8 DOREI品評会
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分かったよ、大人しく立ってる。
何か他に命令があったら聞くよ。
ないなら会場以外も見て来ていい?
[許可が得られたなら、放し飼い状態の少女は、好奇心の赴くまま館を闊歩するだろう。得られないなら、柱を支えに立ったまま。**]
[笑い声が落ちてくる。
でも、もう、それでよかった。
いっそ、このまま何も感じなくなってしまえばいいのに。
頭の端で、そんな事を思った]
や…っ…
[小さく、声が零れた。
背筋が軽く撓った。微かに、喉が震える。
小さく息を吐き出すと、目元を手の甲で拭った]
『…ごめん、なさい』
[戻って来たグロリアの手を取り、吸い寄せられるように彼女の背に腕を回そうとした。
舞台で行われている全ての残酷劇の場にあって、奇妙な行動。奴隷として買われた男が、女主人を抱きしめようとする。]
… … グロリア。
[と、呼んではいけないのかもしれない名を小さく耳元で呼んでから。
随分と長い時間合わなかったような気がする、カルヴィナの小さな背に視線を落とした。折れそうに華奢な身体を見て、外に出せないなら、猫の子のように道端に捨てるか、保健所に連絡をする事しか思い付かない。カルヴィナの問いには答えず、肩を竦めた。]
女装は止めてステッキ。
きみ、もう女の子は止めたの?
[以前にポンポンと話したようには、カルヴィナに対して言葉は出て来ない**。]
うん、それから?
[謝罪が聞こえた。
男は首輪に繋がる鎖をもう一度引く]
感謝の言葉は「ありがとう」だよ。
尻尾付けられて、服着せてもらって嬉しいんだろう?
[頬にかかる金糸を払いながら、足を組み替えた]
ご主人様が、女の子の方がいいと言うなら、
そういった努力はしてみるよ。
今は、どちらでもいいと言われたから。
[自分の処遇は彼女の意向次第と言いたげに、よくできた「奴隷」のフリをする。
舞台を見ていた者は、もうどこにも少年らしさなど見出せず、ちぐはぐで滑稽な格好に映るのかも知れないけれど。]
それで、僕の処女と引き換えに買ってまで、
アナタがしたいことって何。
[あくまで奴隷同士。イアンとは会話少なくとも気にせぬまま、グロリアを真っ直ぐに見詰める。その葡萄酒色は、照明のあまり射さない客席にあっても昏く翳り、復讐心を秘めて揺らめいていた。]
後、偽善的な事を考えているなら、余計だと言っておくよ。
僕の望みは知っているんでしょう?
ここから、這い上がる気だから。精々、足元を掬われないようにね。
僕を懐柔なんかしても、「今は」得はないんだから。
……っ、ふ
[ひく。もう一つ、喉が震えて声が落ちる。
そのまま揺れそうになる体を抑えて、頷いた。
唇は、甘く掠れを帯びた声を作る]
『ありがとう、ござい、ます…ごしゅじん、さま』
[言われてもいないのに付け足す言葉。
それは何を意味していたのか解らないけれど、
ただ、少年の口からそのまま零れ落ちたものであることは確か]
……良く出来ました。
[手にしていた鎖を放し、ぱちぱちと拍手を送る。
乾いた音が私室に響いた。
彼が堕ちた瞬間を見た気がした]
本当に嬉しそうだね、御前
[瞳を細めて間近に座る彼の頭に手を伸ばす。
犬にでもするようにその髪を撫ぜる]
ご褒美をあげるよ。
餌が用意出来るまで、楽しむといい。
[ソファに身を沈めたままの男は、一部始終を無言で見詰めていた双子に視線を流してトレイを顎で指す。心得た風の召使が差し出したのは尻尾に繋がる玩具のスイッチ。カチリとボタンが押された]
― 舞台袖・個室 ―
……?
[交わされる二人の言葉は、全く理解のできないものになっていて。
その内容はわからない。
主人が使用人に何かを告げて、何かを持って戻って来た時。
夢は――――覚める。]
ひ、っ……!
[瞬時に恐怖が顔に張り付いてたじろぐ。
――…りん、りりん。
異なる箇所で啼く、二つの鈴の音に青年は気付いただろうか。
相変わらず主人の紡ぐ言葉はわからない。
でも、男がしようとしている事は何となくわかった。
あの時、あの部屋でされた恐怖が、蘇る。]
― 回想・道化の部屋にて ―
イっ―――、ぁ あ アぁあ!!!
[扉を抜けて廊下の先まで届きそうな悲痛な叫び声。
それは、灰青の男が針を動かす度に奏でられる。]
…っはぁ、……は…――
―――っ、あぁ゛!!痛ッ!!
[しかしそれは針の時だけでは納まらず。
鈴のついたリングの継ぎ目を押し付けられれば、
更に痛みを訴える叫びが部屋に響き渡る。
その苦痛も、針を通された時と同じく。
後二回繰り返された。
違ったのは、男の手が動く度にちりりと鈴が啼いた事位か。]
――〜〜…う、っ… ひぐ、っ…
[全てが終わって、男が消毒をし始めた頃。
恐怖と痛みとで泣きじゃくり、顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた。
話しかけられる言葉も、何もかも頭に入らない。
わかるのは、消毒液が沁みる痛み。
男に抱く恐怖心と嫌悪感。]
……っ、…
[それでも、金目という単語が出れば微かに反応して。
はらはらと涙を零した。
ゆっくりと身を起こされればそれに従って。
乱れた着物を整える。
りん!とまた懐から鈴のついた首飾りが転がり落ちて。
灰青の男はそれを拾い上げると、今度は手渡さずに
そのまま鈴を私の首へとつけた。]
―――ちりん…。
[大事な鈴の首飾り。
初恋の相手から貰った思い出の品。
それも、買われた奴隷が身につければただの飼い猫の首輪。
その時啼いた鈴の音は、心なしか儚い音だったかもしれない。**]
― 回想・了 ―
良家の娘 グロリアとイアンの一挙手一投足を、刺すような視線で観察している。主人と奴隷の立場を越えた雰囲気を感じ取って。
― 現在・舞台袖・個室 ―
あ…あぁ、…!
[鈴の音がまた記憶を呼び出す手助けをして。
がたがたと身体が震え始める。
何て事をしてしまったんだろう。
冷えた頭の中で、自分の声がした。]
…、っ……!
[声をかけようと思ったけれど、主人の事を何と呼んでいいかわからなくて。
ただ、縋るような瞳で見詰める。
男は此方を見ただろうか。
尤も、気付いてもらえたところで事態が良い方向へ向かう事はないのだろうけど。**]
どうやってか、教えてしまったら阻止されるでしょう。
そこは智慧比べだよ。
[唇の前に、小悪魔めいて人差し指をたてて見せる。
生意気な奴隷だと詰り仕置きを受けてもいい。
少女は心も身体も正直なまま。
御する主人の力量を計ろうと、不敵な笑みを浮かべている。]
僕が負けたら、ずっと奴隷の地位に
甘んじて人生を過ごすだけだろうね。
僕も、ここに来る前は。
お金があって、チヤホヤされて当然だと思っていたよ。
グロリア様も、一度奴隷やってみれば、有り難味が分かるんじゃない?
[乾いた音。鎖の音。褒め言葉。
ちっとも、嬉しくなんかない。
ただ、頭を撫でられたから、きっと怒られてはいないのだろう。
痛くなければ、怒られなければ、今はそれでいい。
だから、頭を撫でる男の言葉に小さく頷いた]
……『ご褒美』?
[ぱち、と音がしそうなほどゆっくりとした場また気を繰り返す。
長い睫毛の作った影の濃淡は一瞬。
かち、という小さな音に、体が揺れた。
昨日の夜の痛さを思い出したから。けれど]
───っは、ぁ──ぁ、あ…っ
[声が零れる。中で動く玩具。
眉を潜めて、堪えるかのように自分自身を抱きしめた]
[溜息交じりに笑う。
一瞬身を強張らせた彼を見遣り、唇が歪んだ]
電気ショックは無いよ。
これはJadeがいい子だったご褒美なんだからね。
御前は後ろを弄られるのが好きなんだろう?
たっぷり楽しむといい。
……ただし、その尻尾が落ちたり
服や床を汚すような事があったら……
わかるよね。
[座り込んだままの彼に無茶な声をかける。
双子の召使は一礼の後部屋から出て行った。餌、と言う男の言葉に反応し、朝食を用意しに行ったのだ。
一通りの用件を終えると自身はソファに寝そべり、彼の痴態を間近で眺める事にした。
スイッチを切ったり入れたりを繰り返し、彼を絶頂に導く事はしない。行き過ぎた快楽が苦痛になるのは*何時か*]
じゃあ、僕が受けたのと同じ仕打ちを、舞台で受けてくるといいよ。
僕がここで、ちゃあんと見ていてあげるから。
[いっそ凄絶に凍りついた笑みを浮かべる。
巫山戯ている。悔しさで噛んだ唇からまた紅が滲んだ。
簡単に言われたくなかった。あそこを堪え抜いたことを。
それより辛いことを少女は未だ知らないし、この先知りたくもない。]
僕に大事なことを教えてくれたのは、パトリシアだ。
「ご主人様」からの有難い言葉は、僕には欺瞞に聞こえるね。
[主人の自覚があるのだろうかと、やや猜疑心で訝る様子に変わる。何が彼女をここまで変えてしまったのか。それは――利用できるものかも知れない、と算段しながら。]
僕がどんな想いだったかなんて、
簡単に知った風な口を利かないで。
[未だ温もりの失せない繋いでいた手が、ステッキを緊く緊く握り締めた。]
どうとでも、ゴシュジンサマの命じるままに。
[気怠い四肢でも一番サマになる男の会釈をして、相変わらず鋭い瞳でグロリアを射抜く。]
よっぽど気に入られたみたいだね、イアン。
よ か っ た ね 。
[唇にこびり付いた鉄錆を舌先で拭う。
少女は体躯には不似合いな妖婉な笑みを浮かべて、二人を眺めていた。]
…『で、も』……っ
[嬉しいかどうかも解らない。
確実なのは、きもちいい、それだけだ。
けれど、汚してはいけないという、男の言葉。
刻一刻と、快楽に蝕まれていく頭で、考える]
…っ
[少しだけ、体勢を変えた。
咥えこんだを素足の踵で押し込むように栓をして。
前も、出来るだけ汚さないようにと、翡翠の裾から
両の手を滑り込ませて、性器の根元を指できつく抑える。
自分で自分を追い詰める行為だと解っていても、
他に服も床も汚さない方法なんて思いつかない。
ただ、赦されているのは快楽に苛まれながら主の歪んだ娯楽の為に狂うことだけだった*]
そうだね、僕とイアンは奴隷で、アナタは主人。
分からせて欲しいな。
嗚呼、椅子の件でもそうだけど、
勿論奴隷は他の奴隷と差別しないんだよね?
そう、大層な金額を賭けて随分と損をしたね。
そうさせたのも、此処にいたせいだけど。
[或いはもう少し、買われるのが早ければ、とは言わない。言っても詮ないことだ。]
何なりと、どこへなりと。ゴシュジンサマのお好きなように?
僕も変わったけれど。
アナタも随分と変わってしまったよ。
[ねぇ、と同意を求めて首を傾げる目線はイアンへ。]
[主人の腕の中で、猫の捕らえた虫のようにいたぶられながら、
それでも意地を張って背筋を伸ばす少年姿の少女へと向ける視線は何処か蔑んだ哀れみ。
値を吊り上げて買われたことを聞いていた視点からでは、彼女が買われて来たことは、お情けを掛けてもらっただけなのだと判るから。
要らない子だけど、かわいそうだから。
貴婦人の様子は、そうとしか見えない。]
済まないね。
慈善家に振る尻尾は持ち合わせてなくて。
堕ちたのではなく、強くなったんだよ。
そうでないと、生き残れなかったから。
[グロリアがもう少女を必要としていないことは、何となく分かっていた。それに唯々諾々と従うよりは。]
どうされても、文句が言える立場でないのは分かっている。
さぁ、何なりとご命令を。
[グロリアの前に膝を折り跪く。今なら靴だって舐められる気がした。
ツィーにすら哀れまれる少女の命運を左右するのは、婦人の一言。]
[女は少女に見せつけるように、恭しく主人の手へとくちづける。
その手が女をまさぐり容赦無く痛めつけるたび、嬌声とも悲鳴ともつかぬ声が漏れた。
一見すれば、きちんと上等の服を着せられて、拘束を解かれたその少女は、舞台の上にいた時よりも破格の扱いに見えるだろう。
けれども、興味を失われて必要とされない所有物になんの価値があるのだろう。
僅か薄布一枚だけの姿で虐げられ続ける女の方が、奴隷としては価値がある。
命令を乞うその様子に、僅かに浮かぶは優越感か。]
まぁ。
[ことさら驚いて見せたのは、そういう侮辱を主人は好むから。]
奴隷がお嫁に行くなんて。
それとも婿に出されるのかしら?
相手は、翡翠のお姫様?
…あぁでも…、もう壊されてしまったかもしれませんね。
あのお客様は、彼にえらく御執心でしたもの。
奴隷の文句なんていちいち耳を傾ける必要もないでしょう?
結局は逆らえないのだから。
[棄てられるのは、また矜持に傷をつけるけれど。
不要と思われてまで置いておかれても、少女はいずれ牙を剥いただろう。
堕ちて墜ちて、それでも飼い殺されるほどに落ちぶれてはいない。
電話の先の名前を聞いて、跪いた少女は承諾の証にゆっくりと葡萄酒色の瞳を*閉じた。*]
貴族の矜持を失っていないからこそ――、
僕を羨ましいなんて高見から謂う人を赦せない。
期待に添えないほど擦れてしまって悪かったね。
[ちっとも悪いとは思っていない表情で、踵を返す。
今ならまだ、乞えばその下に置かれるのだろうか。
けれど、舞台であれだけ堪えられたはずの少女の矜持はそれを許さなかった。
生命を惜しむなら、他の選択肢もあったろうけれど。
結局、グロリアの望みも意図も知らぬまま、少女は会場を去る。]
やっぱり僕は……欠陥品なんだ。
[そうして、準備のために数日。
チェンバレンの名義でジェレミーの元へ花束が届けられた。
何十本もの薔薇と共に、生花を頭やジョーゼットのドレスに飾られた、カルヴィナという名の花が。]
― 舞台袖/個室 ―
『…代償、だと?』
[枷が外れて隙さえあれば、脱走は出来るはずだと
心のどこかでまだ思っている事を見透かされてるかのよう。
灰青の言葉―――、電話の代償に用意されて品々に目を疑う。]
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