194 花籠遊里
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トレイルに7人が投票した。
丁助に1人が投票した。
トレイルは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
亀吉が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ヴェスパタイン、ニコラス、朧、丁助、ヘクター、櫻子の6名。
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[微笑みの裏から突き刺す一言につい笑ってしまった。>>3:128 微笑を花として取繕うのに、言葉は裏切り、その差異を愛でた。]
慈善事業を気取る気は更々ねぇよ、 お前さんが覚えがねぇなら、俺の戯言よ。 またお綺麗に微笑んで流しゃ良い。
[ただ、手繰り寄せる指先は離さなかった。 咽返りそうな情交の中、真実を晒す金華の前。偽りだらけの花と蝶が視線を交わし、指を強く握りこんだ。]
―――だが、聞き流せねぇなら、もう諦めろ。 [色に濡れても眼差しの強さ変わらず、引いた指の節へと口付けを落とす。罅が入って、砕けた先を知らない。揺れる心が求めるを知らない。
けれども、やはり、彼の焔に似た髪色は嫌いでなかった。]
誰に言われず、誰に愛でられず、誰の目にも留まらずとも。 ――― 造花なんて、寂しい振りするんじゃねぇよ。丁助。
[言葉の最後、そっと彼の節に歯形を残した。*]
(0) 2014/09/21(Sun) 02時半頃
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[悲鳴が響く、心地の良い悲鳴が。>>3:129
発露を知らぬ蝶の深層を暴き、彼が抱える膿を吐き出させるよう手荒に抱いた。加減を知らぬのは彼の熱に惹かれる所為だ。己はつくづく正直に出来ている。
抱擁を強め、体温を交換し、生まれたままの彼を砕く。 強いられる事に喜びを覚えさせ、喉が嗄れるまで好きよう貪り尽くした。実に満悦なる饗宴であった。
振り乱す金の髪が視界で揺れると、糖度が喉に溜まった。男の支配欲を彼の痴態は癒してくれる。 強請られるままに与えてしまうのは、聊か興に反したが、今更身体が欲以外の言い分を聞く訳もなし。囀りに誘われたと、胸内で誰にともなく言い訳を並べたてた。
溺れてしまえば良い、沼に足を取られ、沈んでしまえば良い。 そんな夢想を抱くほど、壊れて行く蝶の美しさは筆舌し難く、どろりと溶け合い境界線を見失う。>>3:130
彼は漸く、彼自身を捕まえたように見えた。 喉を滑り落ちる甘い呼気。
もう一つ飴をやる変わりに、彼の痩躯を抱きしめた。]
(1) 2014/09/21(Sun) 02時半頃
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[結局、その夜は驕傲の限りを尽くした。
捕まえた金華の中に幾度も精を注ぎ込み、彼の腹内を重く温め。 涙も声も最後一滴まで味わい、関節を軋ませ、愉悦に浸る。 翌日は如何様な顔をして逢うかなどという無粋は考えなかった。 金華の側面暴いたとしても、彼の備える無邪気な傲慢さは変わらないだろう。 一歩自己の理解を深める背を押したに過ぎない。
けれど、人の体温はやはり、一時の充足を呼んでくれた。
一夜の戯れだと知っていても、夜は折り重なって出来ている。 子種を塗りこめるように放った果ては、深い夜に紛れて濡れた。
――――積み重なる深い夜は、*いつも己に夢を見せる。*]
(2) 2014/09/21(Sun) 02時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/21(Sun) 07時半頃
昨夜も、昨夜も、狂気は落ちる。
夢の終わりを迎える空に、揺れる宵闇の長き束。
籠の外へと逃げる足音聞きながら。
蝶の舞う朝焼けに目を細め、男は唇に弧を描く。
(#0) 2014/09/21(Sun) 08時頃
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どうぞ、またイラッシャイ。
(3) 2014/09/21(Sun) 08時頃
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次の朝には虹さえ浮かび。
何か祝福するかのようだった。
天高く、空は秋晴れ。
謳い文句が繰り返される。
おうや、おうやと宵闇訪れ。
けれどもしかし
蝶は減り、花は減り。
(#1) 2014/09/21(Sun) 08時頃
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ヘクター殿。 季節外れの櫻、お気に召さぬなら切り捨てましょうか?
(4) 2014/09/21(Sun) 08時頃
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[唇吊り上げて、嗤う貌。 悪辣な夜蛾と花咲かぬ梢、合わぬ事よと揶揄含め。]
(5) 2014/09/21(Sun) 08時頃
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―― 霧雨の夜 ――
[櫻樹に月が縋るのでしょうか、月に櫻樹が寄りそうのでしょうか。 霧雨降る夜に呟かれる小さな名前は、厚い雲に隠され>>3:110 僕の耳には届かなかったのでございます。 ですが、その唇が何を綴ったのか 邪推では在りますが、わかった気がしたのでございます。
辛い、哀しい。 失くし物の名を、きっと呟かれたのではないでしょうか。
ですから僕は、そっとぬくもりを分け与え続けるのです。 たとえ心の隙間を埋め尽くすことなど出来なくとも ほんの少しの気紛れになればいいのです。 『花』は一夜の『夢』としてあればいいのです。 相手が『蝶』であれ、『花』であれ。]
(6) 2014/09/21(Sun) 09時半頃
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[今宵は、月が泣いておりました>>3:120 たった一筋の雨が、頬を伝っておりました。 雨は籠の中、櫻の枝葉に 『蝶』のようにとまります。
僕はみるみると、哀しい表情をしたでしょう。 射干玉に涙浮かぶことはありませんでしたが 心の裡は確かに、ひとつの穴を開けていたのです。]
朧、さん。
[僕は『花』の名を口にいたしました。 僕に出来ることは、数少なく。 僕が与えられる蜜は、量少なく。 それでも、きゅうと抱きしめ続けておりました。]
(7) 2014/09/21(Sun) 10時頃
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[舞い降るのは、紙雪ではなく霧雨でした。 その雨もやがてはやみ、月も東雲に眠るでしょう。
僕は朝焼けを見上げました。
架け橋が>>#1、籠の外へと伸びているのを見たのです*]
(8) 2014/09/21(Sun) 10時半頃
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── 中庭 ──
[僕はスコップを片手に、庭に穴を掘っておりました。 それは何時もとそう変わらぬ風景でしょう。 秋の彩りの中に、櫻色はひらひらと揺れておりました。
違うことは些細なものにございます。 軍手をしているわけではないこと。 植える苗が用意されていないこと。 代わりに傍にあったのは、小さな梅の花でした>>3:137
架け橋を渡ったのは、嘘の吐けぬ『おうじさま』と 聡明な銀月の『おひめさま』でありましょう。
今夜は書斎でお待ちしますと告げようとして 水鉢に浮かぶ梅花を見つけ、それを悟ったのでございます。]
(9) 2014/09/21(Sun) 10時半頃
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‘Tis better to have loved and lost
than never to have loved at all.
[細い指先に梅花を乗せ、呟くのは呪詛でありました。 芽吹かぬように、深く深く掘った土の中へ。 埋めていたのでございます。]
(10) 2014/09/21(Sun) 10時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/21(Sun) 10時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/21(Sun) 12時半頃
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/21(Sun) 12時半頃
─中庭─
[花弁を揺らすのは冷たい風か、翅か。
蝶に向けて囁いたのは遠回しな伝え方。
異国の言葉を東洋の人間が訳したものであったが、背筋を滑るのは霧雨よりも冷たい一筋。
吐く息は空気を揺らし、濡れた睫毛は何処か動きが拙いもの。
過るのは手折られた花と翅を失った蝶。幾度となく耳にした御伽噺の結末。
それでも、重なり合った手のひらと言葉があるのならば。
そっと、──霞みのように淡く藤は笑う。]
[蝶の囁きにに応えるのはくすりと漏れる声。
ひとつ。 踵を上げた。
ふたつ。 つま先は地に濡れる。
そうしてみっつ。 「貴方」の手を強く、握り返す。]
──…。
[風が後ろ髪を撫でる。
それでも青年は、花籠を一度も振り返ることなく足を動かす。
吐く息は乱れたもの。軈ては重なり深い深い森の奥へと。
引かれるまま、つられるまま。
花弁を散らして人の子は蝋燭も月の灯りもない木の陰へと進んで行った。]
─館から森 ─
[足元から奏でられるは、朽ちて地に伏した梢や枝の音。
名を呼ばれれば、口元を緩めて寄り添うように後を着いていく。
どれほど歩いただろうか。
身に纏っていた着物は鵐に濡れ、色を変えている。
それは傍に佇む青年も同じように雨をその身に受けていた。
不安が無かった訳ではない。
ざくりと音を立てるは二つ分の足。
それでも時折手のひらを強く握りしめては見えぬ陰に怯えたように唇を噛み締めただろう。
揺れる声で彼の名を呼ぶこともあっただろう。
けれど与えられる励ましの言葉に、何とか鉢から落ちた枯れかけの花は足を動かすことが出来た。
「痛くはありません。」
「疲れていません。」
「ええ、きっと大丈夫。…きっと。」
まるで言い聞かせるように彼の紡ぐ台詞を返していく。花びらは一枚、一枚と跡を残すことなく夜露に溶ける。]
……ん。
[輪郭を辿りながら囁く歌は人の子が紡ぐもの。
聞いたことのない『花籠物語』
その先に待つものは光か闇か、それは分からなくとも。]
…幸せに、……きっと。
[酔ったように滲ませた双眸を向けては胸へとゆっくり染み込ませるよう囁く。
森の奥、小さな小さな箱庭へと訪れた二人の間に舞うのは星屑のような鱗粉。
背後から軋む木の音を聞けば、小さな小窓から姿を覗かせる月下蝶。]
──…どうして?
[“待ってて”を振り切り、小窓へと顔を覗かせれば、濡れた髪を通る指先。いつもより冷ややかな温度に瞳は曇ることを知らない。]
…でも、…もしも……
[追手でも来たのならどうするのだと。尋ねる声は震えたもの。
それでも先を思わず甘言に揺らされたのは、花ではなく人の心。]
……早く、戻って来て。
…約束、して下さい。…お願いだから。
[翅を落とした蝶であったものに強請る声は小さなもの。
それでもそっと、離れゆくその頬に触れることが出来たのならば、去り行く唇に口付けただろう。]
…月は一人でに動けませんよ。
[揶揄には、いつもの調子で捻くれた言葉を返して。
離れていく香り。貼り付けた笑みが少しずつ曇っていく。]
──…トレイル。
[やがてその姿が見えなくなるまで見送って。
迫り来る陰の気配を感じるまで、疲労を溜めた身体は夢の世界を揺蕩う*]
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― ??? ―
[その日は青い空に虹が掛かっていた。
男はその架け橋を区切られた窓から見ていた。秋風は生い茂る木々を分け、空を広げて久しい。
昨夜、金華を暴き、紅華を揶揄った。 夜に舞う夜蛾の一面、朝に戻る人の一面。 どちらも己のもので、金華に告げた本質云々は単なる経験談。 ギシ、と革張りの椅子に背を任せて軋ませる。
得体知れぬと花街で噂の男は、夜の世界に現界する常のだらしない姿ではなく、仕立ての良い黒のスーツに身を包んでいた。 己の前には重厚な執務机が飴色の輝きを放っている。]
―――籠の中と、外の違い。 花と蝶の違い、ね。
[独り言をぷかりと漏らす。 日差しの中で橙灯色の髪を揺らし、耳にノックの音が届く。 入室の許可を出せば、眼鏡を掛けた背の高い男が書類を抱えて入ってきた。]
(11) 2014/09/21(Sun) 15時頃
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[すらすらと本日の予定を告げる音階聞き流しながら、男は足と指を組み合わせ、緩慢な瞬きで瞳を洗った。 秘書めく男は揺れぬ口調で言葉を吐き出すも、最後で言い淀むように数秒の沈黙を挟んだ。
されど、意を決したように「それから…」と、漸く口火を切った。]
「やはり一度本国へお戻りください、」
[張り詰めた声にも男の顔は動かない。 ただ、区切られた窓の向こうに視線を伸ばしたまま。]
「エクトゥール・エトワル・ダルジャン参事官。」
[陽下で生きる名を呼ばれ、隣国示す徽章が鈍く輝いた。*]
(12) 2014/09/21(Sun) 15時頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/09/21(Sun) 15時頃
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― 来館遊里 ―
[その日の男は珍しい風体であった。
いつも夜更けにしか訪れぬ癖、今日は黄昏に近い宵に訪れた。 いつも横着げにシャツを引っ掛けている癖、今日は漆黒に染まるスーツを着こなす。腕に下げたロングコートは秋の深まりを示し、緩めすぎたネクタイと第三釦まで開けた喉元を除けば、常と180度は違う印象。 相変わらず派手な悪人面と耳に穿った飾りは変わらぬが、花主の揶揄を誘うには十分だったらしい。>>4>>5]
俺の一存で刈れるほど可愛い気のある櫻じゃあるめぇ。 それとも根こそぎ倒すかね、そいつぁ庭が寂しくならぁな。
[はは、と気のない笑い声で花主の傍を通り抜け。 程なく歩けば、己は中庭で土を弄る後頭部を見つけた。>>9 回廊の窓から覗く彼の姿は、同じ視座に合って内と外とで別たれている。>>10]
そいつをお前さんが謳うには、10年ほど早くねぇかね。
[窓枠に五指を掛け、身を僅かに乗り出しつつ。 今宵も迫る夜と共に、彼に茶化して語りかけた。]
(13) 2014/09/21(Sun) 15時頃
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[淡藤の『花』を思い、濃藤の『花』を思い 口にする呪詛は蓋をした心の裡で蝕んでいくようでした。 ですから僕は梅花と共に、それを埋めていたのです。 空は秋の色をしておりました。 庭に植えられた秋櫻と、同じ色をしておりました。 秋の中に櫻がひとひら揺れていた頃のことにございます。 切り取られた窓枠、そこから見えた色と声に僕は振り向いたのでございます。]
僕の唄ではありません。 淡藤の唄にございます。
[これは僕の呪詛ではないと、土に汚れた手を払います。 眸の先には珍しいお姿がありました>>13]
……誰そ彼、とはよく謂ったものですね。
[此処に来られる時のお姿からは想像もしない様相をしておられました。 昨夜は地下に足を踏み入れることがなかったので、姿を拝見することもなく。 その間に嗜好をお変えになられたのでしょうか? 射干玉をまあるくして、僕は驚いた表情を向けました。]
(14) 2014/09/21(Sun) 15時半頃
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[昨晩の夢がまだ脳裏にちらつく。 手荒な腕の感触。求められる熱。背徳の香り。 強く抱擁されれば暴虐の腕さえ暖かく感じて。 体内も胸中もあの男に暴かれてしまった。
体液を吸ってべたつき甚振られる度に揺れていた金髪も、 もうその面影も無くさらりと流れる。 現実感の無い昨晩の淫靡な出来事が実際にあったことなのだと実感させるものはもう疼く腰の痛みだけであった。
それにしても…と思う。 欲のままに求められることのなんと心地よかったことか。 泥の沼に沈み込み、穢れた温い泥に包み込まれるようで。
ああそういえば幼い頃は身体を泥だらけにして遊ぶ農民の子が羨ましかったな、なんて昔の記憶が甦り自嘲気味に口角をあげる。
そうしてまた訪れるは花の館。 花主はお決まりの文句を告げる。]
(15) 2014/09/21(Sun) 15時半頃
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[館に足を踏み入れれば「ああ、あちらの廊下は地下牢へ続く廊下だな」なんて、思考がどうしても淫靡な暗い宵へと連れ去られる。
何度も何度も熱い白濁をこの身の裡に受けて。 満たされゆく感覚すら好かった。 最後の方では突き上げられる度にごぽりと接合部から精が溢れ出したものだと回想すれば、無意識に舌舐めずりをする。
自身も男の腕の中で何度も達した。 宵の熱も精も尽き果てた頃には、僕はへらりと力なくも艶めいた笑みを顔に貼付けて、自分の内からぬるりと剛直が引き抜かれるのを最後に愉しんだ。]
気を取り直さないと…。
[誰にともなく僕は呟いた。 流石に二晩続けてあんな甘い悪夢に浸ることはできない。 ああいうのはたまに見るのだから好いのだと思う。
昨日は果たすことのできなかった用事を果たすために、 僕は再び片手に包みを持って中庭に足を運んだ。 そこならあの可憐な櫻の香り漂わせる花がいるだろうと。]
(16) 2014/09/21(Sun) 16時頃
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おっと。
[目的の花はそこに咲いていたが>>9同時に悪辣な毒蝶も存在していた。>>13
気まずいから顔を会わせづらいということでもない。 だが彼が珍しい格好をしているものだからなんとなく立ち入っては行けないような気がして、僕は見つからぬように回廊からそっと中庭の様子を窺った。]
(17) 2014/09/21(Sun) 16時頃
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[
ざくり。 ざくり。
梢の折れる音を遠くの地にて耳にしたような、気がした。]
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