人狼議事


88 吸血鬼の城 殲滅篇

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[今見えるヒューは女が傍で見ていた彼とは違ってみえた。
その理由が自分にあるとは未だ知れず]


ヒュー ……


[呼びかけるは騎士の名。
今の彼に女の声は届かない]


ありがとう、も
さよなら、も、言えなかった


[ぽつ、と悔い感じさせる響きが零れる]


【人】 学者 レオナルド

―大広間―
[爆発が収まった刹那をついて、床を蹴って走り出す。
目指すは部屋を過ぎるバリケード、爆破地点を突っ切って一直線に進む。
錬金術師には、最初からヒューに関わるつもりはなかった。]

(99) 2012/04/30(Mon) 17時頃

【人】 学者 レオナルド

[だが、相手は思ったよりも優秀な戦士のようだ。
爆破の衝撃から立ち直ると、間髪入れずこちらに近付いてくる。
手に持った大布で爆破に対処するつもりとは気付かないが、その目を見れば降伏や交渉の意志のないことなど一目瞭然だ。]

 ……あなたに関わっている余裕はないのですよ、私には!!

[何とかかわして、バリケードに取り付こうとするが]

(104) 2012/04/30(Mon) 17時半頃

【人】 学者 レオナルド

[テーブルに片足を掛けたその時、

喉からこみ上げた血の塊が口中を満たして溢れた。]

(112) 2012/04/30(Mon) 18時頃

【人】 学者 レオナルド

 ……ぐ ……ぷ ふ

[生理反応にほんの僅か動きが止まるが、錬金術師はそれを意志の力で捻じ伏せた。
自分を駆り立てて、何とか甲板を蹴っ向こう側へて飛ぶ。

が、そこで効果時間が切れた。
急激な脱力感。
がくんと身体から力が抜け、中途半端な踏み切りで飛んだ錬金術師は、受身も取れず床に転がり落ちた。]

(115) 2012/04/30(Mon) 18時頃

[鏡の中の景色が変わる。
一階から二階へ。
宴会場を抜けて客室の光景が映し出された。
聞こえくる声は懐かしくも恋しい音色]


――…ッ、 ヘクターさま!


[会いたいと願った主の姿に声を上げるも
どのような状況かがみえてくれば
何処か複雑そうな表情が過ぎった]


【人】 学者 レオナルド

[椅子の一脚を巻き込み、身体が派手に床を転がる。
砕けた木の散乱するなか、錬金術師はいびつに四肢を投げ出して倒れていた。

転倒のはずみに頭を強打したか、視界がぐらぐらと揺れ、思うように動けない。
それでも、立ち上がろうと弱々しくもがいた。
額から流れる血と、口元を染める赤が混じり、鬼の化粧のように錬金術師の顔を隈取った。**]

(123) 2012/04/30(Mon) 18時半頃

学者 レオナルドは、メモを貼った。

2012/04/30(Mon) 18時半頃


[真っ暗な客室で何が起きるか分かるのは
鏡の魔法ゆえか――。
叩きつけられ衝撃を受けるドナルドの姿に
思わず悲鳴を漏らし両の手で口を覆う]


――…っ


[このような状況を望んだわけではなかった。
けれど主が戻ればこうなるかもしれぬ、と
何処かで感じていたのだから――]


【人】 学者 レオナルド

[フィンガーボールが床を転がる甲高い金属音がした。
頭を上げれば、かすんだ目にこちらを見下ろすヒューの姿が映る。
非情な双眼に、手に下げた剣の刃先に宿る鈍い光。]


 こ んなとこ ろで 死ぬくらい なら


[――従容と死を受け入れるくらいなら、最初から死の宿命(さだめ)に抗ったりなどしない。
 力の入らぬ震える指先で耐火袋の口を広げ、何度も取り落としそうになりながら、中から火炎弾を拾い上げる。]

(147) 2012/04/30(Mon) 22時頃

ドナルド
貴方には来て欲しくなかった


[会いたくなかったわけではない。
会えて嬉しくなかったわけ、ない。
あの時の男の子がこうして傷つくのを見たくはなかった]


仮令会えずとも
何処かで平和に、しあわせに
いきていてほしかった


【人】 学者 レオナルド

[左腕は肩を脱臼したか、全く動かない。
痛覚があれば、全身打撲の激痛で身動きが取れなかったかも知れない。
だが。

三本の指だけで握り込んだ火炎弾の、導火線を挟むように指輪を打ち鳴らした。
今度の玉は金属片を仕込んだ石榴玉ではなく、爆発力よりも燃焼力を重視した火炎弾。
投げるのではなく、可能な限りヒューの足元へ押し出すように手を伸ばして転がす。

自分をも巻き込む至近距離――炎の嵐が吹き荒れる。*]

(150) 2012/04/30(Mon) 22時半頃

学者 レオナルドは、メモを貼った。

2012/04/30(Mon) 22時半頃


[女は目を瞑る。
ヘクターとドナルドが対峙する様を
みているのがつらい、とでもいう風に]


――…私は
ヘクターさまにお逢いしたかっただけ、なのに


[鏡を通じて見る事は叶ったが
それは望んだカタチとはまた違って]


[女が目を閉じると同時
鏡もまた城の景色を映す事を止めた。

何の変哲も無い鏡であるかのように
クラリッサの相貌を静かに映すのみ]


【人】 学者 レオナルド

[上から投げ被されたテーブルクロスが錬金術師を絡め取る。
ついで爆発。
先ほどよりは衝撃は弱いが間近で炸裂したそれに、彼もまた布を巻き込んだまま床を転がされた。
炎の舌が厚布を舐める。]

(158) 2012/04/30(Mon) 23時頃

[シン、と静まりかえる地下聖堂。
深紅の薔薇が彩る其処で
女は座り込んだまま鏡を抱きしめた]


――…何も出来ない


[自分の無力さは嫌というほど知っていたが
此処に来てより一層その思いは強くなる]


――――……


[城の地下で女の魂が

さみしい

と、くちびるのみで綴る]


【人】 学者 レオナルド

 ――っ、……、……、

[炎上するテーブルの手前、床に広がったテーブルクロスがもぞりと動いて盛り上がりを見せる。
ちろちろと端に火が燃え移りつつある布を押しのけて、レオナルドが片肘ついて上半身を起こした。

可能な限り背を丸めて庇った所為か、はたまた被せられたテーブルクロスが偶然ながら防炎の役割を果たしたのか、かろうじてまだ動けはするようだ。
けれども、利き腕と顔に火傷を負い、ダメージは決して軽くはない。

眼前の床に転がった試験管がひとつ、
這いずりながらそれに顔を近づけると、
歯で銜え、ガラスごと封を噛み砕いた。]

(170) 2012/04/30(Mon) 23時半頃

【人】 学者 レオナルド

[ガラス片に混じって薬液が口の中に流れ込む。
そこで力尽きたように床に突っ伏した。

血に混じって、飲み下しきれぬ薄青い液体が口の端から零れた。]

(173) 2012/04/30(Mon) 23時半頃

学者 レオナルドは、メモを貼った。

2012/04/30(Mon) 23時半頃


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