233 逢魔時の喫茶店
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テッドに1人が投票した。
ゴロウに5人が投票した。
ゴロウは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
テッドが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ホレーショー、ケイイチ、ブローリン、ゴドウィンの4名。
− 過日のcafe & bar ≪Twilight≫ −
[少々胃に過剰なほどの料理や酒も、
余すことなく、たいらげて。
心身共に満たされれば、会計のために席を立つ。]
ホレさーん、天引きでー
[悪魔でなくても簡単に浚われそうな足取りを隠さず
ふにゃふにゃの笑顔に乗せて、
今も人と疑っていない店主に、仕事をひとつ追加。>>1:*22
翌月、明細のマイナスが予想より低ければ、>>4:*3
この店社割なんてあったのかな?と首を傾げるだろう。]**
―約束の夜―
[その夜は、仕事も早めに切り上げて。
夏といえど夜は冷えるから、似合うと言われた深緑の薄手の上着を着てみたりして。
すっかり闇に包まれた教会の前、約束の20分ほど前には来たのはいいものの。]
起き上がってきませんように…………
アーメン。
[墓場方面に向かって祈る。
そわそわしている理由は、虎徹との待ち合わせもあるが、恐怖という色気のない事柄も混ざっていた。ゾンビ系は最も苦手な部類である。
一人耐久肝試しを勝手に行っている状態。**]
――― 夜の喫茶店での ―――
[重ならない視線に、首を捻る。
細やかなリツの機微に対しては
まだまだ理解が追い付かない、性質で。]
ない。
暑いのは、普通、陽の下だから。
こんな、顔から始まるような……
驚く。
[自分の感覚には、特別疎い。
頷く間も、目尻が火照っている、感覚、慣れないな。]
[それから、日課の話をして
この先の何十年か、獏にとっては
そう長くもない時を考えて
何も答えられなくなってしまった。
ただ、押し付けられた額が熱い。
その所為だ、と言い訳付けた舌は
美味いはずのカクテルの味、苦い。
苦い味は、好きだった、筈。]
だから、そういうの………
[辛うじて告げた、反則事項。]
[涙声が狡い、心を震わせるのが狡い。
――― 狡いから、ズルをした。
恐ろしいことを考えることを
先送りに、額に唇を落とす。
髪が触れている部分を狙ったから
唇にも髪が触れる、擽ったい。
言葉を失っているリツに
ふ、と、笑み声まで額に届けて、離れた。
次に差し出すのは、指先。
手を繋いで、また、攫う為に。]
泣かせたか。
[表情に、そこで、気付くわけで。]
[指を拒まれても繋ぎたがる獏で
支払いは、また、財布を取り出す。
狡いことをした分、動揺している間に、とか
―――…これもズルか、ズルだな。
全て終えれば、夜も、とっぷり暮れて。
今度は、食べ物も注文しよう、厨房の蛇のお手製を。
送り獏は、ゆらゆら、手を揺らして、送り届ける。
そういえば、人間のそれとは少し異なる
店長の様相に気付いたのも、支払いのタイミング。
何故、と、首を捻って、尋ねるのを、またにした**]
―夜の喫茶店―
そ か
[獏は、人間とは違っていたらしい。
でも、今感じてる事は、
きっと俺と、同じ――だと、思う。]
なんていうか、その。
こういう、顔が熱いのは、
わるいことじゃ、なくて
[説明するのか。俺が?
恥ずかしすぎないか。
でも誰かに任せるのもいやだし――]
―夜の喫茶店 ―
[照れる、とか。
はずかしい、でもいやじゃない、とか。
伝わってるんだろうか。
俺の説明へたくそだ。
――でも、そんな照れくささも、
急に意識した「いつか置いていく」に、飲みこまれてしまった。獏は長生き、俺は人間、――生きる時間が、違うのだと。酒でほころんだ心が痛みを訴えた。]
……だめか
[反則、らしい。
ぎゅう、と服を握りしめた。
反則、だめなら、と何とか顔を無理やり引きはがすように上げた時に。額への口づけは降って来たのだ。
反則はどっちだ。]
……っ、
[ 真っ白になったまま――笑みから目が離せない。
ずるい。ずるいだろう。
そういうの。
差しのべられた指先、
拒む選択肢は、
俺には、なくて]
泣いて、な、…
[誤魔化す言葉を途中であきらめた。]
……あんたのせいだ
[かわりに、そう続ける。
悪いわけじゃない。やつあたりみたいなものだ。自分の袖で目じりを拭う。格好悪い。]
[店員や、店長に
泣いているのに気付かれないように眼を拭う。
――本当に、最近の俺は、おかしい。
自分のことでいっぱいいっぱいなせいで
店長の異変に気づくのは
次の来店までお預けだった。
「ずる」に気付くのも、
家まで送り届けらけられる途中の事で]
……支払い
[もの言いたげに引っ張って、
答えてもらえたのだったか。
獏と繋いだ手は、ゆらゆらゆれている。]
――あの、
[夢を食う、
獏に送られ夜も暮れ。
繋がれた指先を、ごく軽く引いて、
はく、と唇が空気を食んだ。
こういうとき、
何て言ったらいいか―――]
…… な
――なんでも、……ない
[わからなくて、目を伏せた。
酷く寂しくなったから、一緒に居てくれないか と頼むなんて、相手の都合も考えなくて、悪いし。]
[――>>4:*8
「思うのと さかさま」
そんなことをコテツ店員が言っていた。
――そのとおり、さかさまだ。
もうちょっと、
上手く出来ないのか、俺は。
このまま、深夜
走り込みすれば少しは頭が晴れるかもしれない**]
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何でも無い。 なんでも、ないよ。
ごめん。
[馬鹿な事を、言った。 自分に言い聞かせる様に呟いて、背で甘える小さな温もり>>4:127に、再び目を閉じた。]
(0) 2015/08/11(Tue) 16時半頃
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[それから昼の営業を終えた後、店主は常連からの言付け>>4:123を幾つか聞いたことだろう。 店員から休みの申請があればそれをカレンダーに書きくわえ、昼の閉店業務と夜の仕込みにかかる。 それが終われば自由時間と仮眠の時間。…なのだが、 散漫し発揮できない集中力に、業務はいつもの倍時間がかかっただろう。 猿の彼は、何時まで傍に居たか。時折頭を撫で菓子を渡し、大きい方の彼も居たのなら飲み物でも差し入れようか。 閉店した後でも、特に追い返すようなことはしない。
その後ベッドへ倒れ込むように眠り、そして夜の営業時間へ。
自分の悪魔に「あんまり疲れない身体が欲しい」とか「体力だけでも若い頃に戻して欲しい」とかを頼めば良かったかなと思ったものの、そんな事を頼まれる彼も可哀想だなと思ったので口にはせず、そのまま忙しい夜を迎える。*]
(1) 2015/08/11(Tue) 16時半頃
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― 夜営業閉店後:早朝 ―
[白と黒で構成される着なれたバーテンダーの制服を脱ぎ捨てランドリーボックスに投げ込むと、シャワールームへ足を運ぶ。 日はもう上り、窓の外に小鳥の声や、新聞配達人の影も見える事だろう。
早朝6時までの営業と言う物の、この時間帯になるとほとんど残っている客はおらず、皆太陽が昇る前には皆各自の住処へ帰って行く。 残っているのは突っ伏し眠っている客と、太陽の寵愛を受ける人間が僅かだけ。 それらも閉店時間が来ればきちんと帰宅し、一部は摘まみ出し、店員達はようやく閉店の後片づけを始めるのだ。
最近、忙しい。 夜の客足は普通なのだが、面白半分に絡まれることが増えた。 原因はやはり悪魔との契約に関してで、新顔は兎も角常連にもちょっかいをかけられまくる始末。 中にはインキュバスやなんかも混じっていたが、こっちはケイに貰ったあの飴>>0:10のせいだ。 どちらに関しても変化は自分では実感できず、急に来た不要過ぎるモテ期に慌てふためき、睡眠時間は削れるばかり。洗面所の鏡を覗いても女性的魅力とやらが増したようには到底思えず、魂の変化に関しては言わずもがな。]
(2) 2015/08/11(Tue) 16時半頃
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[せわしない営業時間。夜の店内を見回し を探すのは、昔から無意識のうちに。 いつから? …いつからだったかな。
煩い水音に求める者の名前を小さく混ぜ呼ぼうともそれはかき消え、近くで耳を傾けてくれる小さな猿は、今はいない。 こもった熱を冷やすように水を浴びても、胸を支配する熱や苦しさは消えてくれなかった。
水を、止め、頭からタオルを被る。 あれから彼は、この部屋で寝ただろうか。 眠そうにする小さな彼を抱きあやしていたのは記憶に新しい。 あんな隅で休まなくてもいいのに。眠そうだったな。 そして芋蔓式に寝ぼけて触れられた腕を思い出し、自分が彼の髪や頬を撫で、指先に口づけられた事、コーヒーが好きだという声、それと、何処にも行かないという言葉を思い出すと、呆けて立ちつくしていただろう。
また、ああして触れたい。触れられたい。言われたい。 髪から水滴が滴って、濡れた身体がほんの少し寒さを覚えても、暫くはそのままで。 そのまま、あの時響いた彼の感情の数々をゆっくり数えて、 その大半が自分も抱えつつある感情だと気付けば、頭を振った。
きっと彼のが移ったんだ。 沢山響いて来るから、あんなに胸を満たされるものだから]
(3) 2015/08/11(Tue) 16時半頃
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[会いたい] [触れたい。] [黙っていてもふつふつとわき上がる感情に、胸に灯る熱と苦しさを感じる。] [苦しい] [辛い] [解放されたい] [解放したい]
[ベッドの端に掛け、縋るように花の図鑑を手に取った。] [花達はまだ咲いている] [綺麗だ] [至近距離で揺れる彼の瞳] [綺麗だ] [契約の] [口付け] [叶うことなら、もう一度] [彼の事が知りたい。 知りたいと言ったのは自分なのに、どうしてこうも長引かせたのだろう? まだ髪は水気を含んだまま。袖を通した寝巻は花の香りがする。
ペチュニアの花言葉は、あなたと一緒なら心がやわらぐ。 …ああそうだな。俺もだよ。俺も、君と居たいと思う。 スターチスは、変わらぬ心。 君は何を思って生きているのだろう。 知りたい。
契約は、とうの昔に済んでいる。 もっと教えて欲しいと悪魔のくれた本に問い、それに答える様、ページは求む花を探し出す。]
(4) 2015/08/11(Tue) 16時半頃
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[小さな青いリンドウは花と同じ位緑をまとい、ふっくらとした花弁が愛おしい。 花言葉は、『悲しんでいるあなたを愛す』
他の花は沢山あったのに、ひときわ美しいこの花は何故かあったのは一本だけ。 リナリアはころりとした花を茎に多く付け、その変わった形の花弁に触れれば、静かに色を揺らしたか。 花言葉は、『私の恋を知ってください』
二番目に貰った向日葵は、まだ美しく咲いている。 花言葉は、『私はあなただけを見つめる』
ここには幾らでも咲いているから。 そう言った彼の声が、ぐるぐると、内で巡って、 『変わらぬ心』『悲しんでいるあなた』『みつめる』 どこにも行かないというその言葉。
何時から?なんて疑問は、浮かばなかった。 夜の店の常連。愛してると空虚な言葉を投げて、愛してると返す彼。 それは昔から変わらずに、だから、きっとずっと――]
(5) 2015/08/11(Tue) 17時頃
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[時刻はしっかりと朝を指し示し、本来であれば、昼営業に向けて眠る時間。 でも、こんなの、眠れるわけ、ないじゃないか。
口付けを思い出すかのように指で唇をなぞっても、しかし触れた自分の手は、酷く震えていた。**]
(6) 2015/08/11(Tue) 17時頃
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ー トワイライト ー
[ゴドウィンへ、名も知れない若者からの言伝を告げ>>4:115 その反応に、お茶のグラスを撫でる指を止めた]
…羨ましいな
[心からの賞賛と祝福の言葉。 恋に破れた青年が正しく歩む道を選べたのは、マスターへ心情を吐露したからなのだろう。それこそ、ファミリアでのいつもの光景]
俺が聞くのは 結論だけ
[いつも、結論である願いだけを聞かされてきた。 苦しみ悩んだ末の、それも大きな契約の殆どは凄惨な選択。 悪魔に願う前に越えるハードルは彼らの良心と信仰心だから]
(7) 2015/08/11(Tue) 19時頃
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……もっと知りたいと思う程 興味を抱く。……のは 愛かな。
[ぽつぽつという呟きは独り言のようでありながら、疑問符を浮かべるゴドウィンへからかうような響きも帯びた。 まあいいか、と思考の縄を緩めるのは彼の達観したような性格と思われて。
その後、雑談がケイの淹れるコーヒーの隠し味の話になると、 そうやって気にするのは愛情だ、と再びのたまった]
(8) 2015/08/11(Tue) 19時頃
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[それから、 チキンサンド>>4:96がうまいとか、 コテツとゴロウが夜の教会集合で肝試しをするらしいとか(張り切ってホラーな悪戯を仕掛ける算段は、店主に禁じられている) それから隣国で開催される日本デーのイベントの様子とか。
寡黙な悪魔は時々コテツに向けて単語の意味を反転させたので、会話の脈絡は乱れがちに]
………
[バックヤードの方へ顔を向けたのは、危うい”願い”を猿の耳が聞いた時>>4:127 それも短い間で、後はゆるゆると昼の喫茶店で過ごした]
(9) 2015/08/11(Tue) 19時頃
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ー 日の沈む間 ー
[昼営業の終了後もしばらくは店に留まり。 差し入れられた飲み物を手に、窓から離れたカウンターで日没を待つ。
ケイとコテツには、 セコムに参加してくれてもいいんだけどなと、疲れた 弱音を]
[ひたすら店主に甘えさせてもらっては撫でられ、菓子を貰って元気いっぱいの猿を回収して路地に出るのは、夜営業が始まる前の夕暮れ時。
まともに振る舞う気のある客は通し、悪意ある者や冷やかしの騒霊は追い払う。
ガードマンの実力行使に容赦がなさすぎて冗談通じないとか、 覗き見た魔術師が意外とまともな人間でつまらなかったとか、 どういう噂が広まったのか知らないが、徐々に暇人たちのプチブームも去り始めて、集る蝿も減ってきていた*]
(10) 2015/08/11(Tue) 19時頃
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―――Twilight―――
リピーターはな…… ハマるマニアと、ハマらない一般人が居るな
[非常に癖のある味なのだ、とゴドウィンに返す>>4:112]
愛、ねえ
もっと知りたくなるのが、愛、か それは悪魔の持論?
[ブローリン>>8へ向けて、くくくと笑う]
はは、隠し味も、愛か そーか、ゴドの旦那は俺を愛してくれるか ありがてーな
あれ、でもそれって俺が仕掛けてる事になんね?
(11) 2015/08/11(Tue) 19時頃
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[初々しい若者達の会話も。 とあるバーに潜む謎も。 カフェに差し込む夕陽が、優しく包んでゆく]
ん、また来てくれよな
[ゴドウィンから言付けを預かり、見送る>>4:123]
(12) 2015/08/11(Tue) 19時半頃
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[店長の体調はいよいよ悪いようで。 言付けを伝えた>>1が、どことなく様子が悪い。
夜の営業の間も、客に絡まれ その後の調子も、今までのキレを失っていて。
しかし、それをどうにかする術を、蛇は持たない]
………自身の精神に打ち克ってこそ、魔術師だ
[店長の背中に、ぽつりと呟いた。
魔術師とは、そういうもの。 自らの精神力を研ぎ澄ませ、契約を結ぶもの。 自らの心を保つのは、心に対処するのは、魔術師本人だ。 自らの心を従えられなかった魔術師は、破滅する。
それは、どの時代も同じ]
(13) 2015/08/11(Tue) 19時半頃
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[セコムの追加については>>10]
……ああ、対処はしとくよ
[ユニコーンの角と塩を混ぜ、店を囲むように撒いておいた。 変なものを、寄せないように]
まあ、でも―――時間の問題か
[心が安定すれば、付け入る隙が無くなれば 脅かすものも、少しずつ消えてゆくのだから**]
(14) 2015/08/11(Tue) 19時半頃
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