17 吸血鬼の城
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……、サイラスさま。
[無言のうちに、退室を促す黒い背中。 けれども、その姿がひどくもの寂しげに見えましたので──
片手に薬を握りこみ、震える声で問い掛けたのです。]
あなたは、……。
[口にしかけたのは残酷な問い。 その問いの向こうにある現実の冷たさに口を噤み、逡巡するように沈黙が落ちます。]
(260) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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[城主の気配が霧に紛れ遠ざかる。 セシルへと向き直れば城主の命を受け辞すところ。 何の用意なのかと問う事はせず]
――…ええ。 何かあったら貴方を呼ぶわ。
……いってらっしゃい。
[見送る言葉のみを向ける。 執事たる男の姿が見えなくなれば 白く濁る紅茶へと視線を落した]
嗚呼、似合うと言って貰えたのに ありがとうも言えなかったわ。
[仮令お世辞であったとしても 立場からの言葉であったとしても嬉しかったのに。 そっと口に含んだ紅茶は優しく甘く―― 淹れてくれたその人を想わせる**]
(261) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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出て行ってくれ……。
[マーゴがメアリーに抱きとめられるのが視界の隅に見える。 薬も、メアリーの手にある、
それを見止めると、
>>260 何か言いかけたメアリーの言葉の続きをさえぎるように、そう重く言い放った。]
(262) 2010/06/22(Tue) 17時半頃
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薬屋 サイラスは、マーゴとメアリーに背中を向ける。**
2010/06/22(Tue) 17時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/06/22(Tue) 17時半頃
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─────…。
[拒絶の言葉に、その先が続けられることはありませんでした。 きゅ。と握った掌の中、渡された薬だけがひやりとその存在を伝えるのです。]
…、…わたくしは「諦めません」わ。
マリーねえさまも…あなたも。
(263) 2010/06/22(Tue) 17時半頃
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――ごめん…なさ、ぃ……。
[囁くほどの声で。謝罪の言葉を紡ぎ。 メアリーの肩に縋って、嗚咽を、こらえる。]
わたくし…わたくし、どう…したら、いいのか――
[身体を抱くメアリーの手は温かく。 それが安堵と、裏腹の嘆きを、共にもたらす。]
(264) 2010/06/22(Tue) 17時半頃
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[ひくり、と。サイラスの言葉を背中で受け止めて。 身体を震わせる。
その言葉は、なにか、 大切な物を断ち切ってしまうように聞こえて――
……おそるおそる振り返った後。
ぎゅっと瞼を閉じて、顔を背けた。]
(265) 2010/06/22(Tue) 17時半頃
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…、…マーゴットさま…。
[涙声にくぐもる彼女の声を聞き、一度瞳を僅かに伏せます。 小刻みに感じる震えは、彼女のもの、そうして「あの時」の自らのもの──
今は震えを押さえ、蒼褪めた顔を上げて変わり果てた青年の姿を、強いて目を逸らさずに見つめ続けておりました。]
……、行きましょう?
[問いに返す答えはなく、ただ静かな声で促したのです。]
(266) 2010/06/22(Tue) 17時半頃
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お薬──…
…ありがとうございます。
[ただ、それだけを薬屋の青年の背へと投げかけました。]
(267) 2010/06/22(Tue) 17時半頃
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…――。
[こくり、と。メアリーに頷いて。 口元を片手で覆って、歩き出す。
廊下に出てしまえば こらえかねたように、再び、へたりと床にしゃがみ込んだ。]
(268) 2010/06/22(Tue) 18時頃
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― 廊下 ―
確か、こちらに――
[城内のあちこちで城主を楽しませるだけの宴が続いている。愚昧を身に纏わせる事で崩れ落ちた自分を支えてきた婦人は、ただ思いつくがままに、思い出すがままに、意志を落とす]
大丈夫ですか?
[それでもその際、視界に入るものがあれば気に止めずに入られない関心を持つだけの思考は備え持っている。薬屋の部屋から出た二人組の一人が、床に座り込んだのを見れば思わず声を掛けていた]
(269) 2010/06/22(Tue) 18時頃
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─廊下─
あ…っ
[マーゴットがへたりこむのにつられて、同じく廊下にしゃがみ込みます。
ふらりとひらいたのは、真紅と黒の花2輪。 薄く重ねられた絹が、かすかな衣擦れの音を響かせました。]
──…、マーゴットさま…。
[詳しくは知らずとも、きっと大切に思うお方であったのでしょう。 声に気遣いの色を乗せ、彼女の白い顔を覗き込みました。]
(270) 2010/06/22(Tue) 18時頃
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花売り メアリーは、良家の娘 グロリアの声に振り返り──
2010/06/22(Tue) 18時頃
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…まあ、バイルシュミットさま。
[その姿は、宴の始まりを告げる白薔薇の広間で見かけた女性のもの。 すこし驚いたようにはしばみの瞳を瞬き、そうして困ったように眉を下げました。]
大丈夫、だいじょうぶですわ…ただ。
ただ… すこしだけ、驚いただけ。
[泣き笑いに似た表情を向けたのです。]
(271) 2010/06/22(Tue) 18時頃
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[寄り添うようにしゃがんだメアリーを、 潤み溢れそうな眸で見上げ――]
……わたくしにも、「諦めない」、ことは――
[できるでしょうか、と、問いかけようとしたそのとき、 不意に聞こえた声に顔をあげた。>>269]
(272) 2010/06/22(Tue) 18時頃
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[近づいてくるのがグロリアだと見留めると、 表情の選択に迷ったような顔をして――
結局、こらえきれずに 涙が一粒、頬を伝う。]
…、――…だいじょうぶ…です……
[口に出した言葉は、信じてもらえるとも思えなかったけれども。]
(273) 2010/06/22(Tue) 18時頃
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深い事情は判りませんけど……
[メアリーまでもがしゃがみ込むのを見れば、慌てるものの二人の表情を覗き見れば、安易な言葉は思いつかず]
此処はあまり空気が良くないみたいね。
[メアリーの言葉(>>271)を聞けば、一層口を結んだまま、彼女らの傍に佇む]
(274) 2010/06/22(Tue) 18時頃
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良家の娘 グロリアは、長老の孫 マーゴにレースのハンカチーフをそっと差し出した。「宜しければこれを…」
2010/06/22(Tue) 18時頃
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────…。
……、兄の。
[潤む瞳で細い声を押し出すマーゴットの前で、そっと、ドレスには不似合いな古びたペンを胸の前で握ったのです。]
兄の──望み、でしたの。
[彼が求めたのは、黄昏の城に活けられた一輪の薔薇。 遠い記憶をよすがに、自らの命を賭けて望んだただひとつの花。
問いに一度目を伏せ、自らに言い聞かせるように口にします。>>272]
(275) 2010/06/22(Tue) 18時頃
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長老の孫 マーゴは、良家の娘 グロリアに礼を言って、ハンカチーフを受け取った。
2010/06/22(Tue) 18時半頃
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…ええ、本当に。
ほんとうに「ここ」は、空気が良くありませんわ。
[ハンカチーフを差し出す彼女の面影に、噂に聞く気狂いの影は見当たりません。 案ずる様子で声をかけてくれた彼女に、ほんの僅かに微笑みました。]
バイルシュミットさまは…いかが、なさいまして?
[騒ぎを離れ、ひとり歩く彼女へと首を傾けました。]
(276) 2010/06/22(Tue) 18時半頃
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薬屋 サイラスは、マーゴとメアリーが出て行った後、扉をきっちり閉めた。
2010/06/22(Tue) 18時半頃
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[うけとったハンカチーフで、そっと涙を拭い。 メアリーが握りしめた古びたペンに、視線を注ぐ。>>275
それは、きっと。あの時見た、男性の――。
あの人は、死んでしまって。
あの人は――変えられてしまって。
誰がそれを選び。 誰がそれを決めているのか。]
―――― …、…。
[細く、長く、溜息をつく。]
(277) 2010/06/22(Tue) 18時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/06/22(Tue) 18時半頃
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[...はメアリーの瞳を見て、その言葉(>>275)を聞いて、心の奥で深く頷いた。彼女達ならば、と安心も込めて]
少し、不思議な場所に行ってみようかと、ね。
[話題が変われば、素直に応じる]
どうも此処には 殺意を隠そうとなさらない困った方がいるみたいですけど、 くれぐれも巻き込まれぬよう、お気をつけ下さいませ。
[結局、言えたのは自分が読み取れた確かなもの――殺気のみ。 それもとうに昔のロビンのものであり、とっくに流れ去った感覚であるのにも関わらず、だ。 正常な時間の感覚を持たない...はそんな注意を二人に与える。その滑稽さに彼女自身は無論気付く筈も無い]
(278) 2010/06/22(Tue) 18時半頃
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薬屋 サイラスは、長老の孫 マーゴがまた忘れていった帽子を眺める。
2010/06/22(Tue) 18時半頃
薬屋 サイラスは、奏者 セシルはどうしたろうかと思った。
2010/06/22(Tue) 18時半頃
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[扉が閉まる音を背後に聞いて、びくりと背を竦ませた後 グロリアとメアリーの顔を見た。]
――…すこし、場所を変えませんか…?
[グロリアの言葉の通り>>274 ここは、あまり"よくない"気がしたから。]
(279) 2010/06/22(Tue) 18時半頃
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長老の孫 マーゴは、良家の娘 グロリアの、殺意を隠さない方、という言葉に、額を曇らせた。
2010/06/22(Tue) 18時半頃
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あら?
[扉が閉まる音を聞くと、少し驚いたよな声を上げて、二人が出て行ったばかりの扉を見た。嘗て此処で戯れのまじない言葉を向けたことなど、無論忘却の彼方。それでいて、今向かおうとしていた先は――]
そうね。 もし執事さんか誰かに頼んで軽く、お茶でも致しませんか?
[マーゴの言葉(>>279)で目的を切り替えて、そう殊更気軽な声を出して、二人を誘った]
(280) 2010/06/22(Tue) 18時半頃
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不思議な場所…、ですの?
[グロリアの言葉に、ことり。と、首を傾けます。>>278
彼女の中の言動のおかしさ、その内実に気付くとなく、ただ忠告を忠告と受け取って、ひとつ素直に頷きました。]
─…バイルシュミットさまも、どうぞ、どうぞお気をつけて。 わたくしは…、もう……
見たくは、ございませんわ。
[何を、とまでは口にせず、ただじっと視線を合わせたのです。 傍らでマーゴットが長い溜息を落としますのに、痛ましく眉を曇らせました。]
(281) 2010/06/22(Tue) 18時半頃
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良家の娘 グロリアは、二人の答えを受ければ、ふらりふらりと歩き出していった。**
2010/06/22(Tue) 18時半頃
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ええ、そう――しましょうか。
[ほんのりと形だけ微笑んで。 グロリアの誘いに応じて、立ち上がる。>>280]
少し、気持ちを――変えないと…。
(282) 2010/06/22(Tue) 18時半頃
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[かたり。
扉が閉まる音に、同じく視線を巡らせます。 みますと、この先を拒絶するかのようにサイラスの部屋の扉がきっちり閉じられておりました。]
…ええ、そうですわね。
[胸元に大切にペンを差し、淡い菫色の薬を掌の中に握りしめて立ち上がります。]
───…。
[気遣わしげな視線をマーゴットに向け、そうしてグロリアの提案に頷き…最後に少し、首を傾けました。]
(283) 2010/06/22(Tue) 18時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/06/22(Tue) 19時頃
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[見たくはない。 メアリーのその言葉に、そっと頷いて。>>281
ゆっくりと立ち上がって、メアリーに手を差し出した。]
いてくださって、ありがとう――
[今度は、もう少し自然に微笑んで。 小さく、*頭を下げた*]
(284) 2010/06/22(Tue) 19時頃
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執事さん…?
[ぱちりと瞬いたのは、執事という言葉と人物像が繋がらなかった所為。かの「従者」と得心すれば、僅かに顔が曇ります。
あの時目にした白薔薇の顔。 疲れたように見えた顔を思い返し、密かに息を落とすのでした。]
そうですわね、それに─…。
[言葉の最後は、ごく小さく消えました。
2人にしたがって、足を踏み出します。 お茶の席、出来ることなら「吸血鬼」を「戻す」術を問い掛けてみる、その*つもりで*]
(285) 2010/06/22(Tue) 19時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/06/22(Tue) 19時頃
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──…いいえ。
[囁くような声に>>284、ふわりと柔らかく微笑みます。 差し伸べられた手に、そっと淡い菫色の薬を握らせました。]
… これを。
[咄嗟に振り仰いだ彼女の顔は、丁度光の影になって見えませんでした。 ですから、結局彼女がどのような表情でかの薬を手にしたのかは、見えないままであったのでございます──**]
(286) 2010/06/22(Tue) 19時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/22(Tue) 19時頃
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―サイラスの部屋―
[とうとう真紅まで染まる眸の色。 そして、渇きも強くなり、我が身を抱いて、膝をついた。
両手を喉に宛がい、蹲り、苦しさに荒い息を吐く。
ふと、何か思いついたように、薬鞄からナイフをとると、自分の指先にその刃を当てて、ぷつりと切れた皮膚から出でる血を舐めたが…]
――……ぐぅ…ッ
[あまりの不味さに唾ごと吐き出した。
そして、また絶望の表情とともに、ベッドに座ると、そのまま横に倒れ、呻き声をあげる。*]
(287) 2010/06/22(Tue) 19時半頃
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本屋 ベネットは、ランタン職人 ヴェスパタインに話の続きを促した。
2010/06/22(Tue) 20時頃
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―執事控室― [それは客人が招かれる前には、必ず用意するもの。 薔薇と十字の印章の掘り込まれた、 慈悲の短剣ミセリコルディア。
刃渡りはそれほど長くない、 上着の内側に隠れるほど。 その名の示す用途を成すには足りるが、 護衛というには心もとない]
――…ないよりはまし、 といった程度ですけれど。 [慣れることのない冷器を身に着ければ、室内より廊下へ]
(288) 2010/06/22(Tue) 20時頃
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牧人 リンダは、良家の娘 グロリアに話の続きを促した。
2010/06/22(Tue) 20時半頃
牧人 リンダは、花売り メアリーに話の続きを促した。
2010/06/22(Tue) 20時半頃
牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/06/22(Tue) 20時半頃
牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/06/22(Tue) 20時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/06/22(Tue) 20時半頃
記者 イアンは、執事見習い ロビンに話の続きを促した。
2010/06/22(Tue) 20時半頃
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―廊下―
……は……っ
[ともすれば、笑いとも嗚咽ともつかないものがこぼれてきてしまいそうで。 くすねた名簿の事も、ばれていた。 そして城主は、霧となって消え去った。
――どうやって逃れれば良い? 何もかもが常識を超えている。外の世界と今青年の在る世界は全く別物なのだと、思い知らされてしまう。そしてこの世界に置いて、自分は無力だ]
(289) 2010/06/22(Tue) 20時半頃
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