1 とある結社の手記:6
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ドナルド…。 貴様には…言いたいことが山ほどある。
[同じようにスープにスプーンを立てながら、陰鬱な表情で言い放つ。]
だが今日はひとつだけ言っておこう…。 ドナルド…。頼む。ピッパを嫁に貰ってやれ。後生だ。
[スープに立ったスプーンをすくう。そのまま、皿が浮いた。]
(302) 2010/02/20(Sat) 21時半頃
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………キャサリン向けの胃薬は調合しとるよ。
[ヤニクの囁きにこちらもこそりと。 なんか嫌な予感がしたので夕食が始まる前に調合しておいたのだ。]
ま、後の面子のは元から作っとるので大丈夫やろ。 うえ。まっず…。
[りんごのグラタンを食べた感想。]
(303) 2010/02/20(Sat) 21時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/02/20(Sat) 21時半頃
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[ふと、背中を叩かれて振り返る。 そこには力強く頷く男>>295の姿があった。 同じ経験を共有した者同士にとって、 言葉など多くは必要ない。
少年もまた、ドナルドを見上げて力強く頷き返した。 そうして新たに戦地《食事の場》へ送られていく男の姿を、 応援の眼差しをもって見送るのだった]
(304) 2010/02/20(Sat) 21時半頃
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―――ご馳走様でした。
[胸の前で手を組んで、そっと瞳を閉じた。 そして、夕分の薬を飲む。]
……にがぃ、
カルヴィンは薬飲まなくていいの…?
(305) 2010/02/20(Sat) 21時半頃
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病人 キャサリンは、薬屋 サイラスとヤニクを不思議そうにみつめた。
2010/02/20(Sat) 22時頃
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……いや、そこまで言ったら、もう引き返せないだろ。
[ キャサリンの言葉を聞けば、ぼそり、と呟く。 余計な事と思いつつ。言葉にせずにおく事を我慢し切れなかった。]
(306) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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引き返せないって…?
[ドナルドのとは分かっていたけれど。 こちらも、聞かずにはいられなかった。]
ドナルドさんには、ピッパさん……勿体無いよ。
[小さな呟き、聞こえた人は居ただろうか。]
(307) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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[ いやに真面目な顔で、何も言わずヤニクの言葉を聞く。 そして、スプーンを持ち上げれば、やはり皿も浮いた。
テーブルを挟み、同じ姿勢で向き合うヤニクを真っ直ぐに見る。]
……無理。
[ 二音だけの返答は、確固たる意思と共に放たれた。]
(308) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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人狼騒ぎの前に集団食中毒でばたばたいくんやないやろか…。
[自分は食事前に薬を飲んでいるのでひとまず問題なし。]
(309) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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[ドナルドの声も聞こえ>>298、にこりと笑顔を向ける。声に感情がこもっていない事には気付いていない。 そのままスープを口に運ぶが]
……?
[首をかしげる。 心配そうなカルヴィンの視線>>301に気付いたが、なんとも言えない表情を浮かべたまま、もう一口。]
……?
[再び首をかしげると、何も言わずに今度はグラタンを口に入れた。]
(310) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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[物凄く、物凄くひっそりとサイラスへ近づく]
せ、先生。ごめんなさい。 少し、お腹の辺りが、ひりひりして……。
[か細い声で呟きながら、青白い顔を向ける。 おそらくは、それで事情を察してもらえるだろう。 後で大丈夫なのでお薬ください、と頭を下げて、自分の席へ戻る]
あ、はい。今から飲みますよ。
[キャサリンに声>>305をかけられて、緩く微笑む。 薬袋から取り出した薬の量は、彼女のものほど多くは無いけれど。 それでも毎日飲んでいなくては、すぐに少年は体調を崩してしまう]
……ふふ。キャサリンさん、苦いの苦手なんですか?
[慣れた様子で薬を飲み終えて、ふう、と息をついた]
(311) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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[ キャサリンに目を向けて。]
そこまで言えば、だ。 普通のやつは気付く。いや、かなり鈍くても気付く。
……というか、な。 たまには、正直に物を言っても良い。 いや、言ってやってくれ。 その方、ピッパのため、皆の健康のためだからよ……
[ 自分では言えないから、とは流石に言えなかった。]
(312) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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[ そして、男になった少年に、敬礼を。 何とかスープからスプーンを抜くと、強大な敵。グラタンに向かいスプーンを突き立てた。]
………………
[ そこから、言葉は無かった。]
(313) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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ふざけるな!
[ドナルドの返答を聞いて叫ぶ。 ピッパがデザートと称して置いて行った"何か"を左手で鷲掴みにして 右手でドナルドの襟首を掴む。]
貴様の他に誰が居ると思うんだ。 ドナルド…。もう一度、この村に帰ってきたいと思うなら…
[そう言って、得体の知れないデザートをドナルド口に押し込んだ。 やがて、ピッパがキッチンから戻ってくれば、何事も無かったかのように席に着き、ピッパの手に掛かっていない、紅茶を口に含んだ。]
…美味いな。
(314) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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コホッ、……コホッ、
[はしゃぎ過ぎた所為だろうか。 咳き込み始め、手で口を覆う。 息を整えた後で、カルヴィンに>>311]
……うん。
[俯きながら頷く。 恥ずかしそうに頬を染める表情は、まるで少女のよう。]
カルヴィン、すごいなぁ。
[表情変えずに薬を飲む様子みて、黒檀を瞬かせた。]
(315) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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………あるで、薬。 これで効かんかったら後で言うてくれてええよ。
[ピッパには気付かれないよう、カルヴィンのポケットに薬の瓶をねじ込んでおいた。]
ピッパ。お前ほんまにこれ味見したん?
(316) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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正直にって…… 不思議な味だけど、美味しいもん。
[憧れの人の料理、褒めないわけがない。]
―――っわ!
[突然の叫び>>314に、びくっと身体が跳ねた。]
(317) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/20(Sat) 22時頃
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[グラタンの予想外な味に、深緑の瞳を大きく開く。 そして、口元にそっと手を当てて、小さな声でそっと呟いた。]
あ…びっくりした…。スープ…味がしないから、味覚がおかしくなっちゃったのかと…。 でも、グラタンは味がするから……本当、変わった味…。初めての味だけど、美味しい、のかな。
[キャサリンが美味しいと言うのなら美味しいのだろう。そう自分で納得し、のんびりとグラタンを口に運ぶ。]
(318) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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どうして……こうなった…
[夕食の席に着き、目の前に広がった惨状を前に小さく呟く。]
でも、残すわけには…いかないよな…
[諦めたようにため息を付くと、スプーンを握って構える。]
い、いただきます!
[ぱくり。一口食べるとそのまま固まる]
…うん。美味しいよ。ありがとうピッパさん。
[ピッパにお礼を言うも、顔には冷や汗が浮かんでいた]
(319) 2010/02/20(Sat) 22時頃
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………マーゴさん。だ、大丈夫ですか?
[なんとも言えない表情の相手>>310と目が合って、 少年の顔も同じような表情となる。 問い掛けるのは、他の人に聞こえないように小さな声で。
心配の色を濃くしつつ、グラスに水を注いで すぐに差し出せるように手に持った]
…………!
[しかし、無言のままどんどんと相手は食事を進めて行く。 ひょっとして口に合ったのだろうかと、 唖然とした様子で見守っていたのだが]
(320) 2010/02/20(Sat) 22時半頃
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……………!!
[続く感想>>318を聞いて、言葉を失う。 いや、良いのだ。体調を崩さないようならば、問題は無いのだ。 手持ち無沙汰になったグラスの水をそっと相手に差し出して、 安堵の息をついた]
(321) 2010/02/20(Sat) 22時半頃
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[ 猛烈な勢いでグラタンと、”スープ”を片付けた。 経験上、それが一番ダメージの少ない方法だった。 一気に平らげ、大きく息を吐いたところで……]
――なっ!?
ば、馬鹿、やめろ! これ以上食ったら……ぐおほっ!!!
[ ヤニクからの奇襲。 体力と気力を使い果たしていたため、抵抗も空しく「おかわり」をさせられる羽目となった。
ヤニクの声に驚いて、こちらを見ているキャサリンを目にしながら、ごてりとテーブルに突っ伏した。]
(322) 2010/02/20(Sat) 22時半頃
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キャサリン。 これ、渡しとく。…発作以外の何かがあったらこれ飲み、な?
[一度席を立ち、キャサリンに調合した胃薬の小瓶を手渡しておいた。 胃薬だとは言わないまま、席に戻る。]
(323) 2010/02/20(Sat) 22時半頃
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………あああ、死屍累々…。 お前らほんま無理すんな。 料理当番、明日からウチがやった方がましかもしらんな。 あーでもメアリーもおるからメアリーに任す?任す?
[力尽きた面々を見つつ、意見を求めてみた。]
(324) 2010/02/20(Sat) 22時半頃
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─集会場広間:回想─
ん?
[騒ぐアーチに、あっち行けと手を振ってカルヴィンを見返す。>>240 少年からの問いかけに、ああと頷いた。]
数日と聞いたからな、持ってきてるよ。 軽く読める物を選んだから、あとで見にでも来ればいい。 部屋、分かるだろ。2階西側3つ目の…
[と、説明をして続く言葉にくっと笑った。>>241 見れば、近付いてきたラルフまでもが大真面目だ。>>254 彼の本来の用件を聞けることもなく、更なる調理法の展開に しみじみと明るい色合いの鳥を眺めた。]
(325) 2010/02/20(Sat) 22時半頃
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アーチ。大人気だな?
『アーチ!!アーチ!!!ニンキモノ!!』
………。食材ととしてだけどな。
[容赦ない呟きは、誰かの耳に届いたのやら。]
─回想・了─
(326) 2010/02/20(Sat) 22時半頃
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―回想・自室― [郵便局まで飛ばしたアーチが戻ってきた。迎え入れて、雪で湿った体を叩く。]
お疲れさん。大丈夫だったか? 『ウェーズリーシネ!ウェーズリーシネ!』 …あ?
[奇妙な言葉を覚えて帰ってきたものだ。そう思いながらアーチの右足にくくりつけた筒を確認する。中には破られた紙片に乱雑な文字。]
フェーズリーへ。いきなり長期休暇とかふざけるな。帰ってきたら覚えてやがれ…? 『チクショー!オレモサボリテエヨ!』 …配達はうまく行ったみたいだな。
[少し笑って、呪詛の書かれたメモを手に自室を出る。文面はアレだが、ウェーズリーが見れば誰からの手紙かわかるだろう。]
…ん?
[それに気付いたのは行幸だった。広間に差し掛かったとき、常人には理解しがたい言葉が聞こえた。]
リンゴトポ…テトノグ…ラタン…?
(327) 2010/02/20(Sat) 22時半頃
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[テーブルに伏したドナルドをぼんやりと眺める。 その視界にサイラスの姿が入ると]
発作以外の何か…?
[手渡された小瓶と交互にみつめ、不思議そうに首を傾げる。 今のところ、何の不調もない。]
ありがと、サイラスさん。
[何の薬か分からないけれど、何かあったら飲もうと心に決めた。]
(328) 2010/02/20(Sat) 22時半頃
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[キャサリン>>315が咳き込み始めれば、 慌てて背中を数度摩るか。 サイラスの方へ視線をやるより前に、 咳はおさまったようでほっと息をつく]
苦いお薬って、飲むの辛いですよね。
[頬を染める相手の姿は、何だか微笑ましくて]
……えへへ。 多分、僕の薬のほうが飲みやすいんだと思います。 風邪を拗らせた時の粉薬とかは、 僕も苦くて飲むとき思わず目を瞑ってしまいますし。
[褒められれば照れて同じように頬を染める]
苦いお薬をずっとちゃんと飲み続けてる キャサリンさんの方が、凄いと思います。
(329) 2010/02/20(Sat) 22時半頃
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[最初、それが意味のある言葉だとは気付かなかった。ヤニク辺りが異国語で喋っているのだろうと思ったが――間違いなく女性の声、それもよく知っている者。]
…ピッパ?
[砂時計が落ちきる程時間をかけて、丁寧に考察する。 まず、居間の声は誰だ?――間違いない、ピッパだ。 次、ピッパは異国語を喋れたか?――多分、喋れない。少なくとも聞いた事は無い。 さて、異国語の喋れないピッパが自分に理解できない言葉を口にした。最近、彼女に付いて留意しなくてはならない事はなかったか?――確か、今日の夕食は……。]
――!
[パズルのピースがはまるように、頭の回路が繋がっていく。それと同時、理解できなかった言葉の意味が分かった、いや、分かってしまった。]
リンゴとポテトの…グラタン…?
[遠い過去に封じた筈の悪夢が、今目の前にある。広間へと通じるこの扉は、間違いなくトラウマの扉でもある。]
…晩飯後でも間に合う。大丈夫、大丈夫…。
[理性と本能が『開けるな!』と絶叫する。それに従い、抜き足差し足。気配を殺して自室へと戻った。]
(330) 2010/02/20(Sat) 22時半頃
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[まったく減る様子の見えないグラタンと格闘をしていると、結社員から雪を持ってきたと伝えられ>>@48]
ああ、そこにおいておいてくれればいいよ。
[冷や汗を浮かべたままそう応えると改めて料理と向き直って]
急いで食べないと溶けるよな…
[こちらに笑うカルヴィンに応えると覚悟を決めてグラタンを掻っ込む]
(331) 2010/02/20(Sat) 22時半頃
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