ヒ、

[笑いながら、ヘクターの足に少々じゃれつき。
蒼白な顔で、ひとつ、欠伸をする。
なんだか眠たくて、起き上がるのを諦めて
ぺたりと床に寝そべった]


 ヘクター、へーくーたー。ふくせんちょお。

[重い瞼をなんとか開きながら、いつもみたいに。
誉めて欲しそうな声で、足に血をつけながら彼の呼称を連呼する。

喋るたび、びゅうびゅうと風のように喉から空気が漏れた。
声がみるみるうちにか細くなっていく理由を、本人だけは分からずに、笑い。

酔った頭は、痛みも恐怖も拒絶したまま。
やがて、まるでちょっと昼寝でも始めるような顔で、目を閉じる。
きっと昼前には起こされるだろうなあって、そんな顔で]


 ……バカじゃないもん。


[一言。
それっきりだった*]


― 9号室

[キティにグレッグを任せると、ホレーショーは部屋を後にした。
兄貴は、危険な場所にこの灰色猫を連れていくことはない。焦燥感が強まった]

……おまえのせいッスよ。グレッグ。

[ホレーショーによって身なりを整えられた自分の死体に話しかける。単に眠ってるだけのようにも見えた]

死ぬだなんて。この役たたずの。使えないやつめ。

[ぎりり、と歯を噛みしめて。
灰色猫がこちらに、みゃーおと擦り寄ってきた。
案外本当に俺のことが見えているのかもしれない、と思いながら]

慰めてくれてるんスか?
キティに心配されるだなんて俺も終わりッスね。

[実際、もう終わっているのだ。
グレッグにできることは、ただ見守ることだけ]


[背後から聞こえた音に、声に振り向いたのは、ニコラスの身を床に強く縫い付けた直後。
 普段であれば、獲物を仕留めている最中、他の物音を警戒することはあれ気を取られるなどということはありえない。
 そも、背後をとられることなどがない。

 今この船は、あまりの多くの血を流しすぎた。
 あまりにも多くの死を見過ぎた。

 暗殺者としての理性より、獣の本能が前に出る。]


 ……ヴヴ……ル!

[唸り、真紅の双眸を向けた先には、ヘクターとリーの姿があった。
 獲物から目を離すなどという、普段ならありえない失態。
 その頭に、手斧が振り下ろされる。]

 ───!

[そして、間髪入れず、とどめとなる重い一撃が。]


【人】 ろくでなし リー

― 船長室前 ―

 せんちょー、いますかー?

[この船で、唯一ノックをする扉だ。

入室の許可を取る、ノックを数度。
中からの返事を待つ。

待つのは10秒。
返事がなければ居ないと判断し、
別の場所を探す。
それはいつものことだ。
阿呆のように誰も居ない部屋の前で待つ心算はない。

心中で数え、返事がなければ立ち去る。
果たして返事はあったか。**]

(73) 2014/12/13(Sat) 15時半頃

[悲鳴も咆哮もなく。
 それどころか、表情に驚愕も恐怖も浮かべることもしないまま、頭を潰され、息絶える。

 リーからの問いかけに答えることは、結局なかった。*]


ろくでなし リーは、メモを貼った。

2014/12/13(Sat) 15時半頃


 …………。

[己の死を理解したのは、命を落としてすぐのこと。

 頭を潰されて息絶えた、半人半獣の化け物を、男は、無表情に見下ろした。
 その頭には獣の耳、臀部からは獣の尻尾が垂れ下がり、確かに、彼がこの化け物であったことを、現しているのだが。]


 ……荒いな。

[そこの潰れた化け物の骸が、たとえ自分であったとしても。
 やはり、漏らすのはいつもと同じ言葉。]


[兄貴はどこへ行ったんだろう。
ふらふら船内を漂っていると、医務室の様子が見えた]

――ミナカ。

[必死になってギリアンを助けようと治療を行う医者の姿。
ミナカのことが分からなくなる。
怪我をした時は、必死になって治療してくれた。
ガキ扱いしてくるもんだから、いつもむくれて対抗していた。
けれど、なんだかんだで良い奴だと思っていた]

でも。化け物だ。

[吐き捨てるように言いながら。
それでもこの医者の事を嫌いにはなれない自分がいた。
あのとき。もしも、自分がいきなり襲いかからなければ。もしも、ミナカから事情を聞いていたならば。あるいは。俺も。ギリアンも]

……たられば、を考えても仕方ないッスね。

[嘆息してから。ギリアンの回復と、ミナカの治療の成功を祈った]


[ふと見れば、喉笛に穴を空けた獲物が、血塗れでヘクターの足にじゃれついている。
 もはや、興味の失せた獲物だ。

 ただ……]


 ああ、馬鹿ではないな。


[それが、酒に侵された脳のせいなのか、彼本来の能力だったのか、知りようもないが。
 襲われながらもこちらに背を向けず、手斧を離すこともなく。
 迂闊にも見せた隙に、反撃の手を振り下ろしてきた。

 その行動に、男なりの賞賛を漏らした。]


メモを貼った。


[厨房に残る者達は、はたして気付くだろうか。

 斃れた時は、まだそれなりにヒトらしかった、半人半獣の化け物の姿が、徐々にその本来の姿に戻りつつあることを。

 衣服に包まれ、頭も潰れた状態ではあるが、覗く手足が明らかに獣となっていることを。


 もし、物好きが、血に塗れたヴェラの着衣を剥いだなら、そこにあらわれるのは、ヒトよりも圧倒的に獣に近い躰かもしれない。*]


[厨房に徐々に人が増えてくる。
 そのたび、獣の耳がぴくんと揺れた。
 グレッグがミナカに喧嘩を売り、結果、ギリアンに傷を負わせ、船長の怒りを買って殺された、という話を聞いた時もまたしかり。
 表情は相変わらずだが、耳だけが時折動く。

 つまりこの男、感情がなかったわけではなく。
 比較的感情の分かりやすく出る箇所……耳と尻尾が、普段、隠れていただけのことなのだ。

 とはいっても、やはり、常人よりだいぶ薄くはあるのだが。]


―   ―

[目覚めは、いつもよりもよかった。

二日酔いの頭痛もなく、脳を揺らす素晴らしく気分の悪い酔いもない。
怪我したはずの肩や脇腹の痛みもなく、ただ体は軽かった。

穏やかな正気を感じながら、ゆるりと目を開ける。
久しぶりに頭が楽だ。

ああ、そろそろ昼か夕方か、それくらいの時間なんじゃないかと思って。
起き上がりながら、鍋へ手を伸ばす]

 ……ん?

[すか、と空ぶって。
同時に、自分の手が透けていることに気が付いて、まじまじと手を見つめた]


[酔いつぶれて、起きた朝のように。
なにが起きたか、を必死に思い出そうとする。
とんとん、と頭を叩いてみたけども、よく思い出せなくて。

なんとなく視線を床にやったら、死体が二体転がっていてぎょっとする。
そのうち一体は、自分の顔をしていた。

もう一体、ヴェラの装飾を身に着けた半獣を怪訝そうに見て。
触ろうとしてみたが、半透明の手は触れることは出来ない。
手を光に透かしてみて、向こう側が見えるのをもう一度確認してから。

あ゛ー、と気の抜けたような声を漏らした]

 あー……。
 あれだ。


 死んでる、これ。

[なんで死んだのか思い出せないというていたらく。
状況的に、急性アル中で死んだとかではないとは思う。
食い破られた喉と、普段持ち歩いてる斧が半獣へ刺さっているのを確認してから。
まだ酔いが浅かった頃に聞いた、人狼という単語を繋げて、大体のことを把握。

がしがしと頭を掻いて、ため息をついた]

 ……fuckin'

[感じたのは、悲痛や慟哭というよりも、とうとう死んだか、という気分に近い。
いつかは死ぬと思っていた。ただ、今だとは思わなかった。
仕方ないな、と口にしようとして。
なんか無性に泣きたくなったから、やめた]


 ……なんか。
 いいことあった人生だったっけ。

[自分へ向けて尋ねてみるが、死体は語らない。

酔っててなんも覚えてないなあ。
なんて、へらへら笑いそうな顔だと思った]


― 第二甲板 ―

[ふよふよと船内を漂っていると、やがてホレーショーの姿を見つけた。副船長となにやら話し込んでいる。
――首刎ねられちまった。
そんな声が兄貴から漏れ聞こえて。
ああ、自分のことを話していたんだ、と合点がいった]

……肝心な所で抜けてて悪かったッスねー。

[口を尖らせつつ、ふわりと空中から2人のやりとりを見つめる。
やがて副船長からニコラスの死と、その顛末が語られれば]

……ニコ。

[厨房を覗いて。惨たらしい死体を2つ、目にするだろう]

……ばか。なにしんでるんスか。

[小さく呟いた。その言葉は死体ではなく、自分と同じく身体の透けたニコラスに向かって]


【人】 ろくでなし リー

[出てきた船長>>75を見て、笑う。]

 ちょっと悪い報告と、
 悪い報告とすっげー悪い報告がありますよ?

[つまり、良い報告はない。
人によっては、だが。]

 良い報告期待してたんだったら、
 そんなものないってのがまずちょっと悪い報告。

 悪い報告は、ニコラスが噂の人狼に殺された。

 そんで、すっげー悪い報告ってのは、
 そいつはヴェラちゃんだったってことかな。
 ちゃーんと始末はしたけど。

[凄く悪い、としたのは
「自分がヴェラーヴァルを殺せなかった」から。]

(107) 2014/12/13(Sat) 19時頃

【人】 ろくでなし リー

[必要ならば、その時の状況も説明する。
遺体はヘクターに任せた為、
必要なら確認して欲しいとも告げた。

そして、目敏く手に持った薬を見た船長に。]

 ああ、毒でやられたとかそんなの聞いたんで。

 それにしても、船長はギリアンのこと
 相当お気に入りなんですねえ?

 ちゃあんと、持って行くんで安心してください?

[手に持った薬を振り、そこから離れようとする。]

(108) 2014/12/13(Sat) 19時頃

【人】 ろくでなし リー

[数歩歩いて、思い出したように立ち止まった。]

 あ。そうだ。忘れてた。

 まだ、残ってるらしいですよ?
 犯人捜し、まだまだ終わらないってこと。

[そう報告し、医務室へと向かう。

悪い報告、と付けることはない。
人にとってどちらにも受け取れる報告。


自分自身にとっては悪いことではない為、
悪い報告だと言わなかっただけだ。]

(109) 2014/12/13(Sat) 19時頃

【人】 ろくでなし リー

[元々、ヴェラーヴァルからの返事があってもなくても、
そう報告する心算だった。

人狼を殺した。
これで、終わりとしたくはなかった。

ただ。]

 なんでアイツはあんなこと言ったのかね?

[すれ違いざま、囁かれた言葉>>83
何故、まだ終わらないとジェレミーは言ったのか。

口の端を上げ、浮かべるは歪んだ笑み。**]

(110) 2014/12/13(Sat) 19時頃

[ヘクターが去り、ホレーショーも去る。
 今度は、モンドが厨房を覗きに来ていた。

 男はその一部始終を、己だった骸の傍らに立って、何するでもなく、ただ見つめていた。
 時折、尾がゆるやかに揺れる。]


 ───。


[ニコラスが目覚めたのはどの時か。
 生前のあの騒がしさはない、いいこといだ。
 また少し尻尾が揺れた。]


ろくでなし リーは、メモを貼った。

2014/12/13(Sat) 19時半頃


[辺りを見回せば、何人か人がいる。
去っていくヘクターを見れば、あー、と声が漏れた。
モンドが死骸に声をかけるのを聞けば、そうかもなあと思う。
よく覚えてない。

なんか本人傍に居るけど、やあ!って話しかけられる鉄のハートは持ってない。
だから、並んでぼんやりして]

 ……あー。
 グレッグ?

[半透明が増えたことに、ぱちりと瞬きした。
ぐしりと目を擦り、今日は視界がぼやけないなあと思う]

 ……そっちこそ、死んでるよ。

[なんだか奇妙な会話だった] 



うん。死んでるッス。
だから俺も、おおばかもの。

[へにゃり、と顔を歪めて。
近くにやはり半透明のヴェラの姿を認めれば]

なんで……ニコを。

[低い声で唸ってから。
死人同士で言い争っても無駄か、と首を振った]


メモを貼った。


[静かなのはいいことだ。
 この料理人が、普段からこうだったなら、おそらくこんな事態にはならなかったろう。

 だが、後悔があるかといえば、ない。
 そも浮かびすらしない。

 話しかけられなければ、黙ったまま。]

[そのうち、グレッグが姿を見せた。
 彼も死者だということは、ホレーショー達の会話から知っていたし、そうでなくても匂いで分かる。
 だからと、特別な感情が浮かぶこともない。

 紅味帯びた、無機質な双眸を向けるだけ。]

 何故……?

[唸るような声に、不思議そうに耳が動く。]

 煩かったから、静かにさせようとした。


『煩かったから、静かにさせようとした』

[瞬間、頭にカッと血が上って]

こいつ……!

[ガラにもなく顔を赤くさせて、
ヴェラに向かって拳を振り上げ――]

……っち。

[すんでのところで、その動作をやめた。
ぷるぷると震える右拳を、左手で押さえて。
ああ、死人でも怒りは沸くんだな、と冷静に考える自分がいて。
それでも、沸き上がる怒りは抑えきれず]


この。化け物め……。

[らしくない口調で、唾棄するように言い捨てて。
瞬間、はっと我に返り]

……申し訳ないッス。ちょっと頭冷やしてくる。

[震える声で、ニコラスに視線を送り。厨房を後にした]


 生きてさえいれば、大人になれたのに。ほんとバカだな。

[昔に戻ったみたいに。昔よりは無気力な声で、年下の彼へ言う。
いつまでたっても少年としか思えない彼が低く下手人に声をかけて。
不思議そうに答える声に、ちろりと視線を向けた]

 グレッグ、ぐれーっぐ。やめとけよ。

[怒りに顔を歪ませて、拳を握る彼へ困った顔で笑う。
癖のように、しゃがみこんで。
まどろんだように死ぬ自分の死骸を、間近で眺めた]

 ……どうせろくな死に方しないとは思ってたさ。
 金のために人殺ししまくってたんだから。

[出来れば生きていたかったけども、と諦めのため息をついて。
ヴェラを見上げ、眉を歪ませて笑う]

 できればもう少しましな理由で殺されたかったけど。
 ……そんなにうるさかった?


[振り上げられた拳を、無機質な瞳が追う。
 避ける素振りも、反撃の動作も、それどころか眉すら動かない。
 諌めるニコラスの声が聞こえた。
 煩い、狂った笑いはそこにはない。いいことだ。]


 ───!

[化け物と言捨てられ、ビクンと耳が振れた。
 口調どうこうより、純粋に、声の大きさに驚いたのだが。

 人間から見れば、化け物であることは間違いはないのだろう。
 グレッグが怒る理由も、分からなくはない。]

 …………。

[声を震わせながらも拳をひいて、厨房から去ってゆくグレッグを見て、不思議そうに耳が傾く。]


[こちらを見上げてくるニコラスに気付けば、ゆっくりと視線を下げる。]

 うるさかったな。

[質問には簡潔に。
 寧ろ、マシな理由がどんなものなのか分からないといった風に、無表情のまま首を傾げた**]


メモを貼った。


メモを貼った。


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