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クシャミに1人が投票した。
アリスに8人が投票した。
カルヴィンに1人が投票した。
アリスは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ピエールが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、クシャミ、ウォーレン、ジリヤ、カルヴィン、トニー、ドナルド、ソフィア、バーナバスの8名。
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【人】 靴磨き トニーー朝・教会ー (0) 2013/11/24(Sun) 01時半頃 |
【人】 猫の集会 クシャミ[蒼い眼が、しげしげと手の中の真鍮細工を眺めている。>>3:105 (1) 2013/11/24(Sun) 01時半頃 |
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【人】 小僧 カルヴィンいふぁれなふふぇも。もうえんふぉなふ、ふぁふぇふぇるよ。 (2) 2013/11/24(Sun) 03時頃 |
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『お嬢様は夢を見ていました。
有る時は遠い過去の夢を、有る時は未来の夢――…それが現実になれば人は”正夢”と呼ぶのでしょう。或いは叶わなかった願いは”逆夢”と呼ばれるのでしょう。
時には、お嬢様では無い誰かの夢も見ました……。
眠りへ誘うと言われている、羊の獣人だからでしょうか――…お嬢様は永い眠りのなかで、夢の中を彷徨い歩いていました。
これもまた、そんな夢のなかの、ひとつ。』
-10年前-
『またこの季節がやってきました。
いつもは穏やかな秋の陽光も暗雲に包まれ。
光は地上まで届かなくなり、雨は雪へと変わります。
煉瓦の道は、薄らと雪化粧に白く染められていました。
その上を、奥様はベビーカーを押して歩いていました。
車輪の跡を雪化粧の上につけて、ガラガラと。
時折、咳き込んで道端に蹲れば、爺は背中を擦って奥様の体調が戻られるまで声を掛け続けました。
……変わりましょうか?
ベビーカーの引手を変わる事を申し出ましたけれども。
奥様は頑として聞き入れませんでした。
大丈夫よ、そう言う奥様の声は凄く小さかったけれど……お元気だった頃のように、ツンとした凛々しい口調でした。』
『そして、教会に来ました。
すっかり薄くなってしまった羊毛を、細かく動かして。
奥様は自らの腕で、教会の豪奢な扉を開けました。』
――……チャールズ。
『きっと、”次回の”冬の挨拶は出来ない事を感じ取っていたのでしょうか。
細く、それでいて少し切迫した様子で彼の名を呼びました。
けれども、あまりにも小さかった声は、反響しやすい此処ですら、それほど響きませんでした。』
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-4年前-
……そう?
[
ぱしっと、軽く金髪の少年の髪をはたいて土と一緒に枝葉を落としてやる。
一緒に小さな蜘蛛まで落ちてきたので、『ぎぇっ』とお嬢様は小さく悲鳴をあげた。
そして二人の子供を改めて見やる。自分とそう大して変わらない年齢なのだろう。同じ位の背丈、変声期前の幼い声。]
なんだか仲良さそうねっ。
――……一般市民の子供同士、せいぜい仲良くじゃれ合っていれば良いのよっ。
『そう言うお嬢様の声は、いつにも増して尖っているように聞こえました。
爺は苦笑して、
……そうそう。夕飯の支度がまだでした。いそいそ。
そんな大きな独り言を呟いて、屋敷へと戻っていったのでした。』
ふん……、仕方ないわね。
メーが貴方達のお相手をしてあげるわ。感謝しなさいッ!
『そう言ってお嬢様は、手元の小枝を拾ってぶんぶんと戦闘態勢に入りました。さて、ここからどんなお遊びをしたのでしょうか。
チャンバラで彼等と叩き合いをしたかもしれませんし、鬼ごっこの鬼になれば小さな蹄を駆使して庭を駆けていったでしょうし。
いずれにせよ、男の子だからと言って手加減する事もなく……いえ、むしろ男の子だからこそ、全力でお嬢様は立ち向かっていったでしょう。日が暮れて爺の怒鳴り声が響くまで、子供達の戦いは続いたのでした。**』
【人】 猫の集会 クシャミ―― 翌朝 教会 ―― (6) 2013/11/24(Sun) 10時半頃 |
-春-
『お嬢様は雪解けの季節を歩いていました。
それは現実の事かもしれませんし。夢かもしれませんし。
夢か現か、定かになるのはもう少し先の話です。』
『お嬢様は時計塔の傍に来ていました。
溶けかけの泥まみれの雪を踏みつぶすと、その高い尖塔の先の緑色の屋根を眩しそうに見上げました。
春の太陽が穏やかに、地上を温めていました。
小さな土筆が、溶けかけの雪の合間を割って顔を覗かせていました。
今日はお嬢様一人でしたが、きちんと爺とお館様にご挨拶をしてから出かけておりました。
お館様は、あのとんでもない脱走劇を後で聞かされて、酷く夢見の悪そうな顔をされました。
けれども、お嬢様に大きなげんこつを一つ作ったあと、黙って抱き締めただけで、特に小言を言う事はありませんでした。お館様としても、少し思うところがあったのかもしれません。』
――…サイラスは来るかしら。
『柔らかな水色の空を眺めながら、お嬢様は一つ呟きました。
また少しだけ成長したお嬢様を見て、サイラスはどんな表情をするのでしょうか?なんて期待をしながら。』
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【人】 小悪党 ドナルド―回想・工房― (7) 2013/11/24(Sun) 14時頃 |
【人】 小悪党 ドナルドいや何… (8) 2013/11/24(Sun) 14時頃 |
-春-
『お嬢様は、再び雪解けの季節を歩いていました。
それは現実の事かもしれませんし。夢かもしれませんし。
夢か現か、定かになるのはもう少し先の話です。
安らかに眠るお嬢様の口から、僅かに涎が零れておりました。』
――…それで、このお店のキノコのスープはまるでカプチーノのようにふわふわと美味しかったのですわ。
今は……そうね、春ですから茸よりかは…薺や芹の方が美味しいかもしれませんね。
『お嬢様は再びピエールの店に訪れていました。
けれども、今度はお嬢様一人ではありません。
会わなかったこの一年の間に、料理人はまだ一段と腕を磨いたでしょうか。
あの時の、スープの味やドーナツの味を思い出せば、お嬢様のお腹はまた寂しそうな声をあげるのでした。
冬眠から目が覚めたばかりで、お腹ぺこぺこです。
お嬢様の首には、水筒がぶら下げられておりました。
1年間も借りっぱなしでした。
あの淡いピンク色の肌をした料理人の店は、本日は開いているのでしょうか。』
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─10年前─
[神の居ない祭壇の前で軽く目を伏せ、誰も知らない古い言葉で祈りを捧げていたチャールズは、背後から聴こえた物音にふと顔を上げた。
微かに届いた声はよく知った彼女の物に思えて。振り返りながら、名前を呟く。]
……エリサ、?
[空いた扉の隙間に見える、この村では余り見掛けない、質の良い生地のワンピース。
扉を押したであろう華奢な腕はふわふわとした薄い羊毛に包まれている。
どうやら名を呼んだ人物に相違ないようで。少し安堵を滲ませてそちらにゆっくりと歩み寄った。]
いらっしゃい、エリサ。どうしたのです?寒いでしょう、どうぞ中へ入って下さい。
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……良かった、いらっしゃったのね。
爺、……ちょっと。
『
言われるまでもなく、爺は一礼をして教会を出て、その入り口に静かに立ちました。
奥様は、軽く咳き込みつつも、ベビーカーを押して神父の前に立ちました。』
……お久しぶりですね、チャールズ。
冬の祈りに来ましたよ。良いかしら?
[10年前と変わらない笑顔に負けないように、此方も溌剌とした笑顔を向けたかったけれども。痩せこけた頬は、どうにも隠せませんでした。
どんな風に映っているのだろうか。……今の自分は、醜くて。
咳き込むのを誤魔化すかのように、ハンカチを取りだして、口元に当てました。]
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【人】 指揮者 ウォーレン-回想・工房- (9) 2013/11/24(Sun) 21時半頃 |
【人】 指揮者 ウォーレン-回想・工房- (10) 2013/11/24(Sun) 21時半頃 |
【人】 店番 ソフィア
(11) 2013/11/24(Sun) 21時半頃 |
【人】 指揮者 ウォーレン[ピエールの店には誰がいただろうか。 (12) 2013/11/24(Sun) 22時頃 |
【人】 指揮者 ウォーレン[ガーネットの石は大切な人との再会の約束。トパーズは勇気をもって未来に進むための力。 (13) 2013/11/24(Sun) 22時頃 |
【人】 店番 ソフィア―翌朝― (14) 2013/11/24(Sun) 22時頃 |
【人】 指揮者 ウォーレン-朝- (15) 2013/11/24(Sun) 22時頃 |
【人】 店番 ソフィア[母親に挨拶をし、母親から挨拶が返ります。 (16) 2013/11/24(Sun) 22時頃 |
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