87 -Dying to Live, Killing to Dieー
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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ふひ、ふひひ!人狼になど……くれてやるものかヨ!
(0) 2012/04/17(Tue) 23時頃
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―Birth―
(#0) 2012/04/17(Tue) 23時頃
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[鈍い轟音と共に天井から砂が落ちてくるシェルターの中。 拘束され、壁にずらりと並べられた捕虜達を前に、少数の男女が不敵に笑っている。 一歩前に出た眼帯の青年に機械的に捕虜の目線が集まって行く]
フフフフッ…。 優秀にして冷徹なる殺戮兵器諸君、点も取れず 死ぬ事も出来ず虜囚の身になった役立たずの死に損い諸君。
もう死ぬな。 全員俺達に殺される。 造作もなく撃ち倒される。 一人一人順番に平等に殺して行ってやる。
[芝居がかった仕草で両腕を広げて振り向いた青年の隙を伺って真正面に居た捕虜が 拘束されたまま飛び掛った。銃声が二発響き、青年はにやりと笑う。 向かい合った仲間の銃から上がる硝煙を再び背にして、 鼻から上が吹き飛んだ、まだ不規則に痙攣する体を足蹴にする]
だがこんな瞬間まで忠実な諸君らに!……自由をやろう。 あるいは、いや確実に死ぬよりも辛い自由をくれてやろう。
(1) 2012/04/17(Tue) 23時頃
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…BX1076:A12-03。 製造番号。 識別番号。 お前がただのモノだと証明する英数字の羅列だな。
[身近な捕虜のタグを手に取り読み上げる。 諦めているのか隙をうかがっているのか、 抵抗しない少年の赤い目を見返して、 片頬だけでにに、と笑った]
やれ。
[電極の起動音と共に一歩前に出た仲間が、巨大な電磁放射銃を構える。 少年の頭よりも大きい銃口をごり、と当てて銃を構えなおしトリガーに指をかけ… 咄嗟、流石に目を閉じた少年の頭に向けて高圧電流を流す]
(2) 2012/04/17(Tue) 23時頃
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[短い悲鳴を上げて跳ね、倒れた少年は自分がまだ死んでいない事を理解する。 そうして、突然、押し寄せてきた感覚に発狂したような声を出し、拘束が解けぬままのた打ち回る。 生まれてからずっと抑制してきた、様々な感情が脳に溢れて、唾液も涙も、尿すら流して苦しむ。 怖い。悲しい。辛い。痛い……]
ハハハハハハッ、どうだナンバーA12-03! それが生きるって事だ! 今お前はこの世に生を受けた! Welcome to this crazy time! このふざけた世界へようこそ、タフボーイ! ゲァハハハハハッ……。
[少年はあまりのショックに、遠のく意識の中、青年の笑い声だけを聞いていた。 捕虜達に次々と電流を流していくのが見える……]
(3) 2012/04/17(Tue) 23時頃
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―Benamed―
(#1) 2012/04/17(Tue) 23時頃
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[そうして、本当に狂ってしまった者、現状を理解できない者、歯向かう者は躊躇なく殺す。 残った十数人を、新たに仲間に加えるのだった。彼らはそうして仲間を増やしてきた]
貴様らの頭ん中のチップはショートしてる。 お前らはもうベースと繋がっちゃあ居ない。 ベースはお前らが殺されたと判断し、死亡認定を出してるだろう。 その代償に貴様らは人として生を得た。まぁ初めての事だ、半分以上はぶっ壊れたからぶっ殺しちまったが、 貴様らはこうして残ったわけだ。俺達と共に生きていくって事だ。戦う理由を自分で考えるって事だ。 俺達の不利益になるなら躊躇なく吹っ飛ばす。だが、そうでない限り俺達は仲間だ。 システムで繋がっちゃあいないが、ココが繋がってる仲間だ。
[どん、と胸を叩く。顎をしゃくると、紙切れを持った仲間が"元"捕虜達の前に立つ]
まずは貴様らに名前をやる。左の貴様からだ。 オスカー。 カルヴィン。 ケイト。 ゾーイ。 ベネット。 ラルフ………。
[全員に名前を振ると反り返るように胸を張って]
(4) 2012/04/17(Tue) 23時頃
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自己紹介が遅れたな。 俺はドナルド。 ようこそ、クソガキの吹き溜まりへ。 ようこそ……
(5) 2012/04/17(Tue) 23時頃
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Bad Lads Armyへ。
(6) 2012/04/17(Tue) 23時頃
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―Long gone ol' days―
(#2) 2012/04/17(Tue) 23時頃
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[どんどんと勢力を増やしていったドナルド以下の部隊…BLAは、 ゲームに介入する事でしか生きる道はなかった。食料も、弾薬も、 駒である兵士達が持って降りてくるものしかないのだから。 漁夫の利を得て勝ち取り続けた勝利も長くは続かなかった。 ゲームにイレギュラーは要らない。「大人」達はBLAに賞金をかけ、 戦闘中の他部隊はBLAを認識すると相手を無視してBLAに攻撃を仕掛けてくるようになった]
右も左も敵だらけだ!こいつは良い、どこに撃っても当たるぞ、ハハッハハハ…!!
[強化兵の中でも精鋭が集まり、「個」としての経験を積んだ少年少女達のBLAは思いの外強力であり、 長い長い間地下活動を続けられていた。しかし、BLAの隊員のデータが洗われていく中、 終わりは近づきつつあった。アジトの一つが襲撃を受け、壊走したメンバー達は、 全周波数に向けて飛ばされた暗号で集合場所を通達される]
そろそろ俺達ゃお終いだ…だが、生きたい奴は着いて来い!! 地獄の入り口で留まりたきゃあ、この俺様に着いて来い…!!!
[そうして、残ったBLA隊員達は、最後のアジトへと一人、また一人と終結する。 予感していた終わりが、予想だにしない色で描かれるとは知らずに―]
(7) 2012/04/17(Tue) 23時頃
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―Beginning of E N D―
(#3) 2012/04/17(Tue) 23時頃
/*
長い戦いを共にして、PC達はお互いを信頼しています。
部隊内のやり取りは"ファックコミュニケーション"を推奨しております。
心地良い罵倒し合いを演出してください。
孤立した状態からドナルドの待つアジトへと帰還してきてください。
一人一人が一騎当千であり、現段階では余裕を持って帰還できるでしょう。
冒頭で描写した者達が一番日が浅いですが、それでも年単位の時間がすでに流れています。
それ以降に入隊したという設定は取らないで下さい。
ドナルドはプロローグ途中で退場します。
*/
(#4) 2012/04/17(Tue) 23時頃
/*
なお、この村にはキャラチップとPC年齢に制限を設けております。
お手数ですが村情報をご一読ください。
*/
(#5) 2012/04/17(Tue) 23時頃
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[複合化してもなお画質の悪いホログラムに投射されたドナルドが声を張り上げる]
メーデーメーデー! 『ガッ』我敵と接触、これを殲『ガーッ』せり!
ゲァハハハ『ガガーガッ』!! 聞こえてるかぁ!?タフボーイズ!
『ガーッ』『ガガッ』 門はまだ『ガッ』だ開けておくぞ!
俺達ゃ無敵の敗残兵だ、ハッハハ『ガッ ガー……』
(8) 2012/04/17(Tue) 23時半頃
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[そして告げられたアジトの場所は隊員には衆知されている。
十分な戦力が集まるまで、篭城し再編成するつもりだった]
(#6) 2012/04/17(Tue) 23時半頃
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[私の心は銃で出来ている。 血の涙を流し、鋼鉄の身体を持って 言葉という弾丸は全てを抉り去る]
最後の食事は済ませた? 来世で善き生を祈る準備はできた? 命乞いはある?
[ハッ、とシニックに笑って マシンガンから連射される細かな銃弾が ひとつひとつの命を奪う。
ダダダダダッ、と連射の衝撃に身体を震わせながら その少女は笑っていた――― ]
(9) 2012/04/18(Wed) 08時頃
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[銃弾から逃れた残兵が此方へと向かってくれば、 タンッ、と地を蹴って残兵の元へ此方から駆け寄る。 不意を突かれて隙を見せる残兵に、 敢えて銃ではなく、ナイフを得物として使った。]
足掻け、苦しめ、最後まで生きる喜びを感じて そして奈落へ堕ちろ!
[肉を切る音が鈍く響く。 がッ、と残兵をうつぶせの形で押し倒したなら くつくつと笑みを浮かべて、羽交い締めにした]
ねえ 生きてるって楽しいかな? 死んでいくってどんな気持ちかな?
[つぅー、とナイフの先を残兵の背筋に這わせれば 服は破れ、縦一直線に血の筋が滲んだ]
(10) 2012/04/18(Wed) 08時半頃
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あは
[そのままナイフを尾骶骨の傍に突き刺せば 残兵は声にならない声で悲鳴を上げる]
屑の意見も拝聴致したかったけど 無駄なようだね!
[ナイフを引きぬいて、頸動脈を掻き切れば 残兵は、ぴくりぴくりと痙攣して動きを止めた]
(11) 2012/04/18(Wed) 08時半頃
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[BLAのアジトへと駆ける、勿論敵に見つからぬように。
残兵から剥いだ皮のブーツ、銃、一式を抱えてアジトへ戻れば 倉庫にそれらを置きに行った。]
ドナルド
[少女のようで、少年のようでもある 心持ち低めの声色でホログラムのリーダーに呼びかける]
あんたの血は、本当に紅い色をしているのかな?
[くつくつと嗤う声は、 ホログラム越しの相手の無慈悲さを讃えるもの]
まあ、同類だね
[己の手は少し褐色の色をしていて、 血の色すらどす黒いんじゃないかと思えてくる。 そんな思案に少し笑って、休憩所で湿気た葉巻に火をつけた**]
(12) 2012/04/18(Wed) 08時半頃
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[近く深く張り巡らされた迷路のような通路。 囚われた旧時代の怨念が人を殺す等と言う迷信は既に全くもって迷信でしかない。 ここで生きるのも死ぬのも、もはやBLAだけだ]
ハハハハハッ、我凱旋せり我凱旋せり! 今日は大漁だ! 大捕り物だ! ちょっとやりすぎちまったぐらいだ、なぁサイモン!!
[そんな地下通路の一つから分隊を率いて戻ってくる。 鉄塊のような銃をまるで磔の十字のように肩に担ぎ。 不適に笑っただけのサイモンと呼ばれた男は、肩越しに振り向いて口笛を吹いた]
簡単過ぎてつまんねぇなんてものじゃないな。 食料は全て汚染チェック。 食えねぇもんは全部燃料に換えろ。 銃器弾薬は使える物は全部倉庫にぶち込んで来い。 スクラップは後で使える部分だけ頂いてバリにでもしちまえ。
[半ば破壊されたコンテナが数基、地面をゆっくりと滑ってくる。 フロートタイプの足の要らない便利な輸送手段だが、 防衛装置等は付いていないから護衛だけ片付けてしまえばこの通りだ]
(13) 2012/04/18(Wed) 13時半頃
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>>12 ペラジィーッ! 哨戒に出たっきり死んだもんだと思ってたぞ。 しぶとく生きてやがるな。 あれから誰か戻ってきたか。 まだまだ足りねぇ、これじゃでかい事はできやしねぇ。
[一時は1000人を数えたものだが、最後の襲撃にあってから、おそらく100も残っていまい。 各個撃破で、今もどこかで隊員が殺されているに違いなかった]
それがどうした? 俺は生き残った。ここに戻って来れる奴もそうだ。 他はダメだった、それだけの事だ。
(14) 2012/04/18(Wed) 13時半頃
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[瞳を焼くかのような 光 音と衝撃はその後に続く
瓦礫が吹き飛び 地面が抉れ 熱が膨らむ
一瞬を過ぎれば 場違いな静寂に包まれる]
(15) 2012/04/18(Wed) 14時半頃
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[“元人間”達の破片を踏み潰すと 粘性の音と共に 黒紅が染み出す]
『た……すけ て』
[残骸の一角から 吐息にも似た聲 眉を顰めてそちらを一瞥 腰のベルトから手作りの手榴弾を抜き 聲へと投げる]
(16) 2012/04/18(Wed) 14時半頃
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[轟音]
[五本の突起を持つ棒のような物体が 紅色の尾を引いて宙を舞った]
(17) 2012/04/18(Wed) 14時半頃
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