197 獣ノ國
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/08(Wed) 23時半頃
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[公園に移動する間、資料として借りた本を歩きながら読み始め。慣れているのかすいすいと人混みを避けながら公園に向かう。 商店街では肉屋でオヤツにコロッケを買いつつ、歩きながら読むんじゃ無いと小言をもらったか。そんな日常を楽しみながら公園に着いて。 まだ着いていないなら、公園の入り口に近いベンチで座って待とうか。 赤いベレー帽は出かけた時と変わらずに、誇らしげに犬の娘の頭に鎮座していて]
(レポートにするなら東西の葬礼についての違いか、冠婚葬祭に使う色について...書きやすいのは色かしら)
[脳内でレポートのあらすじを考えながら、暗くなっていく中で真剣に文字を追って]
(309) 2014/10/08(Wed) 23時半頃
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[どれだけの時間、言葉を重ねただろうか。 ぽつり、ぽつりと重ねられた言葉。時計の音。 その二つが合わさって、部屋の空気まで埋め尽くされる。 そんな想像をすれば、物語の中に引き摺り込まれそうで
霧を払うようにふるりと体を震わせる。 時計を見れば、針はもうだいぶ進んでいて 旅立つ時間だと知らせていた。]
私も。ベネットさんを探すことにします。
ジャニスさんも………どうか。 貴方の望む人とともに過ごせますように。
[祈りにも似た言葉を捧げ空を見る。 茜色は紺碧へと徐々に染まって行く。
そして―――― ジャニスが外へと向かうのならば、彼の背を見送って その姿が見えなくなった頃、自らも旅の支度を始めただろう]*
(310) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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―回想/花屋にて―
花屋の店員――もといトレイルさん>>143と話終えた頃だっただろうか。花屋の風鈴が鳴り、ひとつ影が店内に落ちました。新しいお客さんかとそちらを振り返れば、淡い薄青の髪を持った和服の方>>33。この國で和服なんて珍しいものだと目をしぱしぱとしていれば、突然に名前を呼ばれ思わず畏まった。
「僕がティソですが…」
ついで渡された傘は遠慮がちに受け取ります。はていつ落としたんでしたっけと古い思考を巡らせれば、級友から背を向けた頃耳を通った傘首の落ちる音を思い出しました。「…まーちゃん、」思わずに呟いた聲は級友を―彼女を想う聲。 ただ呆然に近しい顔持ちでそれを受け取れば、僕は名も知らない傘届け人に名前を尋ね、彼の名前を聞けずとも、家が近いらしいならと、トレイルさんと道半ばまで共にしたのだったか。*
―回想/了―
(311) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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――回想・自宅――
―― ……ッ
[ 手を外さないままでいれば、詰まる息のまま添えられた声>>281に、背筋が粟立つ。顔は寄せたまま、片手でインナーを首もとまで引き上げれば、露わになった胸に掌を這わせ、その先を緩く弄った。 ……相手がスカートのチャックを下げれば、雨か汗か、湿り気を帯びた濃紺色をその足から引き抜く。 そうして抑えた手首に加わる力へ、静かにそこから手を離した。*]
ッ、 ……先輩、
[ 下着を片足に掛けたままに、相手の下部が体を擦れば、自身と同じ熱さを持つそれに息を飲む。腰を揺らすさまに、ただ合わせるように緩く体を上下させながら。
――それでも自慰じみて動くそれには手を触れないまま、はだけさせた胸元へ顔を寄せる。 柔く芯のある先を口に含み、舌先で突き軽く歯を立てては、口先に挟み吸い付くのを繰り返しながら。]
(312) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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――、……俺、も好きだよ。
[ 舌足らずに、息に紛れて聞こえた声>>282には、もとからねじの飛んだそこから理性すら失せかけるのを感じながら、ただ同じ言葉を重ねた。手を重ねられるのには任せたまま。掠れた懇願には暗灰色に熱を滲ませ、未だ擦り付けられるそれへと手を伸ばした。“それとも私が”と腿が体に触れるのには、緩く口角を上げては。 ――自身も下半身の衣を下げれば、同じ様に屹立したそこへ、相手の手を取って添えさせる。]
……触って、先輩。
[ 余裕無く乾いた咽喉が、息混じりの声を落とす。 ……改めて相手の硬いそれに手を移し、何度か掌でしごき上げながら。添えさせた手を離せば、相手の薄い腹から腰の付け根へと、促すように撫ぜ這わせた。**]
(313) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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― 回想午前:本屋前 ―
[短く返された声>>291に、跳ねるように喉が小さな音を鳴らす。 一段と響く心音に言葉は散り、胸が騒めき、神経ばかりが尖って行った。
自然と、漠然と視界は固さを帯びる相手の腕を映す。その意味を深く考えるよりも先に、鋭さを伴って胸を刺した。 逃れるように、袖を目元へと寄せては拭い(>>255)、暗中に手を伸ばすような恰好のままに、言葉を続けた。(>>256)]
……どうしたら、いい? …――何、するの。皆。
[落ちかけた手>>291に逡巡しつつ、投げかけられた問い>>292に鈍い動作で首を横に振る。相手がその口端を震わせる理由にもまた、同じ物を抱きながら。 日頃避けていた"不登校者"の意識が零れた事には、気づかない。
――そして。染み付いた距離外の事柄に。一間、赤い瞳を強張らせ、喉奥にて音も無く息を唸らせた。 遥か過去の自分なら、持ち合わせていたかもしれない解を追いかけたい、と。せめて、と。錆びていた思考を回す。]
(314) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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クラリッサは、錠からの連絡を局に帰ってから知ることになるだろう。
2014/10/09(Thu) 00時頃
汽車のなかに自分はひとりだ。
カムパネルラが姿を現さなければ、ジョバンニはずっと、ずうっと、白鳥の停車場にも、プリオシン海岸にもいけず、北十字も見られず、鳥を捕る人にも会えずにくらい銀河のなかを走り続けてゆかねばならないのかもしれなかった。]
ひとは誰もが、自分だけのカムパネルラを探している
[そう喩えたのは誰だっただろう。自分の暗闇を照らす唯一の光を、照らして手を伸ばしてくれる誰かを探している。
そのカムパネルラが、どこまでもゆこうと言った途端に消えてしまうのだ。銀河鉄道は、そうゆうことを表しているのであり、カムパネルラもまた、人間だったのだ。
賢治のカムパネルラは妹のトシだった。
カムパネルラーーー信仰を一つにするたったひとりのみちづれが消えてしまうそのことに、何度胸を打たれただろう。
黄玉(トパーズ)や青宝玉(サファイア)を散りばめたような賢治の世界が、窓の外に広がっている。
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[――だが。その最中、軽く投げられてしまった”今度”の新たな問題>>292に。逆に掴まれる事となった手首に。本能混じりに頬を引き攣らせ、目を瞬かせた。]
――…え、間に合 っ…――、 こん、ど?
[じり、と蹄が身動ぎ、鳶色が僅かに見開く。 一瞬、絵具を広げたように色付いた解を、消える前にと思考が慌てて追いかけた。答えを掴もうと、口を僅かに数度ほど開閉させて、――控えめな声が、文字に乗る。]
……、 今度、――また、…会える?
[ふ、と顔を持ち上げ、暗灰色を見据える。鼻の奥にまた熱が溜まりそうになりつつも、少しでも見なければ覚れない、鈍い自分を急き立てた。
それは、気のせいでも、妄想でもないと、いい。
緩々と息を零し――気の早い唇を口内へと巻き込み、真っ直ぐ結び直し。無意識に落ちそうになる瞬を、惜しんだ。]
(315) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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[触れる事の許された頭を優しく優しく撫でて。瞬く姿>>286に満足そうに笑みを深くする]
……アタシは、探しに行くわ。 何があったって、見付けてみせる。
[帰ってくるかも分からない彼を。待っていられるわけがない。……もし彼の行き先を知らないとしても。ジャニスはきっと、大人しくなんてしていられなかっただろう。もし"火の粉"とやらが、彼の身に降り掛かっているというのであれば、尚更。
真っ直ぐに此方を見詰める視線>>288に、ジャニスは笑みを深くする。――どうやら、慰める事は成功したようだったので]
(316) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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孤独の散乱する、綺麗な空だった。
けれども自分には、カムパネルラはいないのだ。
いつだって、いまだって。
このまま何処へゆくんだろう。
大声で泣いた。少しだけ笑った。
このまま何処かへゆくんだろう。
ことんことんと、振動音だけが響いていく。]
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――ええ。それが良いと思うわ。 私も、そろそろ行かないと。
[切実めいた言葉と、移り行く空の色>>310と。その二つに押される様に立ち上がり、ジャニスはソファに座る天使へと視線を向ける。その時の彼女の表情は、どういったものだったろう。少なくとも今は、その瞳に涙など浮いてはいないのではないだろうか。 笑みが浮かべられていたのであれば、ジャニスはその頬をそっと撫でて。"またね"と小さく別れの言葉を贈っただろう]
……またね、カリュクス。
[もう、きっと会う事なんて出来ないけれど。獣の青年にそうしたのと同じ様に、再会への希望を残すやり方で別れを告げる。そうして、彼女の家を後にしただろう*]
(317) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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― 夕刻・公園前 ―
[夕焼けを描いていた空も黒ずみ始める。 時節と共に、空が昏さを得る時間も早くなった。
帳が降りるまでには未だ時間も或る。 ならば店が閉まる前に辿り着くのは容易だろうと
公園のベンチに佇む赤いベレーを被った娘を>>309 窓の外から視認し、タクシーを停留させる 窓硝子を下ろし、外気を車内へ取り込んで。]
待たせたね。 …さ、行こうか。
[後部座席から覗かせた顔と、大きくは無い呼び声。 彼女の不安を膨らませるほどでは無いとは思いつつ。]
(318) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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―夜・住宅街―
[星がチラチラと瞬く紺碧を見つめ、ゆっくりと歩き出す。 お守りのように空色のタオルを握って。
ケープは家に置いてきたから、翼は剥き出しのまま。 群青色の闇の中、はっきりと見える白い翼。そこにヒヤリとした夜気を感じ、静かに口角を上げる。
この翼を外で広げたのは初めて。 そんなことに今更気がついた。
そして、出かける前にもう一度―――と端末を開き、そこにある名前>>271にふわりと笑った]
(319) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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―――――――――――――― 差出人:カリュクス 宛先:ヤニクさん ―――――――――――――― 暖かいアップルパイとアイス 20xx年 10月3日 ―――――――――――――― ワインですか。お酒はまだ飲んだことがないんです。 鳥だから。そう理由をつければ、果物をたくさん買う言い訳になるでしょう? 果物は実はけっこう高価ですから。
アップルパイ…大好きです。 バニラアイスを添えると、甘酸っぱさと アイスの冷たい甘さが合わさって、とても楽しいのです。 これが、ヤニクさんのさっきの通信にあった 『好きな物しか選ばない』と似たような現象かもしれませんね。 でも、ごめんなさい。 明日はちょっと、戻って来られないかもしれないです。
(320) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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前にヤニクさんが教えてくれたように 翼がなくても歩けるのなら、自分の足で空に近づいてみようかと。 与えられた翼で飛べない空を眺めるよりも 頼りなくても歩ける足で、空に近づいた方がいい時もあるみたいですから。
私の聴力とヤニクさんの目。 そういえば、狼は夜行性でしたね。 確かにそうすれば、見つかるかもしれないです。 でもその前に出来るだけ、自分の足で―――
そうしないと、飛べないばかりか足まで弱ってしまいますから。 飛べなくて歩けなくなったら、食べられるしかないでしょう? 鶏ならばそれでも役に立てますが…カナリアだと。
(321) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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冬の空を選んだのは、どの季節の物よりも、それが優しいと思ったから。 淋しくて優しい。矛盾していますが、そんな感じがするのです。 飛ぶのにも、地上で見つめるのにも。冬の空が一番優しいと。
夢の中での彼は…幸せだったとは私にはあまり思えないです。 楽しそうに語られたとしても。自分には身に覚えがないのですから…。 それでも幸せだと思えるのは 一年に一度、待ち続けた相手の笑顔が見られるからかもしれません。
とびきりの笑顔のために一年にの孤独に耐えるか、それとも他愛もない話や喧嘩をしながら一年をともに過ごすか… ヤニクさんならどう思いますか?
追伸: 巣を作るのにいい場所が見つかったなら連絡しますね。 ――――――――――――――――
(322) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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[全てを打ち終えると送信を押す。 話が得意でない、人と関わることの苦手な自分。 そんな自分がこんなに長い文章を書いてしまう。 その奇妙さが面白くて。
やがて、実体のない手紙が空を飛んだなら 自らもまた歩き出し]
(323) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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―昼下がり・公園―
[猫を可愛がり可愛がり、端末の画面をボンヤリ眺めながら、金糸雀への文面に頭を悩ませていた。 何分が経っただろうか。公園の時計を見れば、また別の人物が顔を出す。]
ルーカスさんからの返信も来ないのよねぇ……何かあったのかしら。
[と心配をしても、頼りになるのは名刺一枚とアドレス一文。残ったものはサボテンと懐中時計。 おつかいに持って行く物としては、ちょっとな。
彼の知り合いといえば……一人だけ心当たり>>302があった。メールを書いたら、大学まで足を運んでみよう。 端末が震えたのは、ちょうどその時。]
ルーカスさん……?
[それとも、さっき送信ボタンを押したシメオン君? 目に飛び込んだ件名に、思わず眉を顰める。 約束を果たしに……後ろ……後ろ?]
(324) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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––––––––……っ!
[降って湧いた声>>306>>307に背筋に針金が張った。猫もビックリして何処かへ逃げ出してしまう。 血がなみなみ注がれ始めた心臓を抑えて、後ろを振り向く。]
……ちょっと、そこまでお使いに行く所だったの。
[半ば睨むように見上げた顔は、見慣れてしまった顔。]
昨日は傘をありがとう。それとお使いも、今金糸雀さんへの手紙に何て書こうか悩んでいた所よ。
……今日も耳が生えているのね。
[最早隠す気はないらしい、その耳を少し柔らかくなった目で見つめた。]
それ、いつ取れるの?……誰かにあげる事とかできないのかしら?
[さり気なくベンチの隣を空けたけれど、相手は座るだろうか。]
(325) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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ティソは、カリュクスの白い姿を視界の隅に見かけた気がした。
2014/10/09(Thu) 00時頃
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[呼ばわれてすぐにピンと立ち上がり反応する犬耳を軽く押さえながら、タクシーに近づく。顔は会えたことに安堵と嬉しさを滲ませて微笑み]
お疲れ様 急がせてない?
[隣の席に座りながら、メールを送ったことで急がせたのでは無いかと少しだけ不安げに尋ねて。 会えたのは嬉しいしそばにいられるのは幸せだけど、その結果仕事が滞らせてしまうのは悪いと外では少し遠慮気味になってしまうよう]
デートではどこに連れて行ってくれるのかしら 鎖をつけてくれる? それともまた違う用件?
(326) 2014/10/09(Thu) 00時頃
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シメオンは、錠(名前も知らない和装の男)はどんな本を書くのだろうと*
2014/10/09(Thu) 00時半頃
クラリッサは、カリュクス(カナリア)への文面をどうしようか思案中。
2014/10/09(Thu) 00時半頃
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―朝頃/自宅にて―
いつも通りの食事を済ませ、ぼうっと花々を見ている頃でした。視界を掠めた窓から外へは飛行機雲が流れて居る事など知らずに、ただこの碧を如何しようかと鮮明な視界に見詰めては、時折碧に溺れる感覚に眩暈さえ起こして。そうしてソファーへ身体を沈めていると、耳をついたノックの音>>182。
郵便でも頼んでいましたっけと、首を傾げながら尾鰭の付いた葦を葦裏を床に叩き、ぺたぺたと歩を進めました。そうして付いた先、玄関を開けば―焦がれに焦がれた、級友の姿。
「…まーちゃん。」
僕は意識半ばに彼女の名前を呟きました。情けないくらいに目は丸くしていたかもしれない。脳裏には昨日の失態が蘇り、懺悔の念がせり上がって来て堪らない。 憂な雰囲気は今日も変わらずに、その優しい微笑みの下彼女は何を思っているのだろう。僕は不安に苛まれました。「ごめん、昨日は」、と、囁く間も見付けられずに彼女を見つめます。
(327) 2014/10/09(Thu) 00時半頃
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「…き、昨日は、」
しかし悩んでも、止まっていても仕方が無いと僕は口を開きました。掠れた声色は、自分でも受け入れられずに。ただ謝罪をと頭を下げ、視線を足元に遣り、彼女へ謝罪を伝えました。「――ごめんなさい、」と。
「その…傘、ありがとう。まーちゃんは、大丈夫だったんですか?」
彼女へ向けた言葉は到底滑らかには行かなかったけど。僕は気まずさに視線を揺らしながら、玄関先に風を受けながら立つ彼女に声を掛けました。彼女が望むなら、家へ上げることだって**
(328) 2014/10/09(Thu) 00時半頃
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― 夕刻・車内→隣町までの移動 ―
[自分の腰を落ち着けている反対のドアが開き、 ベレー帽を抑えながらタクシーに近づく娘を招き入れる>>326
ウェーブがかった金糸に赤いベレーはよく映える。 帽子よりは色あせたチョーカーと、 その内側に或るだろう痕を思いながら、 組んでいた腕を解き、座席の合間でその手を握り。
二度目の目的地を運転手に告げれば、車は再び動き出す。] いや?丁度仕事が終わったところだったよ。 あぁ、その本は。勉強熱心だな、提出は少し先だというのに。
[恐らくは資料として借用したのだろうと思いつつ。>>300 携えられた本を端目に置き、小さく感心だ、と溢した。]
(329) 2014/10/09(Thu) 00時半頃
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[昼前、男が一方的に押し付けた再会の約束と共に戯れていた白猫は、今や何処かに姿を晦ましてしまった>>325
鳥と、猫。全く異なる存在であるというのに、ただ白いというだけで胸に過る焦燥感は何なのか。
男は心中で言い知れぬ圧迫感に唇を引き結ぶが、すぐに目元を和らげる。杞憂だろう、と。理由を付けて。]
お使いに?そういえば今日こそ花屋に迎えたのかい? ひとりじゃ大変そうなら送っていってあげようか。それこそお巡りさんのようにね。
[見下ろす瞳は相変わらず何処か険を帯びているような気がしつつも見ないふりを。
けれど彼女の唇が紡ぐお使いには、男は閉口して。]
――そう。濡れなかったのなら良かった。女の子は身体を冷やしてはいけないというから。
彼女に手紙を? …彼女は素敵な人だよ、言葉通り。 君が、彼女に何を綴るのか、楽しみだね!
[珍しく辿々しい口調には、何処か硬いものが見え隠れしていたかもしれない。感情を押し殺したようなそれ。その違和感に彼女が気付くかは分からない。]
(330) 2014/10/09(Thu) 00時半頃
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君こそ悪いね、 授業で疲れているだろうに。 此の時間なら、ろくずっぽ休息を取れてないだろう?
[軽く握っていた手を髪へ伸ばし、さらりと指で梳かしてから フロントミラーに映らない位置であるのを確認し、 彼女の腹の上に手を置く。――具合は大丈夫なのか、と。]
(331) 2014/10/09(Thu) 00時半頃
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[彼女の問いかけを無視して都合良く空けられたスペースに腰掛ける。 そうして隣に座る小さなお転婆娘に男は笑う。]
耳が欲しいのかい?
それとも、
――…ウソを吐く、言い訳が欲しいのかい?
(332) 2014/10/09(Thu) 00時半頃
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カタタン ゴトトン カタタン ゴトトン
[どのくらい歩いただろう。 群青色の空だけが続き、身体も心もそれに染まったように思えた頃。
汽車のような音が聞こえ、じくじくと痛み始めた足を止めれば
暗闇の苦手な鳥。その瞳にも列車の姿ははっきりと捉えられて。
橙の灯りの灯る窓の中、ぼやりと深い色の髪が視え]
(333) 2014/10/09(Thu) 00時半頃
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やっと、逢えた―――
[飛べないはずの翼を懸命にはためかせれば、ふわりと目眩にもにた感覚。
夢の中で飛ぶのより、もっと心許ないその感覚。 堕ちてしまわないうちに。と、何度も羽ばたきを繰り返し、列車へと――――
コン コン コン コン コン コン
窓を叩くノックの音が、彼には聞こえただろうか]*
(334) 2014/10/09(Thu) 00時半頃
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行き先、知りたいか?
[番地のみを運転手に告げたことで、 彼女が察せるは、隣町であるだろう事くらい。 夕暮れの町を進む車に揺られつつ、目を細めて笑った。]
ご明察。 君に、鎖をつけようと思って―――、
[告げてから、ミラー越しに運転手と視線が合った。 うわっこいつ何言ってやがるって感じの目だ。]
……ネックレスはどんなのが好き?
[慌てて繕い、苦笑を浮かべる。 ネックレスを買いに行く訳では無いが、 遠からずなので良しとしよう。]
(335) 2014/10/09(Thu) 00時半頃
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―夜・雑貨屋―
[天使と別れて、"外"へと向かう道すがら、ジャニスは雑貨屋に立ち寄った。様々な物が立ち並ぶ店内に、一歩足を踏み入れて、きょろりと視線を動かせば、目当ての物を探しだす。 そうして、ずらりと並ぶ時計を見て、ジャニスは微かに眉を寄せた。
――"彼"が、時計を集めるのが趣味だと言っていたから、土産に一つ買って行こうかと思ったのだけれど。 そもそも、趣味で集めている様な相手に、陳家な雑貨屋などで求めた物が喜んで貰えるかどうか。ふと、そんな事を考えが浮かんで。 だが、何にせよ時間が無い。本格的な店は、とうに閉じてしまっていた。それでも、此処に足を運んだ時点で、買わないという選択肢は潰えていたから。
腕時計、懐中時計、置き時計、水晶時計……幾つもの種類の時計を横目で見やり、その前を過ぎていく。そもそも、"彼"の趣味も何も知らないのだ。どれにすれば良いかなんて、皆目検討もつかない]
(336) 2014/10/09(Thu) 00時半頃
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