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へクターは理髪師 ザックに投票した。
リンダは理髪師 ザックに投票した。
モニカは歌い手 コリーンに投票した。
ザックは歌い手 コリーンに投票した。
スティーブンは歌い手 コリーンに投票した。
マーゴは歌い手 コリーンに投票した。
コリーンは楽器職人 モニカに投票した。
コリーンは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
リンダが無残な姿で発見された。
マーゴが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、へクター、モニカ、ザック、スティーブンの4名。
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【人】 理髪師 ザック[骸骨は鼻歌混じりで飄々と歩く。傷の痛みは、今は感じない。 (0) 2011/10/27(Thu) 08時半頃 |
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【人】 楽器職人 モニカ― 広場 ― (1) 2011/10/27(Thu) 12時半頃 |
【人】 楽器職人 モニカ[膝で相手の両肩を押さえ付けたまま、十数秒。 (2) 2011/10/27(Thu) 13時頃 |
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【人】 見習い医師 スティーブン[お化けの群をどうにかある程度片付けた頃合に。 (3) 2011/10/27(Thu) 13時頃 |
【人】 見習い医師 スティーブン[近付いてみると、其処に倒れていたのはコリーンだった。 (4) 2011/10/27(Thu) 13時頃 |
【人】 見習い医師 スティーブン[蔦が絡め取ったマジパンは、白衣のポケットへ。 (5) 2011/10/27(Thu) 13時頃 |
― 蟲毒の事に気付くほんの少し前 ―
[探られる様な視線を注がれて、小首を傾げてみた。
ネイサンも何か共通点が見いだせそう、と思っていたので、尚更不思議そうで]
あれ……?
違いますカ?似てないのでしょうカ?
てっきり貴方もそう感じ取っていた、と思ってたのデスガ……。
[これは自分だけが感じたのか、と少々困惑し、それを誤魔化す様に、頭をポリポリと掻いてみると、何故か睨まれている様な気がしてさらに困るが、笑顔は崩さない]
いや、その……睨まれテモ困ってしまいますガ……。
貴方が命を落とす時……見てしまったのデス。
[思い出すはネイサンが絶命する時、殺される為に殺そうとし、死ぬ為に必死にいきようとしてたあの時見えた生きている輝き。
あれがとても印象的だった、と思ったのだ]
その時に貴方も輝いていたな、と思いマシタ……。
[生きている者が輝くキッカケとなった、この閉ざされた空間の戦い、お菓子を奪い合う凄惨な光景。
何かととてもよく似ている気がする。それは一体何だったのだろうか]
待って下サイ……これ、何かに似テ……。
[奪い合い、殺し合い、喰らい合い――そしてお化けとその能力。他の人からでは人間に見えずお化けに見えてしまう事。
それはまるで――]
毒を持っタ生き物。
そして、この箱庭に閉じ込められて殺し合う状況……コレ、何かに凄く似てマス!
[近くにいるのであろうネイサンに向けて語っているつもりは無いのだが、多分この独り言は聞こえるのかも知れない。
そんな事に構う様子も無く、額に手を押し当てるようにしながら、海馬を叩き起こす様に今まで蓄えた知識・記憶を引っ張り出す]
そう、あれは……確カ。
[やっと出てきた記憶
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[異国の青年が言った不吉な言葉。それに妙な胸騒ぎがして、リンディが見える位置まで移動すると、
あの人達ハ……?
[二人とも知らない。だが、ミイラが襲われているらしく、状況的に考えれば、きっとあの背の高い男性がリンディなのだろう、とぼんやりと思ってみる。
周囲にはもう一人の方の男性が仕留めた
一体何をしているのデスカ?
[男性がリンディの手の皮膚を喰らい始めた
死者が生者に干渉する術は無いのだが、生きている時の癖により如何しても、声を掛けて制止し様と試みる]
貴方、ソコで何をしているのデスカ!
[勿論、此方の声は届く筈も無く]
[男性がホルダからナイフを取り出した
]
――……!?
まさか、この人ガっ!?
[幼子の首を掻き切り、男のハラワタを引き出した奴――今度はリンディを襲い、彼の腹にナイフを埋めた]
止メロ!これ以上は止めるんダ!
[自分では止められる事を知らず、愚かにも彼らの所へ駆け寄ろうとすると、何体かの雑魚お化けが出現。
幸い彼らもまた死者である自分には干渉は出来ないだろう。
だが、これから起きるであろう惨劇――と呼んで良いのかすら分からない悲惨な劇を見せまいとする]
そこを、どいてクレ!何で邪魔をスル……っ!?
[雑魚お化けの間を縫って、さらに詳細が分かる位置まで来たのだろうか、男性がリンディの耳朶を喰い裂いた
――今、食べたノカ?
食べたっ!?人間が人間を食ベ……っ。
[耳を食まれ絶叫を上げるリンディ
必死に逃れようとする彼を目の前の男は絶対にしないのだろう。彼にとってリンディは人間では無く食べ物にしか見えてないのかも知れない。
帽子を落とし、髪を乱しながら、涙で顔を歪ませて命乞いをするリンディのを救助しようと、雑魚お化けの間を何とか通り抜けようとする。声を上げて此方に気を向けようと、腹の底から叫び上げる]
その人は人間ダ!食べ物なんかじゃナイ!食うナ!止めロ!リンディ、と言う人間なんダ!
止めロ!止めロ!止めろオオオオオオオオオオオオオ!!
[幽霊の叫びなど最初から無かったの如く、男はリンディを投げ倒してからすぐに馬乗り
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『生きたまま喰われるって、どんな気持ちよ?』
『お前自身が、お菓子』
[この男にとってリンディは“生きたお菓子”にしか見えてないのだろうか。どこか恍惚としている表情は正気の沙汰とは思えない。否、寧ろ自分が狂ってしまった故の幻覚?
そうとしか見えない、そう思いたい願望なのか分からない。分からない。分からない。
そして男は――リンディの肩を貪る]
……ひっ。
[反射的に出てしまう悲鳴。それはリンディではない、自分のだ。
こんな光景なんて生まれて初めて。普通ならば絶対見ない光景。人間が人間を喰らうなんて――まして生きたまま食べるなんて有り得ない。見てはいけない。見たくない。
精神的な拒絶から来る嘔吐感が襲い、幽霊なのに胃の中にある物を吐き出したい衝動に駆られる。
咄嗟に口を手で抑え、それを必死に耐えているのだが、次はリンディの悲痛な叫びが聞こえ、反射的に彼の方を向いてしまう]
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リンダの表情は悲惨にしか見えない**
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[
あっ……ぁ、はっ……。
[リンディが此方を見て助けを求めている気がする。助けなきゃ、助けたい――でも身体が動かない。
歯がカタカタ震えているのは分かる。吐き気がするのも分かる。何より目の前で食われそうになっている長身の青年を、何としても救助しなければならない。
――なのに、身体が、腕が、足が言う事を聞いてくれない。動け。動け。動いてくれ!]
たすっ、たすけ……っ、はっ、……はっ。
[呼吸が上手く行かず声も上手く出せずに、でも何とかリンディを助けたい思いで拙い言葉を発するに。
――……っ!?
[あまりの凄惨さに言葉を失い、目を背けてしまった]
[ゾーイのもとへ行く前に。重ねて問われた事に考えてみる。
この目の前の男と、自分は似ているのか。
今までの自分の行動を、あいてのそれを思い返すように視線を迷わせて。]
……ああ、すみません、睨んだつもりでは。
俺が、死ぬ時ですか。
――では、似ているのは俺じゃないですよ。
俺じゃなくて、あれは「道化」です。
[なんて説明すればいいのか、男は口を噤む。
確実に頭のおかしい奴だと思われるだろう、が。]
多重人格、みたいな……?やつでしょうか。
「道化」は、あの瞬間だけ生きてました。
だから、輝いていたというなら道化に贈られるべき言葉です。
[男の声はどこまでも静か、動揺もさざ波も、表面に映し出さない。
自分ではない「道化」が評価されるときもそれは変わらず。
ただ少しく暗んだ視線だけが彷徨う。]
……「道化」と貴方は、似ていたんですか?
[どこが似ているのだろうと、相手の瞳を探るよう。
何かを探すよう。]
[
さあその口から何が出てくるのだろうと、耳を立てて。
そうならば。
お菓子を集めきった人も、殺されるというんですね。
救われない、話だ。
[ゆるく細めた目のうちで何を思ったか。
右手に視線を落とし、柔く握った。]
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[広場で行われるいくつもの戦いの中、男はひとつを見ていた。
ゾーイの近くに立って、それがどうなるのか見ていた。
ゆがんだカンテラを持つモニカと、元吸血鬼]
こんな凄惨なキャットファイト、なかなか見ませんよね。
[少し眉を寄せて呟いた。言葉はどことなく他人事。
ゾーイが見たがらないのなら
さりげなくその前に立つように立ち位置を直しながら。
遠い音のような歌声に男は一度目を伏せた。
当たり前のように血は飛び散って、男はゾーイを心配そうに視線をやる。
ゾーイの死因が、首を切られた事だとは知らないが
血飛沫の上がる現場をわざわざ見ることはないだろうと。
ぼうっとしたように死体の近くに座るモニカに、
男も近づいた。]
[意味のない行為だとは知りつつも。
すでに緑の爪も、黄緑の粘着質も付着していない左手で彼女の目を覆うよう]
――貴方は悪くありませんよ。
[男の言葉は誰しもに受け入れられるものではない。
それは男だって知っているが。
元枯れ木のお化けに気づくと男はモニカと死体のそばから離れた。]
吸血鬼の方と、知り合いだったんでしょうか。
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[男が
だけど、それが頭の中に入ってこない。精神が心がそれを拒否してしまい、会話が入ってこない。
耳に入るのは、リンディの悲痛な叫びと命乞いと壊れた笑い声。
最早彼らのやり取りを視界に入れる事は出来ない。精神が壊れてしまいそうだから]
『しにたくない』
[純粋にして強い思いが込められた――生への執着した言霊が、ほんの少しだけ理性を取り戻してくれた]
助けないト……どうカ。
[微かに残る助かる希望を胸に抱きながら、言う事を聞かない足に鞭を打って、二人に近付く、と。
あっ、あぁっ……あ。
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[
ゾーイが近くにいたなら一緒に見に行くかと一応声をかけておいて。
男は地面の上を歩かず、建物の上からその現場を探しに行った。
その叫び声は確かに聞き覚えのある声で
出所も確かに見たことある、というか先ほどまで話していた相手だった。
上から相手と、2人の男を見下ろす。
息も絶え絶えでもがく男のほうは、そろそろ死ぬのだろうか、覇気がないように見える。
自分にはずっと人間に見えていた相手が人を殺す、
その現場を興味深げに見ながら。瞳はどこか潤んでいく。
ゆるり開きかける口元は、白の歯列がのぞくけれど、妙に尖って見えるよう。]
あまい、におい。
[食事の現場で、まるで自分が食われているかのように取り乱す相手に
男は目を細めた]
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[唇をなめる。
ただそれだけで追体験でもしたかのように口内に甘い味が広がる。
ふ、と息を吐くように小さく口端を持ち上げて
死体に軽く手を伸ばした]
おいしそう。
残念、俺はもう死んでた。食べれない。
[少しだけ残念そうにして男は、再び建物の上を歩き始める]
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[まだ十にも満たぬ頃、まだ赤ん坊だった弟が熱を出した。
今まで両親の愛情を横取りしてた癖に、入院して家から居なくなってからも両親の関心を独り占めされてるようで。
弟のお見舞いに行く時だって散々にぐずってぐずって。
帰りにレストランでお子様ランチとデザートを食べさせてくれる約束をして貰って、渋々病院に着いて行った。
変な機械に入れられた弟はいつもと全然様子が違ってたけど、あんまり心配はしてなかった。
むしろ、いい気味だとすら思っていた。
ずっと入院してくれたら、お父さんもお母さんも、私だけに構ってくれるのにって。
だからきっと、ばちが当たったのだろう。
レストランからの帰り道、3人の乗った車は大きなトラックによって、ペシャンコになってしまった。
それはほんの一瞬の事で、何が起こったのかにわかには理解しきれなかった。
後ろに乗ってたマーゴは、骨折や裂傷はあったけれど、命だけは助かった。
もっとも、左目の視力とそして、両親の命は二度と戻ってこなかったけど。
彼女の左目が最後に見たものは、砕け散り真っ赤に染まる両親の姿だった]
うわああああああああああああああああああああああ!
[辺り一面鳴り響く絶叫。それは生者には聞こえない死者の叫び。
人間が人間に食われる、と言う有り得ない事が有り得てしまった事実。
そして、自分が食われるのでは無いのか、と錯覚させる程、死と恐怖と苦痛が支配された空気。
助けるどころか、ただただ恐怖に支配され何も出来なかった自分。
この世界に来てから、様々なおぞましい事が起きた。だけど、今のだけは――違う。
言葉では表現出来ない、したくない、してはいけないとすら思ってしまう。
敢えて言うとすれば――怖い。ただそれだけ]
はっ、はは、あぁっ……。
[リンディを食い殺した男は既に立ち去っていた
兎も角、自分が食われないで済んだ、ただあの時
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― 走馬灯 ―
[別に不幸自慢をしたいわけではない。
けれどこれは死ぬ時には必ず訪れてしまうらしいから仕方がない。
幼い頃、母は優しかった。
父はいつも歌を褒めてくれた。
絵に描いた様な幸せな一時。
それが当たり前で無くなったのはいつからだろう。
発端は父が家に帰って来なくなった事だった、母は酒に溺れた。
お金もないのに買い物ばかりするようになった――
これは後から知った事だが元々母は浪費癖があったようで父はそんな母に呆れていたようだ
――お金を稼ぐために知らない男を家に連れ込む母、まだ小さい私は外で遊んできなさいと、日が暮れても家に帰れなかった。
一度だけ父を探して家出の真似事をした事があった、子供にとっては街はとてつもなく広い世界に思えた。
けれど現実はそんな事はなく、父は案外近くに住んでいた。
年の頃が一桁の子供には隣町に行くのと同じぐらいの距離に思えたけれど。
そこで見たのは父の新しい家庭、父は私をも見捨てたのだ]
[父の隣には腹の膨らんだ女が居た。
二人とも倖せそうに笑っていた。
父の笑顔は私に見せる時よりも倖せそうだった。
子供は大人が思うよりも聡い生き物だ。
子供ながらに解ってしまった。
父は私よりもこの人が大切なのだと。
そもそも自分の方が本当に大切なら一緒に連れていってくれているはずだという考えに及ばなかったのはまだ幼かったからなのかもしれない。
今思えば、父は元々浮気をしていて隣に居た女と一緒になるために母の浪費癖という免罪符を手に家庭を捨てたのかもしれない。
そんな事はもうどうでもいい事だけれど。
失意の中、フラフラと歩いてゆくとどこをどう辿ったのか分からない内に家に着いていた。
家に入ろうとドアに手をかけた時、家の中から聞こえてきた母の言葉は今でも忘れない]
「今度、コリーンも抱かせてあげるからさァ……。」
[気持ちが悪くなる程の猫撫で声、まだ未成年なんて年頃でもないのに、母にとっては私もただの金の成る木でしかない。
そう思った時、何も持たない子供は生まれ育った街を捨てて逃げ出した]
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【人】 楽器職人 モニカ[何をしようとしていたんだっけ。 (7) 2011/10/27(Thu) 22時頃 |
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