131 【飛入歓迎】すずなりの男子高校生村
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[そして再びのAメロである。
2分半あるこの曲、残されたのは30秒。]
まずいまずいまずい…!
嫌よ!最後の希望なのよ!
出てきてちょうだい!携帯ちゃん!!
[呼びかける時間があったら真剣に探したまえよ小津君!]
―結局―
[音を頼りに携帯を探したが、とうとう見つけることは適わず。
――2分半に渡る小津の戦いは、終わった。]
もう一度、かかってくるかも、しれないわよね…?
[校内に残る小津の存在を知る水方に希望を託して、
そんな淡い期待を抱く。]
―咳をしても一人―
[小さく体育座りをして、携帯があると思しき辺りをじっと見つめる。]
…座りつづける。着信待ちつづける。
[国語科教員らしく、種田山頭火の句をもじってみるも。
誰もいない室内に響く独り言は、寂しさを募らせるばかり。]
ミナカタちゃん…
[予想通り、先程の電話は水方からであったが
…果たして、彼はもう一度電話をかけてくれるだろうか。]
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― 少し前:講堂 ― [作られたような笑みを浮かべる一平太に溶けかけた氷の入った袋をあてる。 自分の責任だという一平太にはゆるく首を振った。]
や、別に誰の責任とか言うつもりねぇよ。 お前は巻き込まれた側だって聞いてるし、 そんな危険なもんだと思わなかったんだろ?
[ユエルに、一平太を怒らないと約束したのもあり、口調はさしてきつくない。 女装しながら突風に煽られるのがれぼれぼごっこではないだろうか、という結論が男の中ででつつある。]
(235) 2013/07/15(Mon) 13時頃
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[酒の臭いについて指摘すれば、ひっと小さな悲鳴のようなものが聞こえた。(>>228) ステージ裏にあったチョコレートボンボンが原因らしい。(>>97)]
微量とはいえ、食い過ぎたら酔うに決まってんだろ? 誰だよ、んなとこにお菓子置いた奴。 そんでいつからあるのかわからんそんな不審なもの、 お前らも食うなよな。 何か混入されてたらどうすんだ。 警戒心をもて、警戒心を。
[そういう事件だってあるだろうに。 嘘をついてるとは思わず、注意をするように言って。]
どうしてこう次から次へと……。 持ち物検査の項目で、今後お菓子の取り上げも考える。
[軽く頭を掻きながら、風紀委員顧問らしい言葉を口にした。 生肉といい、得体のしれない物があちこちに落ちているのかもしれない。 一度、校内を改めた方がいいのかも。]
(236) 2013/07/15(Mon) 13時頃
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― 少し前:講堂 ― [透から、裏声で指摘されれば、(>>216)]
ご安心くださいお母さん。 変なことなんてするわけないじゃないっすか。 ユエルくんいい子でしたよ。
[冗談めかして、保護者に話すような口調で返した。 変なことなんて特に何もしてない。]
(238) 2013/07/15(Mon) 13時頃
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― 実から誘惑され中:講堂 ― [実がふざけたことを言いながら近づいてくる。(>>223) 目を瞑る実の、その白い頬に指を這わせて、]
オーケイ、優しく
[軽く引っ張った。]
――…するわけねぇだろ、ド阿呆。 そういうのは、ちゃんと好きな奴とする時にとっとくもんだ。 あとお前さっきから全部聞こえてっからな。 誰が変態だ、誰が。
[ひそひそと話している姿は目に入っていたので。(>>184) 教師が生徒にちゅうなんてするわけないだろう常識的に考えて。]
(241) 2013/07/15(Mon) 13時頃
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― 現在:廊下 ― [シャワー室へと向かう丁助を見送った後、白衣を脱いでネクタイを外すと、シャツの袖を捲りあげる。 掃除用具の入っているロッカーを空け、ゴミ袋を取り出すとビニール越しに、肉を拾い集めていく。]
しっかし本当、何の肉なんだよ……。
[ぶつくさ文句を言いながら、あらかた肉塊が取れると、モップをだして肉がぶちまけられていた床を丁寧に拭く。]
あっちぃ。
[肉をとりあえずゴミ箱に捨て、終わる頃には、汗だくになっていた。 ぱたぱたとシャツの襟元を掴んで扇ぎ、服の下に風を送る。]
(249) 2013/07/15(Mon) 17時頃
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― 少し前:廊下 ―
おう、わかった。 何か見繕って持ってくから、先に行っとけ。 すげー生臭い。
[着替えがないという丁助にそう言って。(>>266) 生肉の惨状を眺め、掃除にかかった。*]
(273) 2013/07/15(Mon) 20時頃
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― 廊下→シャワー室 ― [職員室と、ついでに保健室にも寄りながら思い返すのは先ほどの実とのやりとり。(>>274)]
最近の男子高校生は遊びでちゅーができんのかよ。 若さってこえぇな。
[ウブだとか思われているなど露ほども思わず。 職員用ロッカーで自分のジャージを、保健室で2のジャージを5着発見したので、それとタオルを持って、シャワー室へと向かう。 1.S 2.M 3.L 4.XL
シャワー室の説明ん時に水しかでないなんて言ったっけ? お湯も普通にでるはず、多分。]
(307) 2013/07/15(Mon) 22時頃
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―→ シャワー室 ―
丁助、タオルとジャージ置いとくから、でたら使えよ。 サイズMしかなかったが、大丈夫だよな? 終わったら、家庭科室いけよ。 他の奴が、飯作ってくれてるから。
[シャワーを浴びているのだろう、灯りがついているシャワー室内へ声をかけ、脱衣所のカゴに衣類とタオルを放り込む。 自分も汗だくだしシャワー浴びようかなと思っていたのだが、また問題起こしてるかもしれないし、先に家庭科室の様子を見に行こうと、白衣とネクタイだけ抱え持ち、踵を返した。]
(310) 2013/07/15(Mon) 22時頃
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―→ 家庭科室 ―
おー、いい匂い…… って、なんだこれ、すげぇ豪勢じゃねぇか。
[材料は写メや講堂で見ていたが、男子高校生にそれほど大した物ができるとは思っていなかったので、感嘆の声をあげる。 水道で手を洗っていれば、横に並んだ実に声をかけられ。(>>302)]
そういや、連絡ねぇな。 もっかい電話してみるよ。
[思い出したように携帯を取り出す。 受話器の向こうは、先ほどと同じく、コール音が鳴り。 やはり、留守電のメッセージを、という機械的な声が聴こえるだけ。]
(320) 2013/07/15(Mon) 22時頃
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……でない。 帰れたとは思えないし。
[窓の外を見やれば、まだ雨が窓を叩きつけている。]
ちょっと、探してくるよ。 俺が帰らなくても、先食ってていいぞ。
[そういって、ぶらりと家庭科室を後にした。]
(322) 2013/07/15(Mon) 22時頃
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―→ 廊下 ― [電話を片手に、タバコを口に、懐中電灯はポケットに。 そんなスタイルでふらふらと廊下を歩く。 充電が切れている様子はないので、どこかで小津の携帯が鳴ってやしないかと、雨音の隙間、耳を澄ませながら。]
……チッ、放送かけてみた方が早いか?
[リダイヤルを繰り返した携帯の画面を見ながらボヤく。 雷の音は遠のいていて、また停電が起こる心配はなさそうに見えた。]
(337) 2013/07/15(Mon) 23時頃
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[そうしていれば、小津の携帯の着信音が2
1.聞こえた 2.聞こえない]
(338) 2013/07/15(Mon) 23時頃
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[何も聞こえなかった。 諦め、携帯の通話を終了すると、ポケットに。 誰も通りそうにない廊下で、タバコに火をつけた。 薄暗い中、息を吸い込むと蛍のように先が赤く光る。
あまり腹が減っていないのはいろいろあったからだろうか。 口唇欲求はタバコを吸うことで満たされる。 息を吐きだし、廊下がタバコ臭くなるのは承知で、そのまま歩みを進める。 もう少し見回って、小津を探してみよう。 他に生徒と会えば、家庭科室に向かうよう言っておこう。
そんな事を考えながら窓の外を憂いた。]
(342) 2013/07/15(Mon) 23時頃
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小津先生ー?いたら返事してくださーい。
[何かそんなこと呼びかける周りで、ぷかり、ぷかりと煙が燻る。 常ならとうに退勤時間を迎えているのだから、少しぐらい多めに見てもらおう。 誰にともなくそんな言い訳をしながら、いっそ放送かけようかと放送室か職員室へ向かう。]
(358) 2013/07/15(Mon) 23時半頃
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[いや、やっぱ放送なんてしたら生徒に不安感を与えるか? どうしよう。 コールしまくるか。 小津先生にこんな電話する機会もう一生ねぇだろうな。
そんな事を思案しながら、やっぱり携帯をもう一度取り出してコールする。 そうすると、小津の携帯の着信音が2
1.聞こえた 2.聞こえない]
(366) 2013/07/15(Mon) 23時半頃
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ミナカタは、やはり何も聞こえなかった。*
2013/07/15(Mon) 23時半頃
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