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良家の娘 グロリア は 子守り パティ に投票した。
良家の息子 ルーカス は 子守り パティ に投票した。
道化師 ネイサン は 子守り パティ に投票した。
子守り パティ は 長老の孫 マーゴ に投票した。(ランダム投票)
ランタン職人 ヴェスパタイン は 子守り パティ に投票した。
長老の孫 マーゴ は 子守り パティ に投票した。
子守り パティ は村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、良家の娘 グロリア、良家の息子 ルーカス、道化師 ネイサン、ランタン職人 ヴェスパタイン、長老の孫 マーゴの5名。
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【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン じゃあ、ちょっと失礼するよ。 (0) 2010/04/13(Tue) 00時半頃 |
【人】 道化師 ネイサンさぁ、泣いても笑っても最後ですよ、ミナサマ! (1) 2010/04/13(Tue) 00時半頃 |
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[下男がパトリシアに近づき、手足の拘束具を外す。
女は短い髪をさっと払い、X型の器具から無言で降りた。]
……介助など要らないわ。自分の足で歩けてよ。
ほら。手足を拘束するのが貴方達の仕事でしょう?
しっかりなさいな。
[全身から汗を流しながら、表情ひとつ変えずに告げた。
下男達に引き連れられ、女は用意されたという小部屋へと向かう。]
……あら。
鍵をお外しになるのね?
[差し込まれた鍵をちらりと見て、己の主人と名乗る男を引き続き見遣る。]
ひどく意外だわ。
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―― 梱包作業 ――
……彼女が。
僕の処女を邪魔と言った理由、
僕を買った理由。
イアンになら分かる?
[包まれていく過程、次第に身動きができる範囲を狭められながら、噎せ返るほどに馥郁と馨る薔薇の花に、少女は埋没していく。
この贈呈用の箱が棺桶なら、ここで少女は死ぬのだろう。
再興の夢も、誇りも全て、その胸の内に抱え込んで。]
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【人】 長老の孫 マーゴ[墨色の髪の客が立ち上がるのが見えた。 (2) 2010/04/13(Tue) 01時頃 |
─ オークション後 用意される花束の話
似合うね、ヒラヒラも薔薇も。
腐っても、貴族の娘だからかな?
俺は元々欧米に住んでたわけじゃないから、そう言うドレスが自然のものとして存在する文化に時々当惑する。まあ、どうでも良いね。
似合ってる。
[言いながら、イアンはドレスのスカートの内側に手を滑り込ませた。するするとまくり上げられる裾。何度も、会場で大股開きにさせられた太腿が露出する。カルヴィナが着せられている下着は、ドレスと同じ色の総レースの繊細で美しい、ただし性器を覆う部分が割れていて、そのまま性交が出来るようになっているもの。
勝手に殺すなと言う言葉に、イアンはカルヴィナを見て首を横に振った。]
殺さないよ。
オークションの規定通り、栓をしておくる。
小僧 カルヴィンに、グロリアがきみにしたかった理由か……。
ええ。
貴方が何を目的に私を「買った」かが分からないのですもの。
[枷が外れ、ゴトリと派手な音を立てて足元に落ちる。]
「信頼が無い」というわけではございませんのよ。
けれども、貴方と私の間には「何も無い」。
……何か相違ございますか?
[矛盾している、そう思う。
擦れて欲しくないのなら、初心な処女のまま買い上げればよかったのだ。
それをしなかったのもまた、彼女の選択。
性奴にする気なら、もっと強気に――ヴェスパタインのように――主人であることを知らしめればいい。彼女一人にどうできずとも、周囲にはまだ命令一つで動く屈強な男たちがいる。]
奴隷は姫君に遣える騎士じゃない。
君主を選ぶこともできない。
けれど、これで彼女が僕を手放すってことは。
僕が彼女を主人に相応しくないと蹴ったと同義だ。
ふふ、――それで十分なんだよ、僕は。
僕の自我は、誇りは、死んでいない。
[紅のひとひらを唇に食んで。さも滑稽そうに、少女は嗤う。
それは、スカートの裾を捲くられても同じこと。
少女は細い腿を娼婦のように抵まず開き、ふるりと震える。]
栓?
[怪訝そうに葡萄酒色が顰められた。]
−別荘
[中で玩具が震えるたびに、体が小さく震える。
足の裏をくすぐるその柔らかさよりも、
耐えられないのは行き場を失った熱。
一人遊びを許さない男の声に、小さく首を縦に振った。
中に仕込まれた気紛れな玩具に、
体は、理性は、どれぐらい耐えられたのだろう。
小さく息を飲んで、漸くあげた硬翠は]
『ご、しゅじ、ん…さ、ま』
[娼婦の様に酷くいやらしい色をしていた]
『ほしい…です』
男装でも女装でも、どうせすぐ裸にさせられるよ。
それはここで学んだ。
花束にするなら、こちらがいいと考えただけだろう?
悪趣味に変わりはない――、
[この下着も、と着用している意味がまるでなく思えるレェスの重なりに、理解不能だと首を横に振る。]
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―別荘私室―
[許可無しに達する事を許さず、スイッチを戯れに切っては入れて。
硬翠の鋭さはもうそこには見えない。
あるのは、主人に対する――]
うん?
[欲しい。
そう零す声を聞いて、寝そべったまま口を開く。
カチ、と手元のボタンを切ると、羽虫のような音が消えた。
室内には彼の吐息と]
何が欲しいのかわからないよ。
[解っている癖にそう嘯く男の声だけがある]
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【人】 良家の娘 グロリア[席を立つヴェスパタインの背を見送った。 (3) 2010/04/13(Tue) 01時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[注がれる声、もう、泣きつかれて、搾り出す声は枯れつつある声 (4) 2010/04/13(Tue) 01時半頃 |
─ オークション後 用意される花束の話
君がグロリアに買われた理由は、──俺には
[身代わり。生まれ直し。当人で無い者がかわりに語るのは如何が、イアンは曖昧な東洋的な微笑を浮かべて、別の事を言う。]
家具でも、壊す為の人形でも、手駒でも、身代わりでも。矜持が許さないんでしょ、きみは。
不可解なんだけど。
幾らきみが素晴らしい家柄の出だと言っても、子どものきみが積み上げたものでもなければ、作り上げたわけでも無い。偶然その場所に生まれただけ。
没落してたって事は、何かしら時代の流れに合ってないわけだ。にも関わらず、君に無理矢理男装させてたような環境。まったく、合理的じゃなさそうだ。
それを誇りに殉じたい。
貴族の矜持って、一体何なのだろう?
[問う間にも、準備される栓は複数。カルヴィナがオークション会場で見慣れてしまったようなものもあれば、まだ知らないものもある。]
漏れないように、栓をするそうだよ。
……っ
[こく、と小さく喉が鳴る。
それから小さく、細く息を吐き出した。
中で動きを止めたものに、微かに、身をふるわせつつ]
『…いき、たい』
[噛みしめていたことで充血して赤く濡れた唇は
囁くように懇願を続ける]
『ごしゅじん…さま、の…おおきい、の、ほしい…です』
[とろりとした視線は、寝そべる男へと向けられる]
[一切の拘束を失った身体は、ひどく軽いもののように感じられた。]
……いいえ。
あの娘が誰に買われようとも、私の人生には一切の関係はございませんわ。もし買われたあかつきには、彼女はうまくやるでしょうね。
[鷲のように鋭い目は相変わらずのまま、伏し目がちな漆黒の男をじっと見る。]
……「見せたいもの」。
よろしいでしょう。
[ひとつ鼻で息を吐き、歩みを*進めた*]
あはははっ、俺のが欲しい?
そう、尻尾の玩具じゃ足りなかったかな。
[紅を塗ったような唇から毀れた懇願に、男は哂った]
生きたい? 逝きたい?
まあいいよ、相当辛そうだしイかせてあげる。
ベッドに上がって、その尻尾振りながらおねだりしてご覧。
俺をその気にさせてよ。
[指差す先にはシーツが乱れたままの寝台。
大人三人がゆうに並んで眠れるほどの大きさの其れは
スプリングが少し硬めに作られている。
男は漸く身を起こし、自身のベルトに手をかけた。
半端に立ち上がった中心を扱きながら彼の痴態を見遣る]
そう、たまたま生まれて、強いられてきたもの。
それを受け入れて生きるも、抗って生きるも、自由だ。本来は。
[不可解と述べられれば、自分でも肩を竦めた。]
僕は、抗う努力をせずに、順応してきた人間だから、
今更貴族以外にはなれない。――奴隷にも。
時代の流れがそれを許さないなら、生きる道はない。
矜持は僕を僕たらしめる強さ、意志だ。
生きることと、グロリアの奴隷になることを天秤にかけて、
……結果がこれさ。僕は僕の意志に従う。
合理的かどうかなんて、心の前には無意味だよ。
イアンは合理的に、生きるためにグロリアの奴隷を選んだ。
それを僕がどうこう言う資格はない。
それはイアンの意志なんだから。
僕から見れば何か捻じ曲げているように見えても、
イアン本人には違うんだろう。
[用意された栓に、眉を聳やかす。悪趣味、とここに来てから何度口にしたか分からない。けれど、用途が凡そ分かってしまう自分も、墜ちたものだと自嘲した。]
ねぇイアン、グロリアは言った。
奴隷の僕が羨ましいって。……そんな主人、僕は要らない。
死ぬほど悔しくて悔しくて、天秤が傾いてしまったんだ。
【人】 良家の娘 グロリア[掠れる声は、それでもちゃんと耳に届く。 (5) 2010/04/13(Tue) 01時半頃 |
─ 客席 ─
[「そこまで思われるのは主人冥利に尽きるのかしら。>>*1」と言うグロリアに、]
あんたは、俺を罰しても良いし、
あんたが全部、欲しくて仕方がない
あたまがおかしい男を買った事を後悔しても良いのに。
グロリア。
[指は絡めたまま。名を呼ぶ声音は舞台上で行われている事とは別世界のように甘く熱を帯びる。]
それから、つがいは無理だ──。
最初に言った通り、眺めてるあんたを襲う。
……あんなに、生きたかったはずなのに。
[零す泣き言は最後。]
グロリアの心根はもう奴隷と変わらない。
何がそう変えたのか知らないけれど――嗚呼、恋の奴隷なのかもね。
最初対面した時のままの彼女なら、
僕が失望するようなことは言わなかっただろうけれど。
主人を選びたいなんて奴隷は、やっぱり奴隷じゃないんだろうな。
【人】 良家の娘 グロリア もう、ここには貴女に構ってくれるほかの奴隷はいないもの。 (6) 2010/04/13(Tue) 01時半頃 |
[こくりと、大きく首を縦に振った。
玩具じゃ、足りない。
また、体が小さく震えた]
『おね、だり?』
[ゆっくりと視線を持ち上げる。
首を傾げた。どうやって、とばかりに。
けれど、ベッドには上がれと言われたのは確かだから、
体を起して、その場所を目指す。
一歩踏み出すごとに尻尾が落ちそうで、よたついた足取りになる。
漸くベッドへと辿り着いた時には、体はぐったりとしていた]
そう、おねだり。
した事なんて無いだろうね。
やり方はでも、簡単だよ?
俺をその気にさせるだけで良いんだから。
[倒れこむように寝台へ上がる彼を見遣り]
尻尾振りながら自分の扱いて見せて。
シーツくらいなら汚しても許してあげるからさ。
[笑いながら告げる。
館にチャイムの音が鳴るのは何時か]
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