3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[「せんせ」 は いつも 生徒に 平等で 優しい。]
[ 「 せんせ 」 。]
(@36) 2010/03/07(Sun) 10時頃
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あ、
えーーっと えっと
そ、その 何でもないです! 忘れて下さい。
[片手を必死で振りながら]
だ、だめですね。 卒業前なのに まだまだ高校生気分で。
しっかりしなきゃ。
[卒業したらもう「せんせ」とは こうして 毎日会うことなんてできないのに 、と言い聞かせて]
(@37) 2010/03/07(Sun) 10時半頃
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−生徒会室前−
「待っていることも、大事よ。」
(ああ、でも、やっぱり、このままでは。) [もう1度、ドアノブに触れようとして、引っ込めた。]
(誰か、呼ぼう…。) [思い出したのは、畑でオスカーと共に、バーナバスを倒した友の後ろ姿。 踵を返し、南へと走る。離れるのは不安。 でも、側にいても何もできない。 それどころか、枷になってしまうかもしれない。だから。 ドナルド達は既に移動した後だろうか? 用具室に向かえば、誰かいるだろう。 −体育館側から北棟1階へと。]
(159) 2010/03/07(Sun) 10時半頃
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−北棟1階廊下−
『あ、先輩。まだ残っていたんですかー?』
[2年の教室の前で、のんびりとした声があがる。
振り返らないまま、突きあたり東階段へと向かう。
(早く、早く、誰かに。) ふと気配を感じ、立ち止まる。 会議室で踞る級友の姿を見つけることができるだろうか?]
(160) 2010/03/07(Sun) 10時半頃
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片付け、こんな感じでいいですか?
チャールズ「せんせ」。
[おさげを揺らし、「せんせ」に笑顔を向けた。]
(@38) 2010/03/07(Sun) 10時半頃
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―会議室―
[空はいつしか朝の透き通った晴れの色から、 転がったビー玉の色へ
用具室の出来事も、生徒会室での戦いも 何も知らずに日々を過ごす生徒達も 床を這う暗緑色の視線は何も映す事はない
ただ、誰かの探し物が見つかったら良いな、と その対象を見失った今でも思う。]
(161) 2010/03/07(Sun) 11時頃
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[あんなに好きだった夕焼けを見ることも、 もう出来なかった。
今屋上に向かったら、 誰かにするなと言った行動をそのまましてしまいそうで。 その色を思い出さない様に、膝を抱えて。
扉の向こうの気配に、瞳だけをそちらに向けた。 前後不覚で彷徨った際半開きにしたままの、 隙間に誰かが見えた気がする。]
(162) 2010/03/07(Sun) 11時頃
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……マーゴ。
[あれから彼女らとは離れてしまっていたから、 何があったのかとぼんやり考える]
オスカーとは、一緒じゃないの?
[畑での様子から、二人は同行していると思ったのだが]
(163) 2010/03/07(Sun) 11時頃
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−会議室前→−
[名前を呼ばれた。 その方を向けば、薄暗い部屋の中で膝を抱える級友の姿。]
…ミッシェル、さん!?どうしたの?
[慌てて駆け寄って、すぐ側でしゃがみ込む。
「オスカー君を、助けて。」 会うことができれば、そう助力を乞うつもりだった。 けれど、いつも凛として頼もしい彼女が、 か細く青白く揺らいでみえて、背中にそっと手を伸ばした。] …オスカー君は、ケンカするって生徒会室に入っていって。 アトラナート先生が後から入っていってくれたけど、 私、不安で。
用具室に、ケイトさんが…二人で…だから、 バルビエーリ君達が向かっているかもしれないから…。
(164) 2010/03/07(Sun) 11時半頃
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[最初の記憶の映像が 止まっていた扉が、ゆっくりと動き始める
冷たい金属の箱
ゆっくりゆっくりとと四角い扉が閉じていく]
つめたい ここは つめたい
暗くて
おいていかないで
[細くなって消えていく光のイメージ]
おねがい
[昏い世界の中にひとりっきり残されていくイメージ]
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―会議室―
……ちょっと、考え事を。
[ばたばたと近寄る彼女に項垂れて返事をした。 身を引こうとしたが、その前に手は届いてしまうだろう。 まだ水気の残る背の日陰の金属の如き温度にも]
……喧嘩? 先生が止めに行ったんなら、大丈夫だよ…………。
[別れ際の言葉。 じかんはない、何をする時間が?]
私が、向かったって、何も。 マーゴこそ、向こうに居てあげた方が良いよ。
[漠然とした不安は渦を巻き、 疑念を核に思考が僅かに形を成し始めた。]
(165) 2010/03/07(Sun) 12時頃
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― 北棟1F廊下 ―
[キャロライナの影の一件で、マーゴが会議室に辿り着いたその後を、追う形になってしまっていただろうか。]
「先輩達、手繋いで仲いいんですかぁっ?」
[組み合わせの妙か、男同士だからか、すっとんきょうな声を上げたのは、>>160 マーゴに声をかけた生徒だったのかもしれない。 マーゴと同じく、声かけることなく過ぎ去って、やがて会議室の前に差し掛かるか。]
(166) 2010/03/07(Sun) 12時頃
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−会議室前−
[ミッシェルの背中に手を置いて、その、冷たさに、思わず手を引いた。 薄暗がりに目を凝らせば、全身水を浴びたかのような姿で。 慌てて額に手をやる。熱は失われたままだろうか?]
いつからずっとそのままで…?
[向こうにいてあげた方がいい、というミッシェルに、] …私が、側にいても、何もできないの。
[悔しいけれど、それは事実で。 オスカーが心配な気持ちが消えるわけはないけれど。]
今は、ミッシェルさんが心配。待ってて。 何か、着替え、持ってくるから。
[立ち上がって、購買室に向かおうとした。]
(167) 2010/03/07(Sun) 12時半頃
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……ピッパが、謝る必要なんてないんだ。
[先刻、とても近くで聞こえた囁き。
どうしようもなくて、ただ首を横に振った]
いるよ。
まだここに、いる。
[異形の、鬼の声はもう聞こえない。
多分もう聞く必要がないからなのだと思う]
[遠くで聞こえる、獣の唸り声。ひらひらと舞う蝶。
それらを無感動に見つめていたところ、ピッパの声が聞こえた。
彼女に向かって手を伸ばす。そっと彼女の髪に触れる]
[自分の存在を教えるように]
―― 大丈夫。
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−会議室−
[廊下に、見知った影がいるのに気付くだろうか。]
バルビエーリ君!シェリー君!
ミッシェルさんを、お願い…。 [駆け寄って、そう伝えただけで、通り過ぎようと。 二人の手を繋いでいる様子には気付かない。 もしかしたら近づく前に離れたかもしれないけれど。
オスカーのことを問われれば、]
向こうで、ケンカを…。
[それだけ言って、渡り廊下の方へ。
もしかしたら相手は、 鬼 かもしれない。 胸の奥でくすぶってる不安は口にすることはなく。]
(168) 2010/03/07(Sun) 12時半頃
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寂しい、寂しいで隙間を埋め、混ざり合い一つ闇になる。
[闇からゆっくりと実体化
頭のノイズが時折、ヘクターだったものを動かす]
かくれんぼ、鬼ごっこ。
自分が必要と確認する為の遊び。
[ヘクターは坦々と呟く]
俺のビー玉とピアスはどこになくしたんだ?
[自ら渡した事も思い出さないまま]
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―会議室→北棟一階廊下―
さっき、洗ってきたからさ。
[嘘は言っていない、濡れて居るのはその後から。 気付かれてしまったなら避けるのも億劫で、 触れられたのなら額も、肩も、腕も、氷と同じ]
……喧嘩の応援か仲裁なら、あんたの方が適役。 それに、近くに誰かが居るってだけでも、 気の持ちようは違ってくる。
[廊下の何気ない会話を聞きながら、 明るかった色のガラス球を服越しに探し。]
大丈夫、ほっときゃ、乾く。
[歩き出す彼女に心配をかけるのも最後にしようと、 安定しない感覚を恨みながら部屋の外へ]
(169) 2010/03/07(Sun) 12時半頃
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―北棟一階・会議室前―
[そう梃子摺らずに出たが、 急ぎ足の彼女は渡り廊下まで行ってしまい、 追いかけるのは諦めた。]
…………あんた達は
[マーゴが声をかけた後ならこちらは見えているか、 手を繋ぐ二人を胡乱気に眺め]
喧嘩の相手、誰だか知ってる?
[主に薄紫に対して探るようにぽつ、と聞いた。]
(170) 2010/03/07(Sun) 13時頃
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【チャールズRP】
>>@38
はい、ありがとうございます。ケイト・グリフィズ。
じゃ、今日はこれで……。
[目の前で笑う少女を見つめて……自分を戒めるように頭を振った。]
(#23) 2010/03/07(Sun) 13時頃
【チャールズRP】
[そして、ケイトの肩を抱き寄せようと伸ばした手が見えたが……。それは己の心の中だけで。]
卒業しても、遊びにきてくださいね。
辛いことがあったら、もちろん、きてください。
貴女を応援しますよ。
[そして、ケイトを用具室の外に出し、自らも出て、その鍵を閉めた。]
(#24) 2010/03/07(Sun) 13時頃
【チャールズRP】
[それから、職員室に向かう途中、ケイトと二三、話をしただろう。
輝く少女を見る目は優しい。]
それでは、早く帰るのですよ。
日は徐々に長くはなってきましたが……。
まだまだ寒いですし……。
[そして、ケイトと別れると、職員室に入っていく。
それから日が暮れるまで今日の仕事を済ませ、]
おや?これはいけません。
[ふと、用具室の鍵がないことに気がつく。]
(#25) 2010/03/07(Sun) 13時頃
【チャールズRP】
[それから北棟の階段前に戻ると、階段下に鍵が落ちていた。]
ああ、よかった。
なくしては大変ですからね。
[そして、そのままポケットに入れると、北門を抜けて、帰っていく…。]
[きっとチャールズを尾けていたものがいれば、普通に下校していく姿を見るだろう。]
(#26) 2010/03/07(Sun) 13時頃
【???RP】
[一方、ケイトとチャールズが職員室方向に向かう時、]
[伝説の木の陰から出てきて、チャールズが落とした用具室の鍵を拾う者の姿があった。]
――………ケイト・グリフィズ
君はそんなに可愛いのに、
――………本当に、なんで、あんなおじさんがいいですかねぇ。
――………困った子です。
[そして、東階段をあがっていく。]
[その姿を見たものは誰もいない。**]
(#27) 2010/03/07(Sun) 13時半頃
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−渡り廊下→購買部−
[大丈夫。そう聞こえたけれど、立ち止まらずに。 早足で、購買部へと向かった。良かった、まだ開いている。
今とは違うデザインのジャージと体操服一式揃えて、レジに向かった。 サイズは、自分のより1サイズ上で大丈夫。] あ、財布。 [財布は鞄に入れっぱなしだったことを思い出す。] (どうしよう?ツケにしてもらおうか? このまま手ぶらで帰るわけにはいかない。) あの…。
[店員に声をかけようとしたら、既に包装した袋を手渡された。 どうやら、あちらには会計は済んだものと処理されているようで、 わけがわからなかったが、お辞儀して受け取ると、 慌ただしく会議室へ向かった。]
(171) 2010/03/07(Sun) 13時半頃
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―北棟一階・会議室前―
[答えはさほど期待せず、 マーゴが帰ってくるまで待つかを考えて廊下を見ていた。 その間にも2年生たちは家路や部活に向かい、 >>#26職員室から教員が歩いて来て、 階段を登って降りてのとんぼ返り。
ドナルドたちは彼を追っただろうか、 用具室に入らなかった自分はそれが誰か知らない。
鍵を拾う人影も、隠された部屋の前に立つ者も 会議室に居る間に過ぎ去ったか見かけることは無かった。]
(172) 2010/03/07(Sun) 13時半頃
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[手を取り合い 互いに求め合う二人の姿が 闇色の虚ろには ただ妬ましく]
寂しい
どうして、あいつだけ
あんなに優しいキスをくれたのに
寂しい
どうして、私には
何もないの? 誰もいないの?
寂しい
誰か私を求めてよ
私の手を取ってよ
寂しい 寂しい――寂しいよ――さみしい――
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― 用具室 ―
[こちらに伸びてきそうになった気がした手。 それは途中で引き返したようだった。]
…はい。
卒業生として遊びに来ますね。
「せんせ」、その時もちゃんと
ちゃんと 学校に いて下さいね!
[そして一緒に職員室までの道を歩いて]
(@39) 2010/03/07(Sun) 14時頃
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はい。 それでは、失礼します。
[ぺこりとお辞儀をしてその場で チャールズ「せんせ」と別れた。
きっと最後まで笑っていれたはず。
手は自然とポケットの中に入れれば]
……あれ?
ビー玉、 ない?
(@40) 2010/03/07(Sun) 14時頃
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文芸部 ケイトは、どこでなくしたんだろうと思考をぐるぐると巡らせて
2010/03/07(Sun) 14時頃
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あ!
もしかして
[正面玄関を通って、木のあった場所へと戻る。 なくしたのはピンクのビー玉。
木の根の周りをぐるりと一周しても見当たらなかった。]
あれー? 違った…
[夕暮れ時、寂しそうな 少女の姿。]
(@41) 2010/03/07(Sun) 14時頃
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どこに落としたのかな。 他の色はちゃんと…あるのに。
[ポケットの中から空色のビー玉をふたつ取り出して 暗くなった空と重ね合わせるように持ち上げた。]
綺麗。 どこにいても空は繋がってるみたいね。
って、ちがうちがう。 ピンクのビー玉だ。
あれは…卒業式の日にあげようって 思ってたものだったのに。
うーーーん。 どこかなぁ。
[少女は再び、校舎の中へと戻っていく。]
(@42) 2010/03/07(Sun) 14時頃
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