人狼議事


19 生まれてきてくれてありがとう

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 皆が皆俺みたいだったら、村が酒臭くなっちまうだろう。
 第一、希少だからこそ価値が有る良い男なのさ。

[場を和ませようと軽口を叩いた。ピッパの事を話すリンダを微笑ましそうに見ていたが]

 だから、こうして見守っているんだろう。
 お前さんと過ごした事を伝えに来た嬢ちゃんの顔は…幸せそうだったよ。

 無論、先立たれた悲しみはあったろう。 それはお前さんのせいでも、誰のせいでもない。
 あり得る事で、実際にあり得てしまった。 それだけだ。

 だがな、永遠の悲しみを、たった一瞬の幸福が救う事だってあるんだと俺は思いたいね。


[の言葉に頷く。]

 誰にも、責められやせんよ。 皆、強くは無いんだ。
 誰も、喜んで人を手に掛けようなどと思わんだろうさ。
 本人は本人で辛かったに違いない。

[「そうでなけりゃ、ただの悪魔みたいなもんだ」と、殺人鬼云々に関していくつか文句を並べたてる。]

 だが、どんな理由が有ろうと、いくら辛かろうとも……それは結局、欺瞞に過ぎんのじゃないか?
 手を切るのは痛かろうが、切られた手にしてみれば、たまったモンじゃない。
 それは……それだけは、間違っている。

 …しかしまあ、実際。 誰を責めようも無いんだが……。

[言葉も無い、と言った体で顔を隠す様に頭をかいた]


漂白工 ピッパに微笑む。 「リンダは、お前さんをよろしく、とよ。心配するな。」


 おお、それと葉巻もな。 吸い損ねて忘れていた。

[微笑みを返す。]

 そいつはな、お前さんが優しいからさ。
 優しくされるってのは普通の人間なら当たり前の事だ。
 そうされて、優しいと思える心を持ってる人間を、優しい人間と呼ぶのさ。

 俺なんかは、優しくされると何か裏が無いかつい探っちまってな。
 俺の様に意地が悪いとそうなるんだ。 ふっふっ。

[やがて自分の体が運ばれていくのを見て呟く。]

 見送ってくれるのに、ついて行かない訳にはな。
 自分が埋葬されるのを見るのも乙なモンだ。
 俺は彼女達と行ってこよう。 俺の葬式だ、お前さんが来る事はない。


[「来たいのなら止めはせんがね」そう言って、酒場を後にした。
顔を隠してしまった帽子の上から、リンダを撫でて微笑む**]


メモを貼った。


メモを貼った。


良家の娘 グロリアは、メモを貼った。

2010/07/07(Wed) 22時半頃


良家の娘 グロリアは、メモを貼った。

2010/07/07(Wed) 23時頃


【人】 良家の娘 グロリア

― 回想 ―

 ――誰?

[なにやら声が聞こえてくる。
視線を向けれど、夜闇で視界は狭い。
自然と高圧的な声になり…]

 あら…セシル様に…ギリアン、様?

[それが誰かが分かれば、彼らが運んできた人物に目を見開いた]

 ――ラルフ?

[ぽつ、と名前を呟けば…
軽く眉尻を下げ]

 …此方へ。

[そういって、客室へと運んでもらう]

(124) 2010/07/07(Wed) 23時頃

【人】 良家の娘 グロリア

 …お仕事も御座いますのに…
 ありがとうございました…ギリアン様。

 ――そう、ですわね。

[落ち着かない様子のギリアンに、礼を言う。
ふ、とセシルに小さく笑うも、その笑みはぎこちない。
礼をとられれば、緩く頭を下げて見送る…]

 ――良いのよ。
 私の言に逆らってまで。
 最後まで残ってくれたのだから…

[ラルフの力ない様子に、グロリアは目元を押さえる]

 本当に…お馬鹿なのだから。

(126) 2010/07/07(Wed) 23時頃

[葬られる自分を見る。多少不謹慎な笑いが浮かんでしまうのは無理からぬことか]

 皮肉なモンだ。 葬式なんざ、大した意味も無いと思っていたが……
 まさか自分の葬式を、自分で見るとはな。


【人】 良家の娘 グロリア

 ――主人に、命令するというの?

[隠していた目元。片目だけ覗かせて、ラルフを見る。
隠されていた瞳は潤んでいた]

 涙も悲しみも、全ての感情は…
 誰か一人のためだけにあるものじゃないわ?

[幸せだったと語る使用人に、一つ、息をこぼした]

 そんな、ことだけで…
 貴方は、幸せを感じていたのね…

 私なんかのために残って。
 私なんかのために、こんなことになって。

[瞼を閉じれば、零れ落ちそうな雫は微かにきらめいて]

 私は…虚ろなモノだけで体を成していただけだから。
 崩れぬようにするだけで精一杯だわ?

(147) 2010/07/08(Thu) 00時頃

【人】 良家の娘 グロリア

 ――それでも。
 街に行かせてあげられなかったのは…

[声も途切れ途切れに。
唇だけが動き、その意図が分かれば指先で涙を拭う]

 無茶を、言わないで…っ。
 貴方は…私を、助けて。くれたのよ?
 あの時から。今の、今まで。

 それが、目の前で…
 目の前で。居なくなろうとして。
 何も、感じずに居られますか…!

(156) 2010/07/08(Thu) 00時半頃

【人】 良家の娘 グロリア

 ――っ。

[そして。
ラルフは、ゆっくりと、瞼を閉じた。
涙を流すグロリアをとがめることなく。
笑みを残して]

 ――。

[奥歯をかみ締めれば、頭を垂れる。
横たわるラルフの傍らに、膝をついたまま。
それは、さながら祈りの様相にも似ていた]

(164) 2010/07/08(Thu) 01時頃

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